4月20日に舞台を見てきました。
不如帰は、ホトトギスと読みます。何度見てもしらぬい(不知火)って言いそうになります。
会場は新宿にある全労済ホール スペース・ゼロです。
突然ですが、この人は誰でしょう?
答えが書いてあるけど気にしない方向でw。
普段の豊崎さんは、茶色っぽいふわっとしたショートですからね。何の情報もなかったら、豊崎さんとわからないかもです。黒髪ロングもなかなか美人ですね♪
脚本、演出をして、出演もしているのはこの人です。
なんか凄いことになってるしw。アニメ紅白で見たことがあるかもですww。
不如帰は浅沼さんが2001年に脚本を書いています。13年前とはね。
浅沼さんは元々は劇団員なわけでして、浅沼さんが所属しているbpmの公演に、豊崎さんがゲスト出演しています。
浅沼さんの役は、いわば黒幕的な忍者なわけですが、これはこれで凄いです。
こんな人も出てます。
川本成さんで、元いいとも青年隊であり、あさりどであり、テニスの王子様でバーニングしてる人ですw。
お花も、スフィアの他の3人から来てたり、
奈々さんから来てたり、萩本欽一さんの関連で川本さんに小堺一機さんから届いてました。
私の席は、4列目23番です。
ここのホールは、4列目までが同じ段で、5列目以降は階段状になっているので、ステージに近いんだけど人の頭で見えにくい部分もあります。
ステージ上全体を白いスクリーンで覆っていて、そこに映像が合成されるようです。
開演の17時になると、江戸時代のかわら版を配る人の服装をした劇団員さんが登場。グッズに武将ブロマイドと忍者ブロマイドがあって、売上を競っていたらしいです。注意事項の説明ですが、携帯電話の電源については念入りに注意してました。
お話は江戸時代から始まる、ってあれ、戦国時代の話と聞いていたのですが。
江戸時代の峠の茶屋で、偶然にというか狙って相席したお坊さんが聞かせたお話、という設定のようです。
山の中で暮らしている三郎と吾作がのんびりと暮らしている中に、豊臣秀吉と森蘭丸が現れ、さらには父である明智光秀をさがしているたまも登場。そうこうしているうちに父親である明智光秀も登場し、感動の再会。さらには徳川方の忍者が秀吉達を偵察中。
そんな中、なんと三郎が織田信長ということが判明。感動の再会を果たしたのだが、信長にしては本能寺の変の辺りの記憶がないのが疑問ということに。すると、信長は12年前から影武者と入れ替わっていたという衝撃の事実が。
そして、信長の影武者や明智光秀を唆して戦乱の世を演出していたという黒幕も登場し、物語は急展開していきます。
舞台には殺陣のシーンもあって、アクションが本当に迫力ありました。また、忍術のシーンでは映像とも合わさって、総合エンターテイメントという感じでしたね。
殺陣といえば、豊崎さんも挑戦しているのですが、役的に戦闘向きではないわけで、小刀を抜いたのはいいんだけどなかなか鞘に収納できなかったり、相手に向けて構えて突撃したんだけどかわされて、相手の足につまずいたりもしてとにかくダメダメなわけですが、それがまた可愛かったです。殺陣なのに可愛いとか萌えるとか、新しい感覚ですねw。
また、笑えるシーンも随所にあって、忍者が忍術を唱えている時に物理的に突っ込みを入れて止めたり、忍術の玉を投げても煙が出なかったり、全く関係がないはずのたまが投げてしまうと見事に爆発したりなど、メリハリが効いてます。個人的に一番の傑作は、秀吉は猿で、吾作は犬っぽいという流れで、
三「桃太郎みたいだな」
明「雉とは誰のことだ?」
た「きじ上、あっ、父上」
笑いましたねw。
私は豊崎さんを見に行くのが主で、浅沼さんの脚本はスフィアのライブでも朗読劇パートで面白かったので今回も面白いだろうという感じで参加したのですが、演技やアクションに完全に見入ってました。役者さんの迫力、凄かったですね。
脚本は史実をもとにして作られていますが、影武者というキーワードを提示して、もしかしたらこんな歴史の分岐点があったのかもと思わせるような、かなり練られた構成なのが巧かったです。
江戸時代に戻って、信長の創作話を秀吉が流布したという話を僧が語りつつ、舞台となった場所を訪れて話が展開。ここで疑問が。
秀吉が流布した話なのに、信長のその後が追記されているのはどうしてだろう?
僧が顔を現すと、あれ、信長役の人じゃんw。
カーテンコールにて出演者が全員登場します。キャストさん8人と、アクションチーム10人の合計18人ですね。不如帰の続編はという話題になって、
浅「真田十勇士編を」
はたして実現するでしょうかね。
豊崎さんが初舞台でしたということで感想を求めたら
浅「そうですね~」
www
豊「初めての舞台で、初めての千秋楽ですが、みなさまに支えられました。初舞台が不如帰でよかったです」
それぞれキャストさんがご挨拶をして、合計4回カーテンコールに登場しました。
舞台、とても面白かったです。公演のDVDが発売されるそうなので、気になる人はぜひ。
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