政権の批判を、有権者のひとりとして義務と考える寅です。戦争できる国づくりする勢力には断固として反対です。

気の向くままに時々ほえます。
       
          ~寅~

小選挙区制度はただちに廃止しなければなりません。

2012-12-29 11:53:00 | 政治

 1216日の投開票された衆院選で自民党・公明党は、480議席のうち325議席を獲得しました。そして27日に自公政権が出来上がり安部内閣が誕生しました。

 
 小選挙区でみると自民党は
43%の得票率で定数30079%になる237議席を得ました。寅の計算では、自民党は小選挙区制度の名のもとに237議席のうち108議席を掠めとったことになります。むろん、この108議席は自民党以外の複数政党のものです。まるで、他党の議席まで独り占めしたようなもんです。

  

 325議席から108議席を引くと217議席未満で過半数に届きません。

 

 民意を切り捨てるばかりか、他党の議席まで独り占めにしてしまう小選挙区制をただちに廃止しなければなりません。

  

 全国を一つの選挙区にして民意を反映するようにすることが緊急に求められています。

 

 計算は簡単です。各党の議席を得票率の高い順に定数にかけて議席を配分し定数に到達した段階で打ち切ります。

 参考までに1216日の総選挙の比例の得票率で議席を配分してみました。

自民党  定数480×得票率0.276133議席 (294)

日本維新の会 480×    0.204 98    (54)

民主党    480×    0.16  77    (57)

公明党    480×    0.118 57    (31)

みんなの党  480×    0.087 42    (18)

共産党    480×    0.061 29      (8)

日本未来の党 480×    0.057 27      (9)

社民党    480×    0.024 12      (2)

新党大地   480×    0.006= 3     (1)

国民新    480×    0.001= 1     (1)

新党改革   480×    0.002= 1     (0)

諸派・無所属                 (5)

合計               480議席  (480)

 (注)得票率は1218日の朝日新聞の朝刊を参考にしました。議席数は少数点以下を四捨五入しました。カッコ内は現行の選挙制度の獲得議席数です。

 

 このように憲法で保障された「法のもとの平等」は、完全に無視されています。憲法違反とも言える小選挙区制のもとでは、不平等どころか「膨大な格差」を生み出しています。

 

 有権者にとっては、国会議員の選出に百害あって一利なしの小選挙区制度をただちに廃止すべきです。

         ~寅~


総選挙の結果に思うこと。

2012-12-23 16:53:21 | 政治

 自民公明が圧勝した、とマスメディアは報道しました。

 投票率は59%でした。投票に行かなかった有権者は41%いました。

 自民党の得票数は比例区で1662万票(前回1881万票)、前回に比べ219万票の減です。

 小選挙区でも自民党は前回に比べ166万票を減らしました。

 自民党は比例区で57議席(前回55議席)、小選挙区で237議席(前回64議席)

 

 公明党の得票数は比例区で711万票(前回805万票)、前回に比べ94万票の減です。

 小選挙区の得票は89万票(前回78万票)で11万票の増です。

 公明党は比例区で22議席(前回21議席)、小選挙区で9議席(前回0議席)です。

 自民・公明の議席は325になり、国会の2/3以上の議席を獲得しました。独裁政治を強行できる勢力です。

 自民党は、小選挙区の得票率は43%、議席数は小選挙区定数300の内237ですから79%の議席占有率になります。得票率43%なら議席も43%でなければなりません。これが普通の人が考える常識です。定数30043%は129議席になります。小選挙区制度によって自民党は108議席を掠め取ったことになります。この108議席は、自民党以外の政党のものです。小選挙区制度は一刻も早く廃止すべき制度です。有権者の意思を切り捨てるムチャクチャな小選挙区制度を廃止して全国を一つの比例選挙にすれば、有権者の意思は正しく国会に反映されることになります。

 マスメディアは、こんなカラクリに目をつぶり、自民・公明が圧勝したなどと報道しています。

 ちなみに、全有権者の41%がキケンしました。政治不信からです。民主党までの歴代政権党が政治不信を増幅してきました。

投票率は59%です。比例区でみると自民党の得票率は28%です。これを全有権者比にすると17%です。

 全有権者のわずか17%の意思で、自民党政治が実行されることになります。異常どころか恐怖さえ感じます。

 自民党のサポート役の公明党とダンゴになって暗黒の独裁政治の方向へばく進しないために国民の監視と権力批判を強めなければ]ならないと痛感します。

~寅~


原発再稼動と人命をテンビンにかける考えは邪道です。      <`ヘ´>

2012-12-14 01:16:24 | 時局問題

 マスメディアは、原発をゼロにすれば電気料金の値上げはやむを得ない、だから原発再稼動は必要だといいます。

 20121213日(木)15:12の時事通信のネット記事は、電気料金の値上げはやむを得ない、とのキャンペーンを張っています。

 橘川武郎一橋大大学院教授は、「期限を定めて原発ゼロと言う政党は当てにならない」と批判する。太陽光などの再生可能エネルギーは利用拡大の前提となる技術革新の不確実性が高く、原発の穴を埋める時期を現時点で見通せないためで、「再生エネの普及に合わせて原発を減らす道が現実的だ」と語る。(ネット記事から原文引用)

 (原発再稼動しなければ)経済界が困る、とか、(原発再稼動に反対なら)橘川教授の電気料金の抑制策と二酸化炭素(CO2)の排出増加への対応策を示せ、との主張を報道しています。

 寅は、電気料金の抑制策やCO2の増加の対応策がなければ、原発の再稼動はやむをえないのか? と言う疑問を持っています。同教授の主張は、共産党の即時原発ゼロを否定し、自民党はじめ期限付き脱原発の政党の考えを擁護しているようです。

 電力会社は独占企業でありマンモス企業です。同時に公益事業者です。電力の安定供給は法律で義務づけられています。しかも自然災害による停電に対して消費者の損害賠償を禁止しています。

 電力は発生と同時に消費される性質をもっています。つまり発生=必ず売れる、というものです。そのため、電力会社は莫大な利益を上げてきました。法律の厚い庇護のもとにです。

 しかし、原発事故の被害にたいしては、損害賠償は堂々としなければなりません。放射能汚染の被害は、自然災害による停電とは異質なものです。命の危険、営農・営業を不可能とし、住むところを追われる事態は、人々から生存権を奪うものです。

 原発の再稼動は、福島第一原発事故を全国に拡散する考えです。

 原発は即ゼロにしなければなりません。大飯原発の再稼動を直ぐに停止し、大間原発の建設を即時中止しなければなりません。

 電気料金の値上げと原発再稼動をテンビンにかける主張は、金と人命をテンビンにかけることと同じなのです。

 電気料金の値上げについては、現行の政府承認ではなく、国会の承認事項にすべきものと寅は考えます。金と人命をテンビンにかける議論は、邪道です。

~寅~




即時原発ゼロこそ確かな命の安全保障です。    \(^o^)/

2012-12-07 18:57:06 | 時局問題

 即時 原発ゼロこそ確かな命の安全保障です。

 

 即時 原発ゼロ、元祖原発ゼロ、原発ゼロ、脱原発、卒原発と原発のゼロか存続かが大争点になっています。

 世界でチェルノブイリ、スリーマイル、そして福島で原発事故が勃発しました。そのどれもが予知予測の範囲を超えた大事故でした。人類の能力と技術は、核エネルギーを完全に制御するまでに到達していません。しかも原発の核廃棄物処理には莫大な費用がかります。が、核廃棄物処理場の建設のメドさえたっていないのです。

 原発事故は、いつ勃発するのか予測のできないものです。これが科学の到達点です。

 それなのに、元祖原発ゼロの主張の中身は2020年までに原発運転を停止するものですが、これは、2020年までは「原発は安全」だ、と安全宣言しているようなものです。しかし、その根拠は示されていません。卒原発も元祖原発ゼロと同じです。

 脱原発は2030年台までに稼動ゼロにする、というものです。これも2030年台ということは2040年までは・・・になります。

 原発推進勢力は将来ゼロになることは望ましい、いま結論をだすことは早計だと言っています。

 つまり即時原発ゼロ以外の主張は、表現はいろいろですが原発依存の姿勢です。

 即時原発ゼロの実施こそ命を守る確かな安全保障です。

 寅はそのように考えています。

       

       ・・・・・・・・・・・・

 

 昨日(6日)予約通院でした。また奇跡が起きました。がもう二度目なら奇跡とは言わないでしょう。視力の検査結果を主治医は教えてくれませんでした。もう少し経過を見たいということでしょうか。

 寅はケ・セラ・セラです。(^0_0^)

          

        ・・・・・・・・・・・・・

 

 スパム対策として、書き込みされたコメントを公開前に寅が読んでスパムは非公開、そうでないものは公開するようにしました。これでリスナーさんは安心して記事を読みコメントの書き込みができます。 (^_-)-☆

           ~寅~


心から日本共産党を推せんします \(^o^)/

2012-12-03 10:41:43 | 政治

 今日の札幌は銀世界一色です。寒い日が続いています。快晴です。今年も師走に入りました。今月もよろしくお願いします。

 総選挙戦が始まっています。
 前回の総選挙で有権者は自公政権の悪政にガマンも限界にきていました。小沢一郎ひきいる民主党が「国民の生活が第一」のスローガンを掲げ、民主党が政権を握りました。
 
その民主党が有権者の期待を裏切り、自民党顔負けの悪政を強行し、ついに国会解散総選挙へ突入となりました。

       
野田首相 ますますウソが 上手くなる


 民主党は、自民党・公明党と談合して消費税増税を強行しました。これは悪政の象徴とも言えるものでした。

 三党合意! すなわち悪党三兄弟の揃い踏みの醜い姿を国民は見せつけられました。
 
野田の悪党ぶりは “狡猾” を通りこして天才的です。

 3年前の総選挙で争点にもならなかった消費税増税を抜き打ち的に“悪党三兄弟”で決めてしまいました。
 自公政権は国の借金を
800兆円まで膨張させました。これを民主党政権は1000兆円までに増加させました。
 
TPPについて当初の慎重な態度を一変させて参加の方針を打ち出しました。
 危険な米軍機オスプレイの沖縄配備をきめました。
 
2030年台に原発を廃止する、と公言しながら大飯原発を再稼動し、大間原発建設の再開を実施しました。
 いつも悪政を強行するとき「社会保障の一体改革」を抱き合わせでもちだすのが常套手段です。

 3年前の総選挙で企業・団体の政治献金禁止をマニフェストに盛り込み、選挙後にいとも簡単にこれを棚上げして、企業・団体の政治献金を受け取ると宣言し、大企業・連合系の労組から政治献金を受け取ってきました。それが4日公示の総選挙では、また企業・団体の政治献金をマニフェストに掲げました。恥ずかしくないのか!有権者をおちょくるな! と抗議したい。いっそのこと企業・団体の政治献金は、民主党は受け取るが他党は禁止する、としたほうがわかりやすのではないか。

 

 安部自民党総裁は、憲法改悪、国防軍をもっていつでも戦争のできる日本をつくると息込んでいます。


       安部総裁 極右進路を 競い合い


 極右の石原と橋下が合体して日本維新の会を立ち上げ、突然、日本未来の党が出現しました。

 これらを第三極としてマスメデイアが持ち上げています。

       
ヒトラーの 維新維新と 亡霊が

 
 まぁ、あきれて顎がはずれそうです。雨後のタケノコのように小党が乱立し、しかもその間をうろうろして渡り鳥のように行ったり来たり、政治家としての理想もない政治屋がシャベリだけは一人前の顔をしているのですから“情けない”のひと言です。

       渡り鳥か 尻軽候補が エサ探し

 
 マスメディアもひどい!
 前回の総選挙では二大政党制を煽り、今回は第三極を浮上させ民主も自民もダメなら日本維新か日本未来の党へ、と一大キャンペーンを張っています。

 もう一つ気に喰わないのは選挙を“総理を選ぶ選挙”だと位置づけ有権者を誘導していることです。 これは、巧妙な選挙妨害だと寅は思っています。

 政党または候補者が考えや政治の目的や政策を訴えるのは自由です。本来、マスメディアはそれらの発表の機会を公平・中立の立場で平等に提供しなければなりません。

 野田が一番、安部が二番、三番が橋下・石原、四番が嘉田です。90年の歴史を持つ共産党の党首は、例えば11党が勢揃いするときにチャンスが与えられています。

 政党は民主、自民がダントツで次が日本維新の会、日本未来の党に機会が与えられています。

 マスメデイアの偏重ぶりは、このように極端です。これでは不公平選挙を推進しているようなものです。

 内閣総理大臣は有権者の選挙で選出されません。当選した国会議員によって国会で選出されます。こんな自明のことをマスメデイアが百も承知の上で有権者の投票行動に干渉し、妨害しているようにみえます。

 一例をあげます。1130日(金)の日本記者クラブの党首討論が行われました。

 一部ニ部に別れ2時間番組でした。ニ部は記者が各党首に質問し党首がそれに応えるものです。観た人は気づきませんでしたか。殆ど野田か安部に発言の時間が与えられ、石原、嘉田が少し発言時間があって、その他の党首に発言の機会はなかったくらいです。

 質問者の橋本某(読売)は、偏重した運営を“当然”だと開き直った発言をしていました。


       マスメディア 民主自民の 飼い犬か

 

 寅は日本共産党を支持します。このブログを読んだ人に日本共産党を推せんします。

 日本共産党は90年の歴史をもっています。戦前はあの侵略戦争に命をかけて反対し、少なくない党員が逮捕投獄され、拷問され、虐殺されました。

 戦後は民主主義革命の旗を掲げ庶民・勤労者・農漁民・中小業者の命と暮らし経営を、なによりも平和を守るために奮闘してきました。綱領には庶民・勤労者、国民各層の願いと国民の良心が凝縮されています。そして、未来のビジョンが示され輝いています。

 寅は、苦難と風雪に耐え90年の歴史を持つ日本共産党が存在してくれることをありがたく思っています。このブログを読んでくれたみなさんに心から日本共産党を推せんします。

(文中:敬称を略しました)

          ~寅~