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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

最愛について、その君に夢中

2022-08-20 15:19:00 | ドラマ作品

 もう最高。

 『ドラマのTBS』。看板に偽りなしの傑作。
 TSUTAYAで借りよう見ようとしてたんだが、いっつも無くてさ~。

 見るのにここまでかかっちゃったい。
 だが、期待に違わぬ作品。そりゃ皆見るわな。面白いもんw

 ストーリーは、ちょっと説明し辛いんやが。
 別に複雑ってわけじゃなく、見たら分かるからw

 2006年と2021年に起きた二つの事件。
 これが全てというか、話はシンプルで分かりやすい。

 なのに、謎が増えてきて、続きが気になって気になって……
 こういうの中毒って言うんやろうな。マジで面白いぞ。

 てか、俺は纏めて見れたから良いけど。
 これリアルタイムで1週間待ってた人達はたまらんかったやろw

 やはりドラマは纏めて見るに限るな。
 特に最愛は。1日で全部見終わってしまった。こんな経験初めて。

 まぁ、その分、最愛ロスも深いですがw
 なんで面白い作品って終わっちゃうんだろう。寂しい。鬱だ。

 
 ちょっとラストが拍子抜けではあったかな。
 所謂「真犯人」が分かるんですが、「あっそう」って感じw

 ちと、なんか動機が薄いような。
 なぜそこまでしなきゃならなかったのか。

 家族っていうのが一つのテーマですが、う~ん……
 まぁ、ストレート。シンプルなのもこの作品の魅力ですから。

 なんだか吉高由里子さんの「好きやよ」に誤魔化されてる気もw
 いや、いい。もう何度でも騙されようw

 
 主演は松下洸平さん。
 味のある良い役者さんですね。ちと地味ですけどw

 だが、それが良い!
 華のある人使ってたら、ここまでのめり込めなかったと思う。

 今、YouTubeにwacciさんの「恋だろ」って曲。
 それを松下さんが歌ってる動画上がってんだけどさ~。

 これがまたかっけぇんだよな~。惚れたわw


 ドラマ主題歌は宇多田ヒカルさんの「君に夢中」。
 マジで名曲。もう毎日聞いとるわ。

 このサスペンスに、外連味のないラブソング。
 これ抜擢した奴、神やと思う。粋じゃん。


 俺の夏休みは「最愛」と「ちいかわ」を両脇に抱えての終了です。
 最高の期間。人生で一番楽しかったかもせんw

 では、また。 




なぜ君は絶望と闘えたのかについて、その夏の海

2021-07-27 09:40:00 | ドラマ作品

 光市母子殺人事件をテーマにした本作。
 想像を絶する。見たら言葉を失う。

 本当なら自分の意見を書いた方がいいでしょうが、書き様がないねこれは。

 てか、本村さんって嫁さんと同い年だから、23歳からずっと戦い続けてたんやな。

 仕事続けながら裁判出てテレビ出て総理に会ったり。
 それを10年間も。誰ができるこんなん?

 当時はボーッとニュース見てただけだったけど、この事件から色んな物事が変わったんやな。
 被害者の保護について。国から法律から裁判や社会。それを全て1人の青年が始めたんだから、すごいよね。

 家族への愛か。犯人に対する憎しみか。社会に対する怒りなのか。

 何がこの人をそうまで突き動かしたのか。
 人間には秘められた力があるんやな。今を生きる使命や理由が。

 でも、そんな力に気付かず家族と幸せに暮らせていたら……
 本村さんは再婚なさって今は穏やかに暮らしてるそうですが、それにしても何と壮絶で残酷な運命か。

 一概に加害者が全て悪いってわけでもないのがな。

 遺影持ち込みの下りも最初は怒ったけど、裁判官も人の子だからって後々話を聞くと納得できるんすよね。
 我ながら直情過ぎてあのシーンはシュンとなってしまったw

 少年側の弁護士の立場だって、犯罪者は全員死ねばいいでは社会が崩壊しかねん訳で。実際に冤罪だってあるし。
 死刑の有無も、じゃあオウムみたいなテロリストやノルウェーのブレイビクのような大量殺人鬼をどうするのか。

 今回は18歳だったけど、もし小学生や中学生が2人3人殺す事件が起きたら?
 少年法や未成年はどこまで守られるべきで、境界線はどこから引かれるのか。

 そして、こういう時に絶対聞かれる「自分の家族殺された時どう思うねん?」というテンプレ質問返し。
 本来ならこんなん感情論以外の何物でもないんですが、切っても切り離せないのもまた事実。

 単純な二択じゃないのがな。
 人間が人間を裁くという時点で、何よりの矛盾なんだと思う。

 色々御託を述べてしまいましたが、とにかく題名の通りなんですよ。『なぜ絶望と闘うことができたのか?』
 イマイチなんか知名度が低すぎる気がする。もっとこのドラマ有名になってもおかしくないと思うんだけど?

 少なくとも俺はこのドラマを見てなかった自分を今恥じてます。ぜひ多くの人に見てほしい。
 では、また。


CRISISについて、その公安機動捜査隊特捜班

2021-06-22 00:38:00 | ドラマ作品

 西島さん主演ってことでずっと見たかったんだが、ようやく視聴。

 設定といい何といい明らかMOZU意識。
 てか、MOZUの続編って言われても信じるわ。特捜班って倉木の再就職先ですよね?w

 脚本がSPの人ってことで刑事アクション。
 めちゃくちゃ楽しみにしてました。

 ですがまぁ、こりゃまた……なんつーか。ツッコミ所満開w
 もうそこまでMOZUの悪いとこ引き継がなくていいのに。

 駄作も通り越すと逆に全部見てしまうw
 脳トレみたいなもんですね、ツッコミ所を探すという。

 第1話からツッコミ所あんのはどうなんや。
 なろう系にありがちですけど、主人公を優秀に見せるために周りを落とすという手法。

 さすがに警察もこんなマヌケじゃないからね。

 特捜班は荒事専門、警視庁やら上の命令だけに忠実に従う、
 命令以上のことは考えない冷徹なプロフェッショナル集団って設定の方が良かったかな。
 
 捜査までし出したら一気に物語が安っぽくなる。

 特にアクションを活かすなら。SPのように岡田さんのアクションごり押し。余計なこと考えさせないようにせんと。

 小栗さんも頑張ってたけどね~。これだと脚本の拙さの方が目立つな。
 どうせアクションしか見所ねぇんだからそれだけやってろよ!!w

 政府打倒とか革命とか、今の人間が考えるわけない。さすがに視聴者をバカにした内容。

 60年代70年代じゃあるまいし、そもそもの動機に無理がある。
 この流れだと洗脳とか、さらに宗教絡みを押すしかないんじゃない?

 てか、平成維新がラスボスじゃないんやな。そこが残念というか肩透かし。
 「つまらない大人になる前に子供である内に反逆する」って下りはけっこう好きなんだけど。

 大人VS子供へシフトしていくのが良かったかもな。ネットもあんな擁護来るわけないし。
 イタズラの爆破予告ですら捕まる時代にありえないじゃん。

 ネットは称賛よりもバッシングとか。自分より下の人間を見つけて叩く世界ですから。

 そこで思うように支持が集まらず追い詰められていく平成維新と、心に傷を持った大人である特捜班とで良い対比になってラストへ繋がる終わり方になったんじゃないすかね?

 ま、所詮はフジテレビクオリティ。こいつら、踊る大捜査線の頃から何も変わってないんやな。そりゃ視聴率下がるわ。

 続編ありそうだからそれ次第かな。
 倉木がテロリストになる所はちょっと見たいw
 
 西島さん小栗さんのファンなら楽しめると思う。
 それ以外の人には見るに耐えない作品。

 では、また。




しんがりについて、その山一證券 最後の聖戦

2021-05-25 13:26:00 | ドラマ作品

 山一證券。

 四大証券と謳われた名門は1997年11月、突如として破産。
 創立100年を節目にして自主廃業を選択する。

 グループ会社含め社員1万。当時内定が決まっていた490人が一瞬で前途を失う。
 そして何より会社に資産を預けていた顧客は大パニックを起こす。

 なぜ山一は消え去らねばならなかったのか。
 真実を追い求めた「殿軍」の物語。



 正直、泣いちゃったわ。

 これ見て感動しない日本人はいないと思う。
 もしグダグタ抜かす奴がいたら俺が殴る。それほどの傑作。

 最高に面白い。半沢より面白いと思う。
 まぁ、敗軍の美学。判官贔屓まるまるなんだけどさw

 一番有名なのは野沢社長の謝罪会見なんでしょうが。

 それ以前それ以上の話。野沢社長がかわいそうのは確かなんですけど。
 就任3ヶ月で会社が潰れるしw

 でも、「知らない」で済まされるわけじゃない。

 結局は口どめに加担したから。野沢社長に同情的な意見多いけど、
 この人を英雄として描かなかったのはすごい良いことだと思う。

 背信の階段。すごいよね~。営業特金だの総会屋だの。
 飛ばしに花替え。内務官僚に社内政治か。

 同情ってわけでもないけど。なんというか…社員も悪くないとはいえ無知すぎた。

 てか、営業マンにそのまま株を運用させるって意味不。
 この時代、プロのトレーダーとかいなかったんかな?

 原因の大元を作った事業法人部は逸早く再就職で逃げ仰せるという。
 まぁ、残る方がバカって考えも分かるんだが。

 それでも過ちを正す。反省を貫く。
 その姿勢、嫌いじゃないよ!!

 事前にwikiだのYouTubeで下調べが必要とも思うけど、
 用語も途中で挟んでくれて親切。初見でも見易い。

 萩原聖人さんがうざったいくらいw
 実写カイジで藤原竜也さんがイジられたりするけど、この人もカイジ声優なだけあって自己主張強い。

 アジトの友情や連帯感。感動した。
 潰れた会社にどうしようが、そりゃ無意味です。誰でも分かることなんです。

 それでも踏みとどまる。日本人の心だと思う。

 では、また。


チェルノブイリについて、そのウソの代償

2020-06-18 08:54:00 | ドラマ作品

 「ゲームオブスローンズ」で有名なHBO制作ドラマ。
 ゲームオブスローンズとか欠片も見たことないけどw

 しかし、このドラマ 超絶!! 面白いぞ~。

 本来は面白いとか言っちゃいけない内容なのは分かってるが……

 作品として完成度凄い!

 文句無し。チェルノブイリ原発事故の決定版。
 チェルノブイリ関連でこれ以上のは作れんな。

 実話ならではの緊迫感緊張感を維持しつつ、物語を展開する。 
 素晴らしい構成力。被爆描写もリアルだった。

 もうちょい掘り下げてほしいキャラもいたけどね。
 出てきたは良いものの、その後パタッといなくなったり。そこは尻切れトンボな気がして残念な部分。

 グルホフ好きだからもっと見たかった。
 ウラナおばさん嫌い。レガゾフ博士いじめるもん。

 全5話でしっかり纏められていたが、後もう1話あったら……
 まぁ、これ以上贅沢を言ってもねw

 それにしてもほとんど実在の人物なのが凄いな。

 原発の作業員も科学者も消防士も名前が残っとる。
 そんだけ重大事故ってことなんだろうが。

 最初はイグナテンコが主人公だと思ってたわ。
 あの夜、もし現場に行かなかったら……体制下だとそういう選択肢はなかったんかね?

 リュドミラ姉さんには正直イラッとしたw

 妊娠分かってて会いに行っちゃうんだもんなぁ。
 本人に取材したり許可は得てるだろうから本当の話なんだろうけど……ここは放射能の怖さを端的に表してるんかな。

 目に見えない、自分だけは大丈夫……コロナ禍とも通ずるものがあるな。
 人間はとにかく安心を求める。そのためなら嘘でも信じる。

 女の子は早死してしまったが、その後生まれた息子と暮らしてんのが唯一の救いか。

 そして何と言ってもレガゾフ✕シチェルビナのコンビ。

 最初は立場の違いこそあったが徐々に友情が生まれ、
 やがて真実が二人の仲を永遠に引き裂くことになる……。

 劇中でレガゾフも言うてたが、適任者ちゅーか不思議よなこれ。
 もしこの二人がチェルノブイリに行ってなかったらどうなってたか。

 日本も吉田昌郎所長がおらんかったらどうなってたか。運命は存在する。

 真実が見つかる時を待ってるなら、人は選ばれる時を待っているんかね?

 嘘の代償で多くの人間が死に、真実と向き合い続けた人は英雄になる。

 チェルノブイリは嘘の甘さと真実の過酷さを象徴する、人類共通の遺産なんだろう。

 では、また。