
そんなクリケット界において、今世間をにぎわしている話題があります。それは、つい最近までインド代表のキャプテンを努めていた選手が選考から漏れた問題です。彼は、インドのクリケット史上キャプテンとして最高の成績を残しており、インドのチームを常勝軍団へ導こうとした立役者でもあります。2000年ごろ、世界のクリケット界で連続して発覚した衝撃的な八百長事件の直後に、彼がキャプテンとして就任してその後のチーム成績によってインドのクリケット潜んでいた危機をある意味救ったという評価も受けています。そして、一人の選手としてもたくさんの個人記録を持っている名選手で、名実ともにインドのクリケット界における英雄の一人です。
しかし、長引くスランプやチームの若返り方針などの理由で、キャプテンとしての解任に続き、一選手としても選考から漏れるのは時間の問題だといううわさがメディアを通してしばらく流れていました。そしてついに、先週その決断が下され彼が次の試合に選ばれませんでした。そのことは事実上、代表としての彼の復帰が極めて難しいことを意味するものでもあり、その波紋が大きく広がっています。
彼の出身地であるベンガル州では、この決断に対してファンがデモをしたり、騒動が起きたりなど、大騒ぎになっています。当然ながらメディアでもさまざまな意見が飛び交っていますし、それによってファンの気持ちも二転三転しています。そこまではありきたりなパターンと言ってもよかろうが、ついにこの問題について国会で議論することが決まったというニュースがありました。それを聞いて驚きあきれました。
ベンガル州の左翼政党を中心に、「この選考漏れが不公平だ」として議員が議論を求め、衆議院の議長がそれを了承したそうです。つまり、もしそれが実現すれば、本来国会が至急取り組まなければならない大事な課題よりも、一選手の選考漏れをめぐることが大きなウェイトを示すということになります。政治かもファンとして意見を持って当然だとはいえ、国会の場を借りて議論しようとするのは度を越したことに他ならないと思います。これまでも、クリケットに限らずインドにおけるスポーツと政治の関係がさまざまな機会に浮き彫りにされてきたし、これからも状況が急に変わることはないだろう。だが、今回のできごとは、政治がどこまでスポーツに関与していいのかを改めて考えさせられるものとしてたいへん興味深い話しです。
インドの南のケララ州ってところと近いんかぁ?労働者で結構使えるじゃんって、思う奴らの出身地を聞くとほぼケララ州っていう。
どうなん?ケララ州って?
なんか教育とか全く違うわけ?
インド人にも出来る人と出来ない人はそらいるけど、けど、ケララだけはなんか特別な気がする。日本で言えば、人の温かさは沖縄ってかんじかなぁ。助け合いの精神を強く持っている。
で、英語もそいつらの使う英語は聞きやすいし、日本人になんとなく似た感じを持ったわ。
ケララ州。不思議な州だな。
一度は訪れてみたい土地になった。
>インド人にも出来る人と出来ない人はそらいるけど、けど、ケララだけはなんか特別な気がする。日本で言えば、人の温かさは沖縄ってかんじかなぁ。助け合いの精神を強く持っている。
うーん、一概には言えないけど、確かにケララ州の識字率はインドで最も高いということは関係しているかもしれません。それだけでは特別かどうかは判断するのは難しいが。人の暖かさについてもそうですけど、僕からするとそれはケララ州の人に限ったことではなくある程度どこにでも似たような感じです。ただし、中東では圧倒的にケララ州の人が多いわけですから、その影響があるかと思います。
ちなみに、マハラシュトラ州の中心はムンバイであって、ケララ州はムンバイから西海岸をずっと南に下っていった所です。この方がわかりやすいでしょうか。