ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

計画通電

2011-06-03 | インド

ご存知だろうか、「計画通電」 という言葉を?

 

知っているはずもないのだが。

僕が造った造語なんだから。

 

 

最近関東全域で騒がれたのは、「計画停電」。

でも、インドの実情を正確に表すと思うのは、「計画通電」。

 

それは、一日のうち10時間以上も、15時間以上も停電になっていて、残りの時間になんとか電気が通るという現状。

インドでは多くの田舎がその現状と日々向き合っている。

都会でさえ、まだまだ平気で計画停電が行われるというから、田舎となりゃ誰も見向きもしない。

 

だから思いついた、計画通電という言葉。

だって、何時から何時まで停電になるのかを覚えるよりも、何時から何時までの間に電気が通るのかを覚えていた方が楽だもの。

 

つまり、インドではそれだけ電力事情が深刻なのだ。

で、よりによって、その問題を解決する救世主はあれしかないと皆いうのだ。

そう、ザ・原子力発電なのだ。

 

インドは、向こう20年で、現在の14倍もの原子力発電能力を手に入れようと奮闘しているのだ。

フクシマが治まる気配がないのにその考えが一切変わっていないというのだ。

インド国内であっちこっち原発銀座が誕生するかもしれないのだ。

今このタイミングでは、なんとも皮肉なことなのだ。

 

こんなことは全て 「計画通電」 に起因しているのだ。

しつこいようだが、それは僕が造った造語なのだ。

それがなにか?