昨日は急遽、秋田県の角館の武家屋敷へ出かけた。桜がちょうど見頃で、とても綺麗だった。途中、岩手県から秋田県へ入ると、岩手県と違って、桜があちこちに見られ、それも大きな木が多く、枝垂れ桜も多い。桜の色もピンクの強いものが多い。南部藩と佐竹藩の気質の違いが出ているのだろうか。角館はさすがに観光地だけあって、この日も昼頃からは人出が多く、海外からのツアー客もたくさんいた。中には自転車で回っている海外の人たちもいた。この武家屋敷の景観はいつ見ても趣がある。近くには桧木内川堤(ひのきないがわつつみ)の桜並木もあり、北上展勝地よりも帰って並木が長いように見えた。角館から同じ仙北市の八津・鎌足(西木町)のかたくり群生の郷へも初めて行った。広大な敷地を回遊しながら見て歩くようになっていて、釜石の大天場山のカタクリよりも赤味が強い色合いだ。田沢湖へも立ち寄ってから盛岡経由で帰った。今日はよく晴れた良い天気で、北上市の農業学校の近くの「一本桜」を見るために出かけたが、まだ蕾であった。代わりに、金ヶ崎町の名木に指定されている千貫石枝垂れ桜を見ることが出来た。1951年に分校跡に植えられたもののようだ。金ヶ崎町のこの近辺を見ていると北海道の道東を思い出す。景観がどこか似ている。遠野の猿ケ石川に沿った桜並木ももう満開になって来ていた。早瀬川にもあまり知られていない桜並木があり、以前、娘とも行ったことがあった。気になって、そこへ行ってみると、やはりもう咲いていて、ちょうど馬たちの姿も見えた。人気のない、こうした桜並木の方が心行くまで満喫出来る。
角館の武家屋敷
広い田園の中に1軒の大きな茅葺屋根の農家があり、ちょうど桜も咲いていた
仙北市のかたくり群生の郷
金ヶ崎町の千貫石枝垂れ桜
遠野早瀬川の桜並木