しゅ~くり~む ら

Osamu KURIMURA Official Blog

サヴァイヴ

2014-03-30 | インポート
以前(2011年)、近藤史恵さんの 『 サヴァイヴ 』 という小説の書評を書いたことがあるのですが、先日その自分が書いた書評を目にする機会があり、なんとなく印象的だったので改めてブログに載せてみます。

『どん底の苦しみの中、「生き抜く」ということ』 栗村 修

自転車ロードレースという、ヨーロッパで100年以上の歴史を誇る一流プロスポーツを題材とした小説。

そのリアリティは、この世界でずっと生きてきた私が読んでも、違和感を微塵も覚えないほど非常に高い。

違和感どころか、自分たちの活動や心のなかを全て読まれてしまっているようにすら思える。

本場ヨーロッパで、トッププロが集まるプロトン(レースのメイン集団)に認められた日本人選手、白石誓。

白石と同期ながら、国内チームに所属して夢を追う全日本チャンピオン、伊庭和実。

この二人の一世代前の選手として、遠い夢を追った孤高のクライマー、石尾豪。

私は、この3人の主人公たちに感情移入してしまう。

ただ、強いて言うならば、世界のトップレベルを知った白石の気持ちを知ることはできない。

なぜなら、私はヨーロッパでプロになったものの、たった1年で日本の実業団チームに戻ってきたため、プロのトップレベルの世界をみることができなかったからである。

それでも、17歳の時にフランスへ渡り、ツール・ド・フランスを夢見てひたすらペダルを踏み続けてきた情熱は、ロードレーサーなら誰もが持つ共通のものであることに変りないだろう。

自転車ロードレースは、人生を象徴しているスポーツだとこれまで何百回と繰り返し感じてきた。

光と影、そして闇の部分を持ち、理屈では説明できない強力なモチベーションに突き動かされた男たちが、文字通り、命と人生を賭けてこの世界で自らを表現し続けている。

人生とは、信仰し、行動し、喜び、悩み、悲しみ、そして解決できない矛盾との戦いを延々と繰り返すものだと、ロードレースに教えられた。

そんななかで、唯一、前に進み続けるために有効な解決策は、現実を受け入れ、僅かな希望の光を見付けて立ち上がり続けること。

本当の意味での、答えやゴール、勝利などない。

ただ、立ち上がり続けることが、勝利することなのだと……

この小説の特徴的な部分、それは、国内で活動する日本人選手たちの心までも、恐ろしいほど的確に捉えているところである。

自転車ロードレースは、ヨーロッパにおいて、サッカーの次にメジャーなスポーツだといわれている。

当然、一流プロ選手たちは億単位の報酬を受取り、メディアに追われ、時にはゴシップ記事の標的になることさえある。

しかし、日本においてはまだマイナーであり、世界を目指して活動している日本人選手たちは、このスポーツが生み出す苦しみと戦うとともに、なぜ自分は命を賭けてまで日の当たらない場所で努力を続けているのか?という矛盾とも向き合わなければならない。

これは、日本に生まれ、そして日本人として本場のプロを目指した者にしか分からない苦しみだ。

理解者、共感してくれるひと、そんな言葉とは無縁で、自らの肉体を削り込んでいく日本のロードレーサーたち……。

著者の書くロードレース小説は、そんな孤独なレーサーたちの努力を、ある意味で救ってくれる存在なのかもしれない。

また、日本のロードレース界が、近年世界レベルに近付いている現在の状況は、過去にチャレンジを繰り返してきた先人たちの努力の結果であることも、きちんと書かれている。

努力すること、チャレンジすること、そして、何度でも立ち上がれるということ。現在の日本の社会が忘れかけている、人が生きることの本質を、自転車ロードレースというスポーツを通じて表現した作品として私はこの本を読んだ。

私がヨーロッパで選手だったときには、孤独感に打ちひしがれ、自分の夢と、残酷な現実の間で、何度も精神的どん底に落ちたことがある。

もし、この小説があのとき自分のスーツケースに入っていたならば、私の選手人生は、もう少し長く、そしてもう少し輝いたものになっていたかもしれない。

ギリギリの世界で生きる者たちの心は、鋼のように強く、そしてガラスのように脆い。

著者の洞察力は、そんな彼らの心を完璧に捉えている。

最後にもう一度言いたい。自分が現役時代にこの作品を読みたかった、と。


創る人材

2014-03-28 | インポート


前回に続いて今回も動画をご紹介いたします(47分42秒)。

3月23日(日)にフジテレビマルチシアターに於いて開催いたしました 『2014年ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表』 の模様をフルバージョンでご覧いただけます。

特に冒頭のイメージ映像部分は部屋を暗くしてできればフルスクリーンで“映画館風”の環境でご覧いただくことをお勧めいたします。

そして後半は、日本を代表するトップレーサー、西谷選手(愛三工業レーシングチーム)、土井選手(チーム右京)、増田選手(宇都宮ブリッツェン)、畑中選手(シマノレーシング) にお集まりいただき、TOJを実際に戦う選手たちの生の声をお届けしております(他の国内出場チームの選手・監督からもコメントをいただきました)。

今回、このイベントを開催するにあたり、普段は決して表にでることのない 『ツアー・オブ・ジャパン広報スタッフ』 の影のサポートに触れ、改めて“目に見えない力”の大きさや重要性を知ることができました。

また、映像制作をお願いした 『株式会社VIDEOライフ』 さんについても簡単にご紹介したいと思います。

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年間を通してムービーカメラマンとしてロードレースを撮っている須田雅和さん

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多くのロードレース関連の映像制作を手掛けている若い椎葉貴士さん

元々は、宇都宮ブリッツェンの 『PV制作サプライヤー』 として自転車界との繋がりを持った会社ですが、その後、実業団レースの撮影及び映像制作のお手伝いを依頼するようになり、宇都宮ブリッツェンのプロモーション映像だけでなく、年間を通して国内レースの公式映像を取り扱っていただくようになりました。

ひとえに“自転車レース”と言っても、ビジネスとして創り上げていくためには、様々な分野のスペシャリストが存在していないと成り立ちません。

いまの国内自転車界で話題に上がるのは、“既存の選手たちの強化”と“チーム周辺の人材の育成”くらいであって、プロとしての“レースオーガナイザー”の育成や、この世界を構築していくにあたって重要な多くのスペシャリストの存在が完全に置き去りにされてしまっています。

もし、『ツール・ド・フランス』 の撮影スタッフが誰一人いなくなったら、果たしてこの世界最大の自転車レースは存続していくことが可能なのでしょうか?

自転車ロードレースのカメラクルーというのは、完全に特殊技能の分野に入るプロの仕事であり、世界トップクラスのレース映像の素晴らしさはやはり別格のものがあります。

恐らく“代えが効かない”という意味では、主役であるはずの選手たちよりも、レースオーガナイザーにとっては大切な存在なのかもしれません。

また、『ツール・ド・フランス』 の映像制作には、ハリウッド映画の制作スタッフが起用されているという情報もあります。

フランスの広大な風景の中を走る自転車レースをハイビジョンでいかに美しく魅せるか?

それら一つ一つが“プロ”のレースを創りあげる重要な要素となっていきます。

選手たちが質の高い素晴らしいレースを創るのと同じくらい、レースを創る側の存在が重要かつ必要なことだというのを本場の自転車関係者は理解しているはずです。

レースというのは、チームと選手だけで成り立つものではありません。

須田さんのように日本では数少ない“ムービーカメラマン(正確にはバイクドライバーの技術&コンビネーションが重要)”が育ち、椎葉さんのように自転車レースの魅せ方を日々勉強している映像関係者が生まれることで、この世界はようやく本質的な成長を手に入れることができるのでしょう。

残念ながら、現在は関係者の方々が専任で食べていくには程遠い状態にあります。

やはり、最低限の資金(何十億/年間)をこの世界全体に手繰り寄せる方法を考えなければ、必要な雇用を生み出すとことは不可能でしょう。

やらなければいけないことはみえているわけですから進むしかありませんね。



ピン芸人…

2014-03-26 | インポート


現在、ツアー・オブ・ジャパンの広報班が制作しているYouTubeチャンネル 『KOHO TOJ STAFF(TOJ チャンネル)』 がひっそりと動画の更新を続けております

第1回目は馬場編集長と共にお届けしたわけですが、第2回目以降は馬場編集長とのスケジュールが合わず、ピン芸人?として孤軍奮闘状態でお届けしている次第です(しかも手作り感満載です…)

これから少しずつクオリティアップを図って参りますので、しばらくは生暖かく見守っていただければ幸いです



今夜のすぽると

2014-03-24 | インポート
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photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

昨日、宇都宮の清原工業団地にて開催された 『JBCF宇都宮クリテリウム』 は、主催者発表で約7,000名(Jプロツアーとしては異例の数字/ちなみにジャパンカップは2日間で約11万人)の観客を集め、最初の開催としてはある程度の成功を収めたと皆さまからポジティブな評価をいただきました。

何よりも出場した選手たちから前向きな声が多く上がっていたことが嬉しかったです。

もちろん、こういったイベント事に100点満点はあり得ませんし、日本の道路事情や様々な縛りがある中での開催なので、それこそ改善点は山の様にあります。

更に純粋に運営サイドのミスも多々あったことでしょう。

今後に向けてその一つ一つを洗い出し、改善に努めていかなくてはなりません。

しかし、サイクルスポーツマネージメント社の素晴らしいところは、困難が予想されることでもまずチャレンジをすることです。

世の中、勇気を持って一歩を踏み出した人の“行動”に対してとやかく言うだけの人がいますが、少なくとも宇都宮ブリッツェンとその運営会社は、泣き言を言う前にまず行動を起こします(自分も含めてたまに暴走する時もありますが…)。

そして、反省すべきところは反省し、止まることなく進み続けていきます。

男は(女性も)黙って挑戦するのみ!ですね。

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photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

さて、そんなこんなで 『宇都宮クリテリウム』 の翌日となった本日は、お台場にあるフジテレビ本社内マルチシアターに於いて 『2014年ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表』 を開催いたしました。

西谷選手(愛三工業レーシングチーム)、土井選手(チーム右京)、増田選手(宇都宮ブリッツェン)、畑中選手(シマノレーシング)の日本を代表するトップ選手にお集まりいただき、短い時間でしたが 『ツアー・オブ・ジャパン』、『自転車ロードレース』、そして決して恵まれた環境とはいえない国内ロードレース界で戦う 『日本人選手』 たちの魅力を皆さまにお伝えできたのではないかと感じております。

映画館を使用してのプレゼンだったので、本場ツールのルートプレゼンを手本にがんばってみました。

迫力ある映像と音楽を一部に使用したので自分も客席に座って観たかったです…

本日開催したこの記者発表の模様は、このあとの 『フジテレビ すぽると 23:45~24:50』 のなかでご紹介していただけるとのこと。

恐らく、数秒~数十秒という世界だとは思いますが、地上波なのでそれだけでも決して小さくはありません。

挑戦あるのみ!ですね(たまにはまったりしながら…)。

関係者の皆さま本当にありがとうございます。


準備、準備、そして勉強

2014-03-22 | インポート
明日はいよいよJプロツアー開幕戦となる 『JBCF宇都宮クリテリウム』 です。

ここまで5シーズンに渡って宇都宮ブリッツェンを運営してきた 『サイクルスポーツマネージメント(株)』 にとっては初めての公式レース開催(JBCFとの共催)となります。

これまでも同社は各種イベントや草レースなどを開催してきた経験はありますが、それでも今回ばかりはかなりのエネルギーを準備に注いでいます。

それもそのはず、これまでのJBCFのレースとは一線を画す盛り上げに挑戦しているからです。

http://www.blitzen.co.jp/utsunomiya_criterium/

もちろんチーム運営にもより力を入れていますが、チームを運営するだけでは 『本質的に何も変えられない』 ことを悟ってしまった以上は通らなければならい道なのです。

そして明後日は、フジテレビ1Fのマルチシアターで 『2014年ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表』 を開催いたします。

正直、イベントやレースは“参加する側”の方が確実に楽しいですよね…

最近は、自分の周りでも 『ASO』 や 『RCS』 という超一流の開催者の名前をチラホラと聞くようになってきました。

英語、仏語、イタリア語…

選手の時にもっとちゃんと語学を習得しておけばよかった。

カトコトじゃなくてペラペラじゃないとビジネスとして通用しないので…

ということで若い選手は練習と同じくらい語学の勉強をしましょう!

選手を辞めたあとの選択肢が全然変わってきます。



情熱のサイクリストマガジン

2014-03-20 | インポート
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毎月、編集部に伺ってコラムその他編集協力を行っている情熱のサイクリストマガジン 『BICYCLE21』 。

高木社長の情熱は素晴らしく、こちらも時にハッとさせられることがあります。

熱いレースを伝えたい、熱い選手たちの気持ちを伝えたい。

現場取材主義の高木社長らしい、ヒトを全面に押し出した誌面には根強いファンが存在しています。

締め切りが近くなると遅くまで仕事をしている編集部ですが、少ない人数ながら毎月精力的に活動されています。

自分ももっとがんばらないといけません


TOJ記者発表出演選手決定

2014-03-18 | インポート
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『3・24 公式記者発表 4人の招待選手正式決定!』

第17回ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表の招待選手4名が正式に決まりましたのでお知らせいたします!

・西谷泰治選手 愛三工業レーシングチーム/AISAN RACING TEAM(AIS)

・土井雪広選手 チームUKYO/TEAM UKYO(UKO)

・増田成幸選手 宇都宮ブリッツェン/UTSUNOMIYA BLITZEN(BLZ)

・畑中勇介選手 シマノレーシングチーム/SHIMANO RACING TEAM(SMN)

これまでのTOJでも素晴らしい走りをみせてきたトップ選手の皆さんに今年の大会に向けた意気込みなどを、栗村修大会副ディレクターが伺います。

レース会場とは違った選手たちの姿を近くで見られる数少ないチャンスです!

募集期間を3月20日(木)16時までに延長いたしますので、この機会を是非お見逃しないように。


『第17回 ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表 一般観覧者募集』

●日時:3月24日(月)記者発表14:00~15:00(開場13:30~)

●場所:フジテレビ社屋内1階マルチシアター
(東京都港区台場2-4-8フジテレビ1F/ゆりかもめ台場駅南口2から徒歩約3分・りんかい線東京テレポート駅から徒歩7分)

●観覧料:無料

●定員:先着(応募順)50名様

●招待選手:
 西谷泰治選手(愛三工業レーシングチーム)
 土井雪広選手(チームUKYO)
 増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)
 畑中勇介選手(シマノレーシングチーム)

●進行:栗村修大会副ディレクター

以下の記入項目を明記いただき、メール、またはファックスでご応募ください。

●記入項目:
①氏名
②氏名フリガナ
③住所
④電話番号
⑤返答用連絡先(メールアドレス or Fax番号)

●申し込み先:
 メール:gyou2@jifu.jp
 Fax:03-4334-7957
 ※担当より、メールまたはFaxにて参加の可否をご連絡いたします。

●担当:(一財)日本自転車普及協会 事業課

●応募締切:3月20日(木)16時


今シーズン初勝利!

2014-03-16 | インポート
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photo(c):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

昨夜は病み上がりからのライブ2連発でなんだか疲れ果ててしまいました…

やはり痩せると体力が若干落ちる気がします。

少し太ろうかな~。

ということで、フランス(パリ~ニース)ではコロンビアのベタンクールが総合優勝に王手をかけ、イタリア(ティレーノ~アドリアティコ)では強いコンタドールが戻ってきました!

そして、そして、新生宇都宮ブリッツェンも早速やってくれました!

今季最初のレースとなる 『西日本チャレンジロード』 で、積丹のアタッカー阿部嵩之選手(宇都宮ブリッツェン)がマトリックス・パワータグの永良選手とロングエスケープを決め、そのまま逃げ切り見事優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンとしては、『2012年JBCF輪島ロード』 での飯野選手以来の勝利となります。

新外国人選手2名がエントリーしたマトリックス・パワータグ勢との直接対決となったようですが、一先ず結果を残せたことで今後のレースにも弾みがつくことでしょう。



シーズン初戦

2014-03-14 | インポート
今週末は 『2014 宇都宮ブリッツェン』 にとって最初のレースとなる 『西日本チャレンジロード』 に出場します。

トレーニングレースとしての意味合いが強いですが、それでも今季のチームメンバーを考えると色々な意味でワクワクしてきます!

今回のレースには、マトリックス・パワータグの新スペイン人選手2名もエントリーされているようなので、勝つのは容易ではありません。

いよいよ国内ロードレース界も開幕となります!


3年の歳月

2014-03-12 | インポート
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『地元キャンプ、柿沼/廣瀬/中村/増田/辻/小坂/初山/若杉/片山右京。この直後に地震が発生。』

東日本大震災から3年が経ちました。

地震発生時、宇都宮市内のスーパーで選手用の補食を買っていた(合宿中だった)のですが、レジに並んでいると揺れがどんどん大きくなっていき、怯えるレジのおばちゃんを台の下へ押し込んだあと、自分も急いで台の下へもぐりこみました…

揺れが収まって台の下から出てみると、一面に商品が散乱し、砂埃が舞うただならぬ光景が広がっていました…

宇都宮でも震度6強を記録。

その後、東北地方を中心に深刻な被害が広がっていることを知ります。

多くのレースがキャンセルとなり自分たちの無力さを感じました。

チームは多くのボランティア活動などに力を入れましたが、選手たちは再開の目処が立たない状況下でただ黙々とトレーニングを続けていくしかありませんでした。

『自分たちは自転車に乗っていていいのだろうか?』

『自分たちに何ができる?』

『ここは大丈夫なのだろうか?』

選手たちは日々そんな風に悩んでいたと思います。

この時期に感じた多くのことは、これからも心の奥底にずっと残っていくことでしょう。

明確な答えはわかりませんでしたが、

『キレイ事を探すのではなくて、自分に与えられた一日一日に感謝して、毎日を一生懸命に生き抜く』

ということを強く教えられた気がします。

結局、人生とはそうやって進んでいくしかないのだと。

あらためて震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。


人生初インフルエンザ

2014-03-10 | インポート
生まれてはじめてインフルエンザに感染しました…

インフルエンザの潜伏期間は通常1~2日らしいので都内か新幹線の中とかでもらってしまった感じでしょうか…

急激に発熱しはじめたのが土曜日からで最高39度をマーク

既に熱は下がっていますが 『木曜日まではなるべく出勤は避けるようにしてください』 との指示を受けたので正直困惑しています…

2日間動けなくなるだけでどれだけメールが溜まってしまうかを身をもって知りました…恐るべしインフルエンザ。

ご迷惑をお掛けした皆さま、この度は本当に申し訳ございませんでした。

先週、『皇太子さまがインフルエンザに…』 というニュースが流れましたが、自分の知る限りでも3人の一流選手がインフルエンザに感染した模様です。

普段から風邪には極力気を遣っており、かれこれ一年以上寝こむような風邪をひいていなかったので若干悔しい気持ちではありますが、それだけ強力なウイルスなのかもしれません。

皆さんも日常の予防を是非強化して下さい。





南魚沼市

2014-03-08 | インポート
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本日は、新潟県の中越地方に位置する南魚沼市に来ています。

9月27日(土)~28日(日)に開催が予定されている 『ロングライドイベント』 及び 『JBCFロードシリーズ』 の事業説明会に参加しました。

地元の青年会議所の方々が中心となって実行委員会が組織されているのですが、皆さん非常に研究熱心であり、『この大会を成功させるんだ!』 という高いモチベーションを感じることができました。

いまはまだ雪に覆われている地域ではありますが、来月中旬になれば雪も溶けはじめて自転車に最適な大自然のキレイな道路が姿を現します。

予定では、土曜日に参加型の 『ロングライドイベント』 と、観戦型レースの 『クリテリウム』 を街なかで開催(Jプロツアー登録選手が出走)し、日曜日に公式戦の 『JBCFロードシリーズ』 全クラスタを開催するとのこと。

これから詳細が決まっていく段階ではありますが、複合型イベント(参加する、楽しむ、観る、公式レース)として良いパッケージになるのは間違いなさそうです。

この様な流れは全国各地で加速しており、その中で 『宇都宮』 が一つの成功モデルとして必ず紹介されています。

自転車界全体でこの流れをサポートしていかなくてはなりません。

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TOJ公式記者発表 一般観覧者募集

2014-03-06 | インポート
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昨夜は秋葉原の書泉ブックタワーさんに於いて、昨日発売されたムック本の記念トークイベントが開催されました。

前回も書きましたが、この会場は普段グラビアアイドルやプロレスラー(裸族系)の方々がサイン会などを開催している場所…

先日のJ-WAVEの放送のなかでサッシャに 『今度こそは自分たちも脱がないといけないかもしれない…』 と余計なパスを送っておきましたが、なんとか今回もアラフォー男二人の裸体をさらけ出さずに済みました。。。

ただし、終始 『我らワールドのお二方』 というフレーズで紹介されるようになり、名前を呼ばれなくなりつつある現状に一抹の不安を感じた次第です。

そんなこんなでアキバでのイベントを無事に終えましたが、今度はお台場で開催を予定している公式行事のお知らせです!

3月24日(月)に、『ツアー・オブ・ジャパン』 の公式記者発表をフジテレビマルチシアターで開催することになりました。

基本的にはメディア向けの記者発表となりますが、今回は一般観覧者として50名の方を募集いたします。

以下、平日の開催となってしまいますが、お時間ある方は是非応募してみてください(応募先着順となります)!

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『第17回 ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表 一般観覧者募集』

この度、ツアー・オブ・ジャパン組織委員会(事務局:一般財団法人日本自転車普及協会)では、ツアー・オブ・ジャパンの魅力を広く世の中へ配信するべく、下記内容にて、第17回ツアー・オブ・ジャパン公式記者発表を開催いたします。【大会は、2014年5月18日(日)堺~25日(日)東京間にて実施。】

これまでのツアー・オブ・ジャパンでも活躍してきた国内有力選手によるトークショーなども予定しており、先着50名様で当記者発表の一般観覧者を募集いたします。

以下の必要事項を明記いただき、メール、または、ファックスでご応募ください。 

〈必要事項〉
①氏名(要フリガナ)と住所・電話番号
②返答用連絡先(メールアドレス or Fax番号)

応募用チラシは『こちら


●日時:3月24日(月) 記者発表14:00~15:00 (開場13:30~)

●場所:フジテレビ社屋内1階マルチシアター
(東京都港区台場2-4-8フジテレビ1F/ゆりかもめ台場駅南口2から徒歩約3分・りんかい線東京テレポート駅から徒歩7分)

●観覧料:無料

●定員:先着(応募順)50名様

●参加選手:国内有力選手4名を予定

●申し込み先:
メール = gyou2@jifu.jp
Fax = 03-4334-7957
※お申し込み後、メールまたはFaxにて、「受付完了(または定員により締切)」の旨搬送いたします。

●担当:(一財)日本自転車普及協会 事業課

●申込み締切:3月19日(水)

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パールイズミ アンバサダー

2014-03-04 | インポート
2014年より自転車ウェアメーカーの 『株式会社パールイズミ』 社と個人契約を結ぶことになりました。

その肩書は、、、

『パールイズミ アンバサダー』

なんだか自分なんかですみません…

先日、POP広告用の写真素材を撮影してきたのですが、つい芸人魂?を発揮してしまい、

『栗村さん、とてもイイ感じなんですけどもう少し落ち着いた感じで…汗』

と、カメラマンの方に諭されてしまいました…

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photo(c):PEARLiZUMi

パールイズミ社のウェアは、国内では 『宇都宮ブリッツェン』 が、海外ではワールドツアーチームの 『BMC Racing Team』 などが採用しているトップクラスの品質を誇る高機能製品です。

『アンバサダー』 としての役割は、パールイズミブランドの特長や製品の機能性、使いさすさや便利さといったポイントを分かりやすく皆様に伝えていくことです。

また、今後、パールイズミ製品の様々なプロモーション活動にも参加していく予定です!

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photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS








ヒルクライムDVD

2014-03-02 | インポート
昨日は 『TOJ富士山ステージ』 関連の打合せやコース視察などで静岡県小山町へ行ってきたのですが、先日の大雪の影響がまだあちらこちらに残っており、一時孤立地域もでたという大雪の凄まじさを実感しました。

それにしても、レースを開催するということの大変さは今までも理解していたつもりではありましたが、改めて目に見えないところに存在している作業量の膨大さに驚かされます。

特に日本でレースを開催するということの特殊性はとても高く、『ヨーロッパはこうだ』、『アジアはこうだ』 と単純に比較するだけでは何も生まれないことを痛感します…反省するとともに日々勉強です。

一方、宇都宮ブリッツェンの選手たちはチーム初となる 『沖縄キャンプ』 へ出発しました。

チーム発足6年目にして初の沖縄キャンプです!

他の国内有力チームは当たり前の様に毎年複数回に渡って沖縄キャンプを実施していたりしますが、我々にとってはようやく辿り着いた南国キャンプであります(自前予算を使うカタチとしては)。

それでも、1円の重みをよく知るチーム関係者や選手たちからは直前まで 『もったいないですかね?』 なんていう声もチラホラ聞こえていました…

他チームに比べればまだまだリーズナブルパッケージでのキャンプではありますが、暖かい場所でしっかりと走り込んで地元開幕戦に繋げて欲しいと感じております。


そして、一点告知でございます。

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3月5日(水)に 『栗村修 ヒルクライムレースで速くなるテクニック&トレーニング』 というDVDが発売されます。

以下、商品説明文です。

『ヒルクライムを愛し、1分、1秒でも速くなりたいサイクリストに贈る本格ヒルクライム虎の巻コンテンツ。宇都宮ブリッツェンの栗村修が、レースで役立つ活きた情報を動画で分かりやすく伝授したその内容は、これから初めてヒルクライムレースに挑戦する方にも有効です。ヒルクライムトレーニングで最高峰ノウハウを持つ柿木克之・孝之兄弟考案の、パワーメーターを使った直前トレーニングメニューも必見。トッププロ・飯野智行が走破するローラートレーニング用特典主観映像も必見の完全保存版DVDの登場です! 』

今回、パワーメーターを使ったトレーニングでは国内のパイオニア的存在である 『柿木氏(BLUEWYCH)』 に初心者用のトレーニングプログラムをご提供いただきました。

また、昨年いっぱいで自転車競技の世界から引退してしまった元ブリッツェンの飯野選手も出演しており、彼のヒルクライムシーンを収録したローラー台トレーニング用の貴重な特典映像(30分)も付いております!

これからヒルクライムレースにチャレンジしたい方には参考になる内容も含まれていると思います。

公式ページ : http://www.hill-climber.jp/
Facebookページ : http://on.fb.me/1h4bpqI