パンダroom

『パンダroom2』へ引っ越しました!
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ホップの里で醸造した地ビール   遠野麦酒

2007年05月31日 | 飲んでみた!!

 先日、岩手県の遠野へ旅行に行って来た際、購入してきた地ビールを部屋で試飲してみようと一本空けることに致しました。

 レトロな感じのラベルで、ホップの里だからなのか、ホップが描かれている。

Dscn4309  地ビールって、地元の造り酒屋が醸造しているケースが多いんですが、ここもその様な感じですね。

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 ひと口飲んでみたところ、不思議とKIRINのラガーでも飲んでいるかのような味わいがした。やっぱり何度口にしてもKIRIN ラガーに近い、というより、「KIRINのラガーだよ」と言われて出されれば、全く疑う余地のないほど似ている味だった。
 妙な気分で飲み続けていて気が付いたのですが、あの時、伝承園からカッパ淵へ行く途中のホップ畑にあった看板には確かKIRIN ラガーの表示がしてあったの思い出しました!

Dscn3819_2   そう、あのKIRIN ラガーは、遠野産のホップを使用していたのです。

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 今回は、同じホップを使用して仕込みの製法も同じだと、ビールの味わいも似かよってくるんだなぁ、と勉強になってしまった試飲でありました。

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不思議な国の岩手旅情 15 ここにも座敷わらし!?

2007年05月30日 | 食べてみた!!

 夜の8時頃だったでしょうか、盛岡駅に到着し、このあと23時10分発の夜行バスまで駅前の駅前の居酒屋で時間を潰すことにしました。

 さすがに一軒の店で3時間も一人で時間を潰すのも飽きてしまい、もう一軒ハシゴしてみることにした。

 先程入った店は料理は美味しかったんだが、なんか客も少なく静かでいまいちパッとしなかったんで、二軒目は「居酒屋 じょ居」という店が賑やかそうだったので、ここへ入ってみることにした。

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 あれっ、一軒目と屋号は違うが、同じ系列店だった。

 まぁ、先ずは、地ビールで一杯。。。

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 ポテトは冷凍物でなく、ジャガイモを切って揚げているらしく美味しい。

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            岩手産の野菜も美味しかった。

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 これ、岩手の地ワインらしく、ジュースのような癖のない味わいでこれも美味しい。

Dscn4004  最後の締めに岩手名物のひっつみ

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 味は、餅の代わりに小麦を利用したお雑煮って感じでした。

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 帰り際、会計の時、女将さんらしきフロアの人に座敷わらしについてちょっとお話をしたところ、なんと!! この店の系列店にも座敷わらしらしい気配のする店が一軒あるという。そしてその店はなんと私が一軒目に入った店だった。そうなんです、本当はこの店にはじめ入るつもりだったのだが、なんとなくその時はスルーしてしまい、近くにあるその店へノコノコと入ってしまったのである。もしかして導かれちゃったりして!?
 確かに、普通の居酒屋としては妙に落ち着きがあり、少し空気が違うという変わった雰囲気の店だなぁ、という印象であった。 

 最後の最後まで不思議な気持ちにさせてくれる楽しい岩手への旅はこれにて終わりとなりますが、岩手にはまだまだ見所は沢山あったと思います。
 花巻に沢山ある宮沢賢治関連の施設や龍泉洞、北山崎、一本桜、そして2008年に世界遺産登録予定の平泉等など。特に平泉へはやっぱり行っておいたほうが良かったかな、と少し後悔かも。

 しかし、今回の二日間は私にとって非常に内容の濃い旅であり、あらためて岩手県の皆様に旅の素晴らしさを実感させて頂きました。。。。。どんどはれ

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不思議な国の岩手旅情 14 深い岩の湯船 鉛温泉

2007年05月29日 | 旅&散歩

 盛岡駅へ着いた後、岩手県と県境にある秋田県の玉川温泉へ新幹線で行く予定をしていたのですが、実は私の凡ミスにより新幹線に乗れなかったのです。それも二回もです。
 そんなことで結局、この後の新幹線に乗って温泉に浸かったとしても、帰りの最終バスに間に合わないので仕方なく諦めました(わざわざ岩盤浴のために御座も持参してきたのに)。

 この時は、「ついてないなぁ、座敷わらしのご利益はナシか!?」と思っていたのですが、今となって考えれば、もしかして座敷わらしが玉川温泉の岩盤浴から放射される放射線を嫌ったのか!? とも考えられる。
 霊は、この類のものを浴びると浄化されて消えてしまったりする可能性があるなどとすれば、これは行けなくて正解、というより座敷わらしが拒んで行かせないようにしたのだろうか!? とも思ってしまった。。。

 ということで、花巻温泉へでも行ってみようということになりました。

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 駅の脇にある観光案内所へ顔を出し、玉川温泉みたいな雰囲気で、日帰り入浴の出来る良い温泉宿を尋ねると、ここを紹介された。

 加熱循環を一切していない四つの源泉があるという藤三旅館。

Dscn3989_1  旅館の裏手に流れる川を眺めながめながらの露天風呂。

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 ここの旅館は旅館部と炊事部があるのだが、写真は旅館部のほうで、田山花袋や田宮虎彦ら多くの文士に愛された宿らしい。
 そして、田宮虎彦の小説 「銀(しろがね)心中」は、ここ鉛温泉を舞台にしたらしく、写真に写っている三階の部屋に1ヶ月間泊まり、ここで執筆された作品だということらしい。

 写真右側の湯が、ここの宿の名物温泉で、地下二階分の深さを誇る所に湯船があり、この湯は1,25mの深い立ち湯の底からコンコンと源泉が湧き出る温泉。

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 私は終点から一つ手前の鉛温泉まで向かった。40分位乗ってたのかな!?

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     旅館入り口のちょっと手前にデカデカと看板があった。

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               自炊部のほうへ。。。。。

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        この日の花巻は、雨がぱらついておりました。

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  入浴のみなら700円。

Dscn3994_2   いいねぇ、それっぽい雰囲気で!!

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 旅館部とは天地ほどの差さがある質素なつくりだった。 スリッパなんて病院みたいなので、こんな所でも旅館部とおもいっきり差別化されていた。

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 日帰りでも部屋を借りられるという事で、入浴だけのつもりが借りてしまった。

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 部屋にはポットと一緒に緑茶と健康茶の茶葉なんかも置いてあった。

Dscn3985  テレビは別途料金が発生するらしく、「見ない」というとコンセントを外された。
 テレビ視聴料金ってどのくらいだったんだろう?

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 日帰りだったので使わなかったが、炊事場なんかもちゃんとあった。

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 部屋は5時間借りられるのだが、18時が最終バスということで2時間ほどしかここに要られなかったのは残念でしたが、岩風呂や露天風呂が印象に残るいい温泉でした。

 そして、これから盛岡発東京行きの夜行バスに乗る為、盛岡へと戻りました。

 温泉入り放題で部屋を借りてこの金額って、やっぱり安いですよね!!

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不思議な国の岩手旅情 13 開運橋 ~ 原敬記念館

2007年05月28日 | 旅&散歩

 「啄木新婚の家」をしばらく見学した後、歩いて「開運橋」を渡り、駅前のバス停へと向かいました。そしてここからバスに乗り、今度は駅の反対側にある「原 啓 記念館」へ行ってみることに。。。

 開運橋といっても、開運効果があるというわけではないらしい。

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     開運橋前からひょっこり顔を出している岩手山が綺麗だった!

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         バスで10分近くの所にありました。

Dscn3961_1  平民宰相だったということで人気があるのかもしれませんが、この人、実は総理大臣になる以前、座敷童子が出るといわれて有名な金田一温泉の「緑風荘」に宿泊しているんですよね。因みにここの旅館には米内光政、福田赳夫首相や本田技研の創業者である本田宗一郎、作家の遠藤周作などその他にも数多くの政治家、有名人が宿泊しているらしい。

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Dscn3963       庭園もあった。

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     こんなのもある。

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 残念ながら中へは入れなかった。

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 記念館の建物は無料見学できたが別途200円の入館料で資料室を見学することが出来ます。

 またバスに乗り、盛岡駅へ戻ることにしました。

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縁ある者をスルーすると

2007年05月28日 | 占い霊視開運研究

 姓名判断で有名な占い師である安斎勝洋氏が昨日、テレビ東京の「田舎に泊まろう!」へ出演しておりました。取材地は沖縄県で、一般民家へ突然出向き、一泊二日の体験レポートをしてくるという番組です。。。なんて説明するまでもないですよね。

 沖縄に着いた安斎氏は日中、現地を取材して回った日没後、最初の一軒目でお泊り交渉をしたが、奥さんが留守ということでそこの家の旦那に断られてしまった。
 しかし、人情の厚いその旦那は「他の家を紹介しましょうか!?」と親切にも言ってくれたが、安斎氏は、なんと「今から他をあたってみますので、それでも駄目な時にはまた来ますので、その時はお願いします」とあっさり断ってその場をあとにしてしまったのである。

 そして安斎氏が一軒目で紹介を断った時、私はピン! と来ました。

 このあと、宿泊交渉は難しくなるのではないかな。。。。。と。

 その後の結果はというと案の定、五軒あたったようだが、全部断られてしまった。

 この5連敗してしまった原因の一つとしてスピリチュアル的な私の勝手な憶測ですが、安斎氏にとって、一軒目の家は「縁」だったというような気がする。
 これを安斎氏はアッサリとスルーしてしまった為、後々の運命に支障をきたしてしまったのではないだろうか!? と感じました。
 何故こう感じたのかというと、私の経験でも何度かあるんですよね、こういうの。いずれも10年以上前のことなのですが、何か大きな縁を感じる出会いが何度かあったのですが、それを私が躊躇してしまって、縁を切るような事をしてしまったのです。そして現在、その当時を思い起こしてみると、その後の人生が裏目裏目へと運勢が停滞してしまうという非常に不思議な経験をしたからなのです。

 身近な縁や訪れる縁に気付かず、運勢が変化してしまうという可能性は大いにあるのかもしれないですね。

 今回の安斎氏は、当時の私と何か非常に似た面白い結果でしたのでちょっと記事にしてみました。

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不思議な国の岩手旅情 12 啄木新婚の家

2007年05月27日 | 旅&散歩

 石割桜を見学した後にバスへ乗る予定でしたが、なんだかんだとやっぱり歩いてみようかと思い、結局1キロほどの道程を歩きながら石川啄木が新婚時代に過ごしていた家へと向かいました。

 あっ、ここかな。。。

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 新婚の家って、英語で「ハネムーンハウス」って言うんだね。

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      石川啄木って小説家でなく、詩人だったんだねぇ。。。

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 親兄弟と同居だったんだね。しかも、たった3週間しか住んでいなかったのに、こうして文化財という形で残されるとは、さすが文豪ですねぇ。

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       啄木さん、意外と凛々しい顔立ちだったんだね。

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 こういう作品って、書けそうでなかなか書けないんだろうね、きっと。

Dscn3945_2  この4畳半が新婚の部屋らしい。

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 「わが四畳半」という作品はここから生まれたらしい。

Dscn3947       渋い部屋だねぇ。。。

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 うーーーん! あやかりたい!! と思い、しっかり座ちゃった!!!

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 27歳で文豪といわれる前に貧困の中、死んでしまいましたが、こういう人生っていうのもまた見方を少し変えてみると、これもまた粋な人生なのかもしれませんね。

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 一時的な人気で売上部数をほこるだけの文人より、たとえ貧困の中でも世代を超えて後世に受け継がれてゆく作品を書きたいという志があって物書きを続ける者こそが真の文人なのかもしれませんね。

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不思議な国の岩手旅情 11 天然記念物 石割桜

2007年05月26日 | 旅&散歩

 盛岡といえば、これを見ずにしては帰れない名所中の名所が、裁判所の敷地内にある「石割桜」でしょう。。。

           ホントに裁判所の敷地内だったよ。Dscn3922

 自然の力って凄いんだねぇ! それに比べ私ときたら。。。 (- .-)ヾ

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 これを見ると岩全体を押し広げているのではなくて、岩の隙間に沿って成長して、その上から普通の木の様に丸い大木になっているのだろうか!?

Dscn3924  反時計回りに一周してみます。

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 桜の季節だと看板の写真のように最高のロケーションなんでしょうねぇ。Dscn3932

 「石の割れ目を押し広げていった」ってホントかなぁ?

 これを国の天然記念物に指定するのではなくて、「可哀相だから岩をどけてあげようという」という方向に気持ちが働けば、日本も優しい平和な国になるんでしょうけどねぇ。

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 石割桜でなかったら、つっかえ棒なんかしてこんなに手厚く保護されることもなくとっくに伐採されていたんだろうなぁ。。。

Dscn3929  毎日見ている地元の人は、痛々しい気持ちになっているんじゃないのかな!?

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 この日は感動して普通に観光していたが、帰宅後、写真を見ながら、こういう名所で面白がるのも、これからの時代はもう時代遅れになっていくのかもしれないなぁ、なんて思ってしまいました。

 まぁ、とにかく裁判所へ来るのは今日が最初で最後にしたいと思いました。

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ミスプリみーつけた!!   チップトリー オーガニック

2007年05月25日 | Deliciousマーマレード

 成城石井のルミネ立川店でマーマレードを漁っていると、チップトリーでオーガニックタイプのオレンジマーマレードを見つけました。

 普通のタイプと比べてちょっと高めの725円。
 Dscn4092_1  
 チップトリーもオーガニックタイプも製造していたんですねぇ。
 砂糖まで有機砂糖だよ。

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 。。。と感心しながら読み続けていくと、あれっ、これってオレンジのマーマレードだよね!? なんで、有機いちごなの??
 何かの早とちりかと思いジックリ見続けたが、やっぱり。。。でしょ!?
 こういう事もあるもんなんだねぇ、と思いながらもこれはこれで面白いんで購入した。

Dscn4095  スプーンですくってみると、スタンダードタイプと違ってこちらはかなり緩いタイプだ。オレンジの品種自体が違うのだろうか、それともわざとロハス受けを狙って緩く仕上がるように造り上げたのだろうか!?

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 食味のほうは、ピールの苦味がきちんと前面に出ているが、口当たりはソフトなマーマレードであり、スタンダードタイプのTAWNY ORANGEとは全くの別物といっても過言ではない味わいでした。

 因みに、個人的には「TAWNY ORANGE」のほうが好きかもしれないです。

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不思議な国の岩手旅情 10 鬼の手形 三ツ石神社

2007年05月24日 | 神社・仏閣 へすがりつく旅

 「岩手ってホントに不思議なところですねぇ!!」などと大女将と会話を交わした後、別れを告げて菅原別館をあとにした私は、数分歩いた最寄の若園町というバス停へ向かいました。
 ここから左回りのでんでんむし号に乗り、3つほど先の本町通一丁目という停留所でバスを降り、次に目指す目的地は、やはりここへも行かなくてはならないでしょう岩手県の名前の由来ともなった地。そう、鬼の手形のある三ツ石神社です。

 バスを降りて10分ほど歩いたのだろうか、ボストンバッグを担いでの10分というのは結構キツイかもしれない。

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 鬼=DEMONなんですね。


 ホントに巨大な岩があったよ! シビレルねぇ。。。

Dscn3912  三ツ石神社自体は、南部藩祖光行公を祭った盛岡市内では最古の神社らしい。

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        昔話で良く聞く話がここにも一つありました!!

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 。。。ってなわけで、岩手県の名称はここから来ているわけなんです。

 しかし、さんさ踊りの起源がこれだったんですね!!

 鬼を縛った鉄の鎖!? しかし、何でこんな所に岩??

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 人が小さく見えるほどホントに大きいんですよ、その奥には手形が!

Dscn3916  裏へ回ると、ちゃんと三つある。

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   日本のロマン満喫です♪

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不思議な国の岩手旅情 7 自家製の酒 民宿とおの

2007年05月20日 | 良いかもしれない逸品

 ちょっとのんびりし過ぎてしまったせいか、これから盛岡へ行く列車に乗り遅れそうになったので、カッパ淵を出て遠野駅まで自転車をスッ飛ばしました。
 しかし残念なことにほんの数分前に列車は出てしまった。ここが東京なら「次の列車に乗れば良いじゃないか」と思うかもしれないが、時刻表を見ると次の列車が来るまで2時間近くも空いてしまう。午後に盛岡を観光する予定をしていたのでこれは大きなブランクであった。
 それよりも、先ずはこれからここで2時間どうしよう。。。

 時間は13時前、あぁ、そうだお昼未だ食べてなかった。
 ということで飲食店をうろうろ探していると、ちょっとした食事も取れる喫茶店の店頭にあるメニューを見ると「どべっこ」というお酒が目に留まったので、ここに入ることにした。Dscn3846_1

Dscn3845_2  「遠野そば」と一緒にこの「どべっこ」を注文した。

 そして出てきたのがコレ。飲むと正直言って不味かった。一口、二口ほど口にしただけであとは残してしまった。500円どぶに捨ててしまった。

 そばを食べた後、レジで会計の際、「どべっこ」について店員さんに聞いてみると、にごり酒の岩手弁だと言う。私が思っていたどぶろくとは見当違いであった。

 そして、どぶろくならば、駅をはさんで反対側の民宿で飲めるということを教えてもらった。
 まぁ、時間もあることだし行ってみることにした。

Dscn3851

 宿へ入り、どぶろくを一杯頂きたいことを告げると、わざわざ囲炉裏のある大広間へと通された。 どぶろくの料金は一合(180ml)で525円。

 下に貼った写真の「どぶろく」と先ほど貼った「どべっこ(にごり酒)」とを見比べて欲しい。見た目はどべっこと全然違ってこちらは真っ白い。

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 大した期待もせずに飲んでみると。。。。。。。 う、うま過ぎる (一。一;;)

 「どぶろくなんて」とナメくさっていた自分が情けない。私は日本酒をこれまで数百種類と利き酒してきたが、そのどれよりもこの濾していないどぶろくが一番美味いかもしれない。
 メーカーのにごり酒もこの手の酒であるが、その類とは次元が全く違う逸品であった。

 美味い酒に感動しながら私は、宿の運営を仕切る爽やかな印象の若い三代目に話を伺った。
 若旦那の話によると、ここ遠野市は、どぶろく特区らしく、民宿や飲食店の様に食事を出す施設であるならば、生産量に関わらず、製造販売が許可されているらしい。ただし条件があり、濾過は一切してはならないらしく、透明な清酒を造ると酒税法に触れてしまうという。
 そしてここの民宿で出されるどぶろくは自家製で若旦那が仕込んでいるそうだ。造り方は、造り酒屋で修行をして技術を修得されたという。また、どぶろく以外にも醸造の経験者として三代目が目利きして仕入れた清酒もお薦めだそうだ。
 そして驚くのは、どぶろくだけではない。なんと、味噌などの調味料も自家製らしい。
 そして、二代目の父は厨房を担当していて、その料理を宿泊客はここで食事が出来る。
 ここで出される味噌汁や岩手名物の「ひっつみ」などは、南部鉄鍋でこの囲炉裏に火を入れて味わえるようだ。

 どぶろくは別料金になるらしいが、一泊二食付で7,140円~というのは安いかもしれない。

 また、「民宿 とおの」まで来れない人でも注文をすれば宅配をしてくれるそうで、価格のほうは、四合瓶(720ml)で1,500円(送料別)。

 残念ながら私は今日、盛岡に宿を予約している為ここへは泊まれませんが、次に訪れた時には是非とも泊まってみようと思う宿でした。

 もし、先程の列車に乗っていたならば、この民宿で造られたぶろくという酒の美味しさを経験することもなく、今後もおそらく一生口にすることもなかったであろう。
 そう考えると、これもなにかの不思議な力が働いてくれたおかげなのかな!?

 { 民宿 とおの }

 http://www.minshuku-tono.com/

 ということで、このあと遠野を離れて盛岡へと向かいました。。。

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