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しゅ~くり~む ら

Osamu KURIMURA Official Blog

ふるさと

2014-10-30 | インポート
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昨シーズン限りで宇都宮ブリッツェンの監督を退き、今季から都内で働きはじめたので宇都宮へ行く機会というのはだいぶ少なくなってしまいました。

にも関わらず、今でも宇都宮へ行った際には、皆さんこんな私を笑顔で迎え入れてくださります。

とても有難く感じると同時に、『ふるさと』 がない私にとっては非常に新鮮な感覚でもあります。

“ふるさとがない” と書いたのは、自分が横浜生まれの川崎育ちのため、『地域愛』 というものにほぼ触れることなく生きてきたからです。

正直なところ、横浜や川崎出身の方に会ったとしても、お互いに 『おっ!奇遇ですね』 程度の社交辞令を交わすくらいで、それ以上に盛り上がることは殆どありません…

横浜市長や川崎市長ともまったく面識はないですし(当たり前といえば当たり前ですが)、ご近所さんもきっと私が何をしているのかを知っている方は非常に少ないと思います。

新しい家やマンションがどんどん建ち続け、地元出身ではない面識がない方々を中心として街が形成されていきます。

一方で、宇都宮ブリッツェンに加入し、そして、最近ではレース運営の仕事で各自治体と接する機会が増え、『ふるさと』 が持つ魅力やパワーというものを強く感じることが増えてきました。

物事には、プラスの面があれば必ずマイナスの面もあるので一長一短であることは十分に理解はしていますが、しかし、『変わらぬ心の拠り所』 としての 『ふるさと』 は、自分の努力では手にれることはできず(生まれ育つという意味で)、なんとなく 『ふるさと』 という言葉に対する憧れだけが日々大きくなっています。

今後、自分にとっての 『ふるさと』 は、もしかすると宇都宮になっていくのかもしれません。

来期以降、レース運営に関わる仕事のウェイトが大きくなっていくと思うので、公平性の観点からも一旦宇都宮ブリッツェンの肩書きを外す必要に迫られそうです。

それでも、宇都宮代表としての想いを心に秘め、都心の満員電車に負けずにしっかりがんばっていきたいと思います。


美浜クリテリウム

2014-10-28 | インポート
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photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

昨日、JPT第19戦となる 『JBCF美浜クリテリウム』 が愛知県美浜町で開催され、鈴木真理キャプテンと共に序盤から9名の逃げに乗った阿部嵩之選手が、最後は先頭グループ内の一瞬の隙をついて飛び出し、彼らしいロングスパートを決めて見事今シーズン2勝目を飾りました。これで宇都宮ブリッツェンはチームとしてシーズン6勝目。

今回二人で先頭集団に乗った鈴木真理&阿部嵩之選手ペアは、実はこれまでも二人して逃げグループに入った際には多くの勝利や良いリザルトを残してきました。

脚質的には正反対の二人ではありますが、そんな二人がみせる化学反応が、実は理想的なペアとなるのがロードレースの面白いところでもあります。

Jプロツアーは残すところあと2戦、第20戦 『JBCFおおいたサイクルロードレース』、第21戦 『JBCFおおいたいこいの道クリテリウム』 となります。

例年になく白熱している年間タイトル争いも、いよいよ来週末に決着がつくことになります。

◆2014年Jプロツアー 個人ランキング
1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO) 10,185P
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 9,810P
3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 8,940P
4位 リカルド・ガルシア (Team UKYO) 7,420P
5位 入部正太朗 (シマノレーシング) 6,960P
6位 畑中勇介 (シマノレーシング) 6,806P

◆2014年Jプロツアー チームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 33,225P
2位 Team UKYO 30,460P
3位 シマノレーシング 19,990P

今年が初開催となる大分での戦いに是非ご注目下さい!



JrIDE PROJECT サーキット走行会

2014-10-26 | インポート
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本日は、富士スピードウェイに於いて 『JrIDE PROJECT』 の、「はじめてのサーキット走行体験会」 を開催いたしました。

趣旨としましては、これまでサーキット走行経験のない子供たちに基本的な講習を行い、今後、イベントやレースに出場する時に、より安全に、そして、より効率的に走ってもらうことを目的としています。

はじめてロードバイクに乗ったというサッカー少年の参加もあり、若干のレベルの差はあったものの、事故なく、貴重な 『初体験』 の場を提供できてホッとしております。

今回の参加者の中には、かつて私を 『チームミヤタ』 の監督へ任命した元木氏のお子さんも含まれていました。

元木氏があの時に若造の私(当時29歳)を監督に指名していなければ、今の私はなかったかもしれません。

私が監督になって2年目に生まれたご長男も今年で小学校5年生とのこと。

富士スピードウェイの上り区間をたくましくダンシングで駆け上がっていく彼の姿をみて、なんともいえない気持ちになってしまいました

今後も一歩づつそして着実に様々な活動を継続させていきたいと思います。



さいたまクリテ直前スペシャル

2014-10-24 | インポート
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このあと20時30分より 『J SPORTS 3』 にて、『我らワールドのツール・ド・フランス観戦塾 ~さいたまクリテリウム直前スペシャル!~』 が放映されます(無料放送!)。

『さいたまスーパーアリーナ』 での公開イベントとなっており、今年も世界のスーパースターに登壇いただく予定です。

私もウワサの 『秘密兵器』 を身につけて、サッシャとともに会場を盛り上げようと思います!


ツーショットゲット!?

2014-10-22 | インポート
いざ本人を目の前にするとチキンになってしまうことでお馴染みの私ですが、当然今回もカンチェラーラを目の前にして 『写真を撮ってください』 すら言えなくなりました。

そこで、荒川辰雄宇都宮副市長とカンチェラーラの記念撮影に映り込むことを決行!

見事にカンチェラーラとのツーショット写真をゲットいたしました!!!?

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副市長及び島田さんありがとうございました&広報誌などで使用する予定だった写真を私物化してしまい申し訳ありません…





ジャパンカップサイクルロードレース

2014-10-20 | インポート
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昨日、アジア最高峰のワンデーレース 『ジャパンカップサイクルロードレース』 が宇都宮森林公園特設周回コースで開催され、最終ラップの古賀志の上りの攻防で12名にまで絞られた先頭集団(この中に日本人選手はゼロ)の中から、最後は9名の選手によるゴールスプリント争いとなり、このレースでの優勝に大きな執念を燃やすネイサン・ハース(ガーミン・シャープ)がロングスプリントを決行してボアッソンハーゲン(チーム・スカイ)を抑え、見事2度目の優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢では、最終ラップの攻防で先頭の12名から僅かに遅れて頂上をクリアーした増田選手が、別府選手(トレックファクトリー)とルバ(ブリヂストン・アンカー)と共に先頭集団を追いましたが、加速するトップグループを捉えることはできず、最後はUCIポイント獲得圏内となる15位でのフィニッシュとなっています(アジア最優秀選手賞は14位でゴールした別府選手が獲得)。

また、1周目から4名で飛び出した阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は最初の山岳賞獲得し、チームとしての一つの目標だった表彰台をキッチリと確保しました。

そして、レース後には恒例の 『ファン感謝祭』 がオリオンスクエアにて開催されましたが、なんと!サプライズゲストとしてあの ファビアン・カンチェラーラ が登場!!!

あまりのオーラに我々も圧倒されてしまいました




ジャパンカップクリテリウム

2014-10-18 | インポート
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本日、ジャパンカップ初日となる 『ジャパンカップクリテリウム』 が宇都宮市内の特設周回コースにて開催され、例年通りの熱いガチ勝負が繰り広げられた結果、最後は、アイゼル⇒ボアッソンハーゲン⇒スウィフトという超豪華アシスト陣から発射されたチームスカイのクリストファー・サットンが、今シーズン初となる貴重な勝利で第5回目のジャパンカップクリテ勝者に輝きました。

前座的要素の強いクリテリウムレースにも関わらず、年々各チームの勝利に対する執着心は向上しているような気がします。

また、その他にも多くのエキジビションイベントが開催されましたが、その中でも個人的に注目だったのが、過去の同大会で活躍した日本人選手が出場する 『レジェンドクリテリウム』 でした。

スタート地点には笑顔で集まったレジェンド達でしたが、レースがスタートするとスイッチON状態となってしまったようで、すぐにアタック合戦となり本線さながらの熱い戦いを展開してくれました。

やはりジャパンカップというレースは魂を揺さぶられます。

明日は例年7万人以上のお客さんが集結して大いに盛り上がる、宇都宮森林公園で開催される UCI-1.HC のアジア最高峰のワンデーロードレースとなります。

23回目の同大会を制するのはいったい誰か?

大注目です!


ムック本発売

2014-10-16 | インポート
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10月16日(木)に、栗村監修の 『最新!トッププロが教えるロードバイクトレーニング2015』 が洋泉社より発売となります。

以下 『内容紹介文』 です。

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宇都宮ブリッツェン完全協力!

所属選手がトレーニング内容、機材の話、食事方法など、

「プロの方法」を教えます。

「プロはどうしているのか」「プロはどう考えているのか」が分かる。

読んで楽しく、役に立つ一冊。

実際に競技をしている人だけでなく、

自転車に興味がある人にもお勧めです。

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国内プロ選手やトップクラスの社会人レーサーの生の声が満載です。

私自身も監修していて新たな発見や学びがありました。

是非、本屋さんでパラパラと立ち読みしてみて下さい。


うまくなりたい…

2014-10-14 | インポート
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スマートフォンの画像フォルダーをチェックしていたら、今年のツール中継時に書いたフリップボードがでてきました。

第10ステージ、雨のボージュ山塊、あのコンタドールが落車リタイアとなったステージ前に書いたキーワードと似顔絵です…

私は昔から字が下手でした。

そして絵も下手でした。

母親が美大出身にも関わらず絵心のDNAは受け継がれなかったようです。

字がキレイなひとを見ると心踊ります。

絵がウマイひとを見るとトキメキます。

人はないものねだり…

がんばります。


メジャークラシック最終戦

2014-10-12 | インポート
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本日はこれから、ヨーロッパメジャークラシックレースの実質的な最終戦にあたる 『パリ~トゥール』 のLive中継に挑みます!

秋のパリ近郊をスタートし、トゥールに向かうこのレースは、夏のツールとはまた違った空気の色を堪能できます。

そして、ゴール前に設定された丘陵地帯が、毎年レースを白熱の展開へと導いていきます。

このあと 『J SPORTS4』 にて、午後10:25~ からLive中継開始です!


パイオニア本社

2014-10-10 | インポート
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本日は目黒への出勤のあと、パワーメーター関連の打合せのため、JR新川崎駅近くにある 『パイオニア本社』 へ行ってきました。

新社屋は非常に美しく、パイオニア社が開発を進める新世代のパワーメーター 『ペダリングモニターシステム』 もこの場所で生み出されています。

宇都宮ブリッツェンはプロトタイプ時代からこのパワーメーターを使用しており、他のメーターとは一線を画す各種機能を積極的にトレーニングの中に取り込んで、チームとしてのパフォーマンス向上に大きく役立てています。

ガジェット好きのサイクリストであればハマること間違いなしですので、まずは難しい専門的なトレーニングなどは抜きにして、『自分のカラダをマシーンに置き換える』 ことを楽しむところからスタートしてみてはいかがでしょうか?

話題のスマートフォンを買うよりもよっぽど楽しめる気がいたします。





J SPORTSサイクル部 大分編

2014-10-08 | インポート
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レースを開催する街を紹介する旅番組 『J SPORTS サイクル部』 のロケのために現在大分に滞在しています。

以前から告知していますように、11月1日(土)~3日(月/祝)の日程で 『OITAサイクルフェス!!!2014 』 が開催されます。

この番組は同イベントに向けた告知番組である一方、“自転車レースを開催する街 に直接的なメリットを提供していく“ という新しいビジネスモデルを構築していくための側面も持っています。

これまで何度も書いているように、自転車レースは入場者収入がないことから直接的な経済効果を得にくいという構造問題を抱えています。

開催する自治体などは、『レース開催⇒どの様な経済効果が上がるのか?』 という部分で具体的な金額を算出するのが困難であり、地域によってはレース開催のために税金を使った結果、議会などから 『経済効果』 について厳し目の質問があがるという動きが起きていたりもします。

もちろん万単位の観客数を見込めればそこから経済効果を算出することは十分に可能ではありますが、それプラス、『観光面という切り口で開催地を紹介』 するテレビ番組を放映すれば、更に開催地メリットを上乗せすることができるのです。

現在、『J SPORTS』 の加入世帯数は約750万世帯となっており、これは日本の総世帯数(約5,000万世帯)に対して6~7軒に1軒が加入しているという数字であり、決して少なくない単位であることがわかります。

更にこの 『J SPORTS サイクル部』 は、無料コンテンツとしてかなりの回数をリピート放送しているため、開催地の費用対効果はそれなりのものになるでしょう。

『J SPORTS サイクル部』 は、八幡平市(全日本選手権ロード)、宇都宮市(ジャパンカップ)、大分市(OITAサイクルフェス)と、既に3つの自治体とのコラボレーションを実現させました。

今後は、例えば 『ツアー・オブ・ジャパン』 を開催している各自治体などにもこの輪を広げていきたいと考えています。

『自転車の街を走れ!J SPORTS サイクル部 ~大分市をめぐる1泊2日の旅~』 の初回放送をは10月18日17時半からとなります。



JrIDE PROJECT ウィーラースクール

2014-10-06 | インポート
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昨日、東京お台場周辺に位置する 『臨海副都心イベントスペース』 に於いて、『JrIDE PROJECT』 主催の 『ウィーラースクール(子供向け自転車教室)』 を開催しました。

ウィーラースクールといえばブラッキー中島氏ですが、そのブラッキー氏のサポーターの方々にお手伝いいただきながら、通常よりも少し広めのスペースで3クラスに分けて各種スクールを行いました。

普段から数多くのウィーラースクールを手がけているある意味で “プロ” の皆さんにご協力いただけたので、非常に手際よく効率的にカリキュラムを進めることができました。

また、元プロロード選手の山本雅道実行委員が外周の周回路を使用したスポーツクラスを担当し、レーシーなイメージを取り込んだ内容で普段は経験できない集団走行や模擬レース的な走りを小さな子どもたちが体験しました。

まだ動き出したばかりの同プロジェクトですが、小さな子どもたちがスポーツバイクの世界を身近に感じることができる入口を全国に整備し、そしてなるべく早い段階で指導者の育成に着手し、その集まった子どもたちの中から “逸材” を発掘する “キャンプ” を通じてエリートを育成するシステムを構築していきたいと思います。

ウィーラースクールの良い点は、子どもたちが楽しみながら自転車の乗り方とマナー、ルール、そして怖さを学べる点です。

入り口としては最適なこのウィーラースクールを実行できる人材の育成も合わせて進めていかなくてはなりません。


終わらない…第2弾

2014-10-04 | インポート
10月1日付でUCIがアップデートしたドーピングリストの中にいくつか気になる内容がありました。

まずは先日のブログに書いたアスタナのヴァレンティン・イグリンスキー(アスタナ)の兄、マキシム・イグリンスキー(アスタナ)が弟同様にEPO陽性(Aサンプル)となっています。

兄のマキシムは弟と違ってトッププロであり、2012年のL-B-Lでの勝利をはじめ、多くの優れたリザルトを残してきました。

そして何より、今年のツールに出場してニバリの総合優勝を支えたアスタナメンバーの一人です。

対象となった検査日は8月1日であり、ツール最終日から僅か5日後の日付となっています。

次は、今年のツアー・オブ・ジャパンで圧倒的な強さをみせたタブリーズ・ペトロケミカルのメンバーの一人、GHAFFARI Vahid も6月20日付の検査でEPO陽性となりました。

こちらはツアー・オブ・ジャパン終了から約4週間後の検査日となります。

タブリーズ・ペトロケミカルチームは今年もアジアツアーランキングで上位につけているため、UCI-1クラスのレースであるツアー・オブ・ジャパンは、このままだと来年も同チームを招待しなくてはいけません。

ここまではほぼ間違いなく意図的なドーピングの情報となります。

そしてもう一つ、恐らく不可抗力での陽性反応がリスト上に一件ありました。

ツール・ド・熊野の初日にランダムで検査対象となった日本人選手の一人から、昨年のジャパンカップでのマイケル・ロジャース同様にクレンブテロールが検出されたのです。

この選手は40代の社会人レーサーであり、リザルトも最下位に近いことから、恐らく食肉汚染などによる不可抗力であったと推測されます。

しかし、UCIレースで日本人選手から陽性反応がでた事実は重く受け止めなくてはいけません。

※追記

上記日本人選手のクレンブテロール陽性について、シクロワイアードに取材記事が掲載されました。

http://www.cyclowired.jp/news/node/148017


『喘息の症状があり、その治療のために摂取した新薬の成分に微量のクレンブテロールが含有していたこと、担当医師もそれを知らなかったことが原因』 ということだったようです。

また、個人的に該当チームに確認したところ、本日までこの事実を把握しておらず(このブログの記事で知ったようです)、該当選手の引退については持病の腰痛(ヘルニア)が悪化したためと理解していたとのこと。

改めて該当チームから今回の件についての経緯などを発表するとのことです。

現在、国内でドーピングコントロールが行われていないレースは数多くあります。

一方で、選手の国際化は急速に進んでいます。

意図的、意図的でない、に関わらず、すでに日本国内でもドーピング問題は 『対岸の火事』 ではない状況となっており、早急に対応策などを再構築しなくてはいけません。


落とし物が戻ってくる国

2014-10-02 | インポート
先日、羽田空港の手荷物受取所にて、壁際のちょっとした棚の上にスマートフォンを置き忘れてしまいました。

1995年に初めて携帯電話を買ってからこれまで紛失したことは一度もなかったので、正直軽くパニクってしまいました…

『とりあえず電話をしよう、あっ携帯がない…

『とりあえずメールをしよう、あっ携帯がない…

『とりあえずPC開いて電話止めたりするための情報を得よう、あっテザリングできない…

『公衆電話見つけたからここから電話しよう、あっ電話帳はクラウド上だから番号わからない…

『一先ず喉乾いたから飲み物買おう、あっおサイフケータイないから買えない…

スマートフォン1個なくなるだけでなんにもできなくなる自分に気付きました…

今や海外にいる時でも日本と同じように普通に使えるスマートフォン。

異常なほど便利である一方で、この便利さを最大限利用して仕事や生活を成り立たせていると、それがなくなった時の衝撃は半端ないことがわかりました。

情報化社会のなか、通信だけでなく、“記憶”や“効率化”の部分をガジェットに担当させることによって自分の脳のキャパを節約しているため、スマートフォンがなくなるということは、自分の脳の一部がなくなるのに等しい状況に追い込まれてしまいます。

殆どのデータがクラウド上にあってバックアップもしっかり行っていればすぐに全てを復旧できるでしょうが、そのたかだか十数時間ですら気が気ではありませんでした…

結局、スマートフォンは翌日無事に見つかりましたが、見つかったことがわかった瞬間は、なんというか、とてつもなく大きな幸福感に満たされてしまいました

東京五輪招致最終プレゼンで滝川クリステルさんが、『東京で何かを無くしても、ほとんど戻ってくる。それが現金であっても…』 と、話していましたが、こんな国は世界的にみてとても稀なエリアに分類されると思います。

ある国では、『落し物が戻ってくる確率は宝くじに当たるよりも低い』 と言われているようです…

もちろん日本にも変な人はたくさんいます。

それでもやはり自分が生まれたこの国に誇りを持ちたいと思います。

世界には、日本に生まれたかったと感じている人、日本人のパスポートを持ちたいと思っている人は、我々が想像する以上にたくさんいるのですから。