ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

なんていうか

2006-03-29 22:08:52 | いろいろ
今日はJICAエントリーシート締切日。

・・郵送必着。直接来られても受け取れません、って。

それには昨日から気付いていたんですが 昨日は同窓会幹事。
とりあえずケータイ使って送付先の住所やそこを管轄としている郵便局の電話番号などを友達に調べてもらった。

んで、帰ってから徹夜するつもりが居眠りしてしまい。

目が覚めたら朝の11時半だった。


郵便局に電話をかけ何時までに出せばいいのか確認し、送付用封筒と写真を探してきて、
ご飯を食べネットでエントリーシートをダウンロードして、いざ初めてのエントリーシート。

ていうか初めてのエントリーシートを1時間ででっち上げるハメになるとはね。

そのくせ「あなたが大学時代に最も力を入れて取り組んだことについて、自由に表現してください。」
なんて質問の回答欄には「大道芸の構造」と題した図表まで書いてみたりして。

13時家出発、渋谷駅からタクシー。郵便局には14時ちょうど着。なんとか間に合いましたとさ。

+++++

それにしても迂闊だった。気を着けねば。

その後はきーちゃんが学館に育成会の子を呼んで研究会してるとかで、呼ばれてて、
「まだやってる?あんま居られないかも><」
「現在強い人募集中。来て。」
というわけで行こうと思ったのだけど、郵便局までタクシーで来ちゃったから帰り道がわからない。

道を聞くつもりで入ったコンビニではふと目に付いた
銀座のママが書いた人生哲学本が妙に面白くて20分ほど読み耽ってしまった。ww

んで道を聞いて学館へ。たくさん部員がいた。NHK将棋講座の取材の方までいらっしゃっていた。
手の空いているカハタ先輩をつかまえて将棋。3局ほど。最近強くなってるらしい。

次になぜか育成会の人と一局将棋。で取材の人とおしゃべりして、ベンツさんと週刊将棋の記事について話して、
帰ろうかと思ったらもう一人の育成会の人の手が空いてたのでまた一局。

以下、自分と実力的にたいぶ差がある人との将棋の話ね。

+++++

ありがちな感想戦(1):

「じゃあ戻してみよっか。」
「はい。」
「このあたりかな、なんかここでさ、こう指したじゃん。」
「はい。」
「で、たぶんこの手がよくなかったんじゃない?角が窮屈になっちゃったじゃん。」
「あ、そっか、そうですね。」
「ここではこう指した方がよかったんじゃないかな。」
「はい。」
「飛車と角が両方働くし、一歩持てるし。」
「はい。」

以下略。

ありがちな感想戦(2):

「どこで悪くなっちゃったの?私。」
「んーと・・(盤面戻し中)、この局面じゃん?」
「あ、そう、ここでこうしようかなとも思ったんだけど・・」
「あぁそれもあるね。で以下××××××・・××って感じでしょ。」
「ふーん、そうなんだ。それはこっちがいいの?」
「いや、いまいちじゃないかなぁ。王様薄いし勝ちにくそう。」
「そっかぁ。なら、どうすればよかったの?」
「こういう将棋のコツは、○○○○○・・○○なのね。だから、例えばこうするとか・・」
「なるほど!そっか!そんな手あるんだ~ すごいね、それ。」
「でしょでしょ、すごいっしょ?笑 このあともこんな方針で指しておけば、けっこうイケると思うよ。」
「あ、手順わかんなくなっちゃった。」
「あらら。笑 じゃあもっかい並べなおしてあげる。」
「ありがと!私覚えるね。・・(並べ直し中)・・忘れちゃった!!もう1回お願い。><」
「はいはい。仕方ないなぁ。こうやって、こうなって、こうきて・・」
「ふむふむ。うん、たぶん覚えた!ほかにはどうすればよかったの??」

以下略。

+++++

今日の感想戦(1)
「あ、ごめん僕弱いからあんまわかんないや。たぶん負けてたかも?まあありがとうございました。」
「あ、はい。ありがとうございました。」

ごめん。時間がなかったの。><

今日の感想戦(2)
「どこで悪くなったと思う?」
「角打ったとこ・・?」
「なるほど。じゃあそこ戻してみよっか。」
「はい。」
「打った角と手持ちの角って、なにが違うの?」
「えっと、持ってたら、好きなとこに打てる。」
「そうだね。ほかには?」
「んー、こういう手とかある?」
「そうだね。『打った角が目標になる』ってことだね。でも、角を打つことの良いことは何?」
「・・(考え中)・・」
「・・(待ち中)・・」
「角が利いてて、飛車が動きにくい。」
「そうだね。じゃあ、どうすればよかったと思う?」
「桂跳ねがよくなかった・・?」
「なるほど。じゃあ、ほかに手はなにかある?」
「うーん・・ わかりません。」
「うんうん。じゃあ考えてみよう。桂跳ねないとしたら、何がいいかな?」
「・・銀あがる?とかですか?」
「なるほどね。それは桂跳ねに比べて何がいいの?」
「・・えーっと・・」

・・(中略)・・

「この時ってさ、こういう狙いがあったんでしょ?」
「はい。」
「本譜は狙いをはずしちゃったけど、もしこっちが狙いにはまってたら・・って、やってみようか。」
「はい。」
「どういう狙いだったの?」
「こうして、こうする。」
「あ、そうなんだ。その局面は、どっちがいいと思う?」
「えーっと・・ こっち。」
「なんで?」
「王様が堅いから。」
「なるほど。ほかに何か理由はある?」
「あ、金得。」
「ん」
「あ、こっち角持ってない!すいません間違えました><角金交換です。」
「そうだね。じゃあ駒割は少しこちらが得ということだね。」
「はい。」
「玉の堅さと、駒割と・・」
「あ、遊び駒?」
「おぉ。なら、駒の働きも考えてみようか。そっちの遊び駒はどれ?」
「この金。」
「うん。それだけ?」
「えーっと・・・・ ・・・・ ・・・ ・・あ、香車。」
「そうだね。隅っこにあるもんね。こっちの遊び駒は?」
「桂馬と香車。」
「そうだねぇ。じゃあ、その2枚ずつの遊び駒を比べたら、どっちのが働いてる?」
「どっちも働いてない。」
「そっか。ところでこの金って、ほんとに働いてないのかな?」
「働いてない。」
「じゃあ、この金っていてもいなくてもいっしょ?(金を取り上げてみる。)
「あれ、えっと・・」
「いなくても一緒なのかな?」
「あ、ここに角打たれちゃう」
「うん、僕もそんな気がする。あくまで僕の意見でしかないけど。
 ということは、その金は角を打たれないようにするためには働いている、ってことかな?」

「あ、はい。」
「ということは、遊び駒同士を比べると・・?」
「こっちのが、働いてる。」
「そうなるみたいだね。まあわかんないけど。」

・・(中略)・・

「ところでこの局面、ここからお互いどうやって攻めるんだと思う?」
「えーっと・・ わかりません。」
「うん。じゃあ○○さんがこっち側だったら、どうやって攻める?
「うーん。。 ここ突く。」
「取ると?」
「叩く。」
「また取ると?」
「銀出る・・?」
「うん笑、わかった。こっちにはそういう攻めがあるわけね。じゃあ、そっちからの攻めは?」
「えっと・・ 銀打つ。」
「おぉ。これ痛そうだねぇ。」
「はい。」
「この後は、どう進むのかな?」
「うーん・・ ・・(考え中)・・」
「・・(待ち中)・・」
「・・(考え中)・・」
「・・(待ち中)・・」
「・・(考え中)・・」
「じゃあ質問を変えてみよう。攻めってさ、切れる攻めとつながる攻めの二つ
 があると思うんだけど、この場合はどっちだと思う?」

「切れる。」
「なんで?」
「3枚しかないから。」
「なるほどね、格言で『4枚の攻めは切れない』って言うもんね。」
「はい。」
「じゃあ、4枚にした方がいいのかな?」
「・・たぶん。」
「4枚にするには、どうすればいいと思う?」
「うーん・・ あ、この桂馬を使う。」
「おぉ、そんな手もあるね。じゃあ、その桂馬を使うためには、どうすればいいと思う?」
「えーっと・・ 」

・・(中略)・・

「そろそろ終わりにしよっか。てか、なんも教えてなくてごめん。笑」

++++

リクツで書くよりは雰囲気伝わるかなぁと思ったんだけど、どうなんでしょ?

ついでに付け加えるとしたら・・

++++

自分より強い人に質問する時の話。

「え、わかんない。どうすればよかったの?」

「この局面、僕はこうこうこうなんじゃないかと思うんだけど、どうなの?」
とを比べてみよう。

+++++

ほかには、

「え、だってさ、自分より強い人に教わらないと、自分のレベルを越えられなくない?」

と言われて僕は発狂しそうになったことがある。

++++

以上 じゅんじゅんのリクエストに答えてみた~
親切な説明じゃなくてごめんね。でも、親切さはときに相手の頭を腐敗させる原因にもなりうる、から。。

学校の授業があまり役に立たないのと一緒で、いくら教わったって人間は賢くはならない。
むしろ、教われば教わるほど頭は悪くなる。これホントの話ね。

++++

僕が今受けてるJICAの抱えてる問題も一緒。

政府開発援助、ODAで途上国の人にお金をあげるのはかんたん。

だけど大事なのは、そのお金で1回きりの日用品を買い与えることではなく、
自力で経済発展を目指せるようなシステムを作れるようにすること。

++++

動物園でエサをもらうことに慣れてしまった動物は、二度と野生には戻れない。

自分の力でエサを取れなくなっちゃってるから。

あるいは、エサの取り方を考案・工夫することもできない。一番大事なのはこれじゃないかなぁ。


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2 コメント

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うん ()
2006-03-31 16:20:05
いろいろ解釈がある気もする。

じゅんじゅん風に受け取ってもらえればいいのかなぁ。



でも人に教わるのも悪くない、という話はまた今晩にでも。

リクエストありがと~ こういうのも面白いね。



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なるほどぉ (じゅんじゅん♪)
2006-03-31 15:55:21
どうもありがとう♪

しかし私ちゃんと理解したのかなぁ(・-・;)

けどとにかく、ありがとね~
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