つい先程、都道府県魅力度ランキングが発表された。
それによると岩手県は47都道府県中29位。
1位は北海道。京都、沖縄、東京、大阪と続く。
市区町村魅力度ランキングでは盛岡は上位50位に入っていない。
トップは札幌市。
みなさん、何もわかってないね。札幌などスカスカの町じゃないか。おまけに北海道は車がスピードを出しすぎだ。生きている心地がしない。
その点、盛岡は自然はあるし、穏やかな雰囲気だし、それでいて便利だし、歴史的な名所もある。日本でダントツ1位の都市だ。
ポイントは intimacy。隠れ家的な親密さとでも言うか。
ドイツ語で言うところの gemütlichさ。
あまりオーバーツーリズムに毒されるのも何なので、ランキングもこれくらいがいいかも。
さて、写真で綴る盛岡の旅を続けよう(実は月末締め切りの結構面倒な仕事があるので、あまりこれに時間を割けないのだが。)
2023年10月19日。木曜ですね。
朝の散歩の後、一度ホテルに戻りチェックアウトした。荷物をホテルに預け、今度はお城の方に向かって歩いた。
まず目の前に川がある。これは北上川。東北で一番大きな川だ。
ゆったりと流れている。
Still water runs deep という英語のことわざを思い出した。
架かる橋もレトロ調でいい。
散策にベストな遊歩道が川沿いに走っている。
鮭が遡上するらしい。
橋を渡るとちょっと中途半端なスクランブル交差点が。
交差点の向かいのビル。よく見ると屋上で工事関係者がなにか打ち合わせをしている。手すりがないので危険だと思うが、プロだから問題ないか。
パトカーが止まっていた。このパトカーはこの後、何度も見かけた。巡回の密度がすごい。
シャッターに落書きされた朽ち始めた店舗。
ただし荒れた建物はこれだけだった。街全体に荒れた雰囲気は全くない。過疎化の気配はゼロ。
小学校のフェンスにこんな看板が。
いい味を出している。
これは盛岡の中心なので、東京に例えるなら、銀座通りか大手町で立ちションをするようなものだ。なんとなく微笑ましい。古き良き日本だ。
「ご遠慮」の「遠」の字の崩し方が最高。
この小学校は盛岡市立桜城小学校という。いい名前だ。盛岡にふさわしい。
校庭で生徒が体育座りをして先生の言葉に傾聴していた。時々「はいっ。はいっ。」という威勢のいい可愛い返事が響いた。
こちらは日焼けサロン。
Loco という言葉はよく店舗名で使われる。
私の地元にもそんな名前のラブホテルがあったし、確か東京の清澄白河界隈にこの名前の美容院があった。
しかしスペイン語でこれはあまりいい意味ではないので、避けたほうがいい。インバウンドで南米の皆さんも来るでしょうから。
今調べたら、清澄白河の美容院は Loca だった。
loco というのは形容詞だが、男性の場合の形。女性に使う場合は loca となる。
ということはこの美容院のオーナーは形容詞の語尾が男性、女性で変化することくらいは知っていたということか。
となると、この言葉の意味も知っていたのかな?それはそれで問題だ。
パン屋さんに目に入った。
カレーパンがおいしそうだったので買った。するとなんとコーヒーがただで付いてきた。
しめて205円
安すぎ!
これは中京圏の有名なモーニングの逆パターンだ。
そしてはるかにモーニングより安い。
これだけでも盛岡に定住したいと思ってしまった。
というのもこの場所は町の中心街だし、シニアにとってはこれくらいの量のパンが気楽に食べられるのはとても助かるのだ。
外のベンチでいただいたが、道行く人を見ているだけで飽きない。
東京の銀座で205円でパンとコーヒーがいただけて、おまけに外のベンチで通行人をゆっくりと見る、などというリッチな経験はできません。
お向かいのセブンイレブン。店舗デザインが簡素かつ見やすくていい。
せっせと道の掃除。
道が綺麗な訳だ。
さっきのパトカーがなぜか私にまとわりついてくる。
(この記事の内容は2023年10月19日のことです)
串かつ田中発見。
これで移住動機が上昇。
ここは「大通り」というらしい。
また付け回される。
なかなか昭和調でいいでしょう。
また来た。しつこい。暇なのか治安がそんなに悪いのか。
こんな雑居ビルに赤十字が入っていてびっくり。
思わず「日本赤十字」という名前の熟女倶楽部かなにか、と思ってしまった。
でもやはり居酒屋の看板みたいに赤十字があるのはおかしくないか?
一見整然とした由緒ある町と思わせておいて、この雑然さが突然現れるのも盛岡の魅力というか奥の深さだ。
昭和調の書店発見。
入り口を入ると、すぐそこに銭湯の番台のように店内を監視するレジがあるこの店舗設計の店はもう死に絶えつつある。
後でここで水木しげるの遠野物語のマンガ本を買った。
ちーたん?なんだろう。
この店舗看板の配列は斬新だ。というか、もろ終戦直後風。
昭和レトロが続く。
こちらは入るのがちょっと怖い。
↓これは盛岡のランドマークだろうか?
昭和レトロの頂点だ。
ゴジラに踏み潰されても文句が言えないデザインといえよう。
↓城郭の直ぐ側にかなり古い建物があった。近々補強工事が入るらしい。
↓この注意書き。いかにも昭和。まだこういうおじさんが棲息しているのでしょう。
このブレスは格好いい。
その説明書。
この郵便箱はまだ現役のようだ。
さてお堀に出ました。
お堀のすぐ前のこちらの商店施設がほのぼのとしていて、いい。
フロリダのマイアミにこんな建物が並んでいる一角がある。アールデコ調の建物ばかりだが、それに似ている。色合いはアールデコではないか?
ここはお城の眼の前という絶好の位置にあるので、最上階に部屋が空いていたら借りてみたいくらいだ。
なんと日乃屋カレーがあった。
すごいね。盛岡まで進出していたのか。これで盛岡移住の動機がまた一つ増えた。
とても長いチューロス。盛岡にそんな需要があるとは。
まだまだ続く昭和レトロ。ちょっと通りを戻ってご披露します。
音楽家の名前をそのまま店の名前にするのはなかなかないかな。
この「なかなかないかな」を解読できる外国人はなかなかいないだろう。
メニューの値段がサインペンで書き直してある。
面白い。細かいことにはうるさく言わないのが盛岡人なのだ。
こちらの居酒屋の前を通ったら、ちょうど店の前で朝礼をやっていた。威勢のいい声が飛び通った。
この暖簾を掛けるのに女性店員が苦労していた。彼女に何の店と聞いたら、「おにぎりの店」という答えが帰ってきた。
ただし、夜は居酒屋になるらしい。昼も夜も試してみたい。次回訪問時に是非行ってみよう。
ダイソーも一応ある。断っておくがこれらの店舗は全てお城から歩いて数分のところにある。
素晴らしいコンパクト性ではないだろうか?
当然、ドトールもある。
これでミラノサンドにもちゃんとありつける訳だ。
盛岡移住の動機がまた一つ増えた。
この通りだが、単に「大通り」というらしい。
このこだわりのなさというか、潔さも素晴らしい。
Google Map でも大通りと出ていた。
さてお城の敷地内になかなかに印象的な神社がありました。
すぐ裏の祠。
その先にマッターホルンのようにそびえ立つ巨岩というか奇岩。
その裏で猫に遭遇。
城の周りの飲食店を少し紹介。
とても微妙な看板。
ちょうどお昼時なので、どこかに入ろうと画策しました。
無難そうなこちらにしました。生姜定食です。
ちょうど地元のニュースをやっていた。
駅からここまで来るまでに盛岡には医科大学があることを知った。
さすが大都市。県庁所在地。
その岩手医科大学というらしい。ちょっと調べたら、岩手県には医科大学というか医学部はここしかないようだ。
岩手大学には医学部はなかった。
さてその岩手医科大学の教授が論文改ざんを行ったというニュースをやっていた。
まあそういうこともあるでしょう、ということ。
城の近くには本格的なスクランブル交差点があった。
さすが県庁所在地だ。
私の地元の県庁所在地にはスクランブル交差点などない。
以上、盛岡の魅力をご紹介しました。
時間があれば今日か明日、盛岡駅と盛岡ダイワロイネットホテルのご紹介をします。
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盛岡の記事で午前中が潰れてしまった。
今日は月末締め切りの仕事を引き続きやって、休憩代わりの庭仕事もする予定。
天気は最高。生きていてよかったと思える一日になりそう。
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