青色申告を終了した。例年のように、その場で納税金を叩きつけて(いやもちろんそんな大それたことは小市民の私にはできない。愛想笑いを浮かべながらへいこらと支払ったわけだ)帰ってきた。
それにしても私は金勘定ができないとつくづく思う。まさに顔色青色申告である。山積するレシートを前に一時は世をはかなんでレシート自殺(たとえばレシートの束を呑み込んで喉を詰まらせるとか)も考えたが、家人の協力もあり何とか申告にこぎつけた。もう二度とやりたくない。古代のように、徴税吏が鞭を鳴らしながら家の前に現れ、地べたに這って許しを乞う私を尻目に米櫃(こめびつ)を運び去っていくほうがずっと楽なのではないかとまで空想する。
いやいや、そんなことはない。来年もがんばろう。
それにしても私は金勘定ができないとつくづく思う。まさに顔色青色申告である。山積するレシートを前に一時は世をはかなんでレシート自殺(たとえばレシートの束を呑み込んで喉を詰まらせるとか)も考えたが、家人の協力もあり何とか申告にこぎつけた。もう二度とやりたくない。古代のように、徴税吏が鞭を鳴らしながら家の前に現れ、地べたに這って許しを乞う私を尻目に米櫃(こめびつ)を運び去っていくほうがずっと楽なのではないかとまで空想する。
いやいや、そんなことはない。来年もがんばろう。