このニュースを鵜呑みにしてはいけない。
大学進学率は5割を超えるが6割ではない。つまり,4割は大学に行かない。理由はいろいろあっても行かないのが事実。
つまり,「大学に行きたい」という意見の大勢がこうした意見を持っているのであり,高校生9割が持っている意見ではない
母集団を意図的に操作する,統計を知らない人を騙す策略だ
しかしながら,僕も反対だ。理由は次の通り。
- 文科省天下り先が,民間試験実施先・採点業務請負先になっている(ベネッセ・内田洋行など)。
- そもそも「基準の異なる」試験で,評価は一緒にできるはずがない。CEFRなんてさらにおかしい。
- 結局はお金の問題。受験料にしろ,天下りにしろ。
大学入試改革こそ教育改革の本丸だというが,そもそもその発想がおかしい。
学力を正当に測るのは「ペーパー試験」だけだ。面接は医学部ぐらいでいい。18歳の自己アピールなんて聞くだけ時間のムダ,とまでは言わないが,バス釣りなら「JB-TOP50で優勝しました」ぐらいでないと評価できないし,評価する側に教養が必要だ。
文部科学大臣は,かの萩生田である。「モリカケ」問題渦中の人。
僕は支持しないこのテスト。全国高等学校校長協会も支持しない。
それでも実施されるか,それともヒックリかえるか
教育業界ならびにIT業界の闇があぶり出されん事を期待する。