高校の恩師に、「弱さを武器にしてはいけない」
と言われたことがある。
体や精神の弱さを訴えて、
世の中に認めてもらおうとする人もいる。
しかし、特に必要があるのでなければ、
自分の病気などを吹聴する必要はないと思う。
身体や心にに障害を持っていることを
「売り物」にするなど、もってのほかで、
常識人は、ただじっと耐えるのである。
一定の年齢になると、どうしても心身に不調が出る。
それは当然のことで、自分自身で引き受けなければならないことである。
「わたしは精神障害2級をもっているのよ、重病人なのよ」
と自慢されて、どういっていいか、困ったことがある。
愚痴や甘えの前に、自分でその不都合を解決する方法を身につけたい。