しゅ~くり~む ら

Osamu KURIMURA Official Blog

全日本選手権ロードレースU23

2008-05-31 | インポート
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「上:何度も仕掛けたが最後までメイン集団から抜け出せなかった島田選手」
「下:ダイハツボンシャンスの小森選手が最後に抜け出して独走優勝」

5/31(土)に、「第77回全日本アマチュア自転車競技選手権」が行われました。

◆Live!!!ブログレポートはこちら「http://blog.liveshimano.jp/
◆大会要綱はこちら「http://www.jcf.or.jp/

U23の日本一を決める、
「第77回全日本アマチュア自転車競技選手権ロードレース」が、
広島の中央森林公園内サーキットで開催されました。

日本の大学生の年齢が対象となるカテゴリーですが、
「早生れ」の選手は大学卒業後も1年間はこのカテゴリー対象になります。

シマノからは、今年の3月に法政大学を卒業し、
「シマノサテライト」に加入した島田選手(早生れ)がエントリー。

有力選手は、鹿屋体育大学や、アンカーなどが人数を揃えていますが、
各大学やクラブチームにも良い選手はたくさんいるので、
絞りにくい状態と言えます。

また、これまでのアンダー全日本の傾向としては、
実業団系のウェアーを着ている選手は目立ってしまってマークされやすく、
うまく抜け出せないまま終盤に沈むケースが多々ありました。

さて、前日まで降っていた雨はキレイに上がり、
更に気温も25度以上となって、
サバイバルレース予感させるコンディションのなかレースはスタートしました。

1周12.3kmを13周する160kmのレースは、
アンダーの選手達にとってはかなりの長丁場と言えます。

スタート後も、様子を見る選手が多いなか、
2周目のスタートゴール地点に選手達が姿を現したとき、
早くも11名の選手がメイン集団に50秒ほどの差をつけて逃げてきました。
そして、4周目には先頭集団の数は8名に絞られ、
タイム差は早くも4分30秒まで開いてレースは一旦落ち着きをみせます。

福田(アンカー)
内間・野中(鹿屋)
平塚(ラバネロ)
澤田(マトリックス)
中山(コルナゴ)
小森(ダイハツ)
中村(京産)

一方、後続からは3名の追走がはじまり、
先頭8名とのタイム差を1分30秒として追い上げを開始しました。

森田(日大)
笠原(明治)
伊丹(アンカー)

先頭集団ではアンカーの福田が追走の伊丹を待ち、
二名入っている鹿屋勢が積極的に引いてレースを作っていきます。

完全に流れが止まってしまったメイン集団では、
スキル・シマノの島田をはじめ、
前に上がりたい選手達が何度もアタックを繰り返しますが、
鹿屋勢などの抑えが機能してペースがまったく上がりません。

レースも半分を過ぎて、
追走していた3名は力尽きてメインに吸収され、
そのメインも相変わらず追撃の動きは組織されず
先頭との差はとうとう5分以上となってしまいました。

残りの距離を考えると、
メイン集団が前に追いつくのはかなり厳しい状況となって、
既に優勝争いは逃げメンバーに絞られた感が強くなってきます。

4~5分差で中盤を推移したレースも後半に入り、
先頭からマトリックスの澤田が遅れ始め、
更に鹿屋の野中もメカトラで止まり、残念ながら脱落となってしまいました。

6名となった先頭集団のなかから、
残り3周となって内間が攻撃を開始し、
これに反応したダイハツの小森と共に他の選手達を引き離していきます。

先頭二名のリズムは非常に高く、
遅れた選手たちとの差をどんどん広げると共に、
メイン集団との差は7分以上と開いていきました。

結局、勝負はこの二人に絞られてラストラップに突入し、
まず、鹿屋の内間が先にアタックを仕掛けますがこれは失敗。
変わってダイハツの小森が仕掛けると内間がわずかに遅れてしまいます。

粘る内間でしたが、その差は徐々に開いていき、残り3kmでは20秒となります。

そして、力強い走りを続けた小森がリードを保って最後の直線に姿を現し、
両手を高々と挙げて単独でゴールラインを超えて、
見事全日本チャンプのタイトルを獲得しました!

2位は内間、3位には最後まで粘ったラバネロの平塚がはいりました。

スキル・シマノの島田は、
最後まで集団から抜け出す事ができずに後続グループでゴール。
最後のアンダー全日本を優勝で飾る事はできませんでした。

明日はいよいよ北京五輪の最終先行レースとなる、
エリートの全日本選手権ロードです。

チーム一丸となって全力を尽くして優勝を狙いにいきます。

◆「リザルト」
「全日本アマチュア自転車競技選手権ロード - 広島 - CN - 159.9km」
1位 小森亮平 (ダイハツ・ボンシャンス飯田) 4h16m36s
2位 内間康平 (鹿屋体育大学) +31s
3位 平塚 (パールイズミ・スミタ・ラバネロ) +3m16s
4位 中村弦太 (京都産業大学) +3m40s
5位 福田真平 (チームブリヂストン・アンカー) +7m19s
6位 越海誠一 (日本大学) +7m20s
15位 島田真琴 (シマノサテライト) +8m01s


Tour de Belgique #3

2008-05-31 | インポート
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「上:レース序盤から4名で飛び出したフィラース」
「下:デボルデルとの一騎打ちを制したヴァンアヴェルマートが総合でも首位に立つ」
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

5/30(金)に、「第3ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.sport.be/rondevanbelgie/

◆以下、「CYCLINGTIME.com」のレポートです。
2008年5月30日、ツアー・オブ・ベルギー(UCI2.1)の最難関コース第3ステージが行なわれ、ステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)と供に逃げたフレフ・ヴァンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)が優勝。デヴォルデルに勝利を譲られたヴァンアフェルマートが総合リーダージャージを獲得した。

第3ステージはフレマールまでの184.5kmで行なわれた、フレーシュ・ワロンヌのゴール地点としてお馴染みの「ユイの壁」など、いくつもの急坂が設定された今大会最難関コースだ。

総合成績に大きな影響を与える難関ステージのため、この日は序盤からアタックが続発。現シクロクロスU23世界チャンピオンのニールス・アルベルト(ベルギー、パルマンス・ クラス)が3名とともに集団から抜け出し、これにマーティン・デンバッカー(オランダ、スキル・シマノ)とウィリアム・ウォーカー(オーストラリア、ラボバンク)が合流。先頭では7名の逃げグループが形成され、メイン集団を4分引き離すことに成功した。

しかしクイックステップとサイレンス・ロットがメイン集団をコントロールし、レース後半に入ると本格的に追撃を開始。この2大チームの集団牽引によってタイム差は一気に縮小し、ゴールまで53kmを残して先頭7名は吸収される。そして最大勾配が20%に達する難関「ユイの壁」に差し掛かった。

この難所でスピードを上げたのはベルギーチャンピオンのステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)だ。このスピードアップより集団は形を無くし、先頭では14名ほどの集団が形成される。ここから更にアタックを繰り返すデヴォルデルに追従したのは、ヴァンアフェルマート、セルゲイ・イワノフ(ロシア、アスタナ)、ベルト・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)、ブラム・タンキンク(オランダ、ラボバンク)、サルヴァトーレ・コメッソ(イタリア、プレーティ・マンジーミ)の5名のみ。

そしてラスト20kmの急坂でデヴォルデルが今一度アタックすると、ヴァンアフェルマートのみがこれに食らいつく。ロンド・ファン・フラーンデレンで逃げ切り勝利を飾ったデヴォルデルが前を牽き続け、先頭2名は後続を引き離してゴールへ。最後はラスト100mで仕掛けたヴァンアフェルマートにデヴォルデルは反応せず、サイレンス・ロットライダーがベルギーチャンピオンの前でゴールした。

デヴォルデルはステージ優勝に興味を示さずにゴール。しかしデヴォルデルは後続を1分近く引き離すことに成功し、総合優勝に向けて大きなリードを稼ぎ出した。デヴォルデルは翌日の個人タイムトライアルで更なるリード拡大を狙う。

◆第3ステージ「リザルト
「Tour de Belgique - Belgium - 2.1 - Anthisnes-Flemalle 184.5 km」
1 Greg Van Avermaet (Bel) Silence - Lotto 4.40.43 (39.43 km/h)
2 Stijn Devolder (Bel) Quick Step
3 Sergei Ivanov (Rus) Astana 0.56
4 Bert De Waele (Bel) Landbouwkrediet - Tönissteiner
5 Sergey Lagutin (Uzb) Cycle Collstrop
6 Bram Tankink (Ned) Rabobank 1.07
7 Salvatore Commesso (Ita) Preti Mangimi 1.12
8 Leif Hoste (Bel) Silence - Lotto
9 Maarten Tjallingii (Ned) Silence - Lotto 1.28
10 Luca Celli (Ita) LPR Brakes 1.32
45 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
48 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 8.31
59 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano 12.55
67 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano
72 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano
105 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano
110 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano 17.03
117 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano


◆個人総合第3ステージ終了時「リザルト
1 Greg Van Avermaet (Bel) Silence - Lotto 13.40.35
2 Stijn Devolder (Bel) Quick Step 0.08
3 Sergei Ivanov (Rus) Astana 1.06
4 Bert De Waele (Bel) Landbouwkrediet - Tönissteiner 1.10
5 Sergey Lagutin (Uzb) Cycle Collstrop
6 Bram Tankink (Ned) Rabobank 1.21
7 Leif Hoste (Bel) Silence - Lotto 1.26
8 Salvatore Commesso (Ita) Preti Mangimi
9 Maarten Tjallingii (Ned) Silence - Lotto 1.39
10 Dmitriy Muravyev (Kaz) Astana 1.49
31 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano 8.31
39 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 8.45
72 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano 13.09
80 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano 15.45
85 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano 17.13
86 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano 17.16
88 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano 17.17
95 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 17.30



Tour de Belgique #2

2008-05-30 | インポート
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「上:長距離逃げを見せたカーヴァスが山岳ジャージを獲得」
「下:伏兵シュピレフスキーが強豪を抑えてステージ優勝」
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

5/29(木)に、「第2ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.sport.be/rondevanbelgie/

◆以下、「CYCLINGTIME.com」のレポートです。
2008年5月29日、ツアー・オブ・ベルギー(UCI2.1)の第2ステージが行なわれ、統率が乱れたクイックステップの隙を突いたプレーティ・マンジーミチームがワンツー勝利を飾った。優勝はボリス・シュピレフスキー(ロシア)。リーダージャージはケニー・デハース(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が守っている。

第2ステージはエークローからティーネンまでの201kmで行なわれた。ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)に登場する「ボスベルグ」などの急坂を含むコースレイアウトだ。

レースは開始早々からアタックが掛かる展開で、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)やヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー、サイレンス・ロット)、ニコ・エークホウト(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)を含む超強力な先頭グループが形成された。

しかしメイン集団は危険性が高すぎるとして追撃のペースを落とさない。先頭グループからロイ・カーヴァス(オランダ、スキル・シマノ)とファビオ・ポラッツィ(ベルギー、ボディーソル)が飛び出し、ボーネンらがメイン集団に戻ってようやくレースは沈静化。先頭の2人は最大で8分20秒のリードを稼ぎ出した。

協力して逃げる2人は、カーヴァスが山岳賞、ポラッツィがスプリント賞を分け合う形で進行。メイン集団からはボスベルグなどの上りでアタックが仕掛けられたが、いずれのアタックも集団はスピードを上げて封じ込める。メイン集団はリーダージャージ擁するトップスポート・フラーンデレンがコントロールした。

やがてゴールに向かって集団がスピードを上げると、カーヴァスとポラッツィのリードは縮小。この2人のタンデム走行はラスト15kmで終了した。ここからはヤン・クイクス(ベルギー、ランドバウクレジット)らがアタックを断続的に仕掛けるが、クイックステップが先頭を引く集団が封じ込める。強力なメンバーを揃えるクイックステップがゴール前の主導権を握った。

最後はステイン・デヴォルデル(ベルギー)、トム・ボーネン(ベルギー)、ヘルト・ステーグマン(ベルギー)の黄金トレインでゴールへ。しかしステーグマンは、早めに仕掛けたアラン・デーヴィス(オーストラリア、ミツビシ・ジャルタジ)に進路を塞がれて前に出れず、横からプレーティ・マンジーミの2人がデーヴィスがパス。最後はロシアのシュピレフスキーが先頭でゴールに飛び込んだ。

優勝したシュピレフスキーはプロ入り2年目の若手スプリンターだ。プレーティ・マンジーミはイタリアのプロコンチネンタルチームで、他にもサルヴァトーレ・コメッソ(イタリア)やファビオ・サッキ(イタリア)、そしてセルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ)らが所属。1972年世界チャンピオンのマリーノ・バッソ(イタリア)が代表を務める新鋭チームである。前日のステージで4位に入ったマッティア・ガヴァッツィ(イタリア)は急成長を遂げているスプリンターの一人だ(この日はスタートせず)。

総合リーダーはケニー・デハース(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)のまま。ポイント賞は連日上位に食い込むデーヴィス、スプリント賞と山岳賞はこの日逃げたポラッツィとカーヴァスが獲得している。

◆第2ステージ「リザルト
「Tour de Belgique - Belgium - 2.1 - Eeklo-Tienen 201 km」
1 Boris Shpilevsky (Rus) Preti Mangimi 4.50.47 (42.51 km/h)
2 Marco Zanotti (Ita) Preti Mangimi
3 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano
4 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi
5 Jürgen Roelandts (Bel) Silence - Lotto
6 Gert Steegmans (Bel) Quick Step
7 Stefan Van Dijk (Ned) Mitsubishi-Jartazi
8 Roberto Ferrari (Ita) LPR Brakes
9 Greg Van Avermaet (Bel) Silence - Lotto
10 René Haselbacher (Aut) Astana
12 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano
30 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano
34 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
48 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano
65 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
117 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 2.42
122 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano


◆個人総合第2ステージ終了時「リザルト
1 Kenny Dehaes (Bel) Topsport Vlaanderen 8.59.55
2 Boris Shpilevsky (Rus) Preti Mangimi 0.01
3 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi 0.05
4 David Boucher (Fra) Landbouwkrediet - Tönissteiner
5 Marco Zanotti (Ita) Preti Mangimi
6 Sergio Laganà (Ita) LPR Brakes 0.06
7 Gert Steegmans (Bel) Quick Step 0.07
8 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano
9 Greg Van Avermaet (Bel) Silence - Lotto 0.09
10 Tomas Vaitkus (Ltu) Astana
11 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0.10
20 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano 0.11
30 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
62 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano
67 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
95 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano 2.47
106 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 4.32



Tour de Belgique #1

2008-05-29 | インポート
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「注目の若手スプリンター、デハースが第1ステージを制する」
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

5/28(水)に、「第1ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.sport.be/rondevanbelgie/

5月28日~6月1日の6日間に渡って、
UCIカテゴリー2-1のステージレース、
「Tour de Belgique」が開催されます。

このレースにスキル・シマノからは以下の8名がエントリー。

71 Kenny Van Hummel (Ned)
72 Roy Curvers (Ned)
73 Maarten Den Bakker (Ned)
74 Floris Goesinnen (Ned)
75 Piet Rooijakkers (Ned)
76 Sebastian Siedler (Ger)
77 Tom Veelers (Ned)
78 Robert Wagner (Ger)
※参加チーム=18チーム

◆以下、「CYCLINGTIME.com」のレポートです。
ベルギーを代表する選手たちが集結する5日間のステージレース、ツアー・オブ・ベルギー(UCI2.1)が5月28日、ベルギー・エークローで開幕した。第1ステージは集団スプリントで強豪を打ち破ったケニー・デハース(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が優勝。ベルギー期待の若手スプリンターがリーダージャージを獲得した。

1908年に第1回大会が行なわれ、今年で開催78回目を迎えるツアー・オブ・ベルギー。春のクラシックに沸いたベルギー国内を5日間かけて駆け巡るステージレースだ。現在はツール・ド・フランスに向けて調整を整える選手が多く出場する。過去の総合優勝者にはシルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)やトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、ウラディミール・グセフ(ロシア、アスタナ)らの名前が並ぶ。

レースにはアスタナ、クイックステップ、サイレンス・ロット、ラボバンク、コフィディスのプロツアー5チームと、ランドバウクレジットやトップスポート・フラーンデレンなどの13チームが出場すうr。2006年の総合優勝者マーティン・チャリンギ(オランダ)を輩出したスキル・シマノも出場。チャリンギは今回サイレンス・ロットのメンバーに入っている。

初日の第1ステージは上りの無いフラットな180.5kmのコースで行なわれた。レースは序盤からのアタック合戦の末にダビ・ブーシェ(フランス、ランドバウクレジット)が単独で飛び出し、遅れてクリストファー・ホーナー(アメリカ、アスタナ)ら3名がこれに合流。しかしメイン集団はスピードを上げてこれを追撃し、51km地点でこの逃げは全て吸収された。

その後も集団はハイスピードを保ったまま進行し、横風によって集団は分裂する。ステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)を含む数十名が後方に取り残されたが、80km地点で集団はまた一つに戻った。

ここから更にアタックが仕掛けられ、またもブーシェが逃げに乗った。今度はセルジョ・ラガナ(イタリア、LPRブレーキ)とステフェン・デニーフ(ベルギー、ダヴィタモンロット)を引き連れての逃げで、集団はようやくこの逃げを容認。先頭3名はゴールまで70kmを残して7分20秒のリードを得た。

しかしブーシェらの健闘も、クイックステップやスキル・シマノが牽引するメイン集団の前には敵わない。メイン集団はゴールスプリントに向けて先頭3名を追撃し、そしてラスト7kmで吸収。ここからヤン・クイクス(ベルギー、ランドバウクレジット)がアタックしたが失敗。集団は一つのままゴール前になだれ込み、アラン・デーヴィス(オーストラリア、ミツビシ・ジャルタジ)がラスト300mでスプリントを開始した。

早めに仕掛けたデーヴィスを追撃したのがデハース。先行するデーヴィスを撃ち落とすたデハースは一気に先頭に。後方からヘルト・ステーグマン(ベルギー、クイックステップ)が追い上げたが届かず、デハースはそのまま先頭でゴールに飛び込んだ。

デハースは5月上旬に行なわれたダンケルク4日間レース(UCI2.HC)でもトル・フースホフト(ノルウェー、クレディアグリコル)を破ってステージ優勝を飾っている。1984年生まれの23歳だが、トップスプリンターと肩を並べるスプリント力を発揮。ヘント~ウェベルヘムでも5位に食い込む実力の持ち主であり、今後の活躍が嘱望される若手だ。

デハースは総合リーダージャージならびにポイント賞ジャージを獲得した。積極的にアタックを繰り返したブーシェは中間スプリント賞のトップに立っている。

◆第1ステージ「リザルト
「Tour de Belgique - Belgium - 2.1 - Eeklo-Eeklo 180.5 km」
1 Kenny Dehaes (Bel) Topsport Vlaanderen 4.09.19 (43.44 km/h)
2 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi
3 Gert Steegmans (Bel) Quick Step
4 Mattia Gavazzi (Ita) Preti Mangimi
5 Roberto Ferrari (Ita) LPR Brakes
6 Greg Van Avermaet (Bel) Silence - Lotto
7 René Haselbacher (Aut) Astana
8 Jürgen Roelandts (Bel) Silence - Lotto
9 Sergio Marinangeli (Ita) LPR Brakes
10 Tom Leezer (Ned) Rabobank
13 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano
23 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano
28 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano
33 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
67 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano
73 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
79 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano
104 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 1.39


◆個人総合第1ステージ終了時「リザルト
1 Kenny De Haes (Bel) Topsport Vlaanderen 4.09.09
2 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi 0.04
3 David Boucher (Fra) Landbouwkrediet - Tönissteiner
4 Sergio Laganà (Ita) LPR Brakes 0.05
5 Gert Steegmans (Bel) Quick Step 0.06
6 Steven De Neef (Bel) Davitamon - Lotto - Jong Vlaanderen
7 Tomas Vaitkus (Ltu) Astana 0.08
8 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0.09
9 Mattia Gavazzi (Ita) Preti Mangimi 0.10
10 Roberto Ferrari (Ita) LPR Brakes
18 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano
28 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano
37 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
69 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano
74 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
80 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano
104 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 1.49



Circuit de Lorraine Professionnel #5

2008-05-26 | インポート
5/25(日)に、「第5ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.lorraine.eu/

◆第5ステージ「リザルト
「Circuit de Lorraine - France - 2.1 - Rombas-Hayange 158.1km」
1 Mattia Gavazzi (Ita) Preti Mangimi 3.31.03 (44.947 km/h)
2 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi
3 Luca Paolini (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo
4 Jimmy Engoulvent (Fra) Crédit Agricole
5 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole
6 Steve Chainel (Fra) Auber 93
7 Emiliano Donadello (Ita) Serramenti PVC Diquigiovanni-Androni Giocattoli
8 Jean-Patrick Nazon (Fra) AG2R La Mondiale
9 Gianni Meersman (Bel) Française des Jeux
10 Anthony Roux (Fra) Française des Jeux
16 David Deroo (Fra) Skil-Shimano
35 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
69 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano
80 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano
82 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 0.23
97 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 7.44
DNF Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano


◆個人総合時間「リザルト
1 Steve Chainel (Fra) Auber 93 19.23.27
2 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 0.04
3 Hannes Blank (Ger) Differdange - Apiflo Vacances 0.10
4 Maxime Bouet (Fra) Agritubel 0.12
5 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux 0.16
6 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes
7 Eladio Jimenez Sanchez (Spa) Fercase - Rota dos Móveis 0.25
8 Johan Coenen (Bel) Topsport Vlaanderen 0.32
9 Gianni Meersman (Bel) Française des Jeux 0.33
10 Frederik Veuchelen (Bel) Topsport Vlaanderen
34 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano 2.23
52 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 8.13
74 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 13.34
79 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 16.16
96 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 25.50
100 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 30.19


◆個人総合ポイント「リザルト」
1 Steve Chainel (Fra) Auber 93 79 pts
2 Mattia Gavazzi (Ita) Preti Mangimi 61
3 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi 52
4 Jimmy Casper (Fra) Agritubel 41
5 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 37
6 Luca Paolini (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo 32

◆個人総合山岳「リザルト」
1 Philippe Gilbert (Bel) Française des Jeux 100 pts
2 Gustavo Iglesias (Spa) Fercase - Rota dos Móveis 51
3 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 40
4 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes 36
5 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux 35
6 Eladio Jimenez Sanchez (Spa) Fercase - Rota dos Móveis 27


Tour of Japan #7

2008-05-25 | インポート
080525

A029

「上:14名の先頭集団に入りステージ6位でゴールした鈴木真理選手」
「下:チームメイトの働きに応えたゲブカが最終ステージを制する」
photo(c):Hideaki.TAKAGI/www.cyclingtime.com※下のみ

5/25(日)に、「第7ステージ」が行われました。

◆Live!!!ブログレポートはこちら「http://blog.liveshimano.jp/
◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.toj.co.jp/

ツアーオブジャパンの最終第7ステージが、
大井埠頭の周回コースで開催されました。

総合リーダーはサウスオーストラリアのメイヤー。
総合2位はマルコポーロのクロフォードでその差は僅かに1秒。

但し、メイヤーはワールドカップの
ポイントレースランキング1位の生粋のスピードマンで、
一方のクロフォードはヒルクライマー。

東京ステージが「ド平坦」な事を考えると、
チーム力で劣るマルコポーロが敢えて仕掛けてくるとも思えず、
同じオーストラリア人同士、協調体制をとる可能性が高いと考えられます。

一方、スキル・シマノとしてはここまでステージ優勝を一つも挙げられず、
また、総合でも大きく下位に沈んでいるのでまさに「背水の陣」状態。

しかし、集団ゴールを狙えるスプリンターもいないので、
とにかく「攻撃あるのみ」でレースをブレークしていくしかありません。

具体的には、スタート直後からアタックを繰り返し、
必ず形成されるであろう先頭集団に複数名を送り込んで、
最後は小集団のスプリントを鈴木真理選手に狙わせる作戦でレースに挑みました。

午前11時に日比谷公園前をスタートした集団は、
パレード区間を終えるとアタック合戦を開始します。

スキル・シマノの選手達も果敢に攻めて、
全ての飛び出しに反応して後手に回らないように対処していきました。

途中、阿部・狩野・鈴木選手を含む、
我々にとっては理想的な約10名ほどのグループが形成されますが、
これは半周ほど逃げたところで吸収されます。

スタートしてから65kmの間、
いったいどれだけのアタックがかかったか分かりませんが、
一向に逃げらしい逃げは決まりません。

そして、恐らくここまで初めて、
スキル・シマノの選手を含まない10名ほどの選手が先行します。

各選手とも、1時間30分以上に渡ってアタックを繰り返してきたので、
そろそろ逃げが決まっておかしくない時間帯です。

集団の動きが不気味に止まりかけ、アタックがかからなくなったので、
スキル・シマノの土井選手など3名が集団の先頭に立って追走をはじめました。

一時は20秒まで開いたタイム差でしたが、
徐々にその差を詰めていって再び逃げを吸収しようとします。

そして、メイン集団が先頭グループのすぐ後ろに迫った瞬間、
メインからファンボンが抜け出し、それに鈴木真理選手が反応して前に合流しました。

これで先頭集団は14名となります。

鈴木真理(スキル・シマノ)
オーラ・ディロレンツォ・グーロフ(Aスタイル)
井上(ニッポ)
デンプスター(サウスオーストラリア)
ファンボン(マルコポーロ)
フミェレフスキ・ゲンプカ(ムロズ)
岡崎・福島晋一・宮澤(メイタン)
山本・中村(アンカー)

3名入っているチームが「メイタン」と「Aスタイル」、
2名が「ムロズ」と「アンカー」、
1名が「スキルシマノ」と「ニッポ」と「オーストラリア」と「マルコポーロ」。

スキル・シマノとしては不利な状況ですが、
直前まで追走で脚を使った他のメンバーの状況を考えると
このまま行くしかありません。

そして、総合には関係しないこの逃げは、
ようやくメイン集団に容認されてレースは落ち着きを取り戻しました。

タイム差は最大で2分30秒ほどまで開きますが、
その後、メイン集団を総合系の「サウスオーストラリア」と「マルコポーロ」、
逃げ遅れた「マトリックス」などが引き始めて差が縮まり始めます。

一方、先頭集団ではアタックがはじまり、
「複数名を送り込んでいる」チームが揺さぶりをかけてきました。

一度、鈴木真理選手が二つに割れた後方グループに取り残されますが、
この時は、同様に取り残されたニッポの井上選手と共になんとか粘り、
消耗しながらも再び14名の先頭集団に戻します。

その後続いて、ディロレンツォと福島晋一選手が再び飛び出します。
3名を送り込んでいるチームが「定石通り」の作戦を決行し、
またまた鈴木真理選手が不利な状況に追い込まれると思われましたが、
2名を送り込んでいるムロズとアンカーがアシストを使い、
後方グループを引き始めたので鈴木選手は脚を使わずに済む状況を手に入れました。

結局、ムロズのアシストであるフミェレフスキが、
前の2名を泳がす形でうまく利用し追走グループを安定させ、
ラスト1kmで計算通りに吸収してゴールスプリントに突入します。

そして、スプリントを制したのは、
アシストの走りにしっかりと応えたムロズのゲンプカでした!

スキル・シマノの鈴木真理選手は6位でゴールしています。

これでTOJの全日程が終了しました。
総合上位は前日と変わらず、
キャメロンがグリーンジャージを守り、
日本勢では新城選手の総合5位が最上位となりました。
また、アイサンの西谷選手がポイント賞を獲得しています。

ステージに関しては、
福島晋一選手が美濃ステージを制したのが
日本勢では唯一の勝利となっています。

結局、メイタン勢がいつも通りの素晴らしい走りを見せ、
アイサンの西谷選手も高い資質を証明しました。

一方で、惨敗だったのがスキル・シマノです。
富士(狩野=6位)、修善寺(土井=3位)で日本人最上位のリザルトを残すものの、
大会を通じてまったくと言って良いほど賞賛の声をもらえる事はありませんでした。

多くの実績を持つ選手達を集め、
恵まれたチーム環境を備えているわけですから、
「この程度」の成績で周りが納得するわけがありません。

ただ、熊野が終了した時にも書きましたが、
「責任」の一部はやはり私を含むチーム運営側にあることは明らかだと感じています。

スキル・シマノに在籍している選手達は、
既に高い能力を過去に何度も見せているエリートライダーばかりです。
ですから、うまく噛み合えば「結果」を残すことは可能なはずなのです。

熊野、そしてTOJと、本格的にチームに帯同し、
外からは見えなかったいくつかの問題と出会うことができました。

来週には、今シーズンの「ヤマ」と言っていい、
全日本選手権ロード(五輪最終選考レース)が控えています。

1週間で改善できることは殆どありませんが、
「日本を代表するチーム」であるスキル・シマノにって、
変えていかなければいけない「問題」と「使命」はたくさんあります。

素晴らしい選手達と共に「期待に応える」という、
大きなミッションに挑んでいきたいと思います。


最後に、美濃ステージで発生いたしました事故について、
主催者より公式コメントが発表されました。

http://www.toj.co.jp/toj12/news/newsDetail.php?id=96

事故発生後、レース内部にいるチーム関係者は、
詳しい内容を殆ど得る事ができず、
情報の詳細はむしろ外部から入ってくる状況にありました。

事故に遭われた関係者の女性は、私自身も面識があり、
「彼女だった」という事実を知ったのは南信州ステージ終了後で、
その時は大きなショックを受けました。

そして、富士ステージ前日に、各チームで「公式見解の発表」について話し合い、
その後、主催者側と協議した結果、怪我をされた方の状況も考慮して、
「レース終了後」の主催者発表を受けてからコメントするという流れとなりました。

既にいくつかのチームはHPなどでコメントを出しており、
この辺りの「足並みの揃い」や「緊急時の対処方法」など、
今後、チーム間の横の繋がりを強化すると共に、
改善していく必要がある事柄はいくつかあると感じております。

今回の事故はあってはならない重大な事故であり、
どのチームが悪いという議論や、
主催者側の管理の問題などの個別要素などではなくて、
このレースに参加した全てのチームが事態を厳粛に受け止め、
事故の再発防止と共に、
この事故を教訓とした「危機管理体制」の構築などを
話し合うきっかけとしていく必要があると思います。

各メディアで事故の様子などが大きく取り上げられてしまったようで、
違った形でTOJが注目を集めたのは残念な事でもあります。

事故に遭われた関係者の方は、
プライベートでも国内ロードレースを観戦に来られたりしていて、
自転車ロードレースの発展を願う我々の「同志」でもあります。

今回の事故に関する報道の影響で、
TOJの今後の開催に影響が出るようなことがあったりすれば、
恐らく一番悲しむのは彼女なのではないかと感じています。

今回、TOJ期間中に全ての国内チームで話し合いを持つ場がありましたが、
今後も違った形でこういった場を設け、事態の改善に努めていきたいと思います。

事故に遭われた関係者の方の一日も早いご回復を、
チーム一同心からお祈りしております。


◆第7ステージ「リザルト
「Tour of Japan - 東京 - UCI2.2 - 148.9km」
1 86 GEBKA Marcin POL MRO 3:01:40
2 96 MIYAZAWA Takashi JPN EQA 0:00:00
3 103 YAMAMOTO Masamichi JPN BGT 0:00:00
4 55 DEMPSTER Zakkari AUS SAI 0:00:00
5 71 VAN BON Leon NED MPC 0:00:00
6 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:00:00
7 25 GOUROV Maxim KAZ ASY 0:00:00
8 94 OKAZAKI Kazuya JPN EQA 0:00:00
9 21 AULAS Alexandre FRA ASY 0:00:00
10 22 DI LORENZO Alberto ITA 0:00:00
25 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:00:46
41 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:00:46
47 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:00:46
48 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:00:46
56 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:00:46


◆個人総合時間「リザルト
1 53 MEYER Cameron AUS SAI 20:16:21
2 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:02
3 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:00:44
4 82 WITECKI Mariusz POL MRO 0:01:11
5 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:01:20
6 81 RODOSZ Robert POL MRO 0:02:15
7 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 0:02:26
8 21 AULAS Alexandre FRA ASY 0:02:35
9 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 0:03:08
10 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 0:03:27
12 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:03:45
15 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:04:15
19 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:06:55
27 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:12:11
52 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:41:29
62 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 1:05:33


◆個人総合ポイント「リザルト
1 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 40
2 53 MEYER Cameron AUS SAI 37
3 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 29
4 81 RODOSZ Robert POL MRO 27
5 55 DEMPSTER Zakkari AUS SAI 25
6 86 GEBKA Marcin POL MRO 23

◆個人総合山岳「リザルト
1 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 37
2 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 24
3 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 20
4 95 FUKUSHIMA Shinichi JPN EQA 13
5 12 KANO Tomoya JPN SKS 12
6 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 12

◆チーム総合時間「リザルト
1 SOUTH AUSTRALIA .COM-AIS AUS 60:55:24
2 NIPPO-ENDEKA SMR 0:03:37
3 A-STYLE SOMN CYP 0:05:44
4 SKIL-SHIMANO NED 0:05:55
5 MEITAN HOMPO-GDR JPN 0:09:13
6 MROZ ACTION UNIQA POL 0:10:39


Circuit de Lorraine Professionnel #4

2008-05-25 | インポート
5/24(土)に、「第4ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.lorraine.eu/

◆第4ステージ「リザルト
「Circuit de Lorraine - France - 2.1 - Gerardmer-Saint Avold 167.6km」
1 Steve Chainel (Fra) Auber 93 3.35.13 (46.725 km/h)
2 Mattia Gavazzi (Ita) Preti Mangimi
3 Jimmy Casper (Fra) Agritubel
4 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi
5 Igor Abakoumov (Bel) Mitsubishi-Jartazi
6 Geoffroy Lequatre (Fra) Agritubel
7 Emiliano Donadello (Ita) Serramenti PVC Diquigiovanni-Androni Giocattoli
8 Salvatore Commesso (Ita) Preti Mangimi
9 Roger Beuchat (Swi) Serramenti PVC Diquigiovanni-Androni Giocattoli
10 Jean-Patrick Nazon (Fra) AG2R La Mondiale
20 David Deroo (Fra) Skil-Shimano
51 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano
73 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
89 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 1.19
98 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano
102 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano
108 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano


◆個人総合第4ステージ終了時「リザルト
1 Steve Chainel (Fra) Auber 93 15.52.24
2 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 0.04
3 Hannes Blank (Ger) Differdange - Apiflo Vacances 0.10
4 Maxime Bouet (Fra) Agritubel 0.12
5 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux 0.16
6 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes
7 Eladio Jimenez Sanchez (Spa) Fercase - Rota dos Móveis 0.25
8 Johan Coenen (Bel) Topsport Vlaanderen 0.32
9 Frederik Veuchelen (Bel) Topsport Vlaanderen 0.33
10 Vincent Jérôme (Fra) Bouygues Telecom 0.36
36 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano 2.23
61 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 8.13
92 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 13.34
96 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 15.53
100 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 18.06
118 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 30.19
123 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 33.02



Tour of Japan #6

2008-05-24 | インポート
08052401

08052402

「上:一か八かの賭けに出た狩野選手が序盤から4名で逃げ続ける」
「下:最終回に土井選手と共に抜け出したオーラがステージを制した」

5/24(土)に、「第6ステージ」が行われました。

◆Live!!!ブログレポートはこちら「http://blog.liveshimano.jp/
◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.toj.co.jp/

ツアーオブジャパンの第6ステージが、
伊豆CSCの8キロサーキットで開催されました。

最終ステージの東京のコースががフラットな設定ということもあり、
総合争いに関しては、この日が事実上最後の争いとなります。

スキル・シマノとしては、
総合8位(日本人では2番目)に狩野選手が位置していますが、
この順位を守っても仕方ないので、
一か八かの賭けにでる戦略をとりスタートを切りました。

修善寺駅前のスタート地点で、地元の野寺選手が紹介され、
8.5kmのパレード走行をこなして伊豆CSCに入っていきます。

CSCに入ると、予想通りアタック合戦がはじまり、
リーダーチームのソウルサイクリングを苦しめます。

そして、2周目に入ったところで4名の選手がアタックを決めました。

狩野智也(スキル・シマノ)
福島晋一(アンカー)
サルツバーガー(サウスオーストラリア)
ポロック(マルコポーロ)

この中では狩野選手が総合で最上位です。

4名はフェアに先頭交代を繰り返して、
メイン集団とのタイム差をすぐに1分へと広げました。

一方メイン集団は、ソウルサイクリングのアシスト4名が先頭に立って、
レースリーダーのゴン選手を守りながら一定ペースで進んでいきます。

先頭4名に対して、
ソウルサイクリングがコントロールするメイン集団という形がしばらく続き、
タイム差は、1分30秒~1分55秒の間を推移しました。

スキル・シマノとしては、
先頭で逃げる狩野選手が脚を使って消耗しているので、
総合に関してはこのまま狩野選手の「脚」に賭けるしかありません。

一方、ステージに関しては、
後半に動きがでる中で、野寺選手や土井選手で狙っていきます。

そして、残り4周となってメイン集団に動きがでました。

ニッポの3選手がソウルサイクリングの引く集団の前に出てスピードを上げ、
一気に加速して落ち着いていた集団を縦長に伸ばします。

集団に緊張感が高まるなかで、
山岳ジャージを着るガロファロが強烈なアタックを仕掛けました。

これに、土井選手と新城選手、
そして、リーダーのゴンちゃんが即座に反応します。
有力選手同士がマークし合う状況により、
再びメイン集団のペースは落ち着きますが、
この動きで集団の秩序は完全に崩れてカウンターアタックが始まりました。

そして、先頭の4名に5名の選手がポツポツと追い付き、
先頭グループは9名になります。

狩野智也・野寺秀徳(スキル・シマノ)
福島晋一・福島康司(アンカー)
サルツバーガー(サウスオーストラリア)
ポロック(マルコポーロ)
オーラ(Aスタイル)
アルビエズ(ステッグコンピューター)
佐野(ニッポ)

この動きでソウルサイクリングはアシストを2名失い、
パクサンパク選手とユ選手のみの引きとなります。

一時は20秒ほどまで縮まった先頭との差ですが、
再びタイム差は広がりはじめて55秒ほどとなりました。

ソウルサイクリングは苦しい展開に追い込まれ、
更にラスト3周であろうことか、
リーダーのゴン選手がチェーンを落として止まってしまいます。

この時に丁度先頭付近でもアタックがはじまり、
メイタンの新城選手と宮澤選手がアタックを開始。

集団は再びバラバラとなり動きが激しくなります。

一方、先頭集団では福島晋一選手が攻撃を開始して、
単独で逃げはじめました。

ラスト2周になり、第2グループの8名は吸収され、
先頭は福島晋一選手、それを22名が追う展開となります。

そして、集団から新城選手がアタックを仕掛けると、
土井選手が反応してすぐに先頭の福島晋一選手に合流して先頭は3名に。

この時、メイン集団の先頭はサウスオーストラリアが引き、
遅れてしまったゴン選手との差を広げようとしていました。

先頭の3名は半周ほど逃げたことろで吸収され、
23名のトップグループにまとまりラストラップに突入します。

ここで野寺選手が単独でアタックを開始!
15秒ほどのリードを奪いますが、
山頂ポイントでサウスオーストラリア勢に捕まってしまいます。


08052404

「地元レースで積極的な走りを見せた野寺選手が最終回に単独アタックを決行」


そして、ラスト5kmで今度はAスタイルのオーラが攻撃を仕掛けて、
メイン集団に対して10秒の差をつけました。

オーラは僅差を保ちながらゴールに向っていき、
残り2kmに差し掛かります。

ここで、スキル・シマノの土井選手が一気にアタックを仕掛けて飛び出します。
そして、先頭のオーラを交わして最後の下りに突入しました!

土井選手が先頭で下り、、
オーラが3秒差ほどで続いていきます。

メイン集団は土井選手から15秒後ろに迫っています。

そして、ゴール前の登りに突入すると、
2番手を走るオーラが土井選手に追い付き、
逆にカウンターで一気に抜き去りラストスパートを掛けました。

土井選手はオーラに付くことができず、
スプリントを開始した集団に迫られます。

結局、オーラがそのまま逃げ切りステージ優勝。
土井選手は、集団から加速してきたムロズのロドスに
交わされて3位となってしまいました。

また、総合でも、序盤から逃げ続けた狩野選手が最後に遅れてしまい、
8位から13位へと順位を下げてしまいます。

常に主導権を握り、
作戦通りに総合とステージを積極的に狙っていきましたが、
またもや結果(勝利)を残す事ができませんでした。

内容が良くても評価されないチームなので、
中身がどうであったかは関係ないかもしれませんが、
この日のスキル・シマノには強い動機があったのは間違いありません。

明日は最終の東京ステージ。
我々に残された「結果」はステージ優勝のみ。
今日と同じように攻撃的に戦いと思います。


08052405

「最終局面で飛び出した土井選手だったが惜しくもステージ優勝を逃して3位」


◆第6ステージ「リザルト
「Tour of Japan - 伊豆 - UCI2.2 - 112.5km」
1 21 AULAS Alexandre FRA ASY 15 3:01:49
2 81 RODOSZ Robert POL MRO 0:00:03
3 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:00:03
4 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:03
5 26 RATTI Aristide ITA ASY 0:00:03
6 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 0:00:03
7 22 DI LORENZO Alberto ITA ASY 0:00:03
8 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:00:03
9 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:00:03
10 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:00:03
21 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:00:47
35 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:06:08
55 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:12:33
78 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:35:55


◆個人総合第6ステージ終了時「リザルト
1 53 MEYER Cameron AUS SAI 17:13:56
2 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:01
3 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:00:43
4 82 WITECKI Mariusz POL MRO 0:01:10
5 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:01:19
6 81 RODOSZ Robert POL MRO 0:02:14
7 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 0:02:25
8 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 0:03:07
9 21 AULAS Alexandre FRA ASY 0:03:20
10 112 NISHITANI Taiji JPN 0:03:28
12 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:03:44
13 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:04:14
19 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:06:54
27 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:12:10
54 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:41:28
68 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 1:06:21



Circuit de Lorraine Professionnel #3

2008-05-24 | インポート
5/23(金)に、「第3ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.lorraine.eu/

◆第3ステージ「リザルト
「Circuit de Lorraine - France - 2.1 - Pont A Mousson-Gerardmer 196.3km」
1 Eladio Jimenez Sanchez (Spa) Fercase 5.04.50 (38.638 km/h)
2 Steve Chainel (Fra) Auber 93 0.01
3 Johan Coenen (Bel) Topsport Vlaanderen
4 Raffaele Ferrara (Ita) LPR Brakes
5 Gianni Meersman (Bel) Française des Jeux
6 Cyril Gautier (Fra) Bretagne - Armor Lux
7 Geoffroy Lequatre (Fra) Agritubel
8 Serhiy Honchar (Ukr) Preti Mangimi
9 Vincent Jérôme (Fra) Bouygues Telecom
10 Frederik Veuchelen (Bel) Topsport Vlaanderen
14 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano
62 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 5.11
65 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 7.38
81 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 9.04
94 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 11.40
95 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano
119 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 19.39


◆個人総合第3ステージ終了時「リザルト
1 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 12.17.15
2 Steve Chainel (Fra) Auber 93 0.06
3 Hannes Blank (Ger) Differdange - Apiflo Vacances
4 Maxime Bouet (Fra) Agritubel 0.10
5 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux 0.12
6 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes
7 Eladio Jimenez Sanchez (Spa) Fercase - Rota dos Móveis 0.21
8 Johan Coenen (Bel) Topsport Vlaanderen 0.28
9 Cyril Gautier (Fra) Bretagne - Armor Lux 0.32
10 Vincent Jérôme (Fra) Bouygues Telecom
36 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano 2.19
62 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 8.09
91 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 12.11
97 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 14.30
98 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 16.43
121 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 30.16
124 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 32.58



Tour of Japan #5

2008-05-23 | インポート
A071 A080

「左:日本人トップタイムを叩き出した狩野選手は6位でフィニッシュ」
「右:今大会常に攻撃的な走りを見せているガロファロがステージを制した」
photo(c):Hideaki.TAKAGI/www.cyclingtime.com

5/23(金)に、「第5ステージ」が行われました。

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ツアーオブジャパン最大の勝負どころである、
富士山での個人タイムトライアルが開催されました。

全長11.4kmの「富士あざみライン」を登るコースは、
平均勾配が10%以上もあり、
特に後半の区間は15%以上の「激坂」が何度も現れ、
選手たちの行く手を阻みます。

スタート前の総合順位は、
奈良ステージでのタイム差が大きく影響しており、
サウスオーストラリア勢がトップツーを独占しています。

一方、このTTで良いタイムを出してくるであろう選手は、
マルコポーロのクロフォードや、韓国のゴンちゃん、
ニッポのガロファロなどとみられていました。

スキル・シマノとしては、
本来は狩野選手がこのステージの最重要選手であり、
また、当初から個人総合を狙っていたのですが、
南信州ステージで遅れてしまったこともあり、
総合9位につけている土井選手に総合ジャンプアップの期待を掛けます。

総合で下位の選手から1分おきにスタートしていきますが、
序盤に走った選手のタイムはそれほど伸びていきません。

後半に入り、スキル・シマノの、
狩野・阿部・土井選手が立て続けにスタートして、
いよいよ本当の勝負の時間がはじまりました。

ガロファロのすぐあとにスタートした土井選手は、
1km地点で早くもその差を20秒ほど縮めます。

しかし、スローペース気味で入ったガロファロは、
その後グングンペースを上げて、逆にその差を広げ始めました。

一方、狩野選手は順調に飛ばして、
前にスタートした選手達をどんどんパスしながらゴールに向って登っていきます。
そして、44分17秒の暫定2位のタイムでゴール。

かなりのハイペースで飛ばすガロファロは、
土井選手の視界からは完全に消え去り、
43分01秒のタイムでフィニッシュして暫定首位に立ちました。

その後、ゴン選手が43分08秒のタイムでゴールし、
区間暫定2位のタイムを更新すると共に、
総合の暫定では一躍トップに踊りでました。

残すはサウスオーストラリア勢のみとなりましたが、
トップの二人はそれほどタイムが伸びずにゴール。

結局、ステージはガロファロに決まって、
総合ではゴン選手が韓国人選手としては史上初めて、
リーダージャージに袖を通すことになりました。

スキル・シマノ勢では狩野選手が日本人トップタイムを叩きだし、
総合でも8位にジャンプアップしましたが、
逆に土井選手は大きく遅れて総合順位を15位まで落としてしまいました。

明日はアップダウンの厳しい修善寺の8kmサーキット。
ゴン選手とオーストラリア勢のタイム差は少なく、
スタートから多くのアタックが繰り返されることが予想されます。

ここまでのレースでは良いところなく終わっているスキル・シマノですが、
ステージと、総合ジャンプアップを狙って積極的に攻めていきたいと思います。

◆第5ステージ「リザルト
「Tour of Japan - 富士山個人TT - UCI2.2 - 11.4km」
1 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:43:01.32
2 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 0:00:06.87
3 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:22.50
4 81 RODOSZ Robert POL MRO 0:00:40.48
5 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:56.97
6 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:01:16.55
7 82 WITECKI Mariusz POL MRO 7 0:01:33.95
8 62 ALBIEZ Timo GER STE 0:01:34.79
9 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:01:51.57
10 54 FORD William AUS SAI0:02:04.38
17 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:03:34.93
21 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:03:59.98
28 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:05:06.26
76 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:10:54.96
84 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:12:27.72


◆個人総合第5ステージ終了時「リザルト
1 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 14:11:43
2 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:21
3 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:22
4 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:01:04
5 82 WITECKI Mariusz POL MRO 0:01:31
6 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:01:40
7 81 RODOSZ Robert POL MRO 0:02:41
8 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:03:21
9 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 14:15:08 0:03:25
10 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 14:15:32 0:03:49
15 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:04:39
21 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:06:26
23 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:07:15
61 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:29:19
63 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:30:50



Circuit de Lorraine Professionnel #2

2008-05-23 | インポート
5/22(木)に、「第2ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.lorraine.eu/

◆第2ステージ「リザルト
「Circuit de Lorraine - France - 2.1 - Briey-Verdun 159.7km」
1 Jimmy Casper (Fra) Agritubel 3.42.13 (43.120 km/h)
2 Gabriele Balducci (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo
3 Mattia Gavazzi (Ita) Preti Mangimi
4 Allan Davis (Aus) Mitsubishi-Jartazi
5 Steve Chainel (Fra) Auber 93
6 Luca Paolini (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo
7 Emiliano Donadello (Ita) Serramenti PVC Diquigiovanni-Androni Giocattoli
8 Marcel Beima (Ned) Rabobank Continental
9 Cyril Gautier (Fra) Bretagne - Armor Lux
10 Vincent Jérôme (Fra) Bouygues Telecom
31 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano
66 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano
69 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano
83 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
116 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 1.01
119 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 4.55
123 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 7.04


◆個人総合第2ステージ終了時「リザルト
1 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 7.12.24
2 Niels Brouzes (Fra) Auber 93 0.01
3 Hannes Blank (Ger) Differdange - Apiflo Vacances 0.06
4 Maxime Bouet (Fra) Agritubel 0.10
5 Anthony Roux (Fra) Française des Jeux 0.11
6 Steve Chainel (Fra) Auber 93 0.12
7 Benoît Poilvet (Fra) Bretagne - Armor Lux
8 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux
9 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes
10 Luca Paolini (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo 0.16
49 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano
64 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
107 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano 2.19
111 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 5.27
119 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 11.33
122 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 13.20
124 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 18.36



Circuit de Lorraine Professionnel #1

2008-05-22 | インポート
5/21(水)に、「第1ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.lorraine.eu/

5月21日~25日の5日間に渡って、
フランスに於いてUCI2-1のステージレース
「Circuit de Lorraine Professionnel」が開幕しました。

スキル・シマノからは以下の7名がエントリー。

151 Thierry Hupond (Fra)
152 Clément Lhôtellerie (Fra)
153 Albert Timmer (Ned)
154 David Deroo (Fra)
155 Maarten Den Bakker (Ned)
156 Floris Goesinnen (Ned)
157 Ji Cheng (Chn)
※参加チーム=18チーム

◆第1ステージ「リザルト
「Circuit de Lorraine - France - 2.1 - Metz-Mont Saint Martin 156.6km」
1 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 3.30.21 (44.668 km/h)
2 Niels Brouzes (Fra) Auber 93
3 Hannes Blank (Ger) Differdange - Apiflo Vacances
4 Anthony Roux (Fra) Française des Jeux 0.02
5 Steve Chainel (Fra) Auber 93
6 Maxime Bouet (Fra) Agritubel
7 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux
8 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes
9 Benoît Poilvet (Fra) Bretagne - Armor Lux
10 Luca Paolini (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo 0.06
34 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 0.22
56 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
101 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano 11.23
114 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano 2.09
121 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano
122 David Deroo (Fra) Skil-Shimano
124 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 12.09


◆個人総合第1ステージ終了時「リザルト
1 Jonathan Hivert (Fra) Crédit Agricole 3.30.11
2 Niels Brouzes (Fra) Auber 93 0.01
3 Hannes Blank (Ger) Differdange - Apiflo Vacances 0.06
4 Maxime Bouet (Fra) Agritubel 0.10
5 Anthony Roux (Fra) Française des Jeux 0.11
6 Steve Chainel (Fra) Auber 93 0.12
7 Noan Lelarge (Fra) Bretagne - Armor Lux
8 Ruslan Podgornyy (Ukr) LPR Brakes
9 Benoît Poilvet (Fra) Bretagne - Armor Lux
10 Luca Paolini (Ita) Acqua & Sapone - Caffe Mokambo 0.16
34 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 0.32
56 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
101 Maarten Den Bakker (Ned) Skil-Shimano
114 Thierry Hupond (Fra) Skil-Shimano 2.19
121 Clément Lhôtellerie (Fra) Skil-Shimano 11.33
122 David Deroo (Fra) Skil-Shimano
124 Ji Cheng (Chn) Skil-Shimano 12.19



Tour of Japan #4

2008-05-21 | インポート
A018

A022

「上:レース終盤に積極的に仕掛けて集団を細分化していく土井選手」
「下:終始”抑え役”として先頭に位置したクラークがステージを制する」
photo(c):Hideaki.TAKAGI/www.cyclingtime.com

5/21(水)に、「第4ステージ」が行われました。

◆Live!!!ブログレポートはこちら「http://blog.liveshimano.jp/
◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.toj.co.jp/

ツアー・オブ・ジャパンの第4ステージが、
長野県の飯田市で開催されました。

飯田市はここ数年自転車ロードレースに力を入れていて、
TOJの「飯田ステージ」をはじめ「J-Tour」のレースも開催しており、
町の方々はロードレースへ高い関心を示しています。

また、飯田市は「ダイハツボンシャンス」という、
日本では恐らく初めてとなる「ホームタウン方式」のチームをサポート。

メイタンの福島兄弟がこのプロジェクトに大きく関わっており、
その影響もあってメイタンチームにとっても
ホームレース的な意味合いが強いステージとなっています。

そんな飯田ステージのコースですが、
ここまでのレースに比べるとグンと難易度が上がります。

スキル・シマノは、奈良ステージで想定外のタイムロスを喫しているので、
なんとかこのコースで挽回を図りたいところです。

さてレースですが、リアルスタートが切られた後も。
集団は比較的落ち着いた感じで進んでいきます。

そんな中、ソウルサイクリングの SUH Seok Kyu が単独で抜け出しました。

SUH Seok Kyu は、スローダウンしたグループに1分の差をつけますが、
その後、集団でアタックがはじまると、
その差は一気に縮まって2周目には吸収されてしまいます。

これに代わって、メイタンの宮澤選手がカウンターで飛び出しました。

この宮澤選手の動きに対して5名の選手が反応し、
すぐに6名の先頭集団が形成されてメイン集団との差を広げていきます。

阿部(スキル・シマノ)
西谷(アイサン)
宮澤(メイタン)
ガロファロ(ニッポ)
Aスタイルの選手
クラーク(サウスオーストラリア)

先頭の6名の中で総合が一番上なのは阿部選手です。

A011

「この日もチームの為に積極的に飛び出した阿部選手」
photo(c):Hideaki.TAKAGI/www.cyclingtime.com

この逃げはサウスオーストラリア勢に容認され、
タイム差は最大で2分近くまで開きました。

先頭では、バーチャルリーダーとなった阿部選手や、
ニッポのガロファロ、アイサンの西谷選手などが積極的に引きます。
一方、リーダーチームであるサウスオーストラリアのクラークは完全に付き位置。

スキル・シマノとしては、
阿部選手の走りによって他の選手達を温存できるのでまずまずの展開と言えます。

その後、レースは先頭6名とメイン集団という形でしばらく進みますが、
危機感を感じ始めたソウルサイクリングが集団を引き始めて、
タイム差は次第に縮まってきました。

そして、タイム差が30秒となったところで、
先頭からガロファロがアタックを開始。
この動きに反応できたのは力を溜めていたクラークのみでした。

一方、残り3周となってメイン集団でも土井選手が攻撃を仕掛けて、
集団後方では徐々に遅れる選手が目立ちはじます。

先頭はガロファロとクラークですが、
相変わらずクラークは後ろについたままです。

ラスト2周の下りに入ったところで、
メイタンの清水都貴選手とニッポの佐野選手が落車。
このアクシデントのあと集団はスローダウンして
先頭2名との差は再び1分30秒まで開きます。

ここで、当初は清水都貴選手を待とうとしたメイタンが、
集団の先頭に立って追撃を開始し、
これに、スキル・シマノの廣瀬選手や野寺選手も加わります。

ラスト周回の登りに入った時にその差は30秒となり、
先頭ではこの日ずっと後ろに付いていたクラークが満を持して攻撃を開始。

そして、メイン集団からもマルコポーロのクロフォードが
一気に飛び出し、グループはバラバラとなりました。

頂上を前に先行していたクラークはクロフォードらに吸収され、
山岳ポイントを超えたところで先頭は6名に絞られます。

DOI Yukihiro  JPN  スキル・シマノ
CLARKE Simon  AUS  サウスオーストラリア
ARASHIRO Yukiya  JPN  メイタン
GONG Hyo Suk  KOR  ソウルサイクリング
WITECKI Mariusz  POL  ムロズ
CRAWFORD Jai  AUS  マルコポーロ

6名は後続に30秒ほどの差をつけますが、
リーダーを含む小集団が後方から追い上げて、
下り終わった地点では12名のリーディンググループが形成されました。

DOI Yukihiro  JPN  スキル・シマノ
DI LORENZO Alberto  ITA  Aスタイル
SULZBERGER Wesley  AUS  サウスオーストラリア
GONG Hyo Suk  KOR  ソウルサイクリング
MEYER Cameron  AUS サウスオーストラリア
CLARKE Simon  AUS  サウスオーストラリア
ARASHIRO Yukiya  JPN  メイタン
NISHITANI Taiji  JPN アイサン
GAROFALO Vicenzo  ITA ニッポ
MANABE Kazuyuki  JPN  ニッポ
WITECKI Mariusz  POL  ムロズ
CRAWFORD Jai  AUS  マルコポーロ

先頭グループの後ろは既に1分以上の差となっており、
勝負はこの12名の争いとなります。

そして、残り1km手前でクラークと新城がアタック!
僅かな差をつけて最後の直線を駆け抜けていきました。

結局、最後は序盤から逃げていたクラークが
新城を僅差で抑えてステージを制覇!
総合ではサルツバーガーが変わらず首位を守りきっています。

スキル・シマノの土井選手はトップと同タイムの10位でゴールし、
総合では9位まで順位を上げました。

一方、狩野選手は状態が良くなく阿部選手と共に第2グループでゴール。

明日は移動日で、いよいよその後は決戦の富士山個人TTです。
やるしかありません。

◆第4ステージ「リザルト
「Tour of Japan - 南信州 - UCI2.2 - 155.3km」
1 51 CLARKE Simon AUS SAI 3:53:27
2 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:00:00
3 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:00
4 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 0:00:00
5 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 0:00:00
6 22 DI LORENZO Alberto ITA ASY 0:00:00
7 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:00:00
8 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 0:00:00
9 82 WITECKI Mariusz POL POL 0:00:00
10 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:00:00
20 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:01:01
25 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:01:01
28 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:01:52
56 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:17:01
76 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:17:01


◆個人総合第4ステージ終了時「リザルト
1 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 13:28:05
2 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:01
3 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:00:26
4 43 GONG Hyo Suk KOR SCT 0:00:30
5 82 WITECKI Mariusz POL POL 0:00:34
6 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:37
7 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 0:01:29
8 22 DI LORENZO Alberto ITA ASY 0:01:39
9 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:01:41
10 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:01:41
11 34 MIORIN Devis ITA NEP 0:01:54
12 21 AULAS Alexandre FRA ASY 0:01:54
13 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:01:57
19 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:02:42
30 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:03:52
50 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:18:59
56 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:19:01



Tour of Japan #3

2008-05-20 | インポート
Toj_03_03

A024

「上:狩野・野寺・土井選手の”法政トリオ”が序盤から飛び出してレースを動かす」
「下:最後は得意のロングスパートでステージ優勝を決めた福島晋一選手」
photo(c):Hideaki.TAKAGI/www.cyclingtime.com※下のみ

5/20(火)に、「第3ステージ」が行われました。

◆Live!!!ブログレポートはこちら「http://blog.liveshimano.jp/
◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.toj.co.jp/

ツアー・オブ・ジャパンの第3ステージが、
岐阜県の美濃市で開催されました。

このコースは昨年から登場した新しいコースで、
雰囲気があり、地元の観客の皆さんの声援も素晴らしいナイスなステージです。

コースの特徴としては、
1周21.3kmのサーキットの終盤に約1kmの登りがありますが、
勾配はあまりきつくなく、更に他の大部分はフラットな区間なので、
実力差はあまり付きにくいスピードコースと言えます。

スキル・シマノとしては、
ここまでの2ステージを完全に消化不良気味で終えていることもあり、
この日は本来「攻め」のコースではないものの、
序盤から前で攻撃を仕掛けていく戦略でレースをスタートしました。

朝方まで降っていた雨はスタート直前にキレイに止み、
日が差して、気温が上がっていきます。

パレード区間を終え、周回コースに入ると、
パラパラとアタックが掛かりますが本格的な動きには繋がりません。

その後、2回目の登りに差し掛かったところで、
土井選手がスピードを上げて高速を維持したまま頂上を越えて下りに入ると、
意外にもあっさりと23名の選手が抜け出しに成功しました。

ロドシュ・ビテツキ・フミェレフスキ・パブラック(ムロズ)
福島晋一・岡崎・清水都貴・新城(メイタン)
狩野・野寺・土井(スキル・シマノ)
オーラ・ディロレンツォ・ジョルジュ(Aスタイル)
サルツバーガー・マイヤー(サウスオーストラリア)
綾部・西谷(アイサン)
ガロファロ(ニッポ)
ゴンちゃん(ソウルサイクリング)
クロフォード(マルコポーロ)
柿沼(アンカー)
ジリアコフ(ステッグコンピューター)

前日の逃げに乗っていた選手の多くが含まれている上に、
有力どころもきっちりと入っているので「GO」状態で踏んでいきます。

取り残されたメイン集団は、
まず、ステッグコンピューターが追撃を組織しますが、
これがあまり機能せずにその差は徐々に開いていきます。

タイム差が1分20秒ほどまで開くと、
マトリックスやラバネロ、そしてニッポがローテーションを開始し、
差はちょうど1分前後をうろうろします。

この後は、延々と100km以上に渡って「追いかけっこ」が続き、
終盤は、「先頭19名」VS「ニッポ5名」の図式となりました。

先頭集団では、韓国のゴンや、
マルコポーロのクロフォードが先頭交代に加わらず、
逆にメイン集団で追走を行っているニッポのガロファロが、
積極的に皆をまとめて先頭交代を繰り返して逃げ続けます。

ゴールが近づくに連れて、
メイン集団のニッポの追走も疲労の色が濃くなってきますが、
イタリア人のミオリンがスピードを上げ始めると、
その差は一気に30秒まで縮まってきました。

しかし、先頭のガロファロもスピードを上げるため、
タイム差はまたまた30~40秒ほどで中途半端に推移します。

結局、この微妙なチェイスは最終周に入っても続き、
30秒差のまま最後の登りに突入しました。

そして、先頭集団内ではメイタン勢がカウンターアタックを開始し、
ラスト4kmほどで福島晋一選手が抜け出しに成功します。

人数を揃えているムロズなどのコントロールにより捕まるかにも思えましたが、
追走集団はゴール前の攻防でよく見られる「お見合い状態」に陥ってしまい、
福島選手は7秒の差を保って見事ステージ優勝を飾りました!

総合上位に大きな変動はなし。

スキル・シマノ勢は、狩野選手と土井選手が16名の第2グループで逃げ切り、
追い上げてきたメイン集団になんとか差をつけてゴールすることができました。

しかし、ほぼ一日中努力を続けたにも関わらず、
この日得られたタイム差は僅かに19秒…

しかし、「本番ステージ」に向けて雰囲気は良くなっているので、
明日以降のステージでは結果を残していきたいと思います。

◆第3ステージ「リザルト
「Tour of Japan - 美濃 - UCI2.2 - 164.7km」
1 95 FUKUSHIMA Shinichi JPN EQA 3:34:14
2 112 NISHITANI Taiji JPN AIS 0:00:07
3 81 RODOSZ Robert POL POL 0:00:07
4 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 0:00:07
5 93 SHIMIZU Miyataka JPN EQA 0:00:07
6 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:07
7 32 GAROFALO Vicenzo ITA NEP 0:00:07
8 85 PAWLAK Wojciech POL POL 0:00:07
9 22 DI LORENZO Alberto ITA ASY 0:00:07
10 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:00:07
14 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:00:07
15 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:00:07
32 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:00:26
40 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:00:26
49 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:00:26
51 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:00:26


◆個人総合第3ステージ終了時「リザルト
1 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI AUS 9:34:38 0:00:00
2 53 MEYER Cameron AUS SAI AUS 9:34:43 0:00:05
3 43 GONG Hyo Suk KOR SCT KOR 9:35:08 0:00:30
4 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA JPN 9:35:10 0:00:32
5 82 WITECKI Mariusz POL POL POL 9:35:12 0:00:34
6 31 INOUE Kazuo JPN NEP SMR 9:35:14 0:00:36
7 72 CRAWFORD Jai AUS MPC CHN 9:35:15 0:00:37
8 102 KAKINUMA Akira JPN BGT JPN 9:35:15 0:00:37
9 34 MIORIN Devis ITA NEP SMR 9:35:31 0:00:53
10 21 AULAS Alexandre FRA ASY CYP 9:35:31 0:00:53
11 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:00:56
21 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:01:41
22 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:01:41
28 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:01:58
45 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:02:00
47 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:02:00



Tour of Japan #2

2008-05-19 | インポート
3q4q3802 A033

「左:先頭集団に入り最後はステージ優勝を狙いに行った阿部選手」
「右:堺ステージに続いてサウスオーストラリア勢がステージを制した」
photo(c):Hideaki.TAKAGI/www.cyclingtime.com

5/19(月)に、「第2ステージ」が行われました。

◆Live!!!ブログレポートはこちら「http://blog.liveshimano.jp/
◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.toj.co.jp/

ツアー・オブ・ジャパンの第2ステージが、
奈良県の布目ダム周回コースで開催されました。

前日の堺ステージでは集団ゴールだったため、
総合で大きなタイム差はまだついていません。

そんな中、この奈良ステージのコースはアップダウンがあり、
総合で大きな動きがでる可能性があります。

スキル・シマノとしては、昨日同様ステージを狙いつつ、
総合でもしっかりと好位置をキープする走りを意識してスタートを切りました。

25kmと長めのパレードを終えると、
集団は1周約10kmの周回コースに突入していきます。

予想通り、序盤からアタックがかかりますが、
パラパラと様子を伺いながらの動きになります。

そしてすぐに阿部選手を含む11名が約30秒のリードを奪いました。

これに対し、ムロズとステッグコンピューターが逃げ遅れ、
慌てて追走の動きを見せます。

結局、いくつかのアタックが続いたのち、
ムロズを含む4名が追走を決めて前に合流して、
16名の先頭集団が形成されました。

SULZBERGER・MEYER(サウスオーストラリア)
CRAWFORD・POLLOCK(マルコポーロ)
井上・MIORIN(ニッポ)
盛・品川(アイサン)
柿沼・普久原(アンカー)
AULAS(Aシステム)
WITECKI(ムロズ)
GONG(ソウルサイクリング)
新城(メイタン)
新城(メイタン)
阿部(スキル・シマノ)
佐野(マトリックス)

逃げ遅れた有力チームはステッグコンピューターのみ。
大半のチームは一先ず様子を伺うためにメイン集団内で動きを止めます。

スキル・シマノとしては、
阿部選手のみが単独で前に入っている状態は理想的とは言えず、
どこかのタイミングで再びレースを動かす方向で待機します。

先頭とメインとの差が2分まで広がったところで、
トップグループにいる阿部選手の先頭交代を一旦中止し、
昨日同様、メイン集団を引き始めたAスタイルの
ローテーションに廣瀬選手が加わり追走を開始しました。

先頭交代をはじめたメイン集団は、
その差をすぐに1分差としますが、
先頭集団も合わせるようにスピードを上げて、
タイム差は1分前後で停滞し、そのまま距離を重ねていきます。

スピードの上がったメイン集団から、
佐野選手と普久原選手が脱落しトップグループは14名となります。

また、先頭集団内では新城選手が積極的に展開し、
3つの山岳ポイント全てに絡んでこの日終了時点での山岳ジャージを決めました。

そして、終盤にバラけるだろうと予想していたトップグループは、
14名のまま良いスピードを保って差を維持していきます。

一方、メイングループはAスタイルのコントロールが崩壊し、
スキル・シマノとアイサン以外には引くチームがなくなってしまいました。

追い上げが困難な状況に切り替わり、
スキル・シマノとしては予想していた展開から逸脱したので、
登りでのアタックでスピードを上げて、
「脚のある選手たちの追撃グループ」を作る動きにスイッチします。

しかし、これに同調するチームは殆どなく、
メイン集団は完全に「抑えモード」となってしまいました。

「第2の動き」を放棄したメイン集団の追走を続けながら、
先頭では阿部選手による区間優勝を狙う動きに切り替えていきます。

残り10kmを切って阿部選手が単独でアタックを決めますが、
これは数km逃げたのちに吸収されてしまいます。

そして、そのカウンターで3名の選手が飛び出しました。

SULZBERGER (SAI)
MEYER (SAI)
井上 (NEP)

3人は一気に他の11名を引き離し最後の登りに突入していきます。

そして、ラスト1kmで井上が遅れてしまい、
それを見たザルツバーガーが加速して、そのままステージ優勝を飾りました。
2位にも同じくオーストラリアのメイヤーが入っています。

スキル・シマノ勢では阿部選手が27秒遅れの13位でゴール。
また、メイン集団は1分30秒ほど遅れてのゴールとなりました

◆第2ステージ「リザルト
「Tour of Japan - 奈良 - UCI2.2 - 146.2km」
1 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 2:54:31
2 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:01
3 31 INOUE Kazuo JPN NEP 0:00:13
4 43 GONG Hyo Suk KOR 0:00:20
5 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:00:22
6 21 AULAS Alexandre FRA ASY 0:00:24
7 34 MIORIN Devis ITA NEP 0:00:24
8 113 MORI Kazuhiro JPN AIS 0:00:24
9 82 WITECKI Mariusz POL POL 0:00:24
10 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:27
13 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:00:27
16 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:01:29
34 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:01:31
35 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:01:31
38 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:01:31
50 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:01:31


◆個人総合第2ステージ終了時「リザルト
1 52 SULZBERGER Wesley AUS SAI 6:00:17
2 53 MEYER Cameron AUS SAI 0:00:05
3 31 INOUE Kazuo JPN NEP 0:00:17
4 43 GONG Hyo Suk KOR 0:00:30
5 91 ARASHIRO Yukiya JPN EQA 0:00:32
6 34 MIORIN Devis ITA NEP SMR 0:00:34
7 113 MORI Kazuhiro JPN AIS 0:00:34
8 21 AULAS Alexandre FRA ASY 0:00:34
9 82 WITECKI Mariusz POL POL 0:00:34
10 72 CRAWFORD Jai AUS MPC 0:00:37
11 13 ABE Yoshiyuki JPN SKS 0:00:37
20 16 SUZUKI Shinri JPN SKS 0:01:39
39 11 DOI Yukihiro JPN SKS 0:01:41
42 12 KANO Tomoya JPN SKS 0:01:41
48 14 NODERA Hidenori JPN SKS 0:01:41
56 15 HIROSE Yoshimasa JPN SKS 0:01:41