釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

趣味の音楽や絵

2012-12-03 19:15:26 | 文化
今朝起きてすぐに愛染山を見ると雪を冠った山頂部だけに日が射していて、斜め上には下弦の月がまだ出ていた。今朝もかなり冷え込んだ。庭の水の溜まったところが凍っていて、霜も着いていた。内陸方向に向かうカラスたちが上空を飛び過ぎて行った。庭先を見ていると、今朝は最初にツグミがやって来て、その後雄のジョウビタキがやって来た。どうやらこのジョウビタキはこのあたりをテリトリーとしているようだ。青空が広がる昼休みに八幡神社へ出かけた。古木のモミジの紅葉が進み、今日はすばらしい色合いを見せてくれた。まだ中心部に緑が残るが、それも含めたグラデーションが見事だ。ほんとうに一人で見るのがもったいないぐらいの紅葉だ。匠の方は昨日このモミジをご夫婦で見に来られたそうだ。以前、是非一度見ておくようにお薦めしておいた。巨木なので枝の数がかなりあり、葉も密集しているため、紅葉のすばらしさを見るためには強い光が必要で、どうしても晴れた日でなければそのすばらしさを味合えない。古木の下から見上げるようにして、紅葉を見ていると、そのグラデーションの中に浸り切って、そのうちふらつきを感じてしまう。ほんとうにすばらしいモミジだ。夕方、4時頃には山影に日が沈み、西の空が薄らとオレンジ色に染まって、カラスがまた海岸方向へ帰って来た。 釜石には何人か陶器を作っておられる方がいて、先日、そのうちのお一人の方の作品を匠の方から頂いた。コーヒーカップと受け皿だが、その絵に感動した。フランスの画家ルオーを思わせる絵柄だった。そのことを匠の方にお話しすると、この作家は個人の家で細々と展示販売しているという。そのうちいつかその方の家にお誘いいただけることになった。その誘いの電話を昨日、匠の方がしてくれたのだが、ちょうど犬たちの囲いの掃除を外でやっていて電話に気付かなかった。普段からあまり携帯電話というのが好きでなく、家にいる時はテーブルの上に置いている。電話があったことに気付かないまま、午後の5時過ぎに娘からの電話があった時に、はじめて留守電があったことが分かった。結局、この日は作家の方のところへは行けなかった。娘は弟のステージでのソロ場面を撮った写真を、その後メールで送って来た。最近はジャズ調のゴスペルをソロでやるようになったらしい。米国人のゴスペル指導者からジャズの才能があると言われたらしい。家族の中では私が一番音痴で、歌も一番下手だ。娘も同じ指導者から日本人には珍しい純粋のアルトだと言われた、と言って来たが、そう言われてもあまりピント来ない。学生時代に同じ下宿に大学の男性合唱団に入っている人が5人中3人までいて、いつも奇妙な発声練習を聞かされていた。ある時、無理矢理一緒に歌を歌わされた。曲がりなりに、何とか歌うと、先輩から「お前はバスバリトンだから、ちょうどいい、是非、合唱団に入れ」と言われた。郷里の先輩でもあり、断るのに難渋したことを覚えている。そんなことがあったぐらいで、歌や音楽は家系的にも縁がない。芸術関係では親戚に60年代に活躍した著名なイラストレーターがいるぐらいだ。恐らく、娘や息子の歌の才能は家人の血筋を引いたものだろう。もっとも、歌で生活を立てようと考えるほどのものではないと思うが。歌はあくまで趣味の範囲だと考えている。趣味としてはとてもいいものだろう。歌が歌えたり、楽器を弾けたりするのが羨ましく思える。特に、楽器などは弾ければずいぶん楽しいだろうと思う。群馬の友人が是非にと頼んで一曲だけ「月光」をピアノで弾けるように教えてもらい、実際にそれを聴かせてもらったことがあるが、とても羨ましく思えた。リズム感もないので、たとえ教えられても、友人のようには弾くことが出来ない。素人の耳ではあるが、「月光」がとてもすばらしく聴こえた。陶器もやってみたいとは思うが、こちらは絵の才能がないため、今一つ踏み出せない。
八幡神社前のモミジの古木

たくさんの枝を出す古木

日射しを受けた紅葉

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