雑記帳

日々の徒然をとにかく書き込んでおきます

北九州空港

2008-08-11 22:06:19 | 旅行
7月末に北九州への出張があり、往復に羽田-北九州空港間の飛行機を使った。

北九州空港・・・懐かしい。今から35年近く前、北九州空港からYS11に乗った経験があるのだ。
その後、そのような空路はなくなり、北九州に出張するに際しても、新幹線で小倉まで行って在来線に乗り換えるか、飛行機であれば福岡空港に飛び、博多経由で北九州へ行っていた。

今回の出張で、「北九州空港利用が便利です」と教えていただき、「あの昔の北九州空港だろうか」とまず思い浮かんだ。
調べてみると、私が知っていた北九州空港は現在では「旧北九州空港」であって、2006年3月に閉鎖されたようだ。そしてそれに代わって同じ2006年3月に登場した「新北九州空港」が、2007年9月に「北九州空港」に改名して現在に至っている。私のようなロートルには区別がつかないわけである。

旧北九州空港も、新北九州空港も、小倉から東南東の方角に向かった海岸沿いだ。旧北九州空港はまさに海岸に立地していたのに対し、新北九州空港は海岸近くの海を埋め立て、そこに新しく建設したようである。

旧北九州空港、YS11が飛ばなくなったのはもう30年前後も前のことのようだ。それ以降ジェット機は飛んでいたのだが、タクシーの運転手さんの話によると、レーダーを設置することができず、結果として有視界飛行のみ可能で計器飛行ができず、天気が悪いと欠航になっていたようである。

さて、[新]北九州空港である。
スターフライヤーという航空会社のジェット機が、1日11往復も就航している。これは便利に使える。
小倉バスセンターと北九州空港の間にバスが運行しており、所要時間は40分弱というところが。

ターミナルビルは、入り口部分が屋根を含めて総ガラス張りの立派な建物だ。その横にちょっと離れて、管制塔ビルが見える。
  
   ターミナルビル正面          管制塔ビル
正面の入り口を入って、出発便はすぐに2階に上がる。2階は天井の高い広いホールになっている。正面中央付近はJALのカウンターが広くスペースを取り、スターフライヤーは一番奥まったところにカウンターを構えている。逆にすべきだろう。右下の写真は、カウンターがある側とは反対側の奥を写したものだ。
  
   2階正面               2階奥

   2階からターミナルビル入り口を望む
  
   待機するスカイフライヤー機     地上スタッフさんたち
保安検査場を通過すると、搭乗口は1~4の4箇所だったようだ。
黒い機体のスカイフライヤー機が駐機している。地上スタッフさんたちも元気ににこやかに対応していた。

今回の出張、着いた日の昼は小倉駅前のビル11階にあるレストランで食事をした

[新]北九州空港の由来について、こちらに記事がある。
昭和56年から計画し、平成18年にやっと完成した空港のようだ。
「関門航路は潮流が早く、土砂がたまりやすいため、安全に船舶が航行するために常に浚渫をしています。」
この浚渫した土砂を空港予定地の海域埋め立てに用い、長い年月をかけて空港のための人工島を完成したようである。

ところで、30数年前に乗ったYS11だが。
私は北九州から羽田まで乗ったように記憶しているのであるが、タクシーの運転手さんらの話では大阪までしか運行していなかったようだ。
とにかく、飛行所要時間がジェット機の倍で、プロペラ機であるために機内の騒音が激しく、決して乗り心地のいい乗り物ではなかった。
しかし、戦後国産唯一の旅客機に乗った経験というのは貴重であろう。