盛岡駅へ着いた後、岩手県と県境にある秋田県の玉川温泉へ新幹線で行く予定をしていたのですが、実は私の凡ミスにより新幹線に乗れなかったのです。それも二回もです。
そんなことで結局、この後の新幹線に乗って温泉に浸かったとしても、帰りの最終バスに間に合わないので仕方なく諦めました(わざわざ岩盤浴のために御座も持参してきたのに)。
この時は、「ついてないなぁ、座敷わらしのご利益はナシか!?」と思っていたのですが、今となって考えれば、もしかして座敷わらしが玉川温泉の岩盤浴から放射される放射線を嫌ったのか!? とも考えられる。
霊は、この類のものを浴びると浄化されて消えてしまったりする可能性があるなどとすれば、これは行けなくて正解、というより座敷わらしが拒んで行かせないようにしたのだろうか!? とも思ってしまった。。。
ということで、花巻温泉へでも行ってみようということになりました。
駅の脇にある観光案内所へ顔を出し、玉川温泉みたいな雰囲気で、日帰り入浴の出来る良い温泉宿を尋ねると、ここを紹介された。
加熱循環を一切していない四つの源泉があるという藤三旅館。
旅館の裏手に流れる川を眺めながめながらの露天風呂。
ここの旅館は旅館部と炊事部があるのだが、写真は旅館部のほうで、田山花袋や田宮虎彦ら多くの文士に愛された宿らしい。
そして、田宮虎彦の小説 「銀(しろがね)心中」は、ここ鉛温泉を舞台にしたらしく、写真に写っている三階の部屋に1ヶ月間泊まり、ここで執筆された作品だということらしい。
写真右側の湯が、ここの宿の名物温泉で、地下二階分の深さを誇る所に湯船があり、この湯は1,25mの深い立ち湯の底からコンコンと源泉が湧き出る温泉。
私は終点から一つ手前の鉛温泉まで向かった。40分位乗ってたのかな!?
旅館入り口のちょっと手前にデカデカと看板があった。
自炊部のほうへ。。。。。
この日の花巻は、雨がぱらついておりました。
入浴のみなら700円。
いいねぇ、それっぽい雰囲気で!!
旅館部とは天地ほどの差さがある質素なつくりだった。 スリッパなんて病院みたいなので、こんな所でも旅館部とおもいっきり差別化されていた。
日帰りでも部屋を借りられるという事で、入浴だけのつもりが借りてしまった。
部屋にはポットと一緒に緑茶と健康茶の茶葉なんかも置いてあった。
テレビは別途料金が発生するらしく、「見ない」というとコンセントを外された。
テレビ視聴料金ってどのくらいだったんだろう?
日帰りだったので使わなかったが、炊事場なんかもちゃんとあった。
部屋は5時間借りられるのだが、18時が最終バスということで2時間ほどしかここに要られなかったのは残念でしたが、岩風呂や露天風呂が印象に残るいい温泉でした。
そして、これから盛岡発東京行きの夜行バスに乗る為、盛岡へと戻りました。
温泉入り放題で部屋を借りてこの金額って、やっぱり安いですよね!!