仕事に一年の区切りが訪れる。午前中の休日出勤も今日までである。伸びをしてみる。何か物足りない気がしてもう一度伸びをする。奇声も上げる。そうだ。恥ずかしくない。それくらいの努力はしてきたつもりだ。もう一度、今度は歓声を上げる。窓を開ける。青空が一段と高く見える。白い雲に、私のこの一年の評価を尋ねてみる。なあ。なあ。どうだろう。結果はわからんが、ともかくもがんばったんじゃないかなあ。
まずまずだ、と雲が答える。ちぇっ。雲はいつだってそう答えるのだ。
まずまずだ、と雲が答える。ちぇっ。雲はいつだってそう答えるのだ。