昨日は子供向け自転車教室の『ウィーラースクール in 前橋』に参加してきました。
ウィーラースクールジャパン代表の中島氏と絹代さんのベテランコンビによる素晴らしい司会進行と、このスクールの校長を務める狩野智也選手(所属チームまだ不明)の熱い指導により、グリーンドーム前橋に集まった約70名のキッズライダーたちが真剣な眼差しで各カリキュラムに取り組みました
また、サポートライダーとして、普久原選手(宇都宮ブリッツェン)、清水良行選手、山本雅道選手、そして地元の競輪選手の方々も参加。
失敗してもキラキラした瞳で何度でもチャレンジする子供たちの姿を見ていると、彼らの成長の早さは「単に若いだけではないんだなあ」ということを強く感じました
前橋という地は、1990年にアジアではじめて世界選手権自転車競技大会が開催された場所でもあります。
宇都宮(森林公園)がロードレース会場、そして前橋(グリーンドーム)がトラックレース会場だったことを考えると、前橋という地にも地域密着型チームが誕生する要素があるかもしれませんね
40歳=不惑
不惑=『物の考え方などに迷いのないこと』
いやいや、めちゃくちゃ迷ってますよ
最近、身の周りで起こっているいろんなこと、ブログに書けない案件ばかりです。
ネタはあれど書くことではない…
ただ、40歳になって強く思うこと。
『大人はカッコよくなくてはいけない』
『中身も見た目もカッコよくなくちゃあいけねえ』
『若さに媚びる大人にはなっちゃあアカン!』
まあ、全然できてないっすけど…
魅力的な10代、20代って、比較的簡単なんだと思います。
魅力的な30代も、無邪気さと大人の雰囲気を両立させることで演出可能。
しかし、40代でもカッコイイって、確実に難易度上がっていきます。
歳を重ねてもカッコイイ人って、本当にカッコイイ…
ぼくが17歳の時にフランスへ行って最初に感じたこと。
『大人がカッコイイ、大人が若者に対して嫉妬していない、逆に若者が大人になりたがっている』ということでした。
もちろん、そうではない人もいっぱいいるのでしょうけど、少なくとも自分にはそう見えました。
ん?こういう思考になったことが『不惑』なのかな?
『強い』けど『柔軟性』のある大人へ。
強さ足りなすぎ、柔軟性もちょい失い気味。
大人の皆さん、がんばりましょう
2008年のリーマン・ショックに続き、現在はギリシャの債務問題が引き金となった欧州債務危機の影響で世界経済は未だ厳しい冬の時期から脱することができません。
日本単体で見ても、超円高による輸出の減少に続いて、震災の影響によるエネルギー関連の輸入増で31年ぶりの通年貿易赤字となり、更に財政健全化のためと言われている消費税アップなどの増税路線が重くのしかかっています…
国の借金がいよいよ1,000兆円を超えてきており、貸し手の大半が身内とはいえ、ギリシャがなんとなく他人ごとではないように思えてきます。
しかし、お金はあるところにはあるようです。
一部の資産家と、大企業の内部留保は減るどころかどんどん増えているとのこと。
そりゃあ、これだけ世界中で緩和政策がとられていれば、お金は大量にばら撒かれているはずなわけですから…
そして、それなりに影響は受けているとはいえ、世界の一流プロスポーツの移籍関連ニュースなどは相変わらず不況知らずの派手な内容が紙面を飾っています。
なんでも、資産家の方々が最後に欲しくなるモノの一つに、プロスポーツチームが含まれているそうです。
プロスポーツチームを所有することは、資産家や実業家の究極のステイタスなのでしょう。
たしかに、プロ野球、プロサッカーなどの巨大なプロスポーツ界には多くの著名な資産家の方々がこぞって参入しています。
更に、プロサイクリングの世界でも、資産家が支えるプロチームが増えつつあります。
BMC、レオパード、かつてのサーヴェロ、アスタナ(国家プロジェクト)、カチューシャ(国家プロジェクト)、etc…
グリーンエッジなども企業名ではないのでやはり資産家が絡んでいるのでしょうか?
また、オーストラリアのコンチネンタルチームであるドラパックも、ドラパックさんという成功した投資家さんが立ち上げたチームのようです。
この様に見ていくと、現在は企業が純粋に“宣伝効果”のみを考えてスポンサードしているチームというのは意外と少ないのかもしれません。
更に国内では、宣伝効果自体もあまりない一般企業お抱えのチーム(実業団チーム)という形態は、あらゆるスポーツでその数を減らす傾向にあります。
企業が内部留保を増やしている理由はリスクヘッジのためであり、福利厚生型の実業団チームを持つことは完全に時代の流れに逆行しているからです。
株主の目が厳しくなる昨今、大きな企業ほどシビアな決断に晒されていくのでしょう。
ということで、なんとなく答えは見えてきました
そう、大きなことがしたければ、自分が資産家になるか、もしくは資産家の方々に夢を提供できる“器”を創るか、ですね
第2次キャンプが終了しました。
各選手のコンディションやモチベーションなどにまだ若干の差があるなかで、それぞれがお互いを尊重して調和のとれた有意義なトレーニングを行うことができたと感じています。
一度レースシーズンに突入すれば、レースの中に於けるパフォーマンスで各自の評価が明確に区分されていくわけですが、この時期に信頼や尊重の気持ちがチーム内に存在していれば、お互いの信頼関係が大きく崩れることはありません。
今年のチームは、各自が冷静に一歩引いた視線で全体を見渡せる状況を身に付けているように思います。
現場レベルで調和がとれている状況というのは、スタッフ陣の仕事が軽減することにも繋がります。
懐の深い選手たちに恵まれるということはとても幸せなことです。
宇都宮ブリッツェンは、地元のFM局 『RADIO BERRY 76.4MHz』さん、『NHK宇都宮放送局 80.3MHz』さん、AM局 『CRT 1530MHz』さん、テレビ局 『とちぎテレビ』 さんなどにそれぞれレギュラー&準レギュラー番組を持っています。
更に 『下野新聞』 さんにはチームの細かな活動を定期的に掲載していただき、『朝日新聞』 さんのスポーツコラムを栗村が担当していたりもします。
その他、ここでは全て紹介しきれないほど数多くの地元メディアさんに日々チームの情報を取り上げていただいております。
これらはとても大切な要素であり、各地元メディアさんには本当に感謝しなければなりません。
RADIO BERRY 76.4MHz “Allez!BLITZEN”
今後とも宜しくお願いいたします。
宇都宮市内にはヨーロッパを彷彿とさせる石畳区間がいくつか存在しています。
昨夜は、かつて宇都宮城主が二荒山神社に参拝する際に渡ったといわれる“御橋”がシンボルとなっている『みはし通り』の2つのお店をハシゴしました。
宇都宮ブリッツェンのオフィシャルヘアーメイクサプライヤー『QUALITA』さんと、
いつも宇都宮ブリッツェンを応援して下さっているパリ風カフェの『ミハシカフェ』さんです。
『みはし通り』は石畳タイプの舗装となっており、『ジャパンカップクリテリウム』のスタートゴール地点となっているパルコ近辺まで行くと更に本格的な石畳が姿を現します。
地元キャンプの良いところは、キャンプ中でもこの様な贅沢な時間をチームメイトたちと共有できるところです。
宇都宮市内には、自転車が似合うヨーロッパ風のシャレオツポイントがいくつもありますので、是非、『宇都宮サイクリング』にお越しください!
※輪行でお越しの際は『宮サイクルステーション』が便利です
2012シーズンの第2次キャンプ2日目を終えました。
本日からもう一人の『本厄男』、初山選手が『骨折』と『インフル』を乗り越えてチームに合流。
一時は更に『マイコ』疑惑まで浮上した初山選手でしたが、さすがに試練3連発は免れたようです。
現在、本厄コンビの栗村&初山は、真剣に『佐野厄除大師』行きを検討しております。
そんなこんなで、ようやくフルメンバーでのトレーニングがスタートしました。
2日目を終えて感じることは、昨年の同時期のトレーニングよりも全体のスピードが速いということ。
廣瀬キャプテンと中村副キャプテンが新しいチームを積極的に引っ張ってくれています。
新メンバーの普久原選手、飯野選手、堀選手の3名も、とっととチームに溶け込んでしまいました。
そして状態が心配されていた増田選手は、シッティングで軽く踏むと50km/h近くまでスピードを上げてしまう走り…
まだまだ課題だらけではありますが、本厄コンビ以外は皆良いスタートを切っている印象です。
焦らずじっくりといきます。
明日から2012シーズンの第2次合宿がはじまります。
今年も他のワークスチームの様な『南国合宿』は実行できませんが、それでも寒い場所での走り込みにはそれなりにメリットも存在しているので、地元宇都宮でがんばっていこうと思います。
さて、チームは今年で4年目のシーズンを迎えました。
自分が宇都宮ブリッツェンに合流したのは2年目のシーズンとなった2010年から。
当時、チーム(会社)は1年目の経営危機をなんとか乗り越えたという状況であり、チーム発足時に監督を務めていた柿沼コーチはチームの強化を考える余裕など殆どなく、経営陣や廣瀬キャプテンと共に1日1日をまさに生き延びるという、非常に困難ななかでの活動を続けていました。
チーム2年目のシーズン、自分が監督に就任したあとに取り掛かった作業は、ミヤタやシマノ時代に行なっていたチーム運営の仕組みを宇都宮ブリッツェンのチーム部門にも適用し、各種作業の効率化を進め、更に各種目標の設定、そして選手たちの役割分担を決めていくという、基礎的な取り組みを行なっていきました。
その後、運営会社のスタッフや選手たちの努力により、会社もチームもより筋肉質な体制へと変化していき、4年目を迎えた今年はそれなりに成熟度が増してきたと実感しています。
宇都宮ブリッツェンを客観的に見ていつも思うことは、『人材に恵まれている』ということです。
今年からコーチ専任となった柿沼コーチの長所はなんといってもその事務作業能力と人柄。
やはり、組織にとって実務面は非常に重要ですし、また、対外的なやりとりを行う上で彼の真摯な人柄はとても大切な要素となります。
一方で、普段はその活躍ぶりがあまり表に出ない?のが廣瀬キャプテンですが、彼の長所はなんと言ってもその発想力と実行力です。
元々チームの発起人として知られていますが、実際に宇都宮ブリッツェンの軸となるものを殆ど企画してきたのは間違いなく廣瀬キャプテンであると言えます。
普段はオチャラケキャラが災いして?その実力が表面的に語られることは少ないですが、彼がいなければ今の宇都宮ブリッツェンは存在してなかったと断言できます。
柿沼コーチ&廣瀬キャプテンという、地元出身のタイプのまったく違う二人の活躍が、宇都宮ブリッツェンをここまで成長させてきました。
個人的には心なかで二人のことを『奇跡の組み合わせ』と呼んでいます。
しかし、そんな彼らもこれまで数多くの苦労を経験してきました。
柿沼コーチは、選手からいきなり『監督』&『会社運営』という初めての環境に身を置くことになり、それこそ数えきれないほどの失敗を経験しながら自らを奮い立たせてきました。
感性の鋭い廣瀬キャプテンは、自らの評価や立場(プライド)というものを常に犠牲にしながら、彼が持つ理想というものを挫けることなく追い求めています。
二人がそれぞれ壁にぶち当たり、そして激しく傷つく姿を何度も見てきました。
それでも彼らは諦めることなく自らの役割をしっかりとこなし、そして考え方やタイプの違う人間を理解して受け入れ、チームと共に今現在も成長を続けているのです。
そして、彼ら二人が現場から徐々にチーム運営側へと立場へを変化させていく中で、今年から副キャプテンとなった中村選手などの存在が、これからのチーム部門を支えていく上で重要になっていくと考えています。
これは私見ですが、私がこれまで見てきた強いチームというのは、必ず選手の中に精神的支柱が存在していました。
いくら、監督やコーチの作業能力が高くても、実際にトレーニングを行いレースを戦うのは選手たちであり、キャプテンの存在が非常に重要となってくるのです。
現在の宇都宮ブリッツェンというのは、監督=栗村、コーチ=柿沼、キャプテン=廣瀬という日本的な肩書きがつけらていますが、これは地元の方々などにわかりやすく説明するための肩書きであって、本場のプロチームに習って実態を表現するならば、GM&ストレングスコーチ=柿沼、スポーツディレクター&広報=栗村、チームプロデュース&営業=廣瀬、と言った肩書きをつけた方がより正確な内容に近くなるでしょう。
宇都宮ブリッツェンは国内ワークスチームと違って、実体経済のなかでチーム運営を行う必要があるので、チームとして行う作業量(役割)が多岐に渡ってきます。
そして、そんななかでチーム部門の強化のカギを握るのは、やはり各選手たちのモチベーションとキャプテンシーのある選手の存在だと言えます。
その意味では、現在所属している選手達には強くなりたいという高いモチベーションがあり、そしてトレーニングのノウハウや方向性でも既に独自性を持ち合わせています。
更に主要選手の多くがチーム2年目、3年目を迎えているので、良い意味での慣れが生まれており、事実上の柿沼“キャプテン”が抜けた穴を既に補いはじめていると感じます。
今後、柿沼コーチはよりGMに近い存在となっていき、資金的な余裕が生まれれば現在柿沼コーチが担当している“コーチ職”は外部のプロに任せる流れとなっていくでしょう。
そして、チームというものを企画してきた廣瀬キャプテンと、そのチームの基盤づくりと整備を任された栗村は、宇都宮ブリッツェンの足元が固められてきたと感じる時が来たなら、同時進行的に新たなチャレンジをはじめなくてはいけません。
成長を続ける組織というのは、時間の経過と共にそれぞれが役割を変化させていきます。
チャレンジ→成熟→引継ぎ→そしてチャレンジ
このルーティーンを続けていくことが、我々が生き残っていくために重要なことであるのは間違いありません。
最近、ふと仕事の合間に検索したキーワード…
『ストレス 発散』
『経営者 悩み』
『人生 覚悟』
『プロパガンダ 戦略』
あっ、決して病んでいるわけではございません…
なにかヒントになることあるかな~と思って、たまにGoogleさんにお世話になっています。
偉大な経営者の言葉のなかに、『未来のイメージを描く』的なものが多いことに気付きました。
そこで『にゃんこ師匠』たちの画像を使用してイメトレを遂行
写真上:現在の自分(だいぶ押しこまれている or 追い込まれている)
写真中:今年いっぱいの自分(形勢を立て直すもにらみ合い、しかしパンチ届かず…)
写真下:未来の自分(起死回生の左肉球ストレート決まる)
あくまでもノラリクラリ…
自分は昔から着るものや持つものに対して拘りはあまりないほうでした。
洋服を買う時は『時代から遅れないよう』注意している程度で、ブランドものや高価なものには殆ど興味なし。
クルマは国産、PCや携帯電話も殆ど国産、時計はSEIKO、サイフやバッグはPOTER、スーツケースを買うときも周りが皆RIMOWAが最高だと言っていても、値段が変わらないのに国産老舗のACEを選択するありさま…
『海外ブランド志向』という言葉がありますが、自分の場合は気がつくと逆に『国産志向』になってしまってました。
更に正確に言えば、『国産志向』というよりかは『機能性重視』という解釈を自分の中では持っています。
モノの美しさは、そのモノが持つ『機能』が醸しだす。
見た目だけで機能がすっからかんなモノには興味なし…
しかし、歳をとって何かのきっかけで海外製品に触れる機会が生まれると、いわゆるブランド品が『ブランド』だけではないことに気づき始めました。
例えば LOUIS VUITTON のサイフ。
ヴィトンといえば、なんとなく“成金”というイメージを若いときには持っていましたが、実際に使ってみると非常にモノが良い。
丁寧な創りで長持ちする。
長く使えるのでコスト的にも悪くない。
結局、同じタイプの同じ色のサイフを2回続けて買ってしまいました。
当たり前といえば当たり前なのでしょうが、ヴィトンは元々モノが良い。
だから信頼性が生まれて今の地位を確立していった、ということなのでしょう。
そんな調子で今では持っているモノの3分の1くらいが海外製に変化してきています。
ただ、やはりモノを選ぶ基本にあるのが、そのモノが本来持っている『機能』が優れているかどうか?という部分なのは変わっていません。
ところで、『持ち物』や『モノの選び方』といのは、かなりの割合でその人の生き方や中身を反映している気がします。
もちろん人は見た目ではないわけですから、外で会った時はキレイなカッコをしているけど部屋はとんでもなく汚いというパターンもあると思いますし、外見はまったく気にしていなくとも素晴らしい人間性を持った人たちもたくさんいます。
しかし、それらも含めてトータルで考えれば、やはり『モノの選び方』というのは、その人の本質をある程度反映しているはずだと感じます。
そこで、ちょっとこの傾向をチーム創りに置き換えて考えてみました。
チームという『モノ」に要求される要素はたくさんあります。
・まずは『実力(成績)面』。
これは誰しもが最初に思いつく内容であり、モノに例えれば『機能』にあたります。
・一方で、ある意味で人気商売の側面を少なからず持っているわけですから、外から見たイメージが閉鎖的で汚らしい印象だとある程度の規模以上へは発展できないでしょうし、残念ながら人や企業はお金を出してくれないはずです。
モノに例えると『ブランドイメージ』になります。
・更に『信頼性』。
活動に一貫性や継続性があり思いつきではないこと、ファンサービスや慈善活動などにも積極的に取組むことなどです。
モノに例えると、『製品品質』や『アフターサービス』などに当てはまる部分かもしれません。
・そして、マクロな意味で最も重要なのがチームとしての方向性、『ポリシー』や『フィロソフィー』という言葉で表現される内容です。
世界の一流ブランドには、必ずその企業の『方針』、『哲学』があります。
経営者は明確な方針を示して未来(ヴィジョン)を描くと共に、そのグループの哲学を語れないといけません。
実力があり、イメージ戦略で成功したとしても、この哲学がなければ人の心を最終的に掴むことができないはずです。
自分がいくつかの国産製品になんとなく足りてないなあ、と思うのがまさにこの哲学の部分でした。
哲学とは、例え孤立してもそれを貫き、そして本質的な価値を生み出すためのベンチマークとなるものです。
イメージ戦略などでは時代の変化に臨機応変に対応する必要がありますが、哲学という根底の部分は極端な話最後までブレてはいけないものだと思っています。
ブレるくらいなら一度止めて違った形で出直した方がまだましでしょう。
と、書いてはみたものの、改めて自分の未熟さを感じてしまいます。
ノラリクラリ精進いたします。
宇都宮ブリッツェンの監督として3シーズン目を迎えました。
監督になってから自らに課したルールの一つに『2日に1回のブログ更新』があります。
何度か書けなかった日はあったものの、帳尻を合わせてなんとかここまで回数的にはノルマをこなしています
何故このルールを設定したか?
自分がこのチームに来た時、チームはまだ発足1年足らずで、話題性は持っているものの実績や信頼性などに於いては不安定な状況に置かれていました。
上記の不安要素について自分にできることは何か?と考えた時、ベンチャー企業的なチームの『監督』という肩書きを背負っている以上は、とにかく多くの情報を日々配信すること、そして、それが気まぐれではなくてずっと続いていくことがより重要だと感じました。
宇都宮ブリッツェンというチームは、親会社を持っているわけではないので、黙っているだけでは活動資金を捻出することはできません。
メディアやファンの方々に興味を持っていただき、その結果として徐々に露出が増え、そしてご支援いただいている企業様へなんらかの形でメリットをお返しする。
その『正の循環』を少しずつ大きくしていき、それに伴ってチームも少しずつ体力をつけていくのです。
自分がブログを書くことなど大した効果はないのかしれませんが、それでも毎日数千アクセスある以上は、グダグダになりつつも続けていく必要があるのだと自負しております。
ちなみに、宇都宮ブリッツェンに加入する前はシマノレーシングで2年間仕事をしていましたが、ここでは他に監督さんがいたので、自分はなるべく出過ぎないように注意しながらチームとしての情報配信に日々没頭していました。
『2日に1回のブログ更新』を2年間続けてくるとさすがにネタも尽きはじめますが、このチームで監督を続けているうちは、しっかりとこのルールを守っていきたいと思っています。
ところでこのルールですが、『俺が2日に1回更新してるんだから皆も更新しろ』とチーム内で他の選手たちに押し付けたことは一度もありません
それは、このルールが『監督』という肩書きを持つ自分の役割であり、他のメンバーにはまたそれぞれ違った役割があるのだと理解しているからです。
『自分がこんなにやってるんだから皆もやりなさい』という発想は、正直あまり得意ではありません。
レース現場でも、なるべく他のスタッフの仕事には首を突っ込まないようにしています。
自分が考える監督という仕事は、上に立って管理を行う人材ではなくて、『監督=スタッフ=選手』という関係のなかでのマネージメント役、違った表現をするならば、『時間的な』、『精神的な』、そして『全体のバランス』を調整する何でも屋だと思っています。
この考えが世の中全てに当てはまるとは思っていませんが、ある意味でプロフェッショナルの集合体である(もしくはそれを目指す)チームの場合は、そういう関係性こそがより機能してくるはずです。
人は、『情熱』や『人材』が集中している『場所』及び『時』に気を惹かれる傾向にあります。
でも、自分の役割というのは『情熱』や『人材』が集中している部門は良い意味でほっておき、逆に影となってしまっている箇所に気付いてそこで何かをはじめるこということが重要だと理解しています。
一方で、『監督』という肩書きが持つ対外的なイメージというのは違った側面も持っています。
『監督』はある意味でそのチームの『顔』になってしまうということです。
チームの『成績』、『人気』、『露出』、これらは純粋な経済活動のなかに置かれている我々のような形態(独立型)のチームにとっては、チームの未来を大きく左右する要素です。
現在のチーム規模であるならば、監督は対外的にこれら全ての要素に責任を持つ必要がでてきます。
基本的には『監督=他の役割』と同等と考えてはいますが、唯一この責任の部分では少しキツイポジションなのかな?と感じています。
『口は災いの元』、『沈黙は金なり』など、情報を配信することがいかにリスキーかを表す格言が世の中には溢れているわけですから、黙って職人ぽくダンディに仕事をした方がよっぽど多くの危険を回避しながら生きることができるのかもしれません。
しかし、今の我々が置かれている状況というのは、そんな呑気な格言通りではすぐに道が閉ざされてしまいます。
各自がプロフェッショナルになり、それぞれの役割をしっかりとこなす。
そんなグループがあれば未来は確実に開けていくはずです。
ちなみに、もし次に違った役割の職に就く時があれば、『情報』とは少し距離のある場所に落ち着きたいとも思います…
それにしても、長期に渡り、安定的に需要のある情報を提供できるプロの仕事を心から尊敬します。
『正月三が日』が優雅に過ぎていきました…
実際は、年末にこじらせた風邪が更にこじれてしまって『優雅』とは程遠い年明けとなっております。
過去最高と言っていいほど咳が止まらず、普通に呼吸していても『ぴ~ひょろひょろ』と喉が鳴り、寝ていても『ん、ん、ん、』と何故か声が漏れてしまって、その自分の声で起きてしまうというあり様でした
今更ですが、だいぶタチの悪い風邪が流行っているようなので皆さんも気をつけてください。
ということで、今年のお正月も大半の時間をPCの前でゲホゲホ言いながら有意義に過すことができました…
き、気持ちいい~
そういえば、ディスカバリーチャンネルでチラッと見ましたが、マヤ文明的には2012年12月21日にビックリすることが起きるとか起こらないとか…
それなら尚更、明日からもっと楽しく生きとかないと損ではありませんか
今年も『今を精一杯生きること』に専念しようと思います