ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

お笑い

2006年02月23日 | 子供
小学校参観日。4年生は発表。
確か娘の時は、「2分の一成人式」とかいって、一人一人自分のがんばったところを語り、親への感謝を語るような結構感動的な発表会だったような思い出が・・。
やっぱ4年生は節目だよね~と思いつつ、見に行くと、息子は、最後の組で、演目は「お笑い」

“お笑い”・・ですよ
3人組で、3つのコントをやってくれました。
K介のつっこみ、笑えました。
他のお母さん達も笑ってました。
しかし、なんで「お笑い」?
ピアノを披露する男の子もいたのに・・。
4年生では、お笑いの道を頑張ったわけだね
このまま君はまっすぐお笑いの道か??


なんとなくうつろな気分で、本屋へ。
「The MANZAI 1巻」
今の気分にピッタリ・・・と思いつつ、あさのあつこさんの本をついつい購入。

The manzai 1
あさの あつこ〔著〕ジャイブ (2005.12)この本は現在お取り扱いできません。


おバカな私は、中学生がプロのお笑いをめざして頑張る話かと、うっかり思っていたんですが、全然違ってました
・・というかそんな話をあさのあつこさんが書くと思う人もおるまいよ・・・。

転校生の歩に、ある日同じクラスの秋本が呼び出しをかけてきて、いきなり「オレとつきあってくれ!」
思わず引いた歩に、秋本がいうには、「オレにはおまえしかいない!漫才のコンビを組んでくれ!」
秋本に引きづられるように、文化祭でロミオとジュリエットの漫才バージョンをやることになり・・

というお話です。
中学生一人一人の思いや、悩みがすごくよく伝わってきて、子供だから、中学生だからといって大人は彼らを支配しようとするところがあるけど、そうじゃない。
人として一生懸命生きることは同じなんだ、子供たちが「自分で考える」そのことをもっと尊重しなければ。と思いました。
歩は前の学校で登校拒否になり、そのことがきっかけで、父親と姉を交通事故で亡くしてしまうという過去があって、いまでも歩は何かに怯えるように生きていたんだけど、秋本たちと出会って色々あった中で、普通じゃなくてもいいんだ、ちゃんと生きていけるんだみたいな強さが、彼の中に生まれたという終わり方が、すごく良かったです。

こういう強さをどうやったら、獲得できるのか・・それが自分の子供も含めて、今の子供たちの一番の課題なんじゃないかなあと思います。




『スプラッシュ・ホーリー』神谷凪

2006年02月22日 | BL本感想とか
どんな人間にも、忘れられない夏があるんじゃないかと思う。

夏のはじまりは、淡いグレイだ。朝露に濡れたあじさいの葉先から、まろやかな水滴がつうと滑って、燥いたアスファルトの上に弾ける。・・・


こんな書き出しで始められたら、もうそれだけで魅せられてしまうなあ・・という小説です。
古本屋で金ひかるさんの表紙に惹かれ、何気に買ったんですが、自分の「好き」のまさにど真ん中という感じでした。1999年2月発行。夏の話を冬に読んじゃったなあ~と思っていたら、冬の発行だったんですね。
神谷凪さんって、榊花月さんの別名だと聞いたことあったんだけど、もし1999年にこれをリアルタイムで読んでたら、即榊さんのファンになってたでしょう。
榊さんの小説って、時々「もうこれは私のために書かれたような小説だ」とかまで思ってしまうくらい好きな時があって、そういう作家さんがいることが幸せと思える方です。わけのわかんないあとがきで興がそがれてたこともあったけど、今はまともになってきたし(すみません

転校生の天羽がかわいくて、きれい
傷ついた心を癒すように斉木にカラダを与えておいて、そのくせ過去の男が忘れられなくて、また傷ついて・・。
最後、電車に乗って去っていったと思った天羽が帰ってきたシーン。
エッと思ったけど、多分一人で旅立とうと思っていた駅に斉木が来た瞬間に、天羽の気持ちは過去と決別できたんだろうなあと思いました。

夏の色が残像のように残る小説でした。

古書店めぐり・・・やめられないわ
まだまだ私の知らない素敵な作品がヤマのように私を待っているんですね!

スプラッシュ・ホーリー
神谷 凪著プランタン出版 (1999.2)この本は現在お取り扱いできません。


↑表紙イラストが見れなくて残念。古い本だから仕方ないけど。
kaedeさんが書評を書いておられて、「シャッキとしない斉木」という表現に笑ってしまいました。確かに!

のび太くん

2006年02月21日 | 子供
K介の次のターゲットが決まりました。
「戦国無双」だそうです
仲のいい友達(年の離れた姉兄あり。)のうちで見たそうで、「ものすごい面白いの。ほしいよ~~」だって。
「刀でバシュッてやって戦うんだ。龍にもなるんだ」と魅力を語ってくれるんですが、いちいち言い方が、のび太なので、「どらえも~ん、すねおくんが持ってるの、ボクもほしいんだよ~。どらえも~ん、お願い!」って感じ。
先週まで魔法のランプだったくせに・・と思うので、取り合わないでいると、今日は旦那にねだっている。
すると、話を聞いた旦那は、「戦国ものならあるぞ」といって、おもむろになにやらゲームソフトを持ち出してきた。
で、二人で夢中でやってました。関が原の戦いを、武将とかを設定してやるようなヤツ。
あ~持ってるんだ、そういうの。
いつ買ったの??

でもこれで当分注意が逸れるかも・・。3月は息子の誕生日なので、要注意!

『ボクの犬』きむらゆういち

2006年02月18日 | イロイロ感想
ボクの犬
ボクの犬
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.18
きむら ゆういち作 / わたなべ ようじ絵
白泉社 (2006.2)
通常24時間以内に発送します。


何気に本屋で見つけた本。
『あらしのよるに』の木村さんの本。
犬との出会いと、別れを、日常的な出来事で綴った物語。
こういうふうに少年は、犬と友達になるんだなあ。子供っていいなあ。私も子供の時に犬が飼いたかったなあ。

ぜひK介にも読ませたい!と買ったんだけど、結局読んだのは娘っ子のみ。
読めば~?との声に、
「だって、最後かなしいんじゃろ?」
って。
かなしい話は嫌いなんだね・・。
でも、君の国語の教科書にも随分悲しい話も載ってるよね。今、毎日音読してる「ごんぎつね」、何度聞いても悲しいよ、ママは。


次は、行灯・・

2006年02月18日 | 子供
ネットを見ていると、K介がやってきて、「日本の古いランプはない?」
・・って、それって提灯とか、行灯とかが欲しいってことですか!?

欲深な奴・・。
というか、誰か止めてやってください。

出かけると、「骨董品のお店に行きたい」とせがむ息子。
将来の夢ってなんなんだろう。

アラジンの魔法のランプ

2006年02月15日 | 子供
出張から帰ったら、K介待望の「アラジンの魔法のランプ」が届いてました。
第一希望のものは、落札できなかったようですが、なんとかパパが手に入れてくれたようです。
思ったより小さかったけど、結構綺麗で、私は好きかな。
でも、どっちにしても、K介の雑多な机に置かれているだけなので、ただのガラクタに成り下がってます。
次のターゲットはなんだ、K介!

どうして男の子って、こんなものをほしがるのか???謎

瀬戸内海

2006年02月15日 | 仕事・・雑記
月曜、火曜とまたまた愛媛へ。
月曜日は、快晴で海がすごくきれいでした。
フェリーからのんびり海を眺めていると、気分も開放されている気がします。

初めて途中で島の港に立ち寄る便に乗りました。波止でのんびりと釣りをしている人とか見えて、なんかうらやましかった~。
そういう生活があるんだよな~。こせこせした自分の生活がイヤになってきます。


夜ホテルで寝転んで本を読んでいると、娘っ子から何度もたあいのないメールが。
最初は相手にしてたんだけど、めんどくなって「良い子はさっさと寝ろよ」とメール。「なんやねん」と返事が・・。

帰ってから、「ただいま~。昨日はひとりでホテルですっごくさみしかったよ~~ん」と言うと、「どうせ、ベッドでゴロゴロしながら寝転んで本でも読んでたんでしょ。みえみえだよ、あんたの行動は」だって・・。

そのとおり!
ごねんね。ひとりでもさみしくないです
思いっきり一人でのんびりしてます。缶ビール飲みながら、誰にも邪魔されずにBL小説が読める貴重な時間です。

世間の出張の多い方々ってその辺どうなんでしょう・・。
なにか自分的な楽しみでもないと、やってられない・・って私は思うんですが



バレンタインチョコ

2006年02月11日 | 子供
娘っ子が、今年はチョコを手作りする!というので、先週から手作りチョコの準備。本買ったり、キット買ったり・・。私は今までそういうことをしたことない人なので、初心者が二人という感じでオタオタしながらです。

そして、今日は午後からいよいよ手作りチョコ&マフィン作り!
もういいやというまで、作りましたよ
手作りといっても、チョコを湯煎して、カップに詰めたり、バーにしたりするだけなんですが、なんと言っても数が多くて・・。
こんなにいるの??というと、12人くらいにあげる予定とか・・。
“友チョコ”だそうです
その上、パパや弟や、さらには塾の先生やら、弟の友達やら・・。
なんなんだ、それ。本命に1個上げればいいじゃん・・と思うんですがね。

で、肝心の“カレ”にはどうするの?と聞くと、「えっ、男の子にはあげないよ~」だって。
でも、さっきメールで「いる?」と聞いてみたらしい。
すると、「当たり前」という返事が
そりゃそうだろ。聞くなよ・・。
しかし、小学生って、どうやって渡すんだろうね。学校へはもっていっちゃいけないし。通ってる塾も違うしなあ。
まあ、なんとかするんだろ。


家族の真ん中

2006年02月11日 | ワンコ
昨日の深夜のNHKで、老犬と暮らす人たちを取材したドキュメンタリーをやっていました。途中からみたけど、最後は涙・・。
犬も18歳くらいになると、あんなに足腰がたたなくなってしまうんだなあ。
今まで動物を飼って、天寿を全うさせるところまで行き着いたことがないので、なんかこれから先ナナもあんな風になってしまうのかな、その頃は自分も60をとうに過ぎてしまうんだなあとか考えてしまった。

その犬はいつも家族の真ん中で写真に写っていて、なにより、そのうちの息子さんと仲良しで兄弟のように過ごしてきたというあたりにグッときました。
親が共稼ぎで、お姉ちゃんが部活で遅くなる時はいつも犬と遊んでいたというのが、まったくうちと同じで。
K介にとって、ナナってそういう存在になっているんだろうなあ・・。

犬を飼う時は、そんな先のことなんか全然考えなかったし、今もナナや子供たちとの生活で精一杯ですが、犬と生活するということは、そういう老後を生きるということなんだなあ・・。






この頃の仕事

2006年02月11日 | BL本感想とか
対人間の仕事ってのが疲れる~。
目の前の原稿をいじくってるよりも、10倍くらい疲れます~。
当たり前だけど。
今週はそういう仕事ばかりで、ものすご~くエネルギーを消耗した1週間って感じ。もっとうまくできなかったのかって反省することばかりで。いい年してて、まだこんな反省ばかりだ
来週は、出張。これも孤独にエネルギーを費やす仕事で、疲れそう・・。

この頃読んだBLで一番面白かったのが、剛しいらさんの『別れごっこ』
愛ある痴話喧嘩の話なんだけど、いじらしくて、男って本当にバカって感じでかわいい!って思える小説でした。
イイ男で、愛は溢れるほどあるんだけど、勘違い男!っていうのが可笑しくて。

別れごっこ
別れごっこ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.10
剛 しいら著
プランタン出版 (2005.6)
通常2-3日以内に発送します。