本日は一日ミュンヘン市内観光だ。本日はメーデーでドイツの祝日であり、観光スポット以外は閉店のはずである。朝食を済ませてホテルを出た。
ミュンヘンの観光スポットは、大部分がホテルから歩いて回れる範囲にある。
まずはザンクト・ペーター教会へ向かう。塔の上に上がれるが、階段しかないのでパスする。教会の内部に入るとちょうどミサが行われていた。教会の正面には上部の窓から日光が差し込み、荘厳な雰囲気であった。写真撮影は遠慮した。下の教会内部写真と後ろからの写真は、翌日に撮影したものである。
ザンクト・ペーター教会(新市庁舎の上から) (後ろから)
ザンクト・ペーター教会内部
続いてマリエン広場へ向かう。すると広場は、民族衣装を着た人たちがいっぱいで、大部分の地域に縄張りがされ、広い広場のほぼ全体が貸し切り状態であった。
広場の人たち
広場の人たち 新市庁舎の上から
この民族衣装、私の従来の知識では「チロル地方の衣装」である。しかし翌日に三越の女店員さんに聞いてみたら、バイエルン地方の民族衣装であるらしい。日本人が浴衣を着る感覚で着ているそうだ。三越の女子社員も、日本に帰るときはおみやげに購入していくらしい。
マリエン広場からノイハウザー通りを行くと、フラウエン教会がある。フラウエン教会の塔にはエレベータで上れるはずであったが、エレベータ入り口は閉まっていた。後でガイドブックを調べたら日曜は休みであった。教会の中ではやはりミサを行っている。
フラウエン教会(新市庁舎の上から) (近くから)
さらにノイハウザー通りを進み、ミヒャエル教会を見学する。そしてマリエン広場に戻った。
特別の日を除き、新市庁舎の仕掛け時計が11時に動くはずである。その時間に待機していたのだが、とうとう時計は動かなかった。
そこで新市庁舎の塔に登ることにする。エレベータがあるはずだ。
どこの都市に行っても、このような塔に登るのには必ず行列がある。エッフェル塔、ベネツィア、いずれも長時間並んだ。しかしここの新市庁舎の塔は閑散としていた。まず地上から何の変哲もないエレベータに乗って4階に上がる。するとそこが受付だった。入場料を払ってさらに上の階へ行くエレベータに乗る。
塔の上からは、ミュンヘンの街を見渡せる。写真はすでに掲載したとおりだ。
旧市庁舎 旧市庁舎(新市庁舎の上から)
次はレジデンツだ。
その前に腹ごしらえということで、レジデンツの前のマックス・ヨゼフ広場のオープンカフェに入った。「地球の歩き方」のドイツのお料理ガイドを見ると、ケーゼシュペッツレ(Kaesespaetzle)が紹介されている。「おもに南ドイツで食べられる一種のパスタ。チーズをかけて焼いたもの」と紹介されている。そこでガイドブックのそのページを指さし、ウェイトレスに「これあるか」と聞いてみた。すると、メニューの中の一品目を指さす。「ベジタリアン向け」としてメニューの中にあった。そこでそれを1皿と、さらに白ソーセージを注文した。小ジョッキのビールも加えて。
ケーゼシュペッツレ ケーゼシュペッツレに付くサラダ、ビール、ソーセージ
ブレーツェル(ドイツのパン)
量としては二人でちょうど良かった。ソーセージは2個が連結され、ボウルのお湯の中に入って出てくる。湯豆腐のようだ。右上の写真では、肝腎のソーセージが左端に切れてしまった。
レジデンツは、バイエルンの支配者ヴィッテルスバハ家の宮殿で、1385年からほぼ400年をかけて建設されたという。
正面の写真はない。我々が訪れたとき、正面には工事足場が架かり、全体がシートで覆われていたからである。シートにはレジデンツを模した絵柄が描かれているが、そのような姿を写真に撮る気にはならない。
内部は全体が博物館ということで全体を見て回ることができる。
アンティカリウム 先祖の画廊
中庭 ライオン
ガイドブックの解説によると・・・
アンティカリウム:アルプスの北では最大のルネッサンス世俗ホールである。アルブレヒト5世が1571年に、所有する古代彫刻と図書を収蔵するために造らせたホール。
先祖の画廊:121人のバイエルンの支配者たちがここに勢揃いしている。
ライオン:レジデンツ通りに面した入り口のライオン像。盾の下部に触ると幸運が訪れるということで、通りがかりの人が触るため、ピカピカに光っている。
レジデンツはガイドブックによると、「第二次大戦で破壊され1980年に修復された」とある。どの程度破壊されたのか、建造物そのものが大破したのか、建造物は健全だったが内部が火災などで焼失したのか、その点はよくわからない。
ただし、各室の説明書きを読むと、「この部屋の天井中央部には○○という天井画が描かれていたが、第二次大戦で焼失して今はない」といった説明がされている。少なくとも、内部装飾は第二次大戦後に再現されたものらしい。
レジデンツには、レジデンツ博物館とは別に宝物館がある。今回はパスした。
レジデンツ正面の出入り口からでると、広場の左側にバイエルン州立歌劇場がある。最寄りの市電停留所名は「ナショナルシアター」だったから、国立歌劇場かと思ったら州立である。やはりバイエルン人にとってバイエルンは「州」ではなく「国」扱いなのだろうか。歌劇場の正面扉は閉ざされ、内部には入れなかった。
バイエルン州立歌劇場
さて、まだ時間はある。次はどこに行こうか。
訪問地候補としてドイツ博物館があるのだが、ここからは足の便が悪い。しかし考えたら、タクシーを使えば直ぐである。近くに止まっていたタクシーをつかまえ、ドイツ博物館へ向かった。
ドイツ博物館は、ミュンヘンの東側、イーザル川の中州に位置する。
ドイツ博物館の訪問記については、別の記事とする。
約1時間半をドイツ博物館見学に費やした。ドイツ博物館を出たのが3時半過ぎである。またタクシーでレジデンツに戻った。
ガイドブックによると、レジデンツの西側にドゥカツというカフェレストランがあるという。ケーキもおいしいと書いてある。歩いてその店を探したが、あるべき場所には別の店が開店していた。仕方がないのでまた南に戻り、ケーキを陳列している別の店に入った。
一休みした後、夕食の材料を買ってホテルに戻った。夕食の材料は、新市庁舎近くのスタンドでフィッシュフライを挟んだパン、ソーセージ、ポテトフライ、水を手に入れた。
まだ時間は十分にある。私だけ再度散歩に出かけた。
ホーフガルテン東側 レジデンツ北面
将軍堂 テアディーナー教会
夕飯は、本日手に入れた食材と、前日購入した果物とヨーグルト中心に、ホテルの部屋でいただいた。
戻る 続く
ミュンヘンの観光スポットは、大部分がホテルから歩いて回れる範囲にある。
まずはザンクト・ペーター教会へ向かう。塔の上に上がれるが、階段しかないのでパスする。教会の内部に入るとちょうどミサが行われていた。教会の正面には上部の窓から日光が差し込み、荘厳な雰囲気であった。写真撮影は遠慮した。下の教会内部写真と後ろからの写真は、翌日に撮影したものである。
ザンクト・ペーター教会(新市庁舎の上から) (後ろから)
ザンクト・ペーター教会内部
続いてマリエン広場へ向かう。すると広場は、民族衣装を着た人たちがいっぱいで、大部分の地域に縄張りがされ、広い広場のほぼ全体が貸し切り状態であった。
広場の人たち
広場の人たち 新市庁舎の上から
この民族衣装、私の従来の知識では「チロル地方の衣装」である。しかし翌日に三越の女店員さんに聞いてみたら、バイエルン地方の民族衣装であるらしい。日本人が浴衣を着る感覚で着ているそうだ。三越の女子社員も、日本に帰るときはおみやげに購入していくらしい。
マリエン広場からノイハウザー通りを行くと、フラウエン教会がある。フラウエン教会の塔にはエレベータで上れるはずであったが、エレベータ入り口は閉まっていた。後でガイドブックを調べたら日曜は休みであった。教会の中ではやはりミサを行っている。
フラウエン教会(新市庁舎の上から) (近くから)
さらにノイハウザー通りを進み、ミヒャエル教会を見学する。そしてマリエン広場に戻った。
特別の日を除き、新市庁舎の仕掛け時計が11時に動くはずである。その時間に待機していたのだが、とうとう時計は動かなかった。
そこで新市庁舎の塔に登ることにする。エレベータがあるはずだ。
どこの都市に行っても、このような塔に登るのには必ず行列がある。エッフェル塔、ベネツィア、いずれも長時間並んだ。しかしここの新市庁舎の塔は閑散としていた。まず地上から何の変哲もないエレベータに乗って4階に上がる。するとそこが受付だった。入場料を払ってさらに上の階へ行くエレベータに乗る。
塔の上からは、ミュンヘンの街を見渡せる。写真はすでに掲載したとおりだ。
旧市庁舎 旧市庁舎(新市庁舎の上から)
次はレジデンツだ。
その前に腹ごしらえということで、レジデンツの前のマックス・ヨゼフ広場のオープンカフェに入った。「地球の歩き方」のドイツのお料理ガイドを見ると、ケーゼシュペッツレ(Kaesespaetzle)が紹介されている。「おもに南ドイツで食べられる一種のパスタ。チーズをかけて焼いたもの」と紹介されている。そこでガイドブックのそのページを指さし、ウェイトレスに「これあるか」と聞いてみた。すると、メニューの中の一品目を指さす。「ベジタリアン向け」としてメニューの中にあった。そこでそれを1皿と、さらに白ソーセージを注文した。小ジョッキのビールも加えて。
ケーゼシュペッツレ ケーゼシュペッツレに付くサラダ、ビール、ソーセージ
ブレーツェル(ドイツのパン)
量としては二人でちょうど良かった。ソーセージは2個が連結され、ボウルのお湯の中に入って出てくる。湯豆腐のようだ。右上の写真では、肝腎のソーセージが左端に切れてしまった。
レジデンツは、バイエルンの支配者ヴィッテルスバハ家の宮殿で、1385年からほぼ400年をかけて建設されたという。
正面の写真はない。我々が訪れたとき、正面には工事足場が架かり、全体がシートで覆われていたからである。シートにはレジデンツを模した絵柄が描かれているが、そのような姿を写真に撮る気にはならない。
内部は全体が博物館ということで全体を見て回ることができる。
アンティカリウム 先祖の画廊
中庭 ライオン
ガイドブックの解説によると・・・
アンティカリウム:アルプスの北では最大のルネッサンス世俗ホールである。アルブレヒト5世が1571年に、所有する古代彫刻と図書を収蔵するために造らせたホール。
先祖の画廊:121人のバイエルンの支配者たちがここに勢揃いしている。
ライオン:レジデンツ通りに面した入り口のライオン像。盾の下部に触ると幸運が訪れるということで、通りがかりの人が触るため、ピカピカに光っている。
レジデンツはガイドブックによると、「第二次大戦で破壊され1980年に修復された」とある。どの程度破壊されたのか、建造物そのものが大破したのか、建造物は健全だったが内部が火災などで焼失したのか、その点はよくわからない。
ただし、各室の説明書きを読むと、「この部屋の天井中央部には○○という天井画が描かれていたが、第二次大戦で焼失して今はない」といった説明がされている。少なくとも、内部装飾は第二次大戦後に再現されたものらしい。
レジデンツには、レジデンツ博物館とは別に宝物館がある。今回はパスした。
レジデンツ正面の出入り口からでると、広場の左側にバイエルン州立歌劇場がある。最寄りの市電停留所名は「ナショナルシアター」だったから、国立歌劇場かと思ったら州立である。やはりバイエルン人にとってバイエルンは「州」ではなく「国」扱いなのだろうか。歌劇場の正面扉は閉ざされ、内部には入れなかった。
バイエルン州立歌劇場
さて、まだ時間はある。次はどこに行こうか。
訪問地候補としてドイツ博物館があるのだが、ここからは足の便が悪い。しかし考えたら、タクシーを使えば直ぐである。近くに止まっていたタクシーをつかまえ、ドイツ博物館へ向かった。
ドイツ博物館は、ミュンヘンの東側、イーザル川の中州に位置する。
ドイツ博物館の訪問記については、別の記事とする。
約1時間半をドイツ博物館見学に費やした。ドイツ博物館を出たのが3時半過ぎである。またタクシーでレジデンツに戻った。
ガイドブックによると、レジデンツの西側にドゥカツというカフェレストランがあるという。ケーキもおいしいと書いてある。歩いてその店を探したが、あるべき場所には別の店が開店していた。仕方がないのでまた南に戻り、ケーキを陳列している別の店に入った。
一休みした後、夕食の材料を買ってホテルに戻った。夕食の材料は、新市庁舎近くのスタンドでフィッシュフライを挟んだパン、ソーセージ、ポテトフライ、水を手に入れた。
まだ時間は十分にある。私だけ再度散歩に出かけた。
ホーフガルテン東側 レジデンツ北面
将軍堂 テアディーナー教会
夕飯は、本日手に入れた食材と、前日購入した果物とヨーグルト中心に、ホテルの部屋でいただいた。
戻る 続く
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます