ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

たまたま

2007-05-26 02:06:42 | いろいろ
終電で家に帰ると

父親が業界の新聞だかなにかに顔写真入りで記事として載っているコピーが置いてあった。
びっくりした。

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息子の自分は小学生の頃から新聞に載ったりテレビに映ったりラジオに出たりしていて。

読書感想文、算数から将棋にジャグリングに国際交流。
自分が何か活動すればその度にメディアに取り上げられるもんなんだと思ってた。

それは特別でもなんでもなくて、そういうもんなんだと思ってた。
で、「こないだニュースで見たよ」とか「記事書いてたね」とか言ってもらうのが普通なのかと思ってて。

自分がたいしたことないのは自分でわかってて。
あるいは、別にメディアに露出せずともすごい人がたくさんいるのもわかってて。

だから、まあ、自分にとっては、「載った」という、
なんとも平板で些細な出来事にしか感じなくて。

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それと同時に、家族はほとんど一切そういうことがないのも、
よくわかんないけど、当たり前のことのようになってた。

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そんなこんなで。一般メディアですらないにせよ、家族が載ってるとかなりびっくりだ。

そして、それでびっくりしている自分にびっくりした。

自分が当事者の時にはなんとも思わないのに。
人が露出してると、「すごい」と感じてしまう。

メディアというのは 露出するだけでなんか「すごい」って思わせてしまうのだから、
すごい力が備わっているのだなぁと 改めて気付かされた次第。

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うーん。特に自分とかべつに大した者ではまったくないのだけど。

メディアに露出することで、実像よりも遥かにすごいような人物像に
思われてしまっていたら、危ないよね。一種の誤解なわけだから。

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だからやっぱり、いかに素の自分自身を見てもらうのか、というのが大事なのかなと。

あんまり肩書きだとか、過去の実績をアピールしすぎるのはよくないね。たぶん。
それで、実物を、等身大の自分を、相手の視界から消し去ってしまうことになるわけだから。

そして逆に自分自身をアピールしたいのなら、
自分の載ってる記事をストックしておいて相手に見せるのが
かなり効果的なんだろうなとも。

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というわけで、記事になった父親をすごいと感じるのは、やはり、これで終わりにしよう。


まあ父親は 家事をこなしたり土日も早朝から起きてたり
家ですごい人なのは間違いない。いまだにとてもお世話になってます。

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