なかなか涼しくならない。千葉で停電に見舞われている方々に較べたら、楽をしているのだが。
今日は刈り取った芝や、リサイクルゴミをこれから処理場に出して来る。
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ゴミを出してきた。ペットボトルと空き缶の量が半端ではなかった。しかし全部片付いてほっとしたぞ。
やれやれ。
そういえば昨日買った文藝春秋をちらちら読んでいる。
「日韓断絶」の特集記事は少し気合いを入れて読む必要があるので、まずは村上春樹先生の投稿を読んだ。
相変わらずの春樹節だ。達者なものだ。
この夏、バイロイトでワグナー歌劇を堪能したんだって。いいな。
私はワグナーはあまり興味がないので、羨ましいとは思わない。しかし、このバイロイト音楽祭のチケットの入手は、新参者はほぼ不可能と聞いているので、流石村上さん、と感心した。
ドイツの新聞社の依頼らしい。
その経験を文藝春秋にも書いて原稿料をもらっているのだから、二倍おいしいだろう。いや、歌劇も楽しめるのだから三倍おいしいと言うべきか。
この投稿記事が結構長い。村上先生の短編小説分くらいはある。
まだ半分も読んでいないが、共感したというかうらやましいと思ったのは、ドイツの白ビールを満喫したことだ。
Weiss Bier と言うが、日本には何故かない。これがうまいのだ。
これを Wurst をつまみにして飲むのが、ドイツ旅行の醍醐味だ。
日本のビールがおいしくない。店で飲む生も、家で飲む缶ビールも。
昔はアサヒのドライが好きだったが、味が変わってしまった。
店で飲む生ビールは缶ビールに較べたらはるかにましだ。しかし何倍も飲めない。大など一杯飲めば、「もう結構」という気分になる。
ドイツで飲むBier はそこが違う。それこそ何倍でも飲めるのだ。
ミュンヒェンのホーフブロイハウスなどで飲むと、1リットルのジョッキで三杯は行ける。
こういうビールは direct vom Fass と言って、樽から直に注ぐものなので、日本では飲めない。輸送中に保存ができないからだ。
ところが。ところが。
先日、日本橋をうろうろしていたら、とあるビールバーに迷い込んだ。ここのビールがまさにドイツのビールと遜色のないビールだった。
その店の名前は BULVAR 。Aの上にアクセント記号がついている。
これはチェコのビールを飲ませる店。日本橋室町にあるので、ネットで調べてね。
大きなジョッキと、それを半分にした量のビールがある。
大きなジョッキはそれこそ大きすぎるだろうと思って、半分のを頼んだ。
すると、それがまさにドイツで飲んだビールと同じなのだ。
あっと言う間に飲んでしまい、まだ足りない渇望感が沸き上がってきた。
そこで改めて大きなジョッキを追加で頼んだ。
都合、ジョッキ1.5杯ということだ。
聞くと、これはチェコの工場から樽ごと運んでくるとのこと。大変な手間だし、コストだ。
確かに高い。
しかし、その分おいしい。
今度は知り合いを連れて行ってみよう。