いつものように おむさんがやってきた。 |
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しかし…… 今日は様子がおかしい。 いつものようにリュックに乗ったのはいいが リュックの上でおしっこしてしまった! その直後も、こうして、おしっこをする……。 普段は決して、排泄を見せない猫なのに。 |
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また、おしっこをしている。 いや、しようとしているが、出ないようだ。 このような姿勢で、3分くらい、いきんでいる。 排尿障害である。きっと、また、いつぞやのように、尿路結石のせいで、尿閉になりかけているのだろう。排尿痛も、あるに違いない。 |
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尿閉になったら、死んでしまう。 Fさんと相談して、急遽、保護することにした。 急なことで、キャリーがない。だが、キャリーを用意して出直せば、その間におむさんはどこかへ行ってしまうかもしれない。そこで、おむさんをリュックに入れて、背負って運ぶことにした。 途中、おむさんがリュックを内側から開けて脱走するという、恐ろしいトラブルがあったが、捕獲して問題解決。拙宅まで連れてきた。 |
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おむさんのカルテがある、なじみの病院は、この日、休診だった。 ほんとうの尿閉なら、一刻を争うので、緊急に診てくれる病院を探さねばならないが…… 一応、排尿はできる。 水もよく飲む。食欲もある。動作も問題ない。 病院は、明日でもいいだろう。 |
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というわけで、一晩、様子を見ることにした。 | |