政権の批判を、有権者のひとりとして義務と考える寅です。戦争できる国づくりする勢力には断固として反対です。

気の向くままに時々ほえます。
       
          ~寅~

年の瀬にウーン

2007-12-31 02:30:00 | インポート
 その1
 薬害肝炎被害者の一律救済が立法化されることについて、職場の昼休みに同僚Aから「救済に税金を使うのは変じゃないか」との声がだされました。
 Aの考えは、国には金がない、だから一部の人のために金を使うべきでない、というものです。

 テレビをとめて、ワイワイガヤガヤおしゃべりがはじまりました。

 Aも納得したようなので、みんながそうだよなぁ、となった話は次のようです。

 交通事故でも加害者は被害者に損害賠償しなければならないし、刑事責任をとわれる。人身事故では、場合によっては刑務所に入らなければならない。

 薬害肝炎問題は、加害者は国で、被害者は患者である。患者のなかには死者もでている。

 国が加害者ということは、納税者・有権者が加害者ということになる。極論かもしれないが・・・。だから税金で補償するのは当然である。

 その2
 灯油が1ℓ当たり96円です。値上げ傾向は続いております。
 マスコミ報道、近所でだされる話、職場での話は、灯油ドロボーがおきている、灯油を使わないようにするため大型スーパーのシャトル便で店に行き一日過ごす、近所の知り合いを訪ね一日過ごす、地下街でぶらぶらする。
 大型スーパーやデパートの食品売り場でぶらぶらついでに味見しながら腹ごしらえする。
 なかには、2度~3度と遊びにこられた主婦が、自宅に施錠して大型スーパーに逃げ込む、という殺伐たる光景が生まれています。

 灯油の救済措置も一部とられはじめていますが、それだけではダメです。
 96円の半額にすべきです。
 
 道民の収入は、横ばいか減少しています。
 血税を使って、わざわざインド洋へ出向き、世界一の大金持ちのアメリカにタダで油をくれてやることはない。
 海上自衛隊は、インド洋で給油を必要とする国に、運搬費、自衛隊の人件費等も含め時価相当額で油を売ってやって欲しい。
 そうすれば、灯油を半額にする道は開けてきます。 
 
 庶民の灯油事情はあまりにひどすぎます。

 その3
 宮崎県知事が青少年の非行や犯罪防止のため徴兵制が必要と発言したそうですが、なにを血迷っているのでしょうか。
 徴兵制をしいているアメリカで、世界を驚かす青少年の凶悪事件が勃発している事実を知らないのでしょうか。
 テレビにですぎて、有名人になりすぎるとこういう発言をしたくなるものなのでししょうか。 
 

 道 (み ち)

2007-12-27 23:16:00 | インポート
 国が承認・許可した薬でC型肝炎患者となった原告が大阪高裁の和解案に納得せず政府を追い詰め、ついに国会(立法府)で法律をつくることになりました。

 原告は、「薬害被害者の全員を一律救済せよ」の要求をつらぬき通しています。
 和解案の主とした内容は、被告・政府が原告を救済するものでしたが、原告はこれをはねかえしました。

 「国権の最高機関は国会である」
 その国会で、司法の限界を乗り越え、政府の謝罪と再発防止、全員一律救済の法律をつくることは、当然すぎるほど当然のことです。法律ができて、原告の要求がほぼ認められたとしても、精神的な苦痛から解放されることは、無いでしょう。
 こういう薬害は絶対にあってはならないことだと思います。

 スイスの教育者ヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチ(1746~1827)は、教育理念として「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」を説き、教育実践にいかした、といわれます。

 フランスの詩人ルイ・アラゴン(1897~1982)は、「教育とは希望・未来について話し合うこと」といっています。

 薬害C型肝炎の原告は、ペスタロッチやアラゴンの考えの体現者のようにもみえます。要求がものがたっています。
 「全員一律救済」「再発防止」
 原告のみなさんは、人としての道を胸をはって前進しています。そのすがたに頭がさがります。応援しています。がんばってください。

 なぞ! なぞ!

2007-12-14 21:34:00 | インポート
 活火山とかけて
 クシャミとガスと解く
 その心は
 上からも下からも
 噴出します

 先日、仕事帰りのJR列車の中のことでした。
 となりの座席に女性がいました。あとからわかりましたが、二十歳の学生です。
 次の駅を通過した頃、女子学生がクシャミをしました。そのとき、トロンボーンの低音のような音がして、シートをつたわって大きな振動がしました。

 ぼくは、やったな! と思いました。

 まわり聞こえるような声で、ぼくはいいました。「人畜無害です。乾いた音で醗酵音でにおいがしません。
 湿り気をおびた腐敗音だと、下着を汚したり、きつい匂いがしたりします。
 調子のいいときはハトポッポのリズムを刻んだこともありました。
 ハッハッハッ・・・」
 
 ぼくが話し終わらないうちに、女子学生はクシャミとトロンボーンの朝顔から低音を連発しました。
 
 ぼくが「こんどドングリコロコロのコラボレーションしましょう」というと、女子学生は「さんせい!!」と、健康的な声を張り上げました。
 それから、意気投合したのは無論のことです。

 サスペンス・ドラマ2本

2007-12-12 16:56:00 | インポート
 休みです。テレビ・ドラマ2本録画で観ました。くつろぎました。

 「半落ち」は、べテラン刑事の夫婦愛と骨髄移植による人助けの物語でした。人間として、男としていき方を問われるもので
切ない内容でした。

 「夜の終る時」は、「優秀な刑事」が影でワイロを受け、発覚しそうになると殺してしまうが、最後は同僚刑事に逮捕されます。悪徳刑事と犯人の妻との愛のかたちがあわれでした。

 「半落ち」は愛するが故に妻を殺した刑事のいのちが、骨髄移植の青年に引き継がれていきます。ここに救い(未来)があって切ないながらもホットするものがありました。

 「夜の終る時」は、スリルとサスペンスがあって面白かった、と思います。