釜石の日々

松茸の価値

今朝はほんとうに久々の秋晴れ。風もそこそこで穏やかな秋日和。周囲の山の色付きも今月末頃が最高になるのかも知れない。昨日は約束通り朝7時集合で2班に分かれて松茸採りに出発。匠の方とその知人と3人で他班と分かれて車に乗る。山の中に入ってすばらしい渓流沿いを進み、普段は人の入らない道をさらに辿り、少し開けた平地で車を止め、いよいよ山登り。最初は渓流までの下りなのであまり辛くはなかったがその渓流を渡ってからの登りはもう道のない傾斜のきつい山肌をただ登る。ところどころに鹿の獣道がある。足下は小岩や枯れ葉で油断すると滑ってしまう。少し登ると息が切れて苦しくなる。こちらの息使いに気を使ってくれて休みを何度か入れてくれたがまさにこれが死ぬ思いというものかと思った。頭から血がスーッと引いて行き気が遠くなりそうで動悸は激しく、足は上がらない。こんなにも苦しい思いをして松茸を採らなきゃならないのか、松茸なんかどうでもいい、早く楽になりたいと思った。他の2人はまったく息切れ一つなく登って行く。この苦しさが松茸の値段だということが理解できた。しかしもう二度と松茸採りはしたくない。


自生している松茸


昨日の収穫 他班は収穫なしだった
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