想定内のことがあった
東電は、「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」 の聴取に応じることを拒否した
想定外のこともあった
民間事故調の聴取に応じない理由は 「事故収束に取り組むことを優先順位の第1とした」 だった
それを読んで目を疑った
政府 (ならびに東電) による 「原発事故収束宣言」 はどうなった?
3・11直後...
アメリカが最悪を想定した
初動がその想定に基づくものだった
日本が楽観視を選択した
国民をパニックさせないことに終始した
それに、80キロ圏内避難命令のアメリカをバカにもした
1年後...
事態が最悪に進まなかったのは不幸中の幸いだった
それでも、最悪を想定したアメリカが正しかった
問題を直視しようとしなかった日本が愚かだった
アメリカが外国だった
だから最悪を想定しやすかった
一方、日本が当事者だった
だからアメリカほど判断が甘くなかった
そんな論評が聞こえてきた
バカヤロ~と思った
判断の基準となった資料が両国で同じだった
実は日本がアメリカに提供していた
その資料に基づいて、アメリカが最悪を想定した
その資料に基づいて、日本が 「直ちに影響が出ない」 と考えた
想定外だったのは、地震や津波じゃなかった
想定外だったのは、最悪を想定する能力の欠如だった
「私は文系なので、官邸内の対応は理系の次長に任せた」
本来は、大変に重く受け止めなきゃ言葉である
それを口にした人間の立場では、とても解せない言葉である
それでも、陳謝という建て前の元で、いとも簡単に述べてしまった言葉である
それに、大方のメディアが、何も問題がないかのように、無視することを選択した言葉である
文系の人間がどうやってその役目が担える?
瞬時に重要な判断をしなきゃいけないときに部下任せじゃ意味がある?
もう一週間近く経ったけど、その発言は何も波紋を広げていないことに唖然とする
経産省原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長が、良くもそんなことを言えたなあと感心する
この一年で露呈しっぱなしの日本の情けなさが、だんだんとインド・レベルに近づいている
それとも、、、
情けなさにおいても、日本が 「先進国」 である?
年越しカウントダウンまでの時間なんかじゃない
そんなんより何倍も重要なイベントがある
誰にも頼まれていない
勝手にする宣伝がある
ぜひお時間を作って足を運んでもらいたい
おそらく、そうする責任がある
■映画タイトル
「3.11 日常」 (3.11 日常 OFFICIAL SITE)
■公開期間
2011年12月24(土)〜12月30日(金)
※連日夜21:00より1回上映
■キャスト・スタッフ
キャスト:小出裕章、水野美紀、中川敬、高橋健太郎、関口詩織、岡本直也、山本雅昭、米原幹太
監督:わたなべりんたろう
■ストーリー(あらすじ)
2011年3月11日の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故発生後の世界における生き方を問い、反原発活動を行ってきた京都大学原子炉実験所・小出裕章助教へのインタビューを中心に構成したドキュメンタリー。震災直後に被災地でボランティア活動を行った女優の水野美紀、ボランティア演奏を行った「ソウル・フラワー・ユニオン」の中川敬ら著名人への取材も収められている。
■上映時間
1時間20分
■料金
1800円
■会場
池袋シネマ・ロサ ※会場地図 cinema rosa.net - 劇場案内
■わたなべりんたろう監督のメッセージ
『4月末に物資支援及びボランティアで南三陸に行き、そのときに被災地の様子は映像で収めきれないが何かできないかと思い、ツイッターで知った長年に渡って反原発の活動を一貫しておこなっている京都大学原子炉実験所の小出裕章助教を中心にしたドキュメンタリーを制作することにしました。
小出助教を取材撮影しましたが、見切り発進だったのでフリーペーパーで知ったクラウドファンディング(ネットで資金を募る方法)で資金を調達しました。
他に、水野美紀さん(3月に被災地でボランティア活動をおこなう)、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬さん(阪神大震災と同じく、被災地でボランティア演奏をおこなう)、高橋健太郎さん(3.11以降、従来の音楽関連から変わり、原発/放射能関連のツイートを多く発信)、19才~22才の若者ハンスト(経済産業省前で10日間おこなう)も取材撮影して完成させたドキュメンタリーです。
100名以上の方々の協力をいただき完成させることが出来ました。音楽にソウル・フラワー・ユニオン、ミト(クラムボン)の音楽などを許可をいただき使用しています。
手作り感溢れる作品ですが、少しでも多くの方に観ていただけたらと思っています。
(わたなべりんたろう)』
なんで記者会見を設けたのは 「日本外国特派員協会」 だけなのか?
日本記者クラブは既に年末の休みにでも入ったのか?
空しいのぉ
記者会見の最後で、鈴木さんがこう言った。
「多くの目が福島福島第一原発に注がれるべきと思っています。残念ながら、日本のマスコミは原発の事故をあんまり見ようとしません。
(中略)
こんなことを外国人の方に頼むのも悲しいんですが、福島第一の事故を忘れないでこれからもたくさんの目を注いでください。」
国が滅びるかどうかの瀬戸際に追い込まれているのに、日本記者クラブが相変わらず目をそむけ続けるつもりなのか?
恥を知れっちゅのぉ
都会に住む人にとってのタブーは、現場では当たり前なことである...
そんな会話に聞き入った
それなら、都会の人も真実を知るために時間を割くほかないのである...
そう感じた
一見以上の価値がある
だから載せることにした
野田首相がフクシマの 「事故収束」 を宣言した...なんで?
さらに、1~3号機の 「冷温停止状態」 が達成できたと発表した...なんで?
さらにさらに、東電の西沢社長が 「目標達成」 を強調した...なんで?
誰か、
説明してくれ~
納得いくように説明してくれ~
だって、僕は野田さんも西沢さんも信じちゃいない
「事故収束」 も 「冷温停止」 も 「目標達成」 も全て同じ嘘に過ぎない
そして、それが嘘であることを納得いくまで説明できるのも間違いない
だから、
野田さんを信じている誰か、
西沢さんを信じている誰か、
説明してくれ~
納得いくように説明してくれ~
って、ナメてんのは分かりきったことだが...
「ただちに影響がない」 と言ったのは7回しかないという
でも、そう言っちまった影響が今後計り知れないものになることを理解してんのかぁ
とあるゴルフ場があった
というか、まだあるにはあるけど
ただ、ずっと営業をしていない
というか、営業できる状況ではないけど
ゴルフ場が45キロしか離れていなかった
福島第一原発からだけど
で、事故の翌日から営業停止していた
今も停止しているみたいだけど
その理由は明快だった
土壌の汚染だけど
だから、8月に東京地裁に求めていた
東電に汚染の除去をさせるための仮処分だけど
その件で、最近唖然とすることがあった
東電側の主張にだけど
原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない
ザ・東電によればだけど
したがって、東電は責任を持たない
除染に対してだけど
ばら撒かれたセシウムをはじめとする核分裂生成物
もとは、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあったウランだけど
当然、ばら撒かれたものももちろん東電の所有物
本来はそうであるべきだけど
でも、そんなのは無主物だと
東電側がそんな法律用語を持ち出してきたけど
主がない物、だから価値がない
奴らそう言いたそうだけど
他方、判決を下した地裁も地裁で達人だった
言葉を濁すことのだけど
まず、東電に対して除染を求める権利を認めてるといった
そこまではいいんだけど
でも、除染は国や自治体でやると
なぜかそう言い出したけど
つまるところ、東電は除染しなくていいと
除染してくれ~、と東電に求める権利は認めるけど
結局は東電への除染の請求は退けちゃった
矛盾もいいところだと思うけど
いったい、何処と何処と何処と何処がぐるになって国民を騙しやがるのか
そう思ったってしかたがないけど
...なんてことわざがあるけど
今の日本では、何人寄ってもも文殊の知恵にはならん気がする
そうでもなけりゃ、日本はとっくに高速増殖炉 「もんじゅ」 を捨てたはず
その名の由来になった文殊菩薩だって泣いていると思う
「もんじゅ」 と名づけた僧侶は今になって反省されているようだが
そんなこんなで、これをぜひ聞きなはれ
そんなこんなでも、日本は 「もんじゅ」 をやめることはないだろう
その場合の話しだけど
大橋弘忠・東大教授を 「もんじゅ」 の中に住まわせたいなあ
大声で言っていた 「プルトニュウムは飲んでも大丈夫」 を、きっと証明してくれるだろうから