厳かなるメリハリっ子

モラハラ妻から逃れて20年。70歳に向けて厳かな人生を送る年金受給者のブログです

盛岡ダイワロイネットホテルが史上最高の都市、駅、ホテルであるこれだけの理由

2023-10-26 13:17:11 | 日記
いよいよ盛岡便りも最後だ。

盛岡ダイワロイネットホテル。

これが史上最高なホテルである理由はなんといっても史上最高の町盛岡の史上最高の駅盛岡駅から歩いてわずか数分という立地にある。

しかしそれを除いても、史上最高のホテルである資格がある。

ダイワロイネットホテルは去年京都で泊まった。その時もいいホテルだとは思ったが、今回ほどの感動はなかった。

おそらく盛岡の施設が最新のもので、ダイワロイネットの最新のスペックを実現したものなのだろう。だとしたら運が良かった。

私もいろんなビジネスホテルに泊まったが、この盛岡ダイワロイネットホテルほど、あらゆる配慮が行き届いているホテルはない。断言できる。

世のホテルに泊まっていつも思うのが、ホテルの運営責任者は開業前に自分のホテルに泊まることがあるのだろうか。素朴な疑問だ。

自動車メーカーだったら、社長とは言わないが、設計責任者や専門のドライバーが発売前に何度も試乗し、不良箇所を虱潰しに調べる。当然のことだ。

しかしホテル、特にビジネスホテルについては、本当に沢山の???があって、運営会社は片手間気分でやってるのでは、と思うことがよくあった。

今でも忘れられないのが兜町のヴィラフォンテーヌホテル。

そもそもフランス語を気取ったこのホテル名が覚えられない。母体は住友不動産なのだから住友アーバンホテルとでもすればいいのに。これは余談。

私が事務所を兜町に移転した直後、10何年か前、このホテルが新装開店した。その頃に何度か泊まった。

閉口したのが、シャワーの勢いが全くないこと。

疲れてホテルに戻って気分よくシャワーを浴びる。これが一日の疲れを癒やす最高のイベントなのは言うまでもない。

しかしこのホテル(当時)は悲しくなるほどのちょろちょろシャワーでストレスが貯まること甚だしかった。

何回か泊まったあと、我慢できなくてとうとう私はホテルに手紙を書くに至った。しかしその後も改善は見られなかった。

あれから10年以上たっているので今はましかもしれないが。

さてこのダイワロイネットホテル。

おそらくこのホテルの設計・開発をした担当者は、私のようなビジネスホテルに対する不満を貯めに貯めていて、それを一挙に開放する意気込みでこのホテルを作ったのだろう。

いくつかポイントをあげる。

(1)駅から近い。これは当然のことだがポイント高し。なおこの敷地は私が40年前に一度だけ雫石スキー場でのスキーの前泊のために盛岡を訪れたときに泊まったホテルリッチの跡地だ。感慨深い。

(2)最新なので当たり前だが綺麗。かつ安っぽい感じが皆無。

(3)一階にセブンイレブンがあって至極便利。私はセブン銀行を財布代わりに使っているのでとても助かる。

(4)ロビーが広い。ソファもゆったりしている。

(5)アメニティは受付脇に揃えてあるので、ここから各自持っていくスタイル。しかし歯ブラシ・ペースト、櫛などの必需品は部屋に備えてある。これは結構大事なポイント。錦糸町のゼットホテル(匿名にしているが、実際はロッテホテルのこと)は、歯ブラシ・櫛などもロビーに置いてある。つい持って上がることを忘れる。

部屋でシャワーを浴びて裸のままさあ歯を磨こうと思って、歯ブラシがないことに気づき愕然としたことが何度もある。また服を来てロビーまで降りたことは言うまでもない。こういうことが結構なストレスになる。そのストレスが盛岡ダイワロイネットホテルにはない!

(6)テレビが大きくていい。

(7)WiFi のIDとパスワードはテレビ画面に表示されてある。(一部隠しました)



特筆すべきはテレビ画面とは別に、机の上に置かれた手元メニューのような紙?にも同じ情報が記載されてある。(一部隠してます)


これはさりげない気配りだ。

何年か前、マックが手元メニューを廃止して、客に頭上のメニューを見ることを強制したことを思い出した。当時の原田社長はこの失敗でクビになったとか。

テレビ画面だと、まずわざわざスイッチを入れる。それから見上げるテレビ画面と見下ろすパソコン(またはiPhone)の間で、何度も視線を往復しなければならない。これもちょっとしたストレス。

そのストレスがない。 Very good!

(8)コンセントもばっちり。



ベッドサイドのコンセントとスイッチもわかりやすい。だけでなく操作しやすい。

いつもベッドに入ってからどのボタンで室内灯が消灯または調整できるのか、まごまごするが、このホテルではそれがない。


(9)サービス案内の英語がなんちゃって英語でない。ちゃんとしたネイティブの英語だ。

これは明らかにスタッフに英語ネイティブがいるか、英語ネイティブをちゃんと手配した証拠だ。かなり高級なホテルや旅館でも、このクオリティの英語を用意できるところはない。というか私の過去の経験では皆無だ。



(10)クロゼットも広くハンガーも十分。ハンガーが足りなくて何度泣いたことか。


(11)トイレ・バスは最近泊まったホテルの中で一番よかった。




レインシャワーというものまであった。最初気づかなくて全身に冷たい水を浴び、悲鳴を上げたが。



バスタブは勿論あるが、シャワーだけ浴びたい人も満足のシャワースペースが確保されている。

この配置もなかなかビジネスホテルでは見ない。




シャンプー類も綺麗にまとめられていて便利。ちゃんと色分けされている。分かっているな。



(12)消耗品も Made in Japan が強調されている。これは珍しいのでは?


(13)ドアに貼ってあるラベルも素敵なデザイン。英語も的確。



(14)特に感心したのは冷蔵庫にスイッチがあり、かつそれがすぐ触れるところにあること。


冷蔵庫は冷媒をポンプで循環する。そのポンプがうるさくて夜中に眠りの邪魔になることがある。これまで結構これに悩まされてきた。しかたなく奥に手を突っ込んでコンセントを抜いたりしたが、チェックアウトの時は流石にまた差すことにしているので、かなりの手間でありストレス。

それがこのホテルの場合は簡単にオンオフができる。

これはかなりのホテル熟練者の設計と見た。

こんなところでしょうか?

お値段は15,000円。これは季節によっても変わるでしょうが、その1週間ほど前に泊まった錦糸町ロッテホテルは20,000円だったので、納得の値段。

お値段以上、ダイワロイネットホテル、ということでしょうか。

ということで今回の盛岡レポートを終わります。




急に忙しくなった。

2023-10-25 21:10:28 | 日記
今抱えている案件が結構な量なのだが、これまた量の多い案件の見積依頼が入って、ちょっとバタバタ気味。

おまけに今日は眼科で時間を取られたし、明日はC市でコンサルタント詣で。

ということで盛岡ダイワロイネットホテルのことは明日以降とします。

あしからず。

盛岡、盛岡駅、そして盛岡ダイワロイネットホテルが史上最高の都市、駅、ホテルであるこれだけの理由 - 本編 IV

2023-10-24 12:49:34 | 日記
昨日、今日と素晴らしい秋晴れだ。

気温もちょうどいい。風もない。庭仕事にもぴったり。

本当は車で遠出したい。しかし仕事があるので我慢、我慢。

さて、仕事を放っておいて、今日は盛岡駅がなぜ史上最高の駅なのかについて触れてみよう。

なによりも史上最高の都市、盛岡の中央駅というのが大きい。

それだけで史上最高の駅だ。

この駅。新幹線が通っているが、仙台駅にようにバカでかくはない。

東側には歩いて行けるところにお城と役所などの行政サービス。

西側には眼の前にゆったりとしたバスロータリーと公共施設。

とてもコンパクトだ。かつ必要な機能や店舗は備わっていて、過不足ない。

この蕎麦屋に入った。おいしい。



店内はごちゃごちゃしてなくてこざっぱりしている。店員さんも親切。

こういう看板は県外人にも助かる。



駅の案内図。



簡潔でよろしい。

駅構内に Kirin City がある。うらやましい。


構内のコンビニでは店頭で冷麺を売っている。



ただし店頭で新聞を売っているのには違和感を感ずる。そんなに売れるのかね?



このサービスすごくない?東京まで荷物を今すぐ運ぶって。昔のチッキの進化版か?





このサービスは特に外国人観光客に受けると思うので、是非英語版の看板も。

コインロッカーも完備。大きな駅によくある、とんでもない遠く離れた場所に誘導されるパターンではない。新幹線の改札口と同じフロアだ。歩いて1分くらいのところ。



上のはスイカ対応だが、現金が安心というお年寄りにはちゃんと昔ながらのロッカーも用意されてある。



老若男女、誰にでも優しい盛岡駅です。

こちらの看板↓ちょっと分からない。


これデビ夫人だよね。

想像を超えてました。

こちらの看板。英語がちゃんとしていて感心した。



普通、駅とか役所とか、東京でもとんでも英語が氾濫しているのだが。

盛岡が気に入って棲み着いたアメリカ人がJR で働いているのかも。

今話題の Station Booth がちゃんとある。盛岡が進んでいる証拠。

私の県では見たことがない。



この案内板もすっきりしていて的確。



よほどいいデザイナーが盛岡駅に配置されているのだろう。そういうデザイナーが盛岡に定着したのも、盛岡が文化的な都市である証拠といえよう。

東京の工事案内看板があるのも親切というか気配りがすごい。



ということで盛岡駅が史上最高の駅であることの証拠をきっちり揃えました。

明日は盛岡ダイワロイネットホテルがなぜ史上最高のホテルなのかについて写真を使って説明したいと思います。









盛岡、盛岡駅、そして盛岡ダイワロイネットホテルが史上最高の都市、駅、ホテルであるこれだけの理由 - 本編 III

2023-10-22 09:21:02 | 日記
つい先程、都道府県魅力度ランキングが発表された。

それによると岩手県は47都道府県中29位。

1位は北海道。京都、沖縄、東京、大阪と続く。

市区町村魅力度ランキングでは盛岡は上位50位に入っていない。

トップは札幌市。

みなさん、何もわかってないね。札幌などスカスカの町じゃないか。おまけに北海道は車がスピードを出しすぎだ。生きている心地がしない。

その点、盛岡は自然はあるし、穏やかな雰囲気だし、それでいて便利だし、歴史的な名所もある。日本でダントツ1位の都市だ。

ポイントは intimacy。隠れ家的な親密さとでも言うか。

ドイツ語で言うところの gemütlichさ。

あまりオーバーツーリズムに毒されるのも何なので、ランキングもこれくらいがいいかも。

さて、写真で綴る盛岡の旅を続けよう(実は月末締め切りの結構面倒な仕事があるので、あまりこれに時間を割けないのだが。)

2023年10月19日。木曜ですね。

朝の散歩の後、一度ホテルに戻りチェックアウトした。荷物をホテルに預け、今度はお城の方に向かって歩いた。

まず目の前に川がある。これは北上川。東北で一番大きな川だ。





ゆったりと流れている。

Still water runs deep という英語のことわざを思い出した。

架かる橋もレトロ調でいい。



散策にベストな遊歩道が川沿いに走っている。



鮭が遡上するらしい。


橋を渡るとちょっと中途半端なスクランブル交差点が。



交差点の向かいのビル。よく見ると屋上で工事関係者がなにか打ち合わせをしている。手すりがないので危険だと思うが、プロだから問題ないか。






パトカーが止まっていた。このパトカーはこの後、何度も見かけた。巡回の密度がすごい。

シャッターに落書きされた朽ち始めた店舗。


ただし荒れた建物はこれだけだった。街全体に荒れた雰囲気は全くない。過疎化の気配はゼロ。

小学校のフェンスにこんな看板が。



いい味を出している。

これは盛岡の中心なので、東京に例えるなら、銀座通りか大手町で立ちションをするようなものだ。なんとなく微笑ましい。古き良き日本だ。

「ご遠慮」の「遠」の字の崩し方が最高。

この小学校は盛岡市立桜城小学校という。いい名前だ。盛岡にふさわしい。

校庭で生徒が体育座りをして先生の言葉に傾聴していた。時々「はいっ。はいっ。」という威勢のいい可愛い返事が響いた。



こちらは日焼けサロン。



Loco という言葉はよく店舗名で使われる。

私の地元にもそんな名前のラブホテルがあったし、確か東京の清澄白河界隈にこの名前の美容院があった。

しかしスペイン語でこれはあまりいい意味ではないので、避けたほうがいい。インバウンドで南米の皆さんも来るでしょうから。

今調べたら、清澄白河の美容院は Loca だった。

loco というのは形容詞だが、男性の場合の形。女性に使う場合は loca となる。

ということはこの美容院のオーナーは形容詞の語尾が男性、女性で変化することくらいは知っていたということか。

となると、この言葉の意味も知っていたのかな?それはそれで問題だ。

パン屋さんに目に入った。

カレーパンがおいしそうだったので買った。するとなんとコーヒーがただで付いてきた。




しめて205円



安すぎ!

これは中京圏の有名なモーニングの逆パターンだ。

そしてはるかにモーニングより安い。

これだけでも盛岡に定住したいと思ってしまった。

というのもこの場所は町の中心街だし、シニアにとってはこれくらいの量のパンが気楽に食べられるのはとても助かるのだ。

外のベンチでいただいたが、道行く人を見ているだけで飽きない。



東京の銀座で205円でパンとコーヒーがいただけて、おまけに外のベンチで通行人をゆっくりと見る、などというリッチな経験はできません。

お向かいのセブンイレブン。店舗デザインが簡素かつ見やすくていい。


せっせと道の掃除。



道が綺麗な訳だ。

さっきのパトカーがなぜか私にまとわりついてくる。



(この記事の内容は2023年10月19日のことです)

串かつ田中発見。

これで移住動機が上昇。


ここは「大通り」というらしい。


また付け回される。







なかなか昭和調でいいでしょう。

また来た。しつこい。暇なのか治安がそんなに悪いのか。



こんな雑居ビルに赤十字が入っていてびっくり。

思わず「日本赤十字」という名前の熟女倶楽部かなにか、と思ってしまった。

でもやはり居酒屋の看板みたいに赤十字があるのはおかしくないか?



一見整然とした由緒ある町と思わせておいて、この雑然さが突然現れるのも盛岡の魅力というか奥の深さだ。

昭和調の書店発見。



入り口を入ると、すぐそこに銭湯の番台のように店内を監視するレジがあるこの店舗設計の店はもう死に絶えつつある。

後でここで水木しげるの遠野物語のマンガ本を買った。


ちーたん?なんだろう。

この店舗看板の配列は斬新だ。というか、もろ終戦直後風。



昭和レトロが続く。

こちらは入るのがちょっと怖い。



↓これは盛岡のランドマークだろうか?

昭和レトロの頂点だ。



ゴジラに踏み潰されても文句が言えないデザインといえよう。

↓城郭の直ぐ側にかなり古い建物があった。近々補強工事が入るらしい。





↓この注意書き。いかにも昭和。まだこういうおじさんが棲息しているのでしょう。



このブレスは格好いい。



その説明書。


この郵便箱はまだ現役のようだ。



さてお堀に出ました。


お堀のすぐ前のこちらの商店施設がほのぼのとしていて、いい。



フロリダのマイアミにこんな建物が並んでいる一角がある。アールデコ調の建物ばかりだが、それに似ている。色合いはアールデコではないか?

ここはお城の眼の前という絶好の位置にあるので、最上階に部屋が空いていたら借りてみたいくらいだ。

なんと日乃屋カレーがあった。



すごいね。盛岡まで進出していたのか。これで盛岡移住の動機がまた一つ増えた。

とても長いチューロス。盛岡にそんな需要があるとは。



まだまだ続く昭和レトロ。ちょっと通りを戻ってご披露します。






音楽家の名前をそのまま店の名前にするのはなかなかないかな。

この「なかなかないかな」を解読できる外国人はなかなかいないだろう。



メニューの値段がサインペンで書き直してある。

面白い。細かいことにはうるさく言わないのが盛岡人なのだ。


こちらの居酒屋の前を通ったら、ちょうど店の前で朝礼をやっていた。威勢のいい声が飛び通った。



この暖簾を掛けるのに女性店員が苦労していた。彼女に何の店と聞いたら、「おにぎりの店」という答えが帰ってきた。

ただし、夜は居酒屋になるらしい。昼も夜も試してみたい。次回訪問時に是非行ってみよう。

ダイソーも一応ある。断っておくがこれらの店舗は全てお城から歩いて数分のところにある。

素晴らしいコンパクト性ではないだろうか?


当然、ドトールもある。

これでミラノサンドにもちゃんとありつける訳だ。

盛岡移住の動機がまた一つ増えた。


この通りだが、単に「大通り」というらしい。

このこだわりのなさというか、潔さも素晴らしい。




Google Map でも大通りと出ていた。

さてお城の敷地内になかなかに印象的な神社がありました。


すぐ裏の祠。



その先にマッターホルンのようにそびえ立つ巨岩というか奇岩。




その裏で猫に遭遇。

城の周りの飲食店を少し紹介。



とても微妙な看板。

ちょうどお昼時なので、どこかに入ろうと画策しました。



無難そうなこちらにしました。生姜定食です。

ちょうど地元のニュースをやっていた。

駅からここまで来るまでに盛岡には医科大学があることを知った。

さすが大都市。県庁所在地。

その岩手医科大学というらしい。ちょっと調べたら、岩手県には医科大学というか医学部はここしかないようだ。

岩手大学には医学部はなかった。

さてその岩手医科大学の教授が論文改ざんを行ったというニュースをやっていた。

まあそういうこともあるでしょう、ということ。

城の近くには本格的なスクランブル交差点があった。



さすが県庁所在地だ。

私の地元の県庁所在地にはスクランブル交差点などない。

以上、盛岡の魅力をご紹介しました。

時間があれば今日か明日、盛岡駅と盛岡ダイワロイネットホテルのご紹介をします。

*****

盛岡の記事で午前中が潰れてしまった。

今日は月末締め切りの仕事を引き続きやって、休憩代わりの庭仕事もする予定。

天気は最高。生きていてよかったと思える一日になりそう。