「あ」 と 「い」
続けて打ってみる
漢字変換してみる
「愛」 と出てくる
日本語の最初の二文字がなぜそんなに深い意味合いの単語になるのか、と考え込む
ふと母語のマラーティー語のことが頭をよぎる
そこにも 「アイ」 という単語がとてつもなく重要な意味を持っている
その 「アイ」 とは 「母」 のことである
生まれてくる命にとって、 「 母」 によって 「愛」 が具象化される
その生き物にとって 「愛」 も 「母」 も同じことである
言い換えれば、「母」 は 「愛」 そのものとなる
そこを、日本語でも 「あい」 と読み、マラーティー語でも 「アイ」 と読む
なにか不思議な縁を感じてしまう
うちのおじいさんが最近書き下ろしたことを思い出す
「アイ」 (母) とは、「アトマン」 (自我) を 「イーシュワル」 (神) につなぐ存在である
今までで一番しっくりきた 「母」 の表現である
そんなことを意識したことすらない自分が、今日もまたちっぽけに思える