オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【岡村隆史炎上】炎上させているのはマスコミと職業差別という根の深さ。

2020年05月09日 22時00分03秒 | オズマの考える政治・経済問題


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/npn/entertainment/npn-200003824

 芸能ニュースには,基本的にあまり突っ込まないでおきたかった。正直,関心事としてのランクが低いからである。

 だがしかし。

 どの新聞も,岡村氏を叩いてばかり。どの論評も同じ。女性蔑視という名を借りた「職業差別」

 「職業に貴賎なし」を知ったのは,かの梶原一騎先生による『巨人の星』である。

 飛雄馬は青雲高校の面接をした。そのときに伴PTA会長に言われた「日雇い人夫の子が,この青雲を受けるなんて」に猛烈に反論する飛雄馬の心の声

 「僕の父ちゃんは,日本一の日雇い人夫です!」と発言したし,心の中で「職業に貴賎などないじゃないか」と言っている,実に父思いの少年らしい主張である。

 『巨人の星』でこの話題は長らくタブーだった。だが,DVDが販売される時代になると,著作者の意図が差別でなく時代背景によるものであると理解され,僕の持っているDVDにはすべて原版のセリフが残っている。明子ねえちゃんが跛やらかたわになってしまうのではと心配する飛雄馬。それに応える病院の先生。しかし,そこでは「跛とかたわ」という意味がわかるだけであり,そこに差別などあろうはずもない。

 そんな梶原一騎先生の自叙伝も熟読した。自身職業差別を受けたようである。少年時代は『あしたのジョー』矢吹丈そのものだったという。壮絶な人生だ。

 梶原先生がご存命なら,85歳ぐらいであり,貴重なお言葉を頂けただろう。

 何度も書いているが,風俗産業であろうがパチンコであろうが,職業に貴賎はない。しかし,実際には多くの人の心に偏見がある。要は体験が伴っていない

 僕も若かりし頃,吉原やら何やら一通りの風俗産業にお世話になった。そのときに感じたのは,「お金ってものは本当にありがたいな」ということだった。学生時代では敵わぬ世界があった。指名するといくらかかるかとか,自腹でやっているから,ことさらに「風俗産業ではカワイソウな人が働いている」という偏見は解せない。だったら,あのときの自分は何だったのかというわけである

 パチンコは得意でないし,賭け事全般「不器用」なのでやらない。しかし,釣りにかける情熱や費用と,たとえばパチンコ好きの人がかける費用と情熱に差はあるだろうか。まったくないではないか

 だから僕は,昔から居る「釣りは高尚なもの」と思っている人種が嫌いだ。そして,釣りの対象魚ごとにこれまた差別がある...。どんな釣りもやってみると楽しい。2020年はいまのところ,バス釣りのあいまに体験したダボハゼ釣りが楽しかった。

 経験していないことを憶測でいう。「学習」して語るのでなく憶測でただ適当にいう。感情論だけでさも清い人間のように曰う。そこが問題だ

 僕が器用な人間ならとっくに「おべっか使い」でもやって社長にでもなっているだろうが,なにせ子供の頃から「自分の目で確かめて,手で感触をつかまないと」信じることが出来ない。だから,空想の世界である小説にまったく理解がない。反面,新書などで「主張」を読むことは苦にならない

 岡村氏へ「チコちゃん」の司会を降ろさせるというネット署名があるという。もう,本当に大昔のPTAのような人たちの集まりなのだろう。いつも自分より他人を見下して「私は貴方と住む世界が違う」と公に言わないだけで,行動に出ているという,厄介な人達がいるということだ。

 「チコちゃん」フアンとしては,岡村氏の続投を期待する。援護射撃で三遊亭円楽師匠などが助け舟を出してはくれないだろうか

 噺家の実力に頷く『笑点』が,またあした放送がある。楽しみにしていよう


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