休日の朝、さむ~~い、寒すぎるぞ! と朝起きて、こんな日に飲みたくなるのが
自家製の珈琲なのである。自家焙煎といえば、難しく感じるかもしれないが、
なんてことはない、生豆(なままめ)をガスコンロの上で転がすだけなんで簡単!
一番人気の豆、エチオピア産の最上級モカ、「モカ・イルガチェフェ」を焙煎
銀杏煎りの中へ入れて焙煎開始、上下左右と適当に振り続けるだけだ
5分ほどで豆が色付いて香りが立ち昇る
開始から15分ぐらいで焙煎完了
焼きあがると焙煎豆は生豆時の重さより20%前後軽くなる
ザルに移して、できればドライヤーの冷風で熱を取り、
手でかき混ぜてチャフ(豆の表面に残っている渋皮)を落とす
熱が取れたら煎りムラのある豆などをハンドピック(選別して省く)してストッカーへ保存。でも1週間以上の保存なら豆のまま冷凍庫へ
焙煎後、挽く前に豆のまま1日置いて味が安定するの待つのが鉄則だが、
今日は待ちきれず、直ぐ頂く事にした、ミルで挽くのだが、
香りが飛んでしまう前に挽いたら直ぐ淹れる
ザッセンハウスの手挽きミルが壊れてしまい、
最近はポルトガルのブリエルという電動ミルを使用している。
これは、1万円以下のクラスでは一番評価が高い製品である。
カップ1杯当たり10~13gの豆を中挽きにして使用
湯を沸かすが、ウチでは色んな石を入れたサーバーに一晩汲み置きした水(下手なミネラルウォーターなんかよりかは、よっぽど美味い水が¥0で半永久的に出来る)を麦飯石、医王石などが入った土瓶に移して沸騰させる。茶に硬水はタブーだが、土瓶で湯が柔らかくなるので構わないし、ステンレスで沸かした軟水よりは、こちらのほうが良い 。
挽いたら、いよいよネルドリップにて抽出
何故なら、ペーパーは薄っぺらくなり、サイフォンは香りはでるが味がでないから。
ネルとサーバーをあらかじめ湯で温めておく
湯の温度は90度位を目安に冷ましてから抽出する
始めは粉全体が湯に浸り数滴落下する程度の湯で30秒~1分ほど蒸らす
その後は、「の」の字を描く様に湯量を細く3回位に分けて抽出
3杯分(1杯分は約130cc)を3分ほどで抽出を完了。湯で温めたカップに注いで頂きます
喫茶店やカフェではこれ以上の味はなかなか望めないほどの珈琲をこうしてご家庭で市販の焙煎豆より安く簡単に味わうことができます。勿論、土瓶やネルを使用しなくとも、カルキの抜けた普通の水道水でペーパードリップや普通のコーヒーメーカー(ただし、ステンレス製の保温サーバーは香りが飛んでしまうのでガラス製サーバーであることが鉄則)で淹れても、生豆のグレードが良ければ、気にせず美味しく飲むことが出来ます。
他にお勧めの豆として、ストレート豆なら、万人受けするグアテマラ、ブレンドならば、モカとグアテマラを中心に配合した豆が美味しいでしょう。