雑記帳

日々の徒然をとにかく書き込んでおきます

2015カナダ・バンクーバーの旅

2015-09-28 21:38:48 | 旅行
2015年9月 カナダ・バンクーバーの旅

9月8日(火) 成田18:20-バンクーバー11:25 JL0018
9月9日(水) ビクトリア往復(
9月10日(木)ブリティッシュコロンビア大学バンクーバー
9月11日(金)グラウスマウンテン、カピラノつり橋
9月12日(土)バンクーバー14:15-成田(13日)16:30 JL0017

旅人:妻と私
                          続く
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カピラノつり橋とグラウスマウンテン

2015-09-28 20:40:22 | 旅行
バンクーバーの北には山が広がっている。この中にグラウスマウンテンを見ることができる。望遠で観察したのが下の写真だ。頂上に白い塔が建っているのがグラウスマウンテンだ。この白い塔、実際には、巨大風力発電機の形をした展望台だ。
 

バンクーバー3日目、9月11日は、車に乗ってグラウスマウンテンとその近くのカピラノつり橋を訪問する。

まずはグラウスマウンテンだ。
駐車場に車を止め、巨大なロープウェイに乗る。山上駅に着くと、そこからさらに4人乗りのリフトに乗って頂上まで到達する。
頂上からは、南側にバンクーバーの景観が広がっている。ただし、空気がかすみ気味で写真にはならない。1枚だけ、下りのリフト上から撮った写真を挙げておく。

グラウスマウンテンからバンクーバー市街
 

次はカピラノつり橋だ。ガイドブックには以下のように紹介されている。
『ノース・バンクーバーを流れるカピラノ川の両側は切り立つ深い渓谷で、この渓谷に架かるつり橋が観光名所となっている。橋の長さは約70m。ゆらゆら揺れてスリル満点。橋を渡った先はトレイルの整備された公園になっており、ブリティッシュコロンビア州沿岸特有の寒帯雨林をなしている。周囲の木々はダグラスファー(ベイマツ)が多く、高さ約80m、樹齢は200年を超えるものがほとんど。つり橋の他、ダグラスファーを支柱に7つのつり橋を渡したツリートップアドベンチャーや崖沿いに空中に飛び出た遊歩道を歩くクリフウォークなどさまざまなアクティビティが楽しめる。』

もらったちらしのイラストに全景が描かれている
 
①入口 ⑥カピラノつり橋 ⑩ツリートップアドベンチャー ⑮ギフトショップ

カピラノつり橋
 

森の中の遊歩道から木々越しに見たカピラノつり橋
 

カピラノつり橋から見た渓谷
 

ツリートップアドベンチャー
 

  

以上のように、ただ渓谷につり橋が架かっているだけではなく、森と、森の中の特徴的な背の高い木々の間を渡り歩くという楽しみを満喫することができる。

これで、今回のバンクーバー訪問の日程はほぼ完了である。

翌9月12日、日本への帰路についた。

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9月10日 バンクーバー市内

2015-09-27 09:50:19 | 旅行
9月10日、まず前報のように午前中にブリティッシュコロンビア大学を見学し、その後、妻と別れてバンクーバー市内を歩いて回ることにした。

ダウンタウンの街角で、ベンチに腰を下ろしてガイドブックを広げたものの、なかなか行きたい所が見つからない。取りあえず手近な所で、バンクーバー美術館に入ってみることにした。

バンクーバー美術館
 
バンクーバー美術館の建物、ガイドブックによるともとは裁判所として使われていたそうだ。
入ってみたら内部は改修中で、4フロアのうちの2フロアのみが鑑賞可能であった。

時間はつぶした。さて次はどこに行こうか。
ダウンタウンの北西にあるスタンレーパークが候補だったのだが、ガイドブックを読んだ所、昨日訪れたビクトリアのビーコンヒル公園とそっくりのコンセプトである。そこで、スタンレーパークはパスすることとした。

ダウンタウンからバラード橋を渡った西側のバニア公園に、バンクーバー海洋博物館がある。そこへ行くこととした。
地図で見ると、バラード橋を渡った先のバス停留所から海洋博物館まで、距離がありそうだ。一方、バラード橋の手前の海岸から海洋博物館まで、水上バスが運行しているようだ。その水上バスに乗ろうかと思っていたのだが、結局橋の手前で降り遅れてしまい、橋を渡った最初の停留所で降りることとなった。
バスを降りて真っ直ぐに北へ向かって歩いた。その先が、まさに海洋博物館であった。

バンクーバー海洋博物館
 
上の写真、左にトーテムポール、右に三角屋根の建物が見える。この建物が海洋博物館だ。下記のセントロック号を実物保存するための建物であることがあとからわかった。

セントロック号
ガイドブックでは「世界ではじめて北米大陸を一周したセント・ロック号St.Rochの実物が展示されている。セント・ロック号の見学はガイドツアーでのみ可能。」と紹介されている。
博物館に入場したとき、「○時○分に受付に集まれば、セントロック号を見学できる」と言われた。そこでその時間に受付へ行ってみた。集まった人数は7~8人程度だったろうか。係の女性が見学者をセントロック号に案内すると、そのあとガイドするわけではなく、「勝手に見てちょうだい」といった感じで去っていった。
  

 
Captain Henry A. Larsen

  

前方のメインマストに三角セールが2枚、後のミズンマストに三角セールが1枚上がってる。スクリューもある。帆船と動力船のハイブリッドであろうか(昔風に言えば機帆船)。燃料節約のため、風が良いときはエンジンを止めて風力で走ったのだろうか。

セントロック号について日本語で検索するのだが情報にヒットしない。しょうがないから英語のウィキへ行ってみたら、以下のように説明されていた。
"RCMPV St. Roch is a Royal Canadian Mounted Police schooner, the first ship to completely circumnavigate North America. On May 29, 1950 she became first vessel to circumnavigate North America, from Halifax, Nova Scotia to Vancouver via the Panama Canal. "
「初めての北米大陸一周」とあったので、遙か昔、アムンゼンが南極点に到達した頃の話かと思っていたのだが、1950年とあった。つい最近ではないか。たまたま、一隻の船で北米大陸を一周した船が、それまでなかったということか。カナダの北の氷海を、太平洋から大西洋まで抜ける航海が、たまたまそれまでは不可能だったのかもしれない。上の英語ウィキのページには、氷で覆われたボーフォート海を航行するセントロック号の写真が掲載されていた。
 
St. Roch wintering in the Beaufort Sea, 1948. Library and Archives Canada/PA-202182

妻の高校時代の友人が、ボラード橋とグランビル橋の間の海岸沿いのマンションに住んでいる。本日午後5時にそのマンションで妻と友人に落ち合う約束としている。海洋博物館から、バニア公園を海岸沿いに横切り、ボラード橋の下を通過して目的とするマンションに向かった。

バニア公園からイングリッシュ湾を隔ててダウンタウンビル群
 

 

バラード(ボラード)橋
 


マンションに到着した。リビングは北向きの壁全体がガラス張りで、左にボラード橋、右にグランビル橋、対面には入り江をはさんでダウンタウンのビル街を望む景観である。

夕食に出かけ、帰ってきたら夜も更け、マンションからはすばらしい夜景であった。何枚か写真を撮ったのだがみな手振れであり、下の1枚がなんとか見られる写真であった。左にボラード橋が見える。
 

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9月10日 ブリティッシュコロンビア大学

2015-09-26 11:11:58 | 旅行
9月10日は、まずブリティッシュコロンビア大学(UBC)に行く。

カナダ・バンクーバーの西の端は岬のようになっていて、その岬の先端部分のほとんどが、ブリティッシュコロンビア大学の広大な敷地だ。以下、UBCと呼ぶ。バンクーバー滞在の2日目、UBCを訊ねた。
ブロードウェイでバスに乗り、終点がUBCだ。バスは延々と進み、UBCの構内に入ってからも、終点まではまだまだ走る。広い敷地だ。
終点で降りてキャンパス内に入ると、すごい人の波である。ちょうど授業の変わり目だったのだろうか。周囲は新しそうなビル群であり、「古い学びの園」といった雰囲気は皆無だ。今年は、大学創立100年の記念のようだ。
取りあえず、新渡戸記念庭園を目指す。

途中、やっと大学らしい落ち着いた建物が見えてきたので、取りあえず写真に撮った(下の写真)。
 


新渡戸記念庭園
バス終点から大学構内を歩いて15分くらいだろうか。そこに新渡戸記念庭園がある。ガイドブックには以下のように紹介されている。
『1933年にバンフで行われた国際会議の帰途にビクトリアで客死した新渡戸稲造博士(1862~1933年)をしのんで造られた庭園。池を中心に桜や菖蒲、紅葉など四季を彩る木々が植えられている。本格的な茶室を備える。北米有数の純日本庭園だ。』
  
土塀(左上写真)の先に入口の門がある(右上写真)。中に入ると、広くてすばらしい日本庭園だ。

  
新渡戸博士の胸像(左上写真)と、国際的外交官としてのご自身の目標「太平洋の架け橋となる」を記した石碑がある。

 
 

  
茶室(左上写真)と、園内から見た土塀(右上写真)だ。

 

 

園内でもらったちらしの裏面(下写真)に全体図が描かれている。
 

このような本格的な日本庭園は、どのようにしてできあがったのだろうか。新渡戸博士とブリティッシュコロンビア大学との直接的な関係は見当たらなかった。
説明文には以下のように書かれている。
『新渡戸記念庭園は1960年に新渡戸稲造博士を記念して開園されました。・・・
新渡戸庭園を真に日本的なものとするために日本の著名な造園家である千葉大学教授・森歓之助氏が日本政府の推薦によって招へいされました。・・・森教授は庭園を設計したばかりでなく造園の実際を監督するため当地に滞在し庭石の置き場所や立木ならびにかん木の植え込みに至るまで自ら指揮されました。・・・
1992年にこの新渡戸庭園の修復工事が行われたのですが、・・・日本の庭園設計家・枡野俊明氏がこの修復工事の設計と監督をされ、造園家の佐野晋一氏と京都の経験豊かな庭師数名が協力しました。茶室は裏千家十五代鵬雲斎家元が修復されたのですが、京都から茶室の専門家を多数派遣されここに本格的な美しい茶室が完成しました。』

1960年といったら、新渡戸博士が亡くなってから30年以上のな年月が経過している。どんな経緯で計画が立てられ、そして資金が集まったのだろうか。その謎は解けていない。
そして1992年の修復工事についても、やはりどのような人たちがお金を出し合ったのか、興味は尽きない。

いずれにしろこうして、バンクーバーの人たちが日本文化を大切にしてくれていることはありがたいことだ。
ここバンクーバーでも、韓国系の人たちが慰安婦の像を建てようとする動きがあり、日本人社会はずいぶん懸念したようである。過去の恨みを強調するのではなく、なんとか自分たちの文化を前面に押し出す活動に専念してほしいものである。

ブリティッシュコロンビア大学というと、今回の旅行直前、偶然だがテレビで日本人少年の入学のニュースを見た。14歳の日本人少年が、飛び級でUBCに入学したというのだ。ネットでは例えば以下のような記事が流れている。

14歳で名門大学に入学! 天才少年のつくられ方
『「神様からギフトされた才能を持つ者は、その力を社会に貢献しなければならない」。そんな趣旨を持つ、カナダのギフティッド制度。日本人の男の子、大川翔君はその制度で学んだ。大川家の子育てって、どんなだったのだろう。』
『大川 翔
1999年生まれ。5歳で両親の仕事の関係でカナダへ。9歳でカナダ政府にギフティッド認定される。12歳で中学を飛び級して高校に入学。14歳で高校卒業。カナダの名門大学5校に奨学金付きで合格。2014年9月、ブリティッシュ・コロンビア大学サイエンス学部入学。』

日本でニュースを見たとき、大川君は才能を持っているからこそ飛び級ができたが、普通の子どもが経験する少年時代を経験できないわけで、それはそれで十字架を背負った人生になるだろう、との感想を持った。
上の記事にあるカナダの「ギフティッド制度」、まさに神様の十字架を背負わせるような制度なのだ。

こうして、ブリティッシュコロンビア大学の見学は終わった。次の予定が控えているので、新渡戸記念庭園からはバスターミナルに直行し、14番のバスに乗ってダウンタウンへと向かった。

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9月9日 ビクトリア往復(2)

2015-09-24 21:18:56 | 旅行
先述の通り、ここビクトリアはカナダ・ブリティッシュコロンビア州の州都だ。そして、この州は、アメリカ合衆国の影響力に危機感を感じつつ、さらなる英国植民地化を推し進めたと言われている。
ところで、コロンビアとは、アメリカ合衆国を象徴するキーワードであると理解している。アポロ11号でも、月着陸船と司令船とがコロンビア、イーグルと命名されていた。アメリカ(US)の脅威を感じていた地域が、なぜUSを意味する名前を付けたのだろうか。

そこで、コロンビアの意味について調べてみた。
Columbia(研究社 新英和中辞典)
1《詩語》 コロンビア 《アメリカ大陸[合衆国]の女性擬人名》.
2[the Columbia] コロンビア川 《カナダ南西部から米国北西部を通って太平洋に注ぐ》.3コロンビア 《米国 South Carolina 州の州都》.
[米大陸発見者とされた C. Columbus の名から]
Colombia - 南アメリカの国家

また、ブリティッシュコロンビア州について、ウィキで調べたところ、『名前は現在のカナダとアメリカを流れるコロンビア川付近の一帯に広がっていたコロンビア地区から由来する。コロンビア地区は現在のカナダとアメリカに跨っており、アメリカ領とイギリス領の区別をつけるためにBritish Columbia(英領コロンビア)とした。』と説明されていた。コロンビア川に由来する名称であることが判明した。

ブリティッシュコロンビア州議事堂
 
ガイドブックによると、イギリス出身の建築家フランシス・ラッテンベリーの設計により、1893年から5年をかけて建てられたという。青銅ドームの上にある像は、バンクーバー島を島であると発見したジョージ・バンクーバーの像だそうだ。

議事堂内部
  

議事堂前の戦没者慰霊碑
  
慰霊碑の碑文には、
『To Our Grorious Dead
1914 - 1919
1939 - 1945
Korea
1950 - 1953』
と書かれている。
欧米の戦没者慰霊碑で、朝鮮戦争に言及しているのをはじめて見た。そこで、カナダと朝鮮戦争の関係について、こちらの記事で調べてみた。
『(朝鮮戦争に参戦した)カナダの軍隊は約2万7千人で、アメリカとイギリスに次いでかなり多い人数でした。516人が亡くなって、その内の378人の墓は韓国にあります。』
カナダの人たちにとって、朝鮮戦争は厳しい戦いだったことがわかる。

ビクトリア女王像
 
この都市「ビクトリア」の名前の由来であり、またブリティッシュコロンビア州の名付け親であるビクトリア女王の像があるのは当然だろうか。

街路灯
 
この街の街路灯の特徴、それは、街路灯に花が飾ってあることだ。

ビクトリアの南の端は、海に面した丘になっており、そこはビーコンヒル公園という名の公園になっている。
ガイドブックによると、
『公園名は、かつてビクトリアの南にある海峡内を航行する水夫達に向けた信号(ビーコン)として、園内の一番高い所にマストを設置したことに由来する。』
とある。

ビーコンヒル公園
  
 

バンクーバー島南端から合衆国を望む
 
下の地図によれば、ここから南に見える陸地は合衆国のワシントン州のはずだ。上写真に見える山々がそれだろう。



かつて世界最高の高さを誇った全長38.9mのトーテムポール
 

ビーコンヒル頂上付近の不思議な遺跡
  
頂上付近の南に面した丘陵に、石を並べた不思議な遺跡が保存されている。一体何の遺跡だろう。世界一だったトーテムポールといい、原住民の何らかの遺跡なのだろう。

日時計                         ビーコンヒル頂上
  
日時計(左上写真)は、北極星に向かうポールの対地角度が大きいことで、この土地の緯度が高いことを実感した。
ビーコンヒル頂上(右上写真)には、小さな建物とポールが立っている。このポールは、昔のビーコンと何らかの関係があるのだろうか?

ビクトリアからの帰りの水上飛行機
  
帰りの搭乗機は午後6時発で、往きと同じTwin Otterだった。
今回は一番前の窓際の席に座った。離水から着水まで何本かの動画を撮影したのだが、離水時と着水時の映像を紹介する。

離水



飛行機から高い山を遠望
 
飛行中、右側はるか遠方に、雪に覆われた高い独立峰が見えた(上写真)。何という山だろうか。

着水


ここカナダのブリティッシュコロンビア州は、バンクーバーというカナダ第3の都市を抱えていながら、州都はそことは別のビクトリアである、という不思議な州だ。バンクーバーとビクトリアの間は、海で隔てられ、海路では時間がかかるし、飛行場を利用した空路でも中心街から空港までのアクセスが大変である。その点、バンクーバーもビクトリアも、街の中心のすぐ近くに水上機基地の設置が可能であったということが、水上機輸送が繁盛した理由だろうか。ビクトリアのビジネスパーソン、公務員は、バンクーバーに出かけることが多いだろうから、日常のビジネスの足として水上機が重宝している可能性がある。
運賃は、片道2万円前後というところだ。

あるいは、開拓時代から、カナダの僻地では水上機が命の綱であった可能性がある。その影響で、現在でも水上機がポピュラーなのかもしれない。
50年以上前、「北海の怒り」という映画を見た記憶がある。巡回医師が、自家用の水上機で往診するときのアクシデントを描いたものだ。あの映画の舞台はアラスカだったのか、カナダだったのか、興味があるところだが、ネットでは情報が得られなかった。

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