雑記帳

日々の徒然をとにかく書き込んでおきます

2010年9月19日・函館

2010-10-31 21:18:29 | 旅行
2010年9月19日から21日にかけて、北海道の函館に家内と二人で旅してきた。

19日に函館空港に飛び、その日は函館駅前のホテルリソル函館泊、次の日は湯の川温泉の花びしホテル泊、そして3日目にJRで新千歳空港に移動してそこから飛行機で帰ってきた。
今回の旅行予約が直前だったので、函館空港からの帰りの飛行機がとれなかったのだ。

函館空港着は14時。そこから連絡バスに乗り、函館駅前で下りた。ホテルはすぐ側である。ホテルにチェックインしてしばらく休憩し、旅行の予定を検討した。
本日の夜は函館山に夜景を見に行く計画である。夕食については、できれば夜景を眺めながら食事しようと、ダメ元で函館山山頂のレストランジェノバに電話してみたが、やはりだめだった。ガイドブックにはもう一つ、夜景がきれいなレストランとして「懐石の里 煌(きら)」という店が載っている。そちらに電話してみたら予約OKだった。6時半で予約した。

さて、まだ時間はある。取り敢えず近場ということで市電に乗って元町方面に出かけることにする。市電を十字街で降り、ベイエリアの方向に歩き出す。途中の「茶房旧茶屋亭」に立ち寄ることとした。
 
「茶房旧茶屋亭」全景               入り口
 
「茶房旧茶屋亭」一階                二階
ガイドブックによると建物は明治時代に建てられたらしい。外観を見たとき、一階が和風、二階が洋風の造りになっているそうで、これが明治時代函館洋館の特徴だそうだ。ソフトクリームをいただいた。

茶房旧茶屋亭からさらに北に歩くと、赤レンガ造りの倉庫群が見えてくる。「金森赤レンガ倉庫群」と呼ばれる。内部はショップとなっている。中から観ると、側壁が赤レンガ造り、天井と屋根は木造になっていることがわかる。
 
金森赤レンガ倉庫群
  
金森赤レンガ倉庫群内部

赤レンガ倉庫群から元町の方に歩く。市電通りを横断すると上り坂だ。八幡坂という広い道である。夕食まではまだ時間があるので、ここから坂を登ることとする。
左下の写真は坂の上から函館港を見下ろした風景、右下の写真は坂の途中で見かけた建物である。建物の壁には「景観形成指定建築物之證/平成元年三月一日指定/函館市」という札が貼ってある。
 

坂を登り切った一番上には、いくつものキリスト教会が建っている。一番上にあるのが函館ハリストス正教会だ(下の写真)。時間が遅かったので内部には入れなかった。説明書きには、『「ガンガン寺」の愛称で市民に親しまれているハリストス正教会の鐘』とある。平成8年には「日本の音風景100選」に認定されたそうだ。

右下の写真は、函館ハリストス正教会のすぐ近くにある遺愛幼稚園である。明治8年に函館に来た米国人宣教師M.C.ハリスの日日学校から発展したらしい。現在の園舎は大正2年に建造された。ハリスは札幌農学校でクラーク博士の依頼を受け、新渡戸稲造や内村鑑三らに洗礼を授けたとある。
  

ハリストス正教会の隣に立っているのが函館聖ヨハネ教会(右下写真)、ちょっと下がったところにカトリック元町教会(右下写真)がある。
 
本日の夕食を予約した「懐石の里 煌(きら)」は、函館市街の南端に近いところにある。本当の南端は大鼻岬だが、津軽海峡の大森海岸側に面した立待岬も南端といっていいだろう。その立待岬の近くにある。そこで元町からタクシーに乗って立待岬へ行くこととした。下の3枚の写真は立待岬から見た海の様子である。
 


立待岬を見た後、夕食の場所まで歩くことにする。結構な距離である。
立待岬のすぐ近くに「啄木一族の墓」というのがある(左下写真)。説明書きによると、啄木が函館に住んだのは半年程度の短い期間で、病魔におかされて27歳で亡くなったのは東京であった。啄木の遺骨は未亡人の希望で函館に移されたが彼女もすぐにこの世を去った。その後、さまざまな人の手でこの地に墓碑が建てられ、啄木と妻をはじめ3人の愛児や両親などがここに眠っているという。
右下写真は、啄木一族の墓から見える函館市街である。
 

「懐石の里 煌(きら)」は坂を登った林の中にあった。部屋は日本風だが椅子とテーブルで食事をする。メニューを見るとすごいボリュームの食事である。聞くと“箸休め”の時間が設けられている。そのうちの2品を写真で紹介する。右下は本日のメイン、タラバガニの足1本である。時間をかけて何とか食べ終わることができた。
 


もう夜もとっぷりと暮れている。これから函館山に登って夜景を見るのだ。料理屋にタクシーを呼んでもらい、タクシーでそのまま函館山の頂上まで登ることにした。
タクシーの運ちゃんは「展望台は人が一杯で人の頭を見ているようなものですよ」と言っていた。展望台に登ってみると、確かにその通りである。展望台の最前列の人が夜景に見飽きて立ち去るのに応じて、順次前へ進み、やっと最前列に到達するという手順を踏む。
使用するデジカメはキャノンS90である。デジカメの調整については事前に調べていかなかったので苦労した。下の1枚目は「夜景モード」で撮ってみたのだが、なぜか露出時間が2秒になってしまう。そのため大部分は手ぶれであった。1枚だけまともだったのが下の1枚目だ。そこで後半からは「オート」で撮ることにした(下の2枚目、3枚目)。オートだと露出のプラスマイナスが調整できない。結果としてやや露出オーバーであった。
 
 

                     続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

島津製作所~創業記念資料館

2010-10-16 00:01:21 | 旅行
  
 
 
  
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする