先日、朝食事時に梅とプチバトル。
ここに書くのもお恥ずかしいような、受験生男子とその母親のやり取り典型的パターン。
私「今日から中間テストの一週間前だから、部活はお休みするようにね!」
梅「ふん!そんなの関係ないもん。自分のことは自分で決めるから口出さんといて。」
私「そんなこと言ったって、いっつもニコ動やゲームばっかりして全然勉強してへんやん。」
梅「うるさいなあ。やる時はやるねんからおかーーさんに決められたくないっ!!」
私「ムキーーーー!!!」
と、まあこんな感じで生意気盛りの中学生と朝から言い合いすれば正直疲れます。
全国の受験生をお持ちの保護者の皆様のお宅はいかがでしょうか。
うちはこんな感じです・・・・。とほほ。
バタン!と玄関の戸を閉めて「行って来ます」の挨拶もせず、出て行った梅。
取り残された私。
怒りをおさめるべくコーヒーなどずずずと啜ってはみたものの、やはり怒りはそうそう簡単には静まらず。
こんな時、皆はどうやって発散するんだろうな?と、ふと考えてみたところ。
やはり女性ならこういう時に「衝動買い」をするんだろうなと思ったり、いやいや、やっぱりスイーツ食べるんやろうな~と思案してみたり。
しかし、私はもともとスイーツは苦手だし、朝からビール飲むっていうのも何やしな~。
その日は昼と夕方に二件、ファミリーサポートのボランティアの予約が入っていたのでゴキゲン気分でよそのお子さんを預かるわけにもいかんしなあ。
消去法でいけば「衝動買い」か・・・・。
そういえばユニクロのウルトラライトダウンちょっと欲しかったりする。
いや待てよ。
私、今どれだけ冬物のアウター持ってるんやろ・・・?と、いうことでおもむろにクローゼットを開けてみたら、冬物のダウンコート、トレンチコート(2枚)、ウールコート(3枚)、レザージャケット(2枚)、フェイクファージャケット(2枚)、フリースジャケット、ナイロンダウンジャケット。
要らん。
これ以上は今の生活には要らん。
っていうか短い大阪の冬に今あるだけのアウター全部着まわす自信すらない。
むしろ捨てたい。
そうだ!捨てよう!捨てたらまた新しいの買えるやん!(←単純)
この「怒り」を「捨てパワー」へと昇華するのだ~。
と、いうことで要らないと思われる衣料、雑貨、食品ストック、引き出物の類、梅の玩具類、本、CD、DVD、化粧品の類、書類、要らないトリセツ。とにかく家中をくまなく探しまわって捨てることにしました。
いや~~。
これがね。出てくる、出てくる。
おびただしいほどの不用品の数々。
買うのは本当に簡単なのですよ。今回みたいに衝動買いもあれば、ご褒美的に買ったり、流行っているから一丁試しに買ってみるか~みたいな時もあります。
また、捨てない理由もこれまたいっぱいあるんですね。これは高かったから。いつか着るかも。いつか使うかも。思い出の品だから。etc。
でも捨てる理由ってこれと言って思い当たらない。強いて言えばここ数年出番がないくらい。
でもね。
やっぱりいつか着るかもと思っていたいつかはやってこないし、やってきてもその時はすでに流行遅れか自分の体型が変わっている。
いつか使うかもの品はいつまでたっても使ってない。
そういう目で見て行くと要らないものに囲まれて生活している自分がもう、なんだか汚部屋の主のような気がしてきて、ああ、嫌だ、嫌だ!人はこうやっていとも簡単にゴミ屋敷へと転落していくんやわ・・・と。
もう、こうなったら心を鬼にして捨てる。
まだちょっと使えそうなものでも捨てる。
とにかくちょっとでも「捨て」の要素が垣間見られたら、他にどんな魅力的な言いわけが頭をよぎっても捨てる。
まあ、こういうことは思い立ったが吉日ですから(←この時点で朝の梅とのバトルはすっかり忘却の彼方へ)
二日間。
最高気温が夏日を記録して暑い、暑いと言いながら
捨てました~~~。
ポリ袋にして12~3袋。
何度もゴミ置き場と部屋を往復して麦茶飲みながら捨てました。
ああ、すっきり。
と、まではいかないけれど、ちょっとすっきり。
いやあ、買うのは簡単、もらうのも簡単ですが、捨てるってエネルギーが要ります。
でも田舎の大きなお屋敷で蔵付きの邸宅に住んでいるならまだしも、都会のマンションの限られたスペースで生活していくにはやはりこの「捨てる」潔さ、決断、行動力がないと、たちまち自分たちの生活空間を不要物で埋め尽くされるのですね。
はーー。
疲れた。
でもちょっとした充実感。
「断捨離」にはまだまだ遠くて長い道のりですが、たまには思い切って「捨てる」のもいいなと。
後、気候も「捨てる」には大切な要素ですね。
真夏や真冬ははかどりません。
窓を開けて空気を入れ替えながらできる秋の大掃除気分でやると掃除機をかけるのも、雑巾がけするのも億劫ではないので今の時期は「捨てる」にはお勧めかと思います。
現代人の生活はモノとの闘い、いや、モノを捨てることとの闘いなんだと思い知った秋の二日間でした♪