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Liberal Days

日々の生活だったり、ライブレポだったり、スポーツの感想だったり、ジャンルを限定せずに色々書きます。

Hybrid 6

2014-08-24 22:46:31 | スポーツ

バレーボールのワールドグランプリで、日本女子は最終戦のブラジルには完敗しましたけど、銀メダルを獲得しました。この大会での過去最高が4位だったので、凄いですね。

今大会の注目のフレーズがあって、それはHybrid 6です。
バレーボールは一般的には、
アタッカーにトスを供給するセッターが1人
長身を活かして主に中央から攻撃するミドルブロッカーが2人
右または左サイドから攻撃するウィングスパイカーが3人
の布陣です。後衛のミドルブロッカーの代わりに守備専門のリベロが入ることもありますね。

2012年のロンドンオリンピックで銅メダルを獲得しまして、2016年のリオオリンピックで金メダルを取るために、色々と模索しているところかと思います。昨年の大会では、MB1なる戦術を取り入れてました。ミドルブロッカーを1人に減らして、ウィングスパイカーを増やすというわけですね。
今回の日本の場合には、試合によっては、本職のミドルブロッカーの選手の数が2人だったり、1人だったり、0人だったりします。
日本は他の強豪と比べて平均身長が低いわけで、高さで押される代わりにスピードとコンビネーションで突破することを考えると、実は理にかなっているのかもです。セッターにボールが上がった時に、アタッカー4人が同時に走り出して、どこから攻撃するかわからない状態というのが理想的ですね。
Hybrid 6は真鍋監督が命名した言葉で、コート上の6人がそれぞれ複数の役割をするという意味のようです。

ワールドグランプリは、オリンピックや世界選手権と比べると重要度が下がる大会であることや、日本も予選を戦っていたのですが決勝ラウンドが日本で開催されるために開催国として参加できることもあってか、新戦術を試せる大会であったという側面もあるかと思います。予選では最初は戦術が機能しなかったようですが、徐々に効果が出てきて決勝ラウンドというのがいい流れだったと思います。
ロシアに3-1、中国に3-0で勝利した時はびっくりでした。さすがにブラジルには0-3で負けてしまいましたけどね。
大会を通じて、長岡選手と石井選手がアタッカーとして確立したように思います。特に長岡選手は左利きなので、攻撃に幅が出ますね。
セッターの宮下選手は19歳と若く、長身なのでブロックも強いですね。ただ、トスを回すことに関しては、竹下選手をずっと見てきてた中道選手の方に分があるようですので、今後の伸びに期待ですね。
それにしても最終戦のブラジル、オリンピックの金メダルメンバーのスタメンが揃ってるとか、ガチ過ぎでしょうww。第3セットに限れば、日本はよく粘ったなと思います。

今年はバレーボールの世界選手権がありますので、楽しみですね。


コロンビア戦

2014-06-25 22:25:58 | スポーツ

1-4で綺麗に惨敗しました。
もはや笑うしかないですねw。

コロンビアは2試合で勝ち点6を獲得し、3戦目の結果に関わらず決勝トーナメント進出を決めてますので、メンバーを8人入れ替えてきました。当然といえば当然ですね。
そんなこともあってか、日本は前半はよかったように思います。パスがつながって、相手を押し込んでいるように見えましたからね。ただ、カウンターから一気に攻められてPKまで与えてしまうのは問題です。それでも、前半終了間際に、本田選手のクロスから岡崎選手が頭で合わせて同点は見事でした。
前半を見た感想として、相手が前半と同じメンバーなら後半にあと2点は取れそうな感じがありました。
後半にはコロンビアはメンバーを2人交代し、カルボネロ選手とロドリゲス選手を投入。このロドリゲス選手に実質的に3点分やられてしまうわけです。チームとしてバラバラだったのに、1人入っただけで劇的に変えてしまう能力は流石です。
こうしてみると、相手チームがバラバラだった前半のうちに2,3点取れていないといけなかったわけですね。

日本は、コロンビアに対して追いついて勝ち越して、場合によっては得失点差も考えないといけない状況なので、積極的に攻めるのは当然で、カウンターの危険性はある程度仕方ないです。とはいえ、しっかりと合計で4点取られてしまうのは、監督とか戦術の前に地力の違いということですね。3試合を通してまともに戦えていたのは、本田選手や内田選手などごくわずかでしたね。

グループCは、ギリシャが逆転して2位に入りましたが、勝ち点は4でした。つまり、日本も勝ち点4だったら突破の可能性があったわけです。コロンビアにはまず勝てないにしても、コートジボワールとギリシャから勝ちと引き分けを取らなければいけなかったわけですね。
やはり、初戦は重要だったわけで。

日本選手の中には、優勝を公言する人もいて、悪いことではないと思います。オリンピックに出る選手が金メダルを狙うようなもので、負けるつもりで戦う人などいないわけですから。とはいえ、メディア等があまりにもそこにのっかりすぎましたね。
メディアは、一緒になって持ち上げたり、悪いからといって一方的に叩き潰すだけでは存在の意味はないわけで、良し悪しをしっかりと見極めて指摘できないといけないですね。

ザッケローニ監督は、日本を攻撃の面で一段階引き上げたのは立派だと思うのですが、ワールドカップ本大会にきて方針にぶれが見えてしまったように思います。監督が同じなのか変わるのかはわかりませんが、4年間をしっかりと総括して、日本としての方向性を見極めて、適切な人につないで欲しいと思います。


ギリシャ戦

2014-06-20 23:27:22 | スポーツ

0-0のスコアレスドローでした。
あーあ。

日本はセンターバックに今野選手、中盤に大久保選手を起用しました。香川選手が外れたのが意外でした。
日本としては、コートジボワール戦よりはよかったように見えました。相手のプレースタイルの違いもありますが、日本はボールを保持してパスを回せていたので、いい試合運びではあったと思います。さらには、相手のエースフォワードがケガで交代するし、カウンターに対するバックチャージ誘発で相手キャプテンがイエロー2枚で退場しちゃうしで、日本が負ける要素は減ってきたように感じました。

後半は遠藤選手や香川選手が入ったことや、ギリシャが開き直って守備を固めたことで、中盤ではよくパスがつながるようになりました。とはいえ、香川選手の浮き球パスを内田選手が折り返して大久保選手というのが、ほぼ唯一のビッグチャンスでしょうか。内田選手がどフリーだったので、角度的にきついかもですが折り返しではなくシュートでもよかったかなと思いますが。
日本代表は、徹底して守備を固められると崩せないという慢性的な病気がありますね。これがアジア相手なら長身選手を入れるだけで崩せることがあるんですけど、世界レベルだとなかなかそうはいかないようで。パスの出し入れで相手を動かして疲労させ、ピンポイントで仕留めるというのは正しいのですけど、その仕留めるパスが出せないというか、アイデアが乏しい印象です。内田選手はグラウンダーのセンタリングを多用していて、工夫している印象がありましたけど、ただセンタリングを放り込むだけでは長身の相手ディフェンダーに跳ね返されるだけで、とても効果的とはいえません。
決定力不足というよりは、決定的なパスを出せる技術が不足している感じがしました。

得点を取れないでいると相手にチャンスが巡ってくるわけで、川島選手が決定的なシュートを何本も止めてくれたから、無失点で終われたように感じました。

後半30分になって、なんで3人目の選手交代を使わないのかなって思って、そのまま使われることなく試合が終わってしまいました。相手が1人少ないのだから、ディフェンスの吉田選手が前線に張ってパワープレーというのは悪くはないですけど、例えば岡崎選手に変えて柿谷選手か斎藤選手とか、山口選手に変えて青山選手とか、結果としてスコアが変わらなかったとしても、打てる手は全て打って欲しかったなというのが正直なところです。

ボールを保持できなくて負けたコートジボワール戦に続き、ボールを保持しても勝てなかったギリシャ戦と、違う種類の絶望感に襲われています。それでも、今のチームにはこの戦い方しかできないでしょうから、3戦目のコロンビア戦もこれで行くしかないですね。

なんか、2006年のドイツ大会の時と同じような流れですね。
・ワールドカップ開幕前のテストマッチは好調
・オーストラリア戦は中村俊輔選手のゴールで先制するも、途中投入のケーヒル選手に2失点するなど3失点で逆転負け
・クロアチア戦は川口選手がPKを止めてくれたおかげで0-0の引き分け
・ブラジル戦は玉田選手のゴールで先制するも、ディフェンス崩壊で4失点
そうなると、コロンビア戦は、大久保選手がミドルシュートで先制するも、圧倒的に攻め込まれて3失点とかやらかしそうです。

一応、日本にも決勝トーナメント進出の可能性は残ってますけど、限りなく低いですね。コートジボワールがギリシャに勝てない可能性はあるかもですが、日本がコロンビアに勝てるとは思えないですw。コロンビアは決勝トーナメント進出を決めているので、主力メンバーを休ませる可能性もありますが、戦力として落ちるとは限らないです。むしろ、コロンビアのサブのメンバーが出場機会を与えられてのびのびプレーされる可能性もありますので。
日本はあと1試合、ワールドカップを戦うことができます。頑張ってもらうしかないですね。


コートジボワール戦

2014-06-15 22:53:18 | スポーツ

日本代表、1-2で負けました。
期待していただけにショックが大きいです。

本田選手のゴールは見事だったと思います。コーナーキック崩れのスローインからの、本田選手のトラップから相手選手をかわしてのシュートの一連の流れが美しかったです。
その直後に、内田選手のシュートが物凄く惜しくて、相手ディフェンスがシュートコースを切っていたのでキーパー正面にしか撃てなかったのでしょうけど、跳ね返りを押し込めれば試合が決まっていたと思います。
前半よかったのはその辺りだけで、ボールの変な取られ方をしてはカウンターをくらって、フリーキックやコーナーキックで危ない場面が多数ありました。プレスも連動してなくて、動きが重い印象がありました。前半はよく逃げ切ったなと。
ハーフタイム中に、選手交代を含めて何かしかの修正がされることを期待したのですが、一向に変化せず。日本のディフェンスラインと前線までの距離が間延びしている印象で、相手にスペースを提供してボールを持たれてるシーンが多かったです。長谷部選手から遠藤選手に交代するのはプランとしてあったと思いますし、これまでの親善試合でジョーカー的に試合の流れを変えることに成功してはいたのですけど、この試合はパスで相手選手を翻弄するのがあまり見られなかったですね。
そうこうしているうちに、コートジボワールはドログバ選手を投入。ドログバ選手が直接何かをしたわけではないはずなのですが、雰囲気が変わって、落ち着きがもたらされたように思います。そんな中、日本の左サイドから立て続けにクロスを入れられて2分間に2失点。
その後も危ないシーンが続いて、2点で収まってよかったなという印象です。

スポーツ新聞の記事やコラムには、
悪夢の2分間2失点
みたいなタイトルがつきそうですけど、90分を通して見てみると必然だったのかなと思います。
日本代表のメンバーや、これまでの戦い方から考えると、多少失点するのは仕方ないし、終盤に長身選手を投入してのパワープレイはできない。となると、スピードと連携で2点3点を取りにいかないといけないのに、実行できていなかったかなと感じました。
今更ながら、大久保選手を投入するのが遅すぎですし、豊田選手みたいな長身フォワードが欲しかったです。

1次リーグは、あと2試合あります。次は20日午前7時から、ギリシャ戦です。ギリシャも、コロンビアに0-3で負けていて、同じく崖っぷちです。日本は、負けたら完全に終わりで、引き分けでもきついでしょうね。もちろん、勝っても厳しいのですけど。
あと2試合、頑張ってもらいましょう。


ブラジル開幕

2014-06-13 21:28:12 | スポーツ

サッカーワールドカップが無事に開幕しました。
無事にというのは、インフラやスタジアム建築が間に合ってないとか、抗議デモが起きているとか、色々懸念があったようですが、とりあえずは1試合終わったなという感じです。
建築が間に合わないというのは、日本人の計画性からすると信じられないですが、ブラジルらしいといえばらしいのでしょうか。
デモというのは、簡単に言えば、大きなスタジアムを建設するくらいなら俺らにお金くれよ、というのが原因なのかと思います。組織的に腐敗している部分もあるらしく、議員として立ち上がった人の中に、元ブラジル代表選手のロマーリオさんがいるとのことです。
2年後にリオでオリンピックが開催されますけど、大丈夫ですかね?

開幕戦、ブラジルはクロアチア相手に3-1で勝利しました。順当といえば順当ですが、オウンゴールとはいえクロアチアに1点されてるし、けっこう難しい試合だったと思います。クロアチアも強いチームですからね。
ネイマールがPK含む2得点、オスカルが1得点と、若い世代の選手が得点しましたね。

開幕戦の審判団は、西村主審、相楽副審、名木副審、イラン人の第4審判です。つまり、日本人が捌いてました。これは凄いことですよね。
一部で問題になっているPKですが、

はっきり言って、審判によってどうとでも取れます。
重要なことは、同じ判断基準で試合をコントロールすることです。

クロアチアのDFが、ブラジルのFWに対して背後から肩に手をかけているのが映像や写真でも明らかですし、西村主審のポジションからも確認できると考えられます。これで笛を吹いても何の問題もありません。
ただ、ブラジルの選手が倒れたのは間違いないでしょうけど、動きが大袈裟にも見えます。審判によっては、逆にシミュレーションと判定する人もいるでしょう。
FIFAがどのように判断するのかはわかりませんが、少なくとも現時点では、騒ぐほどの問題ではないと私は思います。

フリーキックの時に、スプレーで白い線を引いて壁の位置を示すの、いいですね!
審判が見てない隙に、しれっと距離をつめる選手がけっこういますから。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140835-140835-fl
バニシング・スプレーと言うんだそうで、名前の通り、1分以内に白い線は消えるんだそうです。アジアカップやアジア最終予選でも使って欲しいですね。