ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
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日本人にとって食べること

2015-11-12 13:32:14 | 日記・エッセイ・コラム
食べること。
毎日三食。

作って食べて片付けて。

真面目にやるとこの延々ループになります。

時々定年退職したおじさんが、奥さんに向かって朝食の後片付けをしている最中に「今日の昼ごはん何?」と聞いて奥さんに殺意を覚えられると言う話を聞きますが、まあ、それだけ私達日本人は食べることを大切にしているのでしょう。

こんなにも沢山の食材や調味料が手に入り、こんなにも沢山の外食産業があり、こんなにも沢山のお惣菜が売っている国を私は他に知りません。

テレビをつければ必ずどこかの曲でグルメ特集を、やっていて見ているだけでお腹一杯になりそうです。

四季があって、その四季それぞれに旬があって、それぞれの食材に合う吟味された調味料や調理法が確立されていて。本当に食べることには恵まれた国だなぁと思います。

でも、毎日真面目に一から和食を極めて行くのはあまり現実的かと言えばそうでもない。

例えば朝。シリアルにドバッと牛乳ぶっかけてその辺にあるリンゴかじってお終いのどこぞの国と違って日本には日本の朝食スタイルがあります。

ご飯を前の日からセットして炊飯器のタイマーをセットして、お味噌はおだしから取って、焼き魚や玉子焼きを作って、ぬか漬けのキュウリやナスを引き上げてと。これがまた真面目にやるとどこまでもしんどい。

1日8時間働いて、小さな子供の面倒見たり
介護したり、他の家事や学校関係のことやったりしながらどこまで出来るのかと。

無理やなあ。

だから世の中には半分調理された食品や冷凍食品、宅食、外食、お弁当屋さんがあるんやなぁと。

と、ダラダラ書いてきましたが、何が言いたいのかと言えば、そんなこんな忙しい中にもまあ、週に数回はそれなりの和食と言いますか、定番料理と言いますか、お袋の味的なものは食べたいなぁと最近思うようになりました。

私の胃袋が保守化しているだけかも知れませんが。

休みの日に洋食や割烹やエスニックを食べるのは今でも大好きです。家で作れないようなメニューなら尚更。でもそんな献立は月に2,3回あるかないか。ということは月に27日か、28日はいわゆる普通のご飯を食べているわけで、私達の身体はどちらかと言うとその27日の方で作られているんやなぁと思うと、毎日の食事は出来る限り、丁寧にした方がええんちゃうかなぁと思うのです。

私は決して料理が得意なわけでも特別好きなわけでもないですが、気がついたら、ひじき炊いたり、筑前煮炊いたり、野菜のピクルス作ったりしているので、家の味に少しはこだわりがあるのかも知れないです。

最近は土井善晴さんの動画を良く見ます。
あの方の作る家庭料理は本当に基本中の基本。
参考になります。

そして忘れていけないのが、その基本も時代とともにアップデートせなあかん言う事です。

昔はキュウリにトゲがあってイボイボやったから塩つけてまな板の上で板ずりするものやと教わりましたが、今のキュウリにイボはないから板ずり不要。お米はキュッと音がするほど研ぎなさいと言われましたが、最近は精米技術が進歩しているのでそこまでギュウギュウ洗わなくていいとかです。

家庭料理も多分時代と共に変化していくのだと思います。献立も、調理法も。
でも私達日本人が食べる事を愛でない日はないような気がします。
豪華なフランス料理もいいけど、鯵の南蛮漬けで白いご飯を食べるようなそんな事、大切にせなあかんなぁと。

ちなみに今夜はおでんです。
おでんの香りは私達日本人の郷愁をものすごくそそりますが、海外の方には概ね不評です。
不思議です。

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