５月１日出発

今回、成田の出発時間は１３時３０分と今まででは一番遅い。そのため、予約した成田エクスプレスは新宿発１０時４０分と余裕である。

成田で電車を降りるとまずいつもの通り、ユーロを購入した。
連休であり、成田も決して朝早かったわけではないが、チェックインカウンターを始めとして混雑している箇所はなかった。
今回の飛行機は、去年秋の成田－シアトル便に続いてビジネスクラスである。今回はＫＬＭ便であり、空港のラウンジはエールフランスのラウンジである。前回利用した　のラウンジと隣り合わせであり、こちらの方が若干雰囲気が良かった。

飛行機が離陸すると、今回の旅行のガイドブックや参考書を読み直す。その作業が一段落したら、シートを倒して就寝である。途中何度か目がさめたが、結構眠ることができた。最後に目が醒めたとき、機内アナウンスで「あと１時間ほどで着陸」と聞いた。こんなにあっという間にヨーロッパに到着したのは初めてだ。やはりビジネスクラスは違うことを実感した。

スキポールの空港で家内が買い物をしようとしたところ、バッグの中に入れたはずの財布が見つからないことに気付いた。最後の記憶は成田での買い物である。探したがどうしても見つからない。財布の中にはクレジットカードが１枚入っている。このカードをまず無効にしなければならない。
同じカードを私も持っているのだが、そのカードの裏面に記載された連絡先電話番号は０１２０で始まる番号である。自分の携帯からかけてみたが、つながらない。やはり外国から０１２０にはつながらないようだ。
さて困った。手持ちのバッグの中にドイツのガイドブックがあり、在ドイツ日本大使館の電話番号が書いてある。しかしここはオランダだ。仕方ないので案内所へ行き、ドイツの国番号を聞き出した。そしてオランダから在ドイツ日本大使館に電話をかけた。日本語で応当があったので、事情を話し、関係ありそうな日本の連絡先電話番号を調べてもらった。やはりこのような問い合わせが頻繁にあるのだろう。当方が利用するクレジットカード会社が関連する電話番号を教えてもらった。
その日本の連絡先についても、いくつかかけ直したあとにやっと話が通じる相手につながり、無事にクレジットカードを無効にすることができた。

帰国した後だが、このクレジットカードの０１２０ではない連絡先を確認し、メモに書き込んでおいた。次回同じようなことがあっても迅速に対応できるだろう。

実は、このあと旅行中に問題の財布が見つかった。バッグの普段とは異なるポケットに入っていたのだ。

こんなことがあって、スキポールでの乗り継ぎ時間１時間半を過ごすことができ、ベルリン行きの飛行機に乗り込んだ。
ベルリン着は２１時５０分と遅い時間だ。到着すると、乗客の降りる順序は、まずビジネスクラスからである。預けた荷物も、ビジネスクラスから払い出されるようになっているらしく、すぐに出てきた。

ガイドブックによると、空港から市内へのアクセスはＴＸＬ番のバスが便利とのことである。バス乗り場を探す。そこにはＴＸＬ番のバスが待っていたので乗り込む。すぐに発車した。
バスはベルリン中央駅を経由し、市内に入った。ホテルはウンターデンリンデンとフリードリッヒ通りの交差点にある。そこでバスを降りた。
ホテルはWestin Grand Berlinという。本日は夜遅いので、とにかくチェックインして早々に就寝した。

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