ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
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「朗読者」「愛を読むひと」

2012-06-25 09:08:19 | 本と雑誌

朗読者 (新潮文庫) 朗読者 (新潮文庫)
価格:¥ 578(税込)
発売日:2003-05

パソコンが修復されたので、昨日はhuluで見逃していた映画を鑑賞。「愛を読むひと」。

途中まで観たところで、「あれ?なんか、私この物語知っているかも・・・・」と、思いながらもなかなか素晴らしい作品だったので感動しながらも終了。後で検索してみたらやはり、ずいぶん前に本で読んだ「朗読者」が原作でした。原題は「The Reader」なので、なんで映画のタイトルがそんな風になったのかわかりませんが、やっぱり「朗読者」よりは「愛を~」なんていうのを付けた方が人を呼べるのですかね。興行的には。うーーーん。ようわからん。

原作を読んだ時にとても心を揺さぶられた内容だったことは覚えていたのですが、何しろ、年月が経っているので、忘れている部分も多くて、映画を見ながらこんな風だったのかな~と思いだしたりするのですが、やっぱり原作と映画は別物のような気がして、もう一度本を読んでみたいと思います。本棚を見たらなかったので、いつかの時点で売ってしまったのかも知れません。でも、やはりもう一度読み直してみたいです。そんな本にはなかなか巡り合えないしね。

後、これはドイツの物語なので、私たち日本人が感じるものとドイツの人が感じるものには相当な開きがあるのではないかと思います。

これは映画のタイトルである愛の物語でもあるともいえますし、ある種の二重の意味での贖罪の物語ともいえます。そして歴史の物語ともいえるかも。導入の部分の甘ったるいラブストーリーが思わぬ展開へと発展していく様や主人公たちの心の葛藤やダークな部分を丁寧に描いた作品ですね。

しばらくパソコンから遠ざかっていたので、手持無沙汰な感じもあったのですが、毎日、いろいろな情報の洪水の中でアップアップするより(しかもそのほとんどがどうでもいい情報)こういう素晴らしい作品をゆっくり本で読んだり、映画を見たりすることの方がずっと気持ちが落ち着くことにも気づきました。どんなに沢山の情報を得ても、たぶん私個人が処理できる数にはきっと限りがあるんだろうなということも。何事もマイペースが一番ですね♪

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YouTube: 『愛を読むひと/朗読者』日本版予告編 The Reader Movie Trailer