ヒトラーの手口に学ぶ麻生発言に慄然 <`ヘ´>

7月29日夜の東京都内でのシンポジュウムで麻生副総理の発言を報道で知りました。
改憲の手法について「ある日きづいたらワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んだらどうかね」と、発言。

寅はこれを知って慄然としました。

世界の常識は、ヒトラー・ナチスを独裁者と呼びその亜流の出現さえ警戒しています。ユダヤ人大逆殺をはじめホロコースト（みな殺し）の蛮行は知らない人がいないと思います。第二次世界大戦を引き越した張本人であり戦争犯罪人であり民主主義の敵であり、世界の世論から最も忌避された、人です。


（註）　1）ナチスはナチの複数形です。ナチとは：第一次大戦後、ヒトラーを党首としてドイツに誕生した国家社会主義ドイツ労働者党・ファシズム政党のことです。
　2）ワイマール憲法とは：1919年、ワイマールにおいて国民議会が制定したドイツ共和国憲法の通称です。国民主権・議会制民主主義の採用のほか、はじめて社会権の保障について定め、20世紀民主主義憲法の先駆け・典型といわれます。
～（註）は三省堂スーパー大字林から～


こともあろうに麻生副総理は「あの手口に学んだらどうかね」と、言ってのけたのです。

ナチスに関わる部分は撤回したそうですが寅には不気味さがズシーンと残りました。

橋下大阪市長は、麻生発言を「ブラックジョーク」と言ったそうです。改憲をめざす橋下市長は、この程度の理解なのか、とあきれました。

改憲を企む安倍総理は「（麻生発言の）撤回、早い方がいい」と指示したそうです。まるで、本音を出されては困る、といわんばかりに見えます。

テレビ・新聞・ラジオから情報を得て、寅は主権者の一人として発言しなければ、と強く思いました。

ドイツにナチス憲法は存在しなかったし、このように時代認識が曖昧なまま、いつか来た道に後もどりしようとする自民党の改憲の動きには反対せざるを得ません。

選挙でナチスが国会で多数を得て国会ジャックに成功するとナチス・ヒトラーに全権を委任する法律をつくりました。
こうして文字通り独裁者となったヒトラーはワイマール憲法を超越して狂気の道を暴走しました。

ドイツは、ヒトラーの時代を腹の底から後悔しています。ヒトラーの時代を世界にたいして恥としています。麻生発言はドイツ国民を侮辱したものとして、寅は受け止めています。
安倍首相は、麻生副総理を罷免して、まずドイツ国民に謝罪すべきです。日本国民に謝罪すべきことは言うまでもありません。

　　　　　　　　　　　～寅～