「八王子といっても、見所は高尾山ぐらいでしょ?」。。。誰しもそう思うことかと思います。
しかしここ八王子は、かつて日本において神として尊ばれ、日本人で知らないものは居ないであろう、あの超有名な御方が眠られている墓地があるのですが、それはご存知でしょうか?
11月の中旬~下旬にかけての高尾山は紅葉見物が絶好の時期。で高尾山へ行く途中、ちょっと寄ってみることにしました。。
甲州街道沿いの銀杏並木は黄金色に色付いていた。
JR高尾駅のちょっと手前に多摩陵へ入る道がある。
武蔵陵? 武蔵野陵の間違いじゃないのか?!
やっぱり山は清々しいねぇ
チャリで暫らくこぎ続けると墓地の入り口が見えてきた。
駐車場には観光バスが数台並んでいた。
「墓」が観光名所になるのは、きっとココと日光東照宮ぐらいではなかろうか?
そうなんです。。。ここは、大正天皇夫妻と昭和天皇夫妻の眠る墓なのです。
お墓に手水舎。
やっぱり法律通り、「神」として扱われているようだ。
左へ進めば、大正天皇夫妻の多摩陵と多摩東陵。右へ進むと、昭和天皇夫妻のの武蔵野陵と武蔵野東陵だ。
観光客は皆右へ進んでいったが、「順序からいってここはやっぱり大正天皇が先だろう」と思い、左へ進むことにした。
多摩陵。大正天皇のお墓である。手前にあるのは鳥居かと思いきや、下の横棒が外側へ出ていないけどどうしてだろ?
ここより上へは入れず、墓がどうなっているのかは見えない。
明治天皇の明治神宮ほどではないが、墓を見えない様にしカリスマ性を保っている。
東側には、皇后の多摩東陵。
こちらも鳥居? が、同じ様に飛び出されていない。
こちらは外から見える位置に墓があった。墓っていうよりもこれはもう古墳だよね。
墓は家族で一緒に入れないようだね。
更に東側の道を歩き進むと昭和天皇の武蔵野陵がある。
ここがあの天皇ヒロヒトの眠る墓地だ。
昭和を激動へ走らせた現在の平成天皇の前の「帝」である。
日本の頂点の墓らしく立派であるが。。
明治、大正、昭和と進むにつれて、天皇の墓が質素(?)になって庶民に近づいている様な気がする。
平成天皇、そして現在の皇太子の墓はどうなっちゃうんだろうかと思ってしまった。。
こちらも天皇の東側には、皇后陛下が眠る。
墓の中はどんな構造になってるんでしょうね。。
こちらはちょっとオシャレなデザインかもしれない。
しかし何故ドーム状にしてるんだろう?
ところで明治天皇以前の墓って、何処にどんな風にあるんだろう?
敗戦後、ドイツの総統 アドルフ・ヒトラーは、極悪人として歴史に刻まれた。
しかし、日本国のCEO 天皇 ヒロヒトは、罪人にされることもなく処刑を免れ、戦後も天皇として尊ばれ歴代天皇の中では最も在位期間が長く、最も長生きし、大往生した。
そして偶然かもしれないが、バブル経済が崩壊したのは崩御された後であった。
そんなことを考えると、天皇ヒロヒトはやはり生き神様だったのだろうか? そんなことを考えながら武蔵野稜をあとにした。。。
パワースポットを探し当て、天皇の墓地に選ばれたといわれているほど日本屈指のパワースポットだけあって、清々しさの中にも大地が何かの力強さを感じる場所でありました。