パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

◎特別展「春日大社 千年の至宝」を見る

2017-02-15 22:20:00 | カルチャー・フリーク
 特別展「春日大社 千年の至宝」 → 展覧会公式サイト

東京国立博物館 平成館 1月17日(火) ~ 3月12日(日)

平成館の春日大社展看板

“平安の正倉院”と呼ばれる王朝工芸の名宝とともに、貴重な中世の刀剣類、春日信仰にかかわる絵画・彫刻などの名品の数々を一堂に紹介する。

関連展示
春日権現験記絵模本III―写しの諸相― 平成館企画展示室 1月17日(火)~3月12日(日)
奈良・金春家伝来の能面・能装束 本館 特別1室・2室 1月31日(火)~3月26日(日)
 → プレスリリース(PDF) ・ ジュニアガイドのページへ 
 → 1089ブログ「春日大社 千年の至宝」 展覧会の見どころなどを紹介しています。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

alien 春日大社って 全くなじみがなくって・・・。
2/7 友人に誘われて、展覧会へ行く前に、講演会に行きました! 

NHK主催展覧会 関連文化講演会「春日大社ー名宝を鑑賞するー」
 ⇒ Myブログ:特別展「春日大社 千年の至宝」講演会へ

講師の 恵美千鶴子 先生のおすすめは 2/14~19の「甲冑そろいぶみ!」
 
    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

alien 講演会でお話も聞いたし、本も読んだし お天気もいいし、いざ上野へ
2/15 上野公園には 寒桜が満開で たくさんの人でにぎわっています。
20170214_上野公園 シリーズ ~ Myブログ「散歩道の野草と風」


上野 清水観音堂 


雪吊りの木


写真を撮っている人がいて、しのぶ川石碑と流れに 初めて気づきました。

 

しのぶ川の流れ


満開の寒桜(カンザクラ)


噴水のそばを通って


東京国立博物館 へ 正面の風景です。


東京国立博物館 表慶館


東京国立博物館 本館


東京国立博物館 平成館の 「春日大社展」看板


中は混んでいます。
まずは、映像コーナーで 内容をじっくり見ましょう。(2回見ちゃいました)

いざ! 春日大社へ (撮影不可です。)

 第1会場
本展では「神鹿」がテーマの一つになっているとのこと。

☆ 第1章 神鹿の杜
さっそく 鹿の群れの動画。 つぶらな瞳がかわいい。
と、次に展示されている「鹿図屏風」、ん! かわいくない~。 !!(>д<)ノ
鹿が登場する展示物には 鹿マークがついています。 かわいいのもいて ホッ。

☆ 第2章 平安の正倉院
平安時代に奉納された国宝などが、展示されています。
 ・ 国宝 本宮御料古神宝類 蒔絵箏
 ・ 国宝 金地螺鈿毛抜形太刀
またそれを復元した品々も、往時のあでやかさを連想させる見事なものです。

☆ 第3章 春日信仰をめぐる美的世界
 「春日権現験記絵」は、とても美しく精緻で素晴らしいものでした。
春日権現験記絵』原本(御物→宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)
鎌倉時代の絵巻物「春日権現験記絵」は、春日大社に祭られている神々の御利益を描いたもので、劣化によって損傷が進んでいましたが、皇后さまが育てられた蚕の糸を使って10年ほど前から修復作業が行われ、一般公開されました。

一方、たくさんの曼陀羅が展示されていますが、年代が古いものなので 黒ずんだりぼやけてよく見えないものもあります。 修復がいいのか、現状の展示がいいのか・・・。
 
alien 混んでいるので、疲れます。ちょっと一休みしてグッズコーナーを覗いてみましょう。

 第2会場

☆ 第4章 奉納された武具
恵美千鶴子 先生のおすすめの「甲冑そろいぶみ!
国宝の 鎧兜が4点並んでいて、すごい人気。
修理が終わり きれいにお手入れされた甲冑は 「向かうところ敵なし」!
 といってもこれを着て戦ったわけではなく 神様に奉納されるために作られたもの。
 展示では、周囲を見ることができ、後ろの組み紐の結びの華麗さにも驚きです。
 → 【春日大社展】国宝甲冑4領そろい踏み!(東博スタッフブログ)

 撮影コーナーに来ました。
ずらりと吊り下げられた 幻想的な灯籠。
一つ一つの デザインも 見飽きない! 



神鹿のモチーフの灯籠を2つ見つけましたよ!


めも:2017/02/15 CX2 で撮影


☆ 第5章 神々に捧げる芸能
春日大社では現在も、1年365日、2200回以上のお祭りが奉仕されているそうです。
その時に奉納される舞や音曲の映像、展示された衣装も雅なものです。
お~、「だだいこ」の大きさに 圧倒されます!
 → 【春日大社展】巨大楽器・だ太鼓を展示する!(東博スタッフブログ)

☆ 第6章 春日大社の式年造替 
春日大社は、過去の歴史遺産ではなく、今も活動している神社です。
神様には、美しいものを! ということで20年に一度リフレッシュされます。
美しく塗りなおされた朱の建物。
瑠璃色に光を放つ灯籠。 鮮やかな彩色の獅子と狛犬 など。

会場には、限られた人しか見ることができない「春日大社御本殿第二殿」が実物大で再現され、貴重な体験ができます。

alien 春日大社を彩る朱色は、水銀朱(辰砂)が塗られたものです。
 水銀朱って 水銀だから毒なのでは? と調べました。 
 → 水銀朱の話 -危険か?安全か?使うか?やめるか?― うるし日記
 → 辰砂 - Wikipedia ”有機水銀や水に易溶な水銀化合物に比べて、辰砂のような水に難溶な化合物は毒性が低いと考えられている。”

alien 「春日権現験記絵 模本」 については、いったいどのくらい原本と同じなのか、並べて見比べたいですね。
時間がなくて見られなかった 春日権現験記絵模本III ―写しの諸相― を見に、もう一度行きたいです。
 → 春日権現験記絵模本―写しの諸相― (東博スタッフブログ)

alien 古くて歴史的に貴重なものの修復・復元には、作成当時の技術の再現と そのための現代の最高の科学技術が使われます。
さらに、今では使われないような材料を用意することも重要なんですね。

午後から閉館時刻まで 混んではいたけれど じっくり見て楽しむことができました。

・ 天皇皇后両陛下が春日大社特別展を鑑賞 | NHKニュース - NHKオンライン
・ 特別展『春日大社 千年の至宝』にて「春日権現験記絵」の出品が決定 絵巻作品の中でも、最高峰のひとつ

・ 春日権現験記絵模本III ―写しの諸相―
平成館 企画展示室 2017年1月17日(火) ~ 2017年3月12日(日)

こちらも見てね。 ⇒ Myブログ:特別展「春日大社 千年の至宝」講演会へ

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