雑記帳

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ドイツ博物館

2008-05-21 20:47:50 | 旅行
ミュンヘンのドイツ博物館についてWikipediaでは「技術・科学の国立博物館である。ドイツ国内のみならず、世界でもこの方面の博物館として頂点に立つものとされる。」「農業、鉱業、航空工学から、鉄道、機械、宇宙に至るまで、ドイツの科学技術を若い世代に引き継ぎ、学ばせるための博物館で、敷地面積5万平米。展示品目は約1万7千点以上。」と説明されている。

5月4日にこのドイツ博物館を訪問した。限られた時間なので、見たい展示物のみを短時間で見て歩くことにする。

1階の入り口を入ると、まずは船を展示した大きなホールだ。この領域だったら見たい物が一つある。ステアリングボード(舵板)が右舷に取り付けられているバイキング船だ。探したらすぐにその模型が見つかった。下の写真である。

  Deutsches Museum

船の右舷をスターボード・サイド、左舷をポート・サイドと呼んでいる。なぜこのような名称になったのだろうか。

その昔、バイキングが活躍していた頃、バイキング船の舵は船尾の幅中央に設置されるのではなく、下の図にあるように、右舷の後方に設置されていた。ステアリングボードという名称である。そこで、ステアリングボードが設置されている側の名前が、なまって「スターボードサイド」になったというのだ。
また、右舷にステアリングボードがあるので、接岸するときは左舷を接岸させていた。そのため、左舷を「ポートサイド」と呼ぶようになったのである。

今回、ドイツ博物館で、上にある写真のように、ステアリングボードがスターボード・サイドに取り付けられた船の模型を観察することができ、スターボードとポートの由来を改めて認識することができた。

下の写真は、直径300mmのシリコン単結晶インゴットである。説明にはドイツ・ワッカー社製とある。これを写真に撮ったのは、私が日本のシリコンウェーハ製造会社に勤務していたことがあるからだ。
  

このあと、第二次大戦中のドイツのロケットミサイルであるV2号、第一次大戦中のドイツの最初のUボートなどを順次見ていくのであるが、それぞれ別の記事とする。

なお、博物館内での写真撮影については、「私的利用の撮影は許可いたします。商用目的の場合は、電話○○までご連絡ください。」と日本語パンフレットにある。撮った写真のブログ掲載がここでいう私的利用に該当するかどうか、現在博物館にメールで問い合わせているところである。

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