釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

コロナ禍の新たな段階?

2022-02-28 19:13:59 | 社会
今日も釜石は最高気温が11度と10度を超え、寒さが減じた。昼休みに出かけた際に川で3羽の白鳥を見かけたが、その帰りにはもう姿がなかった。春に向けて、日本列島内を少しづつ北上しているのかも知れない。これまで散発的にしか発生していなかった釜石の新型コロナウイルス感染も、ここに来て、一昨日7人、昨日10人、今日1人と2カ所でクラスターが発生している。一時中断していたイベルメクチンの予防内服を先週からまた始めた。職場の人たちからもイベルメクチンの購入方法を再度尋ねられた。職場の一部の人たちも、釜石で感染がこれまでよりも多く発生したため、ようやくワクチン接種では感染を防げないことに危機感を強めて来たのかも知れない。イベルメクチンがワクチン接種後の副作用にも効果があった職場の方の話も影響しているだろう。歌手の加藤登紀子さんが、昨日のツィッターで、「報道するべきですね。RT @fxi9ttSrGrL5Hnx: 10歳未満のコロナ死者は2年以上0人で重症化も極めてまれ 接種後死亡者が1474人もいて 未だ治癒しない重篤な副作用疑い例が6433人いて それら、死亡者も重篤な 副作用疑い者の殆どが 接種との因果関係が不明に なっている事実」と書かれている。しかし、主要メディアはこうした事実は決して報じない。いつも参考にさせていただいている、ある若い医療従事者の方のツィッターがあるが、この方はコロナワクチンの問題点を時には深く科学的な論拠を上げて考察されており、敬服している。そして、この方は、主要メディアが、コロナの感染状況やワクチンの有効性について真実を伝えてないと、批判的である。しかし、同じ方が、最近のロシアによるウクライナ侵攻については、主要メディアの報じる内容をそのままに受け取っている。コロナやワクチンについて真実を伝えないメディアが、ウクライナの情勢については真実を伝えていると思えるのか。ウクライナの情勢については、元ウクライナ大使で防衛大学校教授でもあった馬渕睦夫氏などの見解を聞けば、いかに主要メディアが偏った報道を行っているかよく分かるだろう。昨日の米国メディアFox Newsに登場した元国務長官コンドリーザ・ライスCondoleeza Rice氏に、司会者が「When you invade a sovereign nation, that is a war crime(主権国家を侵略するとき、それは戦争犯罪だ)」だと言うと、ライス氏は厳粛に頷いていた。「主権国家を侵略するとき、それは戦争犯罪だ」と言うのはまさにその通りだろう。しかし、米国は中東やアフリカでそれを何度やって来たことか。その時、主要メディアは主権国家に侵略した米国を正義として、「侵略」を全く問題にしなかった。まさにダブルスタンダードである。何故、ウクライナ問題が今世紀に入り浮上して来たのか。やはり馬渕氏が言うように、その地域の歴史的経緯や、ウクライナ正規軍ではなく、ウクライナのネオ・ナチスの民兵団がロシア軍と対峙していることを知る必要があるだろう。欧米はロシアに対して、経済制裁を行うが、これはブーメランのように欧米に跳ね返って来る。小麦や石油・天然ガスなどロシアが産出するものが経済制裁により入手出来なくなることが、それらの価格の上昇につながる。コロナ禍の物価上昇に拍車がかかることになるだろう。ロシアはすでに今月初め、中国との新たな経済取引を行っており、欧米が考えるほどの経済的打撃は受けないだろう。いずれにしろ、主要メディアからの情報だけでは、真実は見えて来ない。コロナ禍と同様に、自ら情報を探さなければ、真実、事実に近づけないのが現代だ。新自由主義はメディアにも浸透し、人材を育てることを放棄し、人件費削減で、安い人材を主体に、調査報道をやめ、単なる政府などの主流からの情報の垂れ流し機関でしか無くなってしまった。TVの番組編成も経費削減が徹底され、使い捨て人材の登用で無内容な番組が多くなった。社会の監視者としてのメディアはもはや姿を消してしまった。そんな中で、検閲が行われながらもSNSでの情報が貴重となる。特に、コロナ禍に関する情報は、今では主要メディアではなくSNSで多く得られる。様々の職種の方が、様々な角度でコロナ情報を発信されている。科学は宗教と違って信じることではなく、疑うことだ。疑って、調べて、その結果、自分が納得出来るか、が重要だ。納得は自分なりの理解となる。つまり、科学は疑って、調べて、最後は理解に辿り着く。オミクロン株の現在の日本の感染も、いずれ、すでに市中感染が発生しているステルス・オミクロンBA.2に入れ替わるだろう。その上、3回目のいわゆるブースター接種が進めば、3回目ブースターの進んだシンガポール、韓国、EU、米国、インドネシアと同じ経過をたどり、ステルス・オミクロンBA.2の新たな波は、この第6波のピークをさらに超える感染拡大となるだろう。欧米は今、感染が収束もしていない中で、規制緩和に出た。ワクチンパスポートが廃止されたことはいいが、状況的に、規制廃止が出来る感染状況ではない。スウェーデンのような自然感染による集団免疫の獲得を目指す方向に変えたのだろうか。米国では一向に3回目接種が進まず、行き詰まったように見える。今月18日、ドイツのミュンヘンで、外交・安全保障分野における「ダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)」と呼ばれるミュンヘン安全保障会議が行われた。国連事務総長、欧州連合EU委員長、米国ハリス副大統領、ブリンケン国務長官、ドイツショルツ首相、ウクライナ・ゼレンスキー大統領、中国王毅外務大臣など主要国政治家が参加したが、この会議にもビル・ゲイツ氏が参加していた。ビル・ゲイツ氏はそこで「コロナのオミクロン株は一種のワクチンである、B細胞とT細胞の両方の免疫を作り、我々がワクチンでしてきたことよりも世界の人々に良い仕事をしている」、「アフリカでは80%以上の人が曝露した結果、主に高齢者の肥満、糖尿病に関連する重症化の可能性が低くなった」と発言し、これまでとは異なり、ワクチン接種の推進に触れず、むしろ、自然感染がワクチンよりも「良い仕事」をしていると言う。欧米の規制緩和も自然感染を促進する。このビル・ゲイツ氏の発言と欧米の動きが一致している。ワクチン接種も危険だが、新型コロナウイルスへの自然感染も同じく危険だ。両者ともにウイルスやワクチンで産出されるスパイクこそが毒性の本体だからで、どちらもDNAへの書き込みが行われる可能性が研究で明らかにされている。ビルゲイツ氏の発言と欧米の動きの一致は、新たな次の段階への布石なのかも知れない。
カワウ

ワクチンでもDNAが書き換えられる

2022-02-26 19:18:51 | 社会
今日は久しぶりに最高気温が12度まで上がり、夕方には小雨も降ったが、昼過ぎに日射しを浴びると風が吹いていても春めいた空気を感じさせてくれた。北国では3月にも雪が降ることがあるので、このまま素直に春に向かってはくれない。震災の時も、3月の中旬過ぎに雪が降った。あの時の寒さは忘れられない。岩手県は全国の傾向とは異なり、今日、新型コロナウイルス感染者が過去最多となった。そんな中で、釜石市はしばらく新規感染者が出なかったが、先日、職場でドライブスルー方式で行った検査で2人の陽性者が出た。インフルエンザと新型コロナの抗原検査は陰性だったが、遅れて結果が出たPCR検査で陽性となった。やはり抗原検査は当てにならない。しかし、普段は簡便ですぐに結果が出るため、多くは抗原検査だ。それだけに検査結果もほとんど信用してはいないが、幸い、釜石市は都市部ほどの感染者がほとんどいないので救われている。今回の結果は今日の新規感染者数で報じられた釜石市の7人の中に含められた。今日の韓国、中央日報は「韓国、コロナ死亡者112人で過去最多…新規感染者16万6209人」を報じている。韓国はアジアでは日本のすぐ近くで、ブースター接種は日本の3倍になっているので、とても参考になる国だと思っている。ブースター接種が進む国ほど急激な感染拡大が起きているからだ。米国の今回の波が目立たないのは、米国のブースター接種が30%未満で進まないからだ。韓国やシンガポールは60%を超えている。日本はまだ18%を切っている。今後、政府がブースター接種を早めれば、韓国級の感染拡大になるだろう。昨年12月23日medRxiv掲載のデンマークの研究者による論文「Vaccine effectiveness against SARS-CoV-2 infection with the Omicron or Delta variants following a two-dose or booster BNT162b2 or mRNA-1273 vaccination series: A Danish cohort study(BNT162b2またはmRNA-1273の2回接種またはブースター接種後のOmicronまたはDelta変種によるSARS-CoV-2感染に対するワクチン効果。デンマークのコホート研究)」は、オミクロン株ではワクチン接種者の方が感染しやすいことを示した。また、昨年9月30日PubMed掲載の米国ハーバード大学の研究者による論文「Increases in COVID-19 are unrelated to levels of vaccination across 68 countries and 2947 counties in the United States(68カ国および米国2947郡において、COVID-19の増加はワクチン接種のレベルとは無関係であることが明らかになった)」では、「完全接種人口の割合が高い国ほど100万人当たりのCOVID-19症例数が多いという、わずかながら正の相関を示唆している。特に、人口の60%以上が完全なワクチン接種を受けているイスラエルでは、最近7日間の人口100万人当たりのCOVID-19感染者数が最も多かった。」、「アイスランドとポルトガルの比較でさらに実証される。両国は人口の75%以上が完全なワクチン接種を受けているが、人口100万人当たりのCOVID-19患者数は、ベトナムや南アフリカなど人口の10%前後が完全なワクチン接種を受けている国よりも多くなっている。」、「完全接種人口の割合が高いほどCOVID-19症例が減少するという有意な兆候はないようである」、「米国疾病対策予防センター(CDC)は、完全接種人口の割合が高い上位5郡(99.9~84.3%)のうち、4郡を「高」感染郡と認定しています。Chattahoochee(ジョージア州)、McKinley(ニューメキシコ州)、Arecibo(プエルトリコ)郡は、人口の90%以上が完全なワクチン接種を受けており、3つとも「高」伝播に分類される。逆に、CDCが「低」感染郡に分類している57郡のうち、26.3%(15郡)は完全接種人口の割合が20%未満である。」、「イスラエル保健省から発表された報告書では、COVID-19感染予防に対するBNT162b2(ファイザー・バイオテック)ワクチン2回接種の有効性は39%と報告され[6]、試験有効性の96%よりかなり低い[7]。また、Pfizer-BioNTechワクチンから得られる免疫は、COVID-19ウイルスからの回復によって得られる免疫ほど強くない可能性が出てきている[8]」、「ワクチン接種によって重篤な入院や死亡から個人を保護できるにもかかわらず、CDCは、完全接種者の入院率と死亡率がそれぞれ0.01から9%、0から15.1%(2021年1月から5月まで)増加すると報告しています[10]」とワクチン接種で感染も入院も死亡も増加する実態を示している。また、昨年10月29日、学術誌THE LANCETのInfectious Diseases掲載の英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者による論文「Community transmission and viral load kinetics of the SARS-CoV-2 delta (B.1.617.2) variant in vaccinated and unvaccinated individuals in the UK: a prospective, longitudinal, cohort study(英国におけるワクチン接種者と非接種者におけるSARS-CoV-2 delta (B.1.617.2) 変異型の地域伝播とウイルス量動態:前向き縦断的コホート研究)」でも「完全ワクチン接種の指標症例に曝露された家庭内接触者の二次感染率SAR は,ワクチン未接種の指標症例に曝露された家庭内接触者と同様であった(ワクチン接種者 25%[95% CI 15-35] vs ワクチン未接種者 23%[15-31])」と、ワクチン接種と未接種に有意差がないことを示した。そんなワクチンを日本は5〜11歳の子供にまで接種を広げようとしている。英国の予防接種合同委員会は昨年9月3日に、健康な12歳から15歳の⼦供には、ワクチンによって得られる有益性が低いとして、ワクチン接種の推奨を行わないとした。ドイツやノルウェー、スウェーデンも同じだ。昨年5月22日のこのブログで、新型コロナウイルスのRNAが逆転写されて人のDNAに組み込まれることを示した2つの論文を紹介したが、昨日、学術誌Current Issues in Molecular Biology 2022, 44(3), 1115-1126に公開された、スウェーデンのルンド大学Lund Universityの研究者らによる論文「ntracellular Reverse Transcription of Pfizer BioNTech COVID-19 mRNA Vaccine BNT162b2 In Vitro in Human Liver Cell Line(Pfizer BioNTech COVID-19 mRNA ワクチン BNT162b2 のヒト肝細胞内での細胞内逆転写について)」では「BNT162b2で処理したHuh7細胞のゲノムDNAをPCRしたところ、BNT162b2に特異的なDNA配列が増幅された。この結果は、BNT162b2がヒト肝細胞Huh7に速やかに取り込まれ、LINE-1の発現と分布に変化をもたらすことを示している。また、BNT162b2のmRNAは、BNT162b2曝露後、6時間という短時間で細胞内でDNAに逆転写されることも明らかにした。」とあり、わずか6時間でファイザーワクチンによってもmRNAが人のDNAに逆転写されて組み込まれることが示された。新型コロナウイルス感染でもワクチン接種でも、人のDNAが大きく影響を受ける。感染もワクチン接種も出来るだけ避けることが賢明だ。まして、子供のワクチン接種は何としても避けなければならない。
カイツブリ

非科学の横行で身体が蝕まれて行く

2022-02-25 19:14:10 | 社会
今日の毎日新聞は「21年の死者数145万人 2年ぶり増、戦後最多 出生数は最少更新」で、「厚生労働省は25日、人口動態統計の速報値を公表した。2021年の死者数は145万2289人で、前年比で6万7745人増えた。死者数が増えるのは2年ぶりで、戦後最多となった。」、「高齢化が進む中、死者数の増加が続くが、新型コロナウイルスの世界的流行が始まった20年には、新型コロナウイルス感染症に対する警戒や感染防止対策で11年ぶりに減少。」と報じている。「新型コロナウイルス感染症に対する警戒や感染防止対策」は何も2020年だけではなかった。2021年にはむしろワクチン接種により、「感染防止対策」は強化されたくらいではないのか。毎日新聞の記事では説明になっていない。ワクチン接種が行われた年の死者数が増加しているのは、欧米も同じである。ワクチン接種で死者数が増加する。ワクチン接種による多くの副作用や免疫低下が死者数の増加となっている。2万人の超過死亡である。毎日新聞の別の記事、「東京の感染状況「高止まり、長期化の危機」 医療体制逼迫のまま」は、「東京都内の新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議が25日開かれ、専門家は新規感染者数について「極めて高い値でとどまっており、同規模の感染状況が長期化する危機に直面している」との見解を示した。都は4段階の警戒レベルについて、感染状況は「大規模な感染拡大が継続している」、医療提供体制は「医療体制が逼迫(ひっぱく)している」とし、いずれも最も深刻な段階を維持した。」、「自宅療養や宿泊療養を含む全療養者数も前週とほぼ同じ約17万2000人で、都民の約80人に1人が感染し、療養している計算となる。」と伝えている。韓国の中央日報の今日の記事「韓国より感染者少なくピーク過ぎたが…日本、一日コロナ死亡者300人「警告灯」」では、「韓国よりも先にオミクロン株の拡散を経た日本で、最近新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の死亡者が300人を超えて警告灯が灯った。2月初めに新規感染者10万人を記録してピークをつけた後、減少に転じたが、今週に入って死亡者が急増している。」、「PCR検査件数から両国が顕著な違いを示しているからだ。日本の一日のPCR検査件数は2月初めに20万件、現在は10万件前後にすぎず、一日40万~80万件に迫る韓国とは大きな違いがある。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は「正確に予測することはできないが、日本政府の発表より実際の感染者はもっと多いのではないかと予想される」と説明した。」、「嘉泉大学吉(キル)病院感染内科のオム・ジュンシク教授は「通常、感染者が発生してから2~4週ほどの時差をおいて死亡者が出てくるが、そのことを考慮しても数字があまりにも合わない」とし「感染者が日本政府発表よりおよそ3倍程度ほど多いとみるべきなのではないかと思う」と話した。」とある。「東京の感染状況「高止まり」」なのではなく、実際には感染者数はずっと多く、単に検査数が圧倒的に少ないだけだ。韓国は人口が日本の半分以下であるにもかかわらず、検査数では4倍以上となっている。中央日報の記事によれば、韓国の防疫当局が提示したオミクロン株の致命率は0.18%だと言う。これを昨日の死者数206人に適用すると、日本の昨日の実際の感染者数は11万人を超えていた可能性がある。しかし、報告数は6万1259人であった。今日の東京新聞では「オミクロン株の亜型30人確認、市中感染も…置き換われば感染再拡大の懸念 東京都モニタリング会議」が報じられ、「東京都は25日、新型コロナウイルス対策のモニタリング会議を開いた。オミクロン株の亜型で、強い感染力があるとされる「BA.2」の感染が昨年12月~1月のゲノム解析で30人から確認され、うち25人が市中感染とみられることが報告された。」、「今月21日までの7日間に都が行った変異株対応のPCR検査では、4人が「BA.2」疑いと確認された。検査したコロナ感染者95人の4.2%に当たり、東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードの賀来満夫座長は「増加傾向がみられる」と警戒感を示した。」とある。昨年12月~1月の期間ですでに市中感染が発生しており、ステルス・オミクロンも恐らく4.2%より遥かに多い割合となっている可能性が強い。日本はPCR検査だけでなくゲノム解析も他の主要国と比べて極めて少ない。実際の感染者数も変異株の割合も日本では実態が掴めていないのが現状だ。世界の変異株のデータベースであるGISAIDによれば、世界の感染例の35%がBA.2となっている。これもあくまでも登録されたものだけであるので、実施はもっと多いのだろう。ただ、国単位でBA.2が優勢株となっているのは現在。デンマークと南アフリカだけのようだ。BA.2、ステルス・オミクロンは、当初のオミクロンより免疫回避性が強く、肺へも侵入し、増殖するため、オミクロンよりさらに感染者や重症者・死者を出しやすくなる。すでに自然感染して得られた免疫さえもが効かなくなる。そのため容易に再感染する。今月、イスラエルの研究者が、4回目のワクチン接種が効力がないことを報告(4th Dose COVID mRNA Vaccines’ Immunogenicity & Efficacy Against Omicron VOC)したが、今月、ベルギーの研究者たちの「Titanium dioxide particles frequently present in face masks intended for general use require regulatory control(一般用マスクに頻繁に含まれる二酸化チタンの粒子は規制の対象となる)」と題する論文がNatureのScientific Reports volume 12, Article number: 2529 に掲載された。新型コロナウイルス感染が発生して以来、一般にマスク着用が当然となっているが、このマスクには紫外線の影響をなくすためや、光の反射を防ぐため、また、白色を維持するために多くの超微細なナノ粒子が使われている。その一つが酸化チタンナノ粒子titanium dioxide nanoparticles (TiO2) であり、ベルギーの研究者らはマスク中の酸化チタンナノ粒子を調べた。マスク断面の分析で「不織布、ポリエステル、ポリアミドおよび二成分繊維中の凝集したほぼ球状のTiO2粒子が可視化」された。「構成粒子の中央径は89~184 nmであり、ナノサイズ(100 nm未満)の粒子が多く含まれていることが示唆された。」。「測定したTiO2の総量は、1マスクあたり791~152,345μgであった。繊維表面の推定TiO2質量は17〜4394µgであり、マスクを集中的に着用するシナリオに基づいて決定された吸入によるTiO2への許容曝露レベル(3.6µg)を系統的に超えていた。」。酸化チタンナノ粒子はアルデヒドと同等の毒性物質で、ミトコンドリア、DNAなどにダメージを与える。マスクは感染を防がず、体内では二酸化炭素が蓄積し、酸素が不足する状態にさせる。日本の現在の状況では、マスクをしない選択は勇気がいるが、自分の健康を考えれば、外せる時は外した方がいいだろう。特に、発育期の子供は装着を最小限にしなければいけない。
ワクチン接種状況(上から韓国、日本、世界平均)

上図:感染者、下図:死者


ステルス・オミクロン

2022-02-24 19:13:44 | 科学
今朝のNHK NEWS WEBは、「コロナ 死者数増加 “高齢者の感染減らず今後も増加のおそれ”」を報じ、「新型コロナに感染して亡くなった人の発表は23日は246人で、今回の感染の第6波で亡くなった人はことしに入ってから4196人となりました。
去年夏の第5波では新型コロナに感染して亡くなった人は 
▽去年8月から10月までで3073人 
▽第4波で感染したあと亡くなった人も含まれているとみられる去年7月の発表分を合わせても3483人で
今回の第6波の方が多くなっています。」と伝えた。2020年に新型コロナウイルス感染が世界に広まった当初は、欧米に比べて感染者も死者も遥かに少なく、ファクターXで日本人は守られているように見えた。しかし、昨年2月17日からワクチン接種が始まると、第5波はワクチン接種前の第4波のピークの3倍にもなるピークを迎えた。ワクチン接種がさらに進んで、3回目のブースター接種まで加わった第6波では、さらに第5波のピークの4倍にもなっている。感染者数は高止まりしているが、検査数が圧倒的に不足していることを考えれば、実際の感染者数は報告数より遥かに多いはずだ。無症状、軽症では感染者本人も気付いていないだろう。感染者数が増えれば、必ず死者数も増える。従って、ワクチンは感染を防がないだけでなく、死亡さえも防ぐことが出来ない。ワクチン接種で感染者数が減少したり死亡が減少するどころか、むしろワクチン接種が進んだことで、感染者も死亡もさらに増加した。今日の朝鮮日報は「二日連続17万人超、世界2位の感染者数に衝撃を受ける韓国社会 他国はピークを過ぎるも韓国は増加傾向、米日を超える
」「死亡者99人・重症者512人に急増
予想上回るペースで感染拡大…「大統領選挙日には感染者が一日37万人発生の可能性も」」を報じ、「22日の韓国の一日新規感染者数17万1452人は、ドイツの22万1478人に次いで全世界で2番目に多いものだったという。100万人当たりの感染者数で見ると3342人で、人口が比較的少ないデンマークやシンガポールなどを除けば世界1位だ。ドイツ(2640人)はもちろん、フランス(1444人)、英国(606人)、日本(551人)をはるかに上回っている。」、「これほどの急激な増加ペースは防疫当局の予測を上回るものだ。当初は2月23日に13万人、3月2日に18万人と予測していたが、約十日早く現実のものとなった。」と書いている。韓国は、マスク着用を義務化しており、違反すると1万円の罰金が課せられるため、ほぼ100%の国民がマスクを着用している。その上、国民の85%がワクチンを2回接種し、60%が3回目のブースターを接種している。それが極端な感染者急増をもたらしている。ワクチン接種が人の免疫を低下さる複数の論文が出ており、ウイルスもすでにワクチンによる武漢株中和抗体を回避することも研究で明らかにされている。そんなワクチンをファイザー社の有効率を盾にして幼児にまで接種させようとしている。名古屋大学医学部小児科の小島勢二名誉教授は「5-11歳のワクチン接種:オミクロン株の知見も踏まえ考える」で、この年齢層ではインフルエンザでは毎年重症者が100−150人、RSウイルスでは7000ー8000人、新型コロナウイルスでは5人以下で、死者はインフルエンザで30−50人、RSウイルスで20−30人だが、新型コロナウイルスでは0人だと指摘している。幼児にとって、感染による重症化よりもワクチン接種による「副作用」の方が遥かに高い確率になる。アイスランドは完全接種率は93%で、85%が追加接種を受けているが、人口比感染率は世界のトップクラスになっている。イスラエルも同じだ。やはりワクチン先進国でかってない感染状況となったデンマークでは、オミクロンが途中でステルス・オミクロンBA.2に変わり、BA.2が主流となった。BA.2は東京大など複数の大学の研究で、ワクチンや既自然感染による抗体も抗体療法も有効ではないことが明らかにされている。しかもこのステルス・オミクロンはオミクロンと異なり、肺へも侵入し重症化しやすくなっている。東京や大阪などの大都市ではすでにステルス・オミクロンの市中感染が発生している。恐らく日本でもそのうち、オミクロンからステルス・オミクロンへの交代が発生し、減少しかけたかのように見えているところで、反転し、再増加が見られるようになるだろう。新型コロナウイルスのような変異の早いウイルスにはワクチンでは対応出来ず、早期発見後は、早期治療こそが感染拡大を防ぎ、重症化、死亡を防ぎ得る。研究や一部の国の早期治療がそれを明確に示している。多くの副作用が報告され、感染も防げず、結果、死者も多く出しているワクチンをひたすら推進する厚生労働省やそれを後押しする専門家たちは、もはや意図して接種を推進していると考えざるを得ない。日本の現在のコロナ対策とは異なり、欧州ではワクチン接種を含めたコロナ規制の緩和が打ち出されている。最も強行姿勢を見せていたカナダも、議会上院での採択を待たずに非常事態法を撤回した。イスラエルはワクチン未接種者の入国も認めることにした。何か欧州や北米では流れが変わって来ている。カナダや欧州各国で規制に反対する運動が広がったことが関係しているのか。日本のメディアではほとんどこうした運動が報じられないが、SNSでは北米や欧州で規制に反対する運動が大きく広がっていることが見られる。日本の子供へのワクチン接種に反対する医師の有志の会も各地で立ち上がって来ており、他の職種の人も参加している。すでに一部ではワクチン接種後の死亡に対して訴訟が起きてもいる。ともかく日本の現在の第6波はしばらく続き、岩手県は昨日、過去最多の感染者数となった。22日のシンガポールの研究によるResearch Square掲載の論文「Persistence of residual SARS-CoV-2 viral antigen and RNA in tissues of patients with long COVID-19(長期のCOVID-19患者の組織における残存SARS-CoV-2ウイルス抗原およびRNAの持続性)」は、新型コロナウイルス感染後、9ヶ月以上経っても複製可能なウイルスが体内に残存していたことを示した。ワクチンもウイルスも共に避けなければならない。新型コロナウイルスはまだまだ未知であり、変異も早い。極力感染を避け、それでも感染した場合はワクチンではなく、本来備わる自身の免疫で乗り越える必要がある。ワクチンより遥かに優れた免疫が機能してくれる。無論、安全で安価なイベルメクチンのような抗ウイルス作用のある薬剤や免疫力を強化する亜鉛やビタミンDなども服用すればより回復を早めてくれる。娘が感染した時は、イベルメクチン、フルボキサミン、ガスター10、アスピリンに補助剤として亜鉛、ビタミンD、5-ALAなどを使った。結局、娘の場合も自治体は何も治療的なものは配布してくれなかった。医師との連絡も保健所の連絡もなく経過した。自ら経過報告をスマートフォンかパソコンで打ち込まなければならない。これが大阪で死者が最も多く出ている要因でもあるだろう。
100万人あたりの感染者数(右端上からアイスランド:紫、韓国:赤、日本:灰、世界平均:緑)


「由らしむべし知らしむべからず」

2022-02-23 19:14:44 | 社会
金の取引大手の田中貴金属は、昨日、金1gの価格を小売価格として2日連続で過去最高を更新し7791円で販売するとした。世界では2020年8月に1トロイオンス(31.1g)2044.34ドルの史上最高値となっていた。現在1ドル115円の円安のために円での金価格が高くなった。ドルでは1オンス1900ドルを現在切っている。金はドルの反通貨であり、ドルと言う通貨の価値を表す指標である。2001年以来金価格は年率10%ずつ上昇して来たが、いずれさらに金価格は急騰するだろう。2008年のリーマン・ショックで、米国経済は大打撃を受け、ここで本来であればまさにリセットされるべき状態であったが、中央銀行のドルの増刷により米国は延命を図った。超低金利で市中にドルを流し込んだが、そのドルは実体経済へは流れず、富裕層や超巨大企業を通して、株式や債券、不動産へ流れ、富裕層や巨大企業は10年以上にわたり富を増やし続けて来た。その一方で、政府は大量の支出に迫られ、債務を積み上げて来た。実体経済が好況であれば、税収も増えるが、実体経済は回復が悪く、富を増大させた富裕層や巨大企業は税を逃れ、税収は思うようには得られなかった。そんな中で、コロナ禍が発生した。生産活動や流通が制限され、物価は上昇した。現在の米国は7.5%のインフレとなっている。賃金は5%の上昇だが、インフレが7.5%なので、実質賃金はマイナスである。インフレは物の価値が上がり、通貨の価値が下がることだ。インフレが進めば、国民の不満は募って来る。バイデン政権は中央銀行に対してインフレを抑えるように圧力をかけた。中央銀行がインフレを抑える手段は市中から通貨を引き揚げることだ。物の数より通貨の量が多いことがインフレだから、多くなっている通貨を市中から引き揚げれば、理屈上はインフレ率を下げることが出来る。米国中央銀行FRBは3ヶ月前倒しして、3月から金利引き上げと通貨量の削減を行うと決めた。しかし、巨額債務を負う政府にとっては、インフレは好都合で、デフレは不都合だ。インフレでは通貨の価値が下がり、政府債務の実質的な負担は下がる。デフレはその逆となる。もっとも、デフレ下では、これまで中央銀行が金利をゼロ金利に抑えることで、政府の債務を助けて来た。巨額債務を抱える米国政府にとっては、国民の不満を鎮めるためにはインフレを抑える金利上昇は必要だが、政府債務には金利上昇は痛手となる。もはや米国政府は一進一退の行き詰まりに至っている。さらに米国の場合は、対外債務まで過去最大となっていることだ。政府債務と対外債務の二重の債務を抱えた国の通貨は価値の低下危機にある。その上、今のインフレの高進である。ドルの価値が低下する。これが金価格の上昇の理由である。官民一体の世界経済フォーラムが「グレート・リセット」を掲げるのも米国政府をはじめ主要国の債務状態が大いに関係している。「グレート・リセット」は現在の社会システムを一度リセットしようとするものだ。行き詰まった政府債務をリセットするとともに、社会を管理社会にしようとしている。カナダはその先端を行きつつある。世界経済フォーラムには中国やロシアも参加している。現在報じられているウクライナ問題もある意味では「グレート・リセット」への道筋の一つである。ウクライナとロシアの緊張は、ウクライナの生産物である小麦や半導体の希少金属の生産を抑え、天然ガスの欧州への供給を抑える。当然、さらなる物価上昇、インフレの加速につながって来る。「グレート・リセット」はインフレの醸成も最初から盛り込んでいると思われる。恐らく世界中でインフレが頭をもたげるだろう。コロナ禍とインフレで多くの人が命を失うはずだ。優生思想に基づく人口削減を目論むビル・ゲイツの思惑通りとなる。彼ら富裕層が動かす政府の管理社会がリセット後の社会となる。この富裕層の一方的な「リセット」にいかに対抗するかが、世界の民主主義の最大の課題なのだが。カナダやヨーロッパ、米国でコロナ規制に反対する運動が立ち上がっているが、それがどこまで行けるか。日本でも今日の日本経済新聞に子供へのワクチン接種に反対する意見広告が出されているが、地方紙ではすでに先に同じ意見広告が掲載された。これに賛同する人たちからは2億円を超える支援金が集まったようだ。どの国でも主要メディアは全て、すでに世界経済フォーラムとのつながりが出来ているため、「グレート・リセット」へ向かう流れは決して報じられることはない。自分で、今、何が起きているか、調べるしかない。日本はすでに三権分立が崩壊しており、個人の権利に関わる事案では検察も裁判所も政府よりの判断しかしなくなっている。コロナ禍での正確なデータ開示も行われていない。山形県の新庄徳洲会病院の笹壁弘嗣院長は、今月10日の「院長の偏屈コラム」で、「重症者数のカラクリ」を書いている。国や自治体の重症者の定義が異なるなどで、正確な重症者数が掴めない実情を書いている。「由らしむべし知らしむべからず」がすでに行われている。中国の知人の話では、バスやタクシー、電車で移動しても全てどう移動したか自治体に把握されていると言う。スマートフォンを通して、動きが記録されてしまっている。新型コロナウイルスに感染すると、その人の行動歴が瞬時に把握され、感染者が移動すると、近くにいる人のスマートフォンに警告が出る。中国はこのコロナ禍で、国民のデジタル行動監視が完成している。政府批判さえしなければ、SNSへの投稿も自由に出来る。デジタル通貨が導入されれば、個人の金銭管理も可能となる。カナダのフリーダム・コンボイの主催者やジャーナリストの銀行口座凍結もそうした流れの一つだろう。こんなことが憲法に触れずに国会で議決される国が今のカナダだ。8割が中小企業に勤める日本で、そこに勤める人の所得の2倍の所得を得ている公務員を許す政府に何も不平を言わない人たちが、今の政府を支持している。日本は容易にデジタル管理社会に移行するのだろう。種子法廃止違憲訴訟やTPP交渉差止訴訟に関わる岩月浩二弁護士は、一昨日のブログで、「ワクチン接種率と感染率・死亡率の国際比較」を書ている。「各国のデータを網羅的に分析した例は、僕が検索した範囲では確認できない。」ため、自分で109カ国のデータを統計処理して、ワクチン接種の拡大が感染拡大と死亡の拡大に相関していることを示している。ワクチン接種を推進する主要国政府や世界経済フォーラムにとって不都合なこうしたデータは誰も出さないのだ。今回のワクチン接種がそうであるように、現代は自分で知ることを怠ると、自ら害を被る時代になってしまった。
キンクロハジロ

グレート・リセットに向けて

2022-02-22 19:14:32 | 社会
今回の第6波を含めて、日本の過去の波は必ず一定期間で収束に向かった。これは世界の全ての国で同じだ。ロックダウンもマスクもワクチンも関係なく、ある期間を過ぎると、とりあえずは一つの波が収束に向かう。人類のこれまでの歴史では、多数のウイルスや細菌の感染に遭遇し、ほとんどが人に元来備わった免疫で克服して来た。しかし、現代の細菌感染で見られるように抗生物質に耐性を持つ細菌が現れた。ウイルスの変異はまさにその細菌が耐性を獲得する過程そのものでもある。ウイルスも細菌も環境に適応することで生き残ろうとする。今、欧州各国はこれまでのコロナ対策の規制を次々に解除している。英国は新型コロナウイルス対策の法的規制を全廃すると首相が発表したが、英イングランド地域のクリス・ホイッティ主席医務官は「今後も新たな変異株が幾つも出てくるとし、その一部はワクチンへの抵抗力が強まる可能性があると警告した。」。今日のロイター「ワクチンに強い変異株が今後出現へ、英コロナ規制全廃で医務官苦言」が伝えている。主要国は多くの人がワクチンを接種している。ウイルスは当然、そうした環境でも生き残るよう変異する。そもそも、2週間に1度と言う早いペースで変異するコロナウイルスでは、ワクチンで対抗すること自体が本来間違いである。デルタ株の感染拡大時期にすでに現行ワクチンが効かないことが研究で明らかになっていたにもかかわらず、このオミクロン株の感染が終わらないうちに3回目接種を続け、5〜11歳の幼い子供達にまで接種を行う。ファイザー社はオミクロン株に対するワクチンを開発しており、イスラエルはその開発に協力を表明した。わざわざファイザー社がオミクロン株用のワクチンを開発するのは、オミクロン株にこれまでのワクチンが効かないからだ。オミクロン株用のワクチンが完成すれば、それもワクチン接種のスケジュールに組み込まれて行くのだろう。しかし、その新たなワクチン接種が行われる時期には、すでに大きく変異した新たな変異株が登場しているだろう。変異の早いウイルスには複数の治療薬で対抗するしかない。ワクチン接種は感染の無限ループに入り込むだけである。風邪を含むこれまでのコロナ科ウイルスのワクチンが登場しなかったのは、ウイルスの変異が早いことも大きな理由の一つだ。変異が早いと言う特異性がウイルス側にある以上、ワクチンではその変異に追い付けないのだ。しかも、人には本来の免疫システムがある。2月17日、東京大学医科学研究所は「パンデミック初期のSARS-CoV-2株感染によって誘導された免疫は、 長期にわたって維持され、デルタ株による再感染を防御する」をプレスリリースしている。発表のポイントには「mRNAワクチン(ファイザー社もしくはモデルナ社)の被接種者血清のデルタ株に対する中和活性(注1)は、従来株に対する活性よりも低かった。」、「従来株の感染から回復し、長期間経過したハムスターは、デルタ株の再感染に対しても従来株に対してと同等の抵抗性を示すことが明らかとなった。また、このハムスターにデルタ株を再感染させたところ、同個体から別の個体へのウイルス飛沫伝播は認められなかった。」、「従来株の感染によって誘導された免疫は、長期にわたり記憶され、変異株に対する感染防御に寄与することが明らかとなった。」の3つが上げられている。この研究の論文は2月15日付学術誌Cell Report VOLUME 38, ISSUE 7, 110394に掲載された「Long-term, infection-acquired immunity against the SARS-CoV-2 Delta variant in a hamster model(ハムスターモデルにおけるSARS-CoV-2 Delta変異体に対する長期感染獲得免疫について)」と題する論文である。要は、ワクチンで得られる抗体の有効性が低く、自然感染で得られた抗体の方が有効性が高く、他への感染さえも防ぐ可能性があると言うことだ。しかも、その有効性は長期に維持される。ワクチンを多くの年齢層に一律に接種するのではなく、自然感染した人の早期治療薬を導入することこそが終息に導く。既存の安価な複数の薬剤を準備すればいいのだ。ワクチン接種でいくつもの有害事象が発生しており、それらを明らかにした複数の論文も出ている。ワクチン接種で、むしろ自然免疫が抑制され、ワクチン接種が進んだ国ほど感染者数が多く、しかも、少し遅れて、死者数まで最多となる。日本は世界平均と比べて、ワクチン接種が進む前は、感染者数も死者数もずっと少なかった。しかし、ワクチン接種を進めたために、感染者数も死者数も今では世界平均を超えて来た。オミクロン株が感染したアフリカでは他のワクチン先進国のような過去の何倍もの感染者や死者は出していない。オミクロン株は感染力を増した訳ではない。人の側がワクチン接種により自然免疫を低下させたために、感染しやすくなったのだ。日本の政府や多くの自治体は、この事実を知られないように感染者、重症者、死者のワクチン接種状況を決して公表しない。米国も昨年10月半ばから公表しなくなった。ワクチンが本当に有効ならば、堂々と公表すればいいのだ。日本のワクチンの歴史には多くの汚点がある。ワクチン被害を無くすとして、厚生労働省はワクチン被害をなくす誓いの石碑まで作ったが、ワクチン被害は後を絶たない。製薬企業と規制当局である厚生労働省の関係が新自由主義の浸透でほぼ密着してしまった。米国などは規制当局の長がファイザー社の役員となっている。しかも今は世界経済フォーラムと言う単なる民間人が設立した組織が世界の主要国の官民を取り込み、「グレート・リセット」を目標に掲げている。ワクチン接種義務化を強行しようとした政治家たちはほぼこの世界経済フォーラムが主催するヤング・グローバル・リーダーズ育成プログラムの参加者ばかりである。日本の巨大企業の多くがこの世界経済フォーラムとパートナーシップを結んでいる。世界経済フォーラムのサイトでそれらが見られる。世界銀行発行のデジタル通貨を唯一の通貨とすることが目論まれているようだ。カナダ政府がフリーダム・コンボイ運動の主催者やジャーナリストの銀行口座を凍結しようとしているが、これもいずれやって来るデジタル通貨時代の未来の一端を見せてくれているのだろう。コロナ禍はあくまでも「グレート・リセット」の流れの一つでしかない。世界経済フォーラムとビル・ゲイツの財団は協調してコロナ禍に取り組んでいる。ワクチン接種の推進である。
100万人あたりの感染者:日本(青)、世界平均(赤)

100万人あたりの死者:日本(青)、世界平均(赤)

進行中のワクチン「治験」

2022-02-21 19:19:15 | 社会
政府は結局今日から5歳から11歳の子どもへのワクチン接種を「公的な接種」に位置付けた。昨年11月16日開催の第11回新型コロナウイルス感染症対策分科会の議事資料を見ると、「 2.ワクチン接種の促進」で、「(来年は3億2千万回分の供給契約を締結済み)」とある。ともかく政府は武漢株で開発された問題の多いワクチンを今年も3回目、4回目接種と進めて行くことをすでに決めているのだ。厚生労働省のサイトの「新型コロナワクチンについて」、「新型コロナワクチンQ&A」にはQの「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。」に対するAとして「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます。人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。」と書いている。さらに「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。」とある。すでに学術誌Cellに発表された米国スタンフォード大学の論文「Germinal center responses to SARS-CoV-2 mRNA vaccines in healthy and immunocompromised individuals(健康者および免疫不全者におけるSARS-CoV-2 mRNAワクチンに対する生殖細胞中心反応)」では、ワクチン接種側の腋のリンパ節にmRNAが接種から60日後も検出されたことが示されている。「数分から数日」などと言う短い期間ではない。「A」の下には図があり、その図の中に「1.mRNAは核の中に入れない」とあるが、これも先日のスウェーデンの論文「SARS–CoV–2 Spike Impairs DNA Damage Repair and Inhibits V(D)J Recombination In Vitro(SARS-CoV-2スパイクはin vitroでDNA損傷修復を阻害し、V(D)J組換えを抑制する」が明らかにしたように、ワクチンもウイルスパイクを「全長」模倣しており、作られたスパイクはウイルスと同じく核内に入り、DNA修復を阻害する危険性がある。そもそもこのmRNAワクチンの開発がmRNAが体内へ入っても容易には分解されないように工夫することから始まった。また、異物である外来のmRNAが体内に入ると炎症を起こすこともワクチン開発の壁となっていて、それをRNAの一部を改変することで解決させたのが現行ワクチンの始まりである。独立行政法人医薬品医療機器総合機構にはファイザー製ワクチンの内容について書かれた「PFIZER CONFIDENTIAL」が掲載されており、その3頁に「SARS-CoV-2 mRNA Vaccine (BNT162, PF-07302048)  2.6.1 緒言」があり、「1. 緒言」には「BNT162b2(BioNTech コード番号:BNT162,Pfizer コード番号:PF-07302048)は,重症急性呼 吸器症候群コロナウイルス 2(SARS-CoV-2)のスパイク糖タンパク質(S タンパク質)全長体を コードする mRNA であり,SARS-CoV-2 による感染症に対する mRNA ワクチンの本質として開 発が進められている。BNT162b2 はすべてのウリジンが 1-メチルシュードウリジンに置換された 修飾ヌクレシチド mRNA(modRNA)であり,この修飾により,自然免疫による影響が低下して 翻訳効率が増加すると考えられる。」とある。RNAの「ウリジンが 1-メチルシュードウリジンに置換」されたことで、「自然免疫による影響が低下して」炎症が起こらないようにすることが可能となったのだ。要は身体にとって異物であるmRNAワクチンをそのまま打てば、身体の免疫システムが「異物」を排除しようとして炎症を生じるため、それをさせないように免疫システムを抑えていると言うことだ。炎症を抑えるmRNAワクチンの開発に成功したビオンテック上級副社長カタリン・カリコKatalin Kariko博士は、自身の論文で、制御性T細胞を誘導することで炎症を抑えたことを明らかにしている。一般に異物が体内に入ると真っ先に自然免疫が働き、異物に対するセンサー機能や直接排除する機能が動員される。しかし、これが動員されることで炎症を生じるため、mRNAワクチンは一部を改変し、炎症を抑えることに成功したのだ。その代償が、自然免疫の抑制であった。つまりワクチンを接種すると自然免疫は抑制される。ただ10ヶ月くらいすればそれも回復する。しかし、その頃に、また次のブースター接種が行われる手順のようだ。19日の岐阜新聞Webは「【19日・新型コロナ詳報】20代死亡、岐阜県で初 834人感染」で、「県によると、20代男性は18日に体調不良を訴え救急搬送され、病院で死亡が確認された。検査で陽性が判明したが、直接の死因はコロナではなく、ワクチンは2回接種済みで、基礎疾患はないという。」と伝えた。「直接の死因はコロナではなく」とあり、直接コロナの症状が悪化した死亡ではないとしている。体調不良の原因が免疫力の低下か逆に免疫の過剰反応のどちらかである可能性があるだろう。栃木県のクリニックで、入院を含めた新型コロナウイルス感染患者を治療している倉持仁医師は18日のツィートで「15歳前後でもきつい肺炎を起こしてくる子もいました。なんかちょっと変です。外来患者さんは減っていますが、入院を要するコロナ事態の人も増え酸素化が悪くなる人が80%ぐらい。そもそも敵が場内に入り込み天守閣まで来て頑張るという方針があやまち!」と書いている。このきつい肺炎を起こしている15歳前後の子供がワクチンを接種しているかどうか、書かれていないが、重症化しないはずのオミクロン感染の中でのことだ。日本や東南アジア、欧米ではオミクロン株の感染がデルタ株の感染の4〜5倍にもなった。「専門家」もオミクロン株は感染力が強いと表現した。しかし、ウイルスの感染を見る場合は、ウイルスだけを見るのではなく、人の体力、免疫状態も見なければならない。オミクロン株が最初に報告されたアフリカのボツワナや南アフリカも欧米や日本のような状態になったか。ボツワナはワクチン2回接種が47%でオミクロン株の感染はデルタ株の0.91倍でピークを打ち収束に向かっている。南アフリカはワクチン2回接種が29%でオミクロン株感染はデルタ株の1.4倍でピークを打ち、やはり収束に向かっている。オミクロン株が感染しやすいと言う状態はアフリカでは欧米や日本とは大きく隔たる。この差は何から来ているのか。英国やデンマークのデータが示したように、ワクチン接種者が多くなるほど、また、接種回数が多くなるほど感染者が増えているのだ。オミクロン株の感染力が増加したのではなく、人の免疫力がワクチン接種により本来の機能が発揮出来なくなっているのだ。しかもワクチンで作られる中和抗体はあくまでも武漢株に対する抗体だけである。以前も触れたが、今月5日の英国メディアTHE EXPOSÉ は「Official Data shows Fully Vaccinated Children are 3.3 times more likely to die of Covid-19 than Unvaccinated Children and the UKHSA is trying to hide it(公式データでは、完全なワクチン接種を受けた子どもは、未接種の子どもよりもCovid-19で死亡する確率が3.3倍高く、UKHSAはそれを隠そうとしています。)」を報じている。「202201 岩手医大地域連携だより 周産期実績」では、「周産期実績 [図1]主な治療実績:2013年4月に新規周産期医療情報管理システム移行後の実績」を掲載しており、14項目が並んでいるが、「胎児合併症」だけが異常で、2013年〜2020年までは毎年3〜10件で推移しているが、2021年は135件も発生している。岩手県は他県に比べて少ないとは言え、2020年も2021年も新型コロナウイルス感染はあった。2020年と2021年の大きな違いはワクチン接種だけである。
[図1]主な治療実績:2013年4月に新規周産期医療情報管理システム移行後の実績




初期治療が無視される日本

2022-02-19 19:17:29 | 社会
娘は10日間の待機期間を過ぎて、昨日から仕事を始めた。検査キットが不足するため、陰性確認もしないまま職場復帰を認めている。無論体調は回復してはいるが。日本では、唯一静岡県の浜松市だけが感染者のワクチン接種状況を公表している。ただ、Googleでの検索では、「サーバーが見つかりません」とされ、表示出来なくされている。こう言う時はいつも検索サイトDuckDuckGoを使うと辿り着ける。昨日更新された浜松市の「新型コロナウイルス感染症 感染者動向」の「年代別ワクチン接種状況(2月17日時点)」を見ると、ワクチン2回接種者は10代だけが78.7%と70%台であるが、20代〜50歳代は全て80%台で、60歳代〜80歳代は90%以上で90歳代は87.5%となっている。そして、「感染者の状況(2月11日~2月17日)」を見ると、ワクチン未実施の9歳以下は380人の感染があり、ワクチン2回接種の感染者は年代別に、10歳代が40%だが、20歳代79%、30歳代82%、40歳代86%、50歳代90%、60歳代85%、70歳代89%、80歳代以後84%で、全体でもワクチン未接種の感染者は36%で、浜松市のデータは英国やイスラエル、デンマークなどのデータとほぼ一致している。つまりワクチン接種者の方が感染しやすい。昨夜の共同通信は「自宅療養者、最多57万人 病床使用率50%超が21都府県」で、「厚生労働省は18日、新型コロナウイルス感染による全国の自宅療養者数が、16日午前0時時点で57万7765人となり、過去最多を更新したと発表した。1週間前の9日時点と比べ、3万人以上増えた。入院患者を含む全体の療養者数は83万9643人で、69%を自宅療養者が占めた。」と報じている。自宅療養者が57万7765人と増え続けている。感染しても何も治療されずに放置されている状態の人がこれだけいると言うことだ。元サンデー毎日編集長で、現在、毎日新聞専門編集委員である牧太郎氏は、今週発売の『サンデー毎日』の記事「元NHKアナウンサーが悲痛の告白」に触れて、昨日の自分のブログ「牧 太郎の二代目・日本魁新聞社」で、「「イベルメクチン服用できず、コロナで死んだ」という告発」を書いている。「発売中のサンデー毎日のトップ記事は【元NHKアナウンサーが悲痛の告白 イベルメクチン服用できず妹2人はコロナで死んだ】。泣く泣く読んだ。」と書き出している。「告発した人は「飲み薬」での服用を医師に懇願しても叶わなかった!と書いていらっしゃるが、少数ではあるが「イベルメクチンを使って治療する医者」は存在して居た。 多分、告発者は高齢で「ネット情報」に疎かったのではないのか? 「イベルメクチンの医師」に遭遇出来なかったのは「気の毒!」と言わざるをえない」とある。昨日のnicovideo「長尾和宏コロナチャンネル」は「イベルメクチンがワクチン後遺症にも有効な理由」を上げている。「全員でない、7割くらい。万能薬ではない。だけど効く人はビックリするくらい効く」と話している。現在、イベルメクチンは製造元のメルク社の日本の子会社MSDが生産を抑えているため、医療機関で疥癬治療にも不足を生じており、恐らく、長尾医師は海外から個人輸入し、それを患者さんに使っているのだろう。法に触れないように患者さんにイベルメクチンを購入してもらっていると語っている。今日のNEWSポストセブンでは、「長期的な“ワクチン後遺症”の現状 救済措置までには長い道のり」を載せ、「頭痛やめまい、胸痛に発熱──新型コロナウイルスのワクチン接種後から長期的に続く症状に悩まされる人々は少なくないという。彼らが直面するのは、こうした症状そのもののつらさだけではない。病院や社会の無理解、冷淡な対応がいっそうの苦しみを生んでいるのだ。ワクチン後遺症に関する現状をジャーナリスト・鳥集徹氏と女性セブン取材班がレポートする。」とある。「関西地方に住む女性Ⅰさん(30代)」は「接種から40日ほど経った頃から胃腸の調子が悪くなり、胸やけがして、食欲不振に陥った。さらに、ドライヤーや洗濯物を干すといった上半身を使う動きをすると息切れがし、異常な倦怠感に襲われるようになった。」。「「再度病院に行って、CTを撮ってもらったのですが、やはり異常がなく『ワクチンとは関係がない』と言われました。だけど接種から2か月後にはさらにひどくなり、起き上がれなくなってしまった。 食事のときの胃の痛みから始まって、就寝時には激痛で脂汗が止まらず、救急車で病院に行きました。」、「胃カメラで検査すると十二指腸から出血していました。普段なら考えられないことが次々に起こるので、私は『ワクチンに違いない』と強く感じていたのですが、やはり医師からは、『ワクチンでこんなに急激に悪化することはない』と否定されました」」、「医師はあてにできないと思ったⅠさんは、ネットで国内外の情報を検索し、「イベルメクチンが効くかもしれない」という情報を見つけ、通販で取り寄せた。この薬はもともと寄生虫による皮膚病などの治療薬で、新型コロナに効果があるとする研究が複数ある一方で、有効性に否定的な医師も多い。「私も、普段なら怪しんでのまなかったと思います。でも、このときは藁にもすがる思いでした。不思議なことに、のんだ日の午後から楽になり、現在は仕事も家事もできるほど回復しました。」。昨日のANN「“2回接種”感染男性「息苦しい」 高齢患者増加「呼吸不全以外でも…」」では、ワクチンを2回接種した男性が新型コロナウイルスに感染して、肺炎が確認されたため医師が「レムデシビル」を処方することに決めた様子を報じていた。レムデシビルにはイベルメクチンと違って、膵臓と肝臓に対して命に関わる副作用がある。13日の英国メディアHE EXPOSÉ は、「Official U.K. Lab Report confirms Covid-19 Vaccines definitely contain Graphene Oxide(Covid-19ワクチンには間違いなく酸化グラフェンが含まれていることを確認した英国の公式研究報告書)」を報じている。「COVID-19ワクチンは、英国で法医学的に調査され、身体の自然バリアを通過して中枢神経系に損傷を与える可能性のあるグラフェンナノマテリアルと、内臓を損傷し、血液の健康を破壊し、癌を誘発し、他の多くの悪影響の中で遺伝子機能に変化をもたらす酸化グラフェンを含むことが研究所報告で確認されている。」とあり、報告書へのリンクと共に、「今回の分析では、メーカーが公表していない含有物を中心に、カーボンやグラフェン複合体、ポリエチレングリコールと結合したグラフェン、酸化グラフェン、酸化鉄化合物、方解石などの炭素関連ナノ構造物を分析しました。」と書かれている。モデルナ、ファイザー、アストラゼネカ共にである。主要国政府が特例承認するワクチンや治療薬はどう言うわけか毒性や副作用の重篤なものが多い。
浜松市の感染者のワクチン接種状況
青:ワクチン2回接種者、オレンジ:ワクチン1回接種者、黄緑:ワクチン未接種者

DNAの修復阻害まで受けるワクチン

2022-02-18 19:10:08 | 社会
昨日の日本の新規陽性者は95208人で、岩手県は過去最高を記録した。釜石でも陽性者が出ている。隣国、韓国は4日連続して過去最多を更新し続けていて、昨日はついに10万9831人と10万人を超え、11万人に近付いた。「防疫当局は今月末に一日の新規感染者数が13万-17万人に増えると予想した。しかし国家数理科学研究所のモデリング結果によると、ピークの時期は遅れ、ピークはさらに高まり、来月中旬に最高27万人に達するとみている。」と今日の中央日報が伝えている。韓国の新規感染者数が、人口を考えると日本以上に増加している理由は二つあると考えられる。人口あたりの検査数が日本より多いこと、ワクチン接種が日本より進んでいることだ。今月15日にmedRxivに掲載されたイスラエルのシェバメディカルセンターによる論文「Fourth Dose COVID mRNA Vaccines' Immunogenicity & Efficacy Against Omicron VOC(4回目接種COVID mRNAワクチンのオミクロンVOCに対する免疫原性と有効性)」と題する論文は、ワクチンの4回目接種で、感染に対するワクチン効果がファイザー製が30%で、モデルナ製が11%、また、局所的な副作用が80%、全身的な副作用が40%で報告され、「軽症または無症状のオミクロン感染症の予防効果が低いこと,およびブレイクスルー例の感染力が高いことから,次世代ワクチン開発の緊急性が高まっている。」と結論付けている。4回接種しても効果がないものを、3回接種して効果を期待出来るはずもない。昨年の学術誌 Viruses 13, 2056.に掲載されたスウェーデンのウメオ大学の研究者らによる論文「SARS–CoV–2 Spike Impairs DNA Damage Repair and Inhibits V(D)J Recombination In Vitro(SARS-CoV-2スパイクは試験管内試験でDNA損傷修復を阻害し、V(D)J組換えを抑制する)」は、「スパイクタンパク質は核内に局在し、DNA修復の鍵となるタンパク質BRCA1や53BP1の損傷部位への移動を阻害することで、DNA損傷修復を阻害すること」を明らかにし、「この結果は、スパイクタンパク質が適応免疫を阻害する潜在的な分子機構を明らかにし、スパイクを用いた完全長ワクチンの副作用の可能性を明確にするものである。」としている。また、昨年11月、学術誌Respirologyに掲載された香港中文大学の研究者らによる論文、「Comparison of the immunogenicity of BNT162b2 and CoronaVac COVID-19 vaccines in Hong Kong(香港におけるBNT162b2ワクチンとCoronaVac COVID-19ワクチンの免疫原性の比較検討)」は、ファイザー製mRNAワクチンと中国シノバック製不活化ワクチンの免疫への効果を比較している。簡単に言えば、mRNAワクチンは抗体を主体とする液性免疫を活性させたが、不活化ワクチンは特異的CD4+およびCD8+ T-細胞応答を誘発し、細胞性免疫を活性させた。オーストラリアの医学研究者で調査報道の記者をも兼ねるマリアン・デマシMaryanne Demasi博士は、15日に自身のサイトに「COVID-19 vaccines: Is the spike protein “toxic” ?(COVID-19ワクチン:スパイクタンパク質は "毒 "なのか?)」と題する記事を載せている。「COVAX-19(またはSpikogen)というタンパク質ベースのワクチンを開発し、イランで緊急使用の認可を受け」た南オーストラリア州フリンダース大学のニコライ・ペトロフスキーNikolai Petrovsky教授にインタビューした内容を書いている。「彼によると、タンパク質ベースのワクチン(Novavax/COVAX-19)のスパイクタンパク質は、遺伝子ベースのワクチン(Pfizer/Moderna/AZ)が生成するものとは著しく異なっているとのことです。」教授によれば、タンパク質ベースのワクチンは筋肉注射された後、細胞内には入り込まず、細胞外に留まる。しかし、「遺伝子ベースのワクチンでは、特殊な免疫細胞だけでなく、全身の細胞内で無制限にスパイクタンパク質が製造されることになる」。「mRNA分子は、細胞内でより安定になるように意図的に操作されています。「プソイドウリジン」分子がmRNAに付加され、通常のmRNAよりも半減期が長くなっているのです。そのため、細胞内のスパイクタンパク質の生産は停止していない。」。「『Cell』誌に掲載された最近の研究では、ワクチン由来のスパイクタンパク質とmRNAが、リンパ節の胚中心で最長2カ月間存続することが明らかになった。」。不活化ワクチンなどのタンパク質ベースのワクチンと違って、mRNAワクチンは単に細胞内へ入るだけでなく、核内にも入り込み、DNAの修復過程を阻害する。こんなワクチンを何度も接種すれば、短期・中期では武漢株スパイクに対する中和抗体は一時的に増大しても、同時に感染増強抗体も増大し、しかもこちらは中和抗体より長く残存する。まして、DNAの修復阻害が長期的にどのような影響を身体に与えるか全く分からない。米国ではすでにVAERS ID 1890705の5歳の少女とVAERS ID 1975356の7歳の少女がファイザー製ワクチン接種後に死亡している。この死亡も法的には保護者と本人の意志で接種を決めているためとして、国も免責される。米国ではすすでにワクチン接種後の死者が2万人を超えている。異例なまでの死者や副作用を出すワクチンが感染や重症化を防ぐ効果を持っているならばまだしも、むしろ感染増強を引き起こし、DNA損傷までもたらす。日本の未来を背負う子供たちには絶対に接種させるべきではない。日本の各地で子供へのワクチン接種に反対する医師の有志の会が続々と設立されている。メディアが何も事実を伝えないために多くの人が、何も疑わずに接種している。これまでのワクチンとは変わらないものと考えている。日本の新型コロナウイルス感染症の専門的機関であるあるはずの国立感染症研究所から、恣意的なデータだけを出し続けており、メディアは政府からと同じく、ただそれを垂れ流すだけで、検証を全く行わない。何よりも感染者のワクチン接種状況が全く公開されない。東京都などは感染者でワクチン接種の日付が分からない場合は、ワクチン接種者であっても、「ワクチン接種者」ではなく「不明」に分類し、大阪府はさらに悪質で、「不明」を「未接種者」に含めている。現実は他の国々で起きているように、ワクチン接種者が感染者の多くを占めているのだ。未接種者では本来の健全な免疫が保持されているが、ワクチン接種者は武漢株スパイクに抗体が誘導され、感染増強抗体まで体内で作り出されている。スパイクに多くの変異を持つオミクロン株やそれよりさらに感染性や病原性が高まっているとされるステルス・オミクロンBA.2にはワクチン接種者の方がより感染しやすい。東京ではすでにBA.2の市中感染が発生した。
韓国・日本・世界のワクチン接種率

100万人あたりの新規感染者、右端上から韓国・日本・世界の順

100万人あたりの死者、右端上から日本・世界・韓国の順(ついに日本も世界を上回った)

ADE(抗体依存性感染増強)が現実に

2022-02-17 19:10:48 | 社会
朝起きると、今朝も薄っすらと雪が積もっていた。昨日のように日中に溶けるかと思っていたが、逆に午前中から雪が降って来た。気温が0度を超えているため、路面には雪は積もっていない。夜も雪が少し降る予想になっている。昨日は岩手県は新型コロナウイルス感染の新規陽性者が過去最多となった。人口が3万3000人にも満たない釜石市は、感染者累計が26人である。一昨日4人が陽性となってからは、後が続いていない。これまでも陽性者は散発的な発生しかなかった。昨日の東京都は8日続けて前週より減少しているとして、ピークを過ぎたかのようなメディアの報道ぶりで、コロナ記事がずっと少なくなっている。東京も大阪も陽性率が40%とか30%を超えていることを考えれば、決して楽観出来る状態とは思えない。すでに国内にもオミクロン株の進化系であるBA.2変異体が検出されている。今月15日、bioRxivに東京大学など国内の複数の大学による共同研究論文「Virological characteristics of SARS-CoV-2 BA.2 variant(SARS-CoV-2 BA.2変異体のウイルス学的特性について)」が掲載された。論文によると「統計解析の結果、BA.2の有効繁殖数はBA.1の1.4倍であることが判明した。中和実験の結果、BA.2に対しては、BA.1と同様にワクチンによる体液性免疫が機能せず、特にBA.2の抗原性はBA.1と異なっていることがわかった。」、「BA.2はBA.1よりもヒト鼻腔上皮細胞でより複製性が高く、より融合性が高いことが示され」、「ハムスターを用いた感染実験では、BA.2はBA.1よりも病原性が高いことが示され」、「BA.2が世界の健康に及ぼすリスクは、BA.1よりも高い可能性があることが示唆された。」とある。元のオミクロン株以上に中和抗体が効かず、感染力や病原性が高い可能性を示している。日本でもBA.1からBA.2への交替が生じる可能性がある。デンマークではそれが実際に生じて、新規感染者が急増した。ワクチンを接種すれば感染を防ぐと、政府の専門家が唱えて多くの人がワクチンを接種した。その結果が過去最多の新規感染者数となり、今度は重症化は防ぐとしてブースター接種が進められている。しかし、何故か、死者も過去最多になった。専門家はその理由を述べないが、ワクチン効果が切れたので、3回目が必要と唱えている。果たしてワクチン効果が切れたためだろうか。3回目の、いわゆるブースター接種をすれば重症化が防げるのか。昨夜のNHK NEWS WEB、「医師が見た高齢者施設のクラスター “第5波より現場は混乱”」によると、「厚生労働省のまとめによると、全国の高齢者福祉施設で確認されたクラスターなどの数は、2月14日までの1週間に455件。これまででもっとも多かった、およそ1年前のピーク時と比べても4倍に上っています。」とある。たとえワクチンの効果が切れたにしても、何故、ワクチンを接種していなかった時期よりも感染者や死者が多くなるのか。デンマークの研究ではデルタ株とオミクロン株で、感染力に有意差はないと出ている。今日の読売新聞オンラインは「39度超の発熱でも当初は「入院対象外」…10代の感染男性が容体急変、搬送2日後に死亡」を報じた。基礎疾患がなく、ワクチンを2回接種したさいたま市の10歳代後半の男性が、今月2日に39度を超す発熱があり、翌日検査で陽性が判明し、7日朝に容体が急変し、救急隊の約1時間半の受け入れ要請後に搬送され、9日に播種性(はしゅせい )血管内凝固症候群DICで亡くなった。また、昨日の神戸市のメディア、デイリーは「大阪府 基礎疾患ない30代、40代ら49人が重症化 38人の死亡を確認」を伝えている。「大阪府は16日、新型コロナウイルスの新たな感染者が1万2467人と発表した。70代から90代の38人の死亡が確認された。15日には42人の死亡が判明していた。」、「検査数は3万6428件。陽性率は32.1%。」、「基礎疾患のない30代男性や40代男女をはじめ、49人が重症化し、治療中の重症者は229人となっている。」とある。いずれも基礎疾患のない10代後半や30代、40代の死や重症化だ。一体何が起きているのか。大阪大学の荒瀬尚教授を中心とした微生物病研究所などが新型コロナウイルスのスパイクに対する抗体が2種類あることを明らかにしたのは2020年12月に公開された「An infectivity-enhancing site on the SARS-CoV-2 spike protein is targeted by COVID-19 patient antibodies(SARS-CoV-2スパイクタンパク質の感染性増強部位がCOVID-19患者の抗体によって標的にされていることが判明)」と題する論文であった。この論文は後に学術誌Cellに掲載された。ウイルスのスパイクのRBD部位に対する抗体はウイルスを攻撃する中和抗体となるが、スパイクのNTD部位に対する抗体はむしろ感染増強抗体となることを示した。この論文が出るより先の2020年3月31日、日経バイオテクに、「ワクチンが効かない?新型コロナでも浮上する「抗体依存性感染増強」」と題する記事が掲載されている。記事では、「本来、ウイルスなどから体を守るはずの抗体が、免疫細胞などへのウイルスの感染を促進。その後、ウイルスに感染した免疫細胞が暴走し、あろうことか症状を悪化させてしまうという現象」を「抗体依存性感染増強(ADE)」と説明しており、「これまでに、複数のウイルス感染症でADEに関連する報告が上がっている。例えば、コロナウイルスが原因となる重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)に対するワクチンの研究では、フェレットなどの哺乳類動物にワクチンを投与した後、ウイルスに感染させると症状が重症化したとの報告があり、ADEが原因と考えられている。 また、ネコに感染するネココロナウイルス感染症でも、ウイルスに対する抗体を持ったネコが、再び同じウイルスに感染することで重症化するとの研究報告がある。」と、これまでに生じたADEの具体例を上げている。「北里大学獣医伝染病学研究室の高野友美准教授は、そのメカニズムについて、「抗体と結合したウイルスが、抗体の一部分を認識する受容体を介してマクロファージに感染する。すると、マクロファージは症状を悪化させる因子を過剰に放出し、結果的に症状が悪化してしまう。抗体の量が中途半端であると起こりやすいと考えられているが、どのような条件で起きるのかはよく分かっていない」と説明する。」とある。「抗体の量が中途半端であると起こりやすいと考えられている」と言うのだ。ワクチン接種をして、中途半端な抗体になった状態で感染が起きると、ADEが発生すると言うことになる。基礎疾患のない10代後半で死亡や30代・40代で重症化するのは、まさに現在、「抗体依存性感染増強(ADE)」が発生しているのだ。10代後半の男性もADEにより、サイトカインストームが発生し、DICに陥って死亡したと考えられる。ワクチンの接種回数が多くなるほどADEは発生しやすくなる。ブースター接種はやってはいけないのだ。まして小児への接種はやるべきではない。10代でもワクチン接種後に3人は亡くなっている。ワクチン接種はあくまで任意であり、任意であるだけに、それによる結果は全てまさに「自己責任」となり、国は原則責任を負わない。ワクチンを打つ側の医師や看護師は副反応などの有害事象の十分な説明をしなければ、医療法1条、予防接種法23条違反として、責任を問われる可能性がある。ワクチン企業は最初から免責されており、国も「任意接種」として実質、免責されている。
職場の窓から見えた午後の雪の降る景色