政権の批判を、有権者のひとりとして義務と考える寅です。戦争できる国づくりする勢力には断固として反対です。

気の向くままに時々ほえます。
       
          ~寅~

自民党の暴走を許せない

2013-05-05 19:35:13 | 政治

安倍政権の暴走は、目に余るし傍観者でいるわけにいきません。

昨年の総選挙は投票率59%でした。

比例区の得票率を総
有権者比にしてみれば自民党の得票率は16.284%、公明党の得票率は6.962%です。自民党・公明党の総有権者に対する得票率は23.246%です。この低支持を得た自公が政権を握る現象は、異常以外のなにものでもありません。
つまり、自公政権は総有権者の2割強の支持しか得ていないのです。
確かに議席数でみると自民党・公明党は圧勝です。非民主的な選挙制度がこんな結果をつくりました。現行の選挙制度がいかにデタラメで民意をバッサリ切り捨てるものであるか!

ところが、安部首相は憲法改定に執念を燃やしています。安部首相に憲法を云々する資格はありません。先ず、選挙制度を民主化して有権者の意思が国会に100%近く反映されるようにしてから、堂々と憲法議論をはじめるべきでしょう。

安倍首相は原発輸出にあたって、世界で経験したことがない3・11の大事故を経験したからこそ安全な原発を輸出できる! と胸を張っています。とんでもない暴論です。
東京電力福島第一原発の事故は、アメリカの後押しと原発企業・電力会社、自民党、マスメディアの安全神話によって建設・稼動してきました。大事故の勃発により安全神話はウソだったことが白日の下にさらされました。
今なお、原因が解明されず、冷却水の漏れは続き、核廃棄物の処理さえメドがたっていません。原発事故の収束もできていません。
それなのになぜ「安全」と言えるのでしょうか!

TPP参加交渉が着実に進んでいます。自民党の多くの議員が「TPP反対」を叫んで当選したはずです。安倍首相はそんなことは歯牙にもかけないでばく進しています。
「TPP反対」を叫んだ議員は、はなから有権者をだまして票を集めるつもりだったのか?

来年、再来年と二年続きの消費税増税です。自公民の談合によってきめられました。
その上、政府・日銀の2%物価値上げ政策です。
消費税増税前、物価2%値上げ前なのに庶民は、物価高で悲鳴をあげています。

政府が4月28日に主権回復記念日と称する行事は、時代錯誤も甚だしい。戦後が終っていないのは沖縄だけでありません。国内の米軍基地がいくつありますか? アメリカの日本に押し付ける負担は、金額にして土地の面積にして膨大なのです。
主権は完全に回復していません。

靖国神社に閣僚が挙って参拝、安倍首相も供物を添えました。中国、韓国から批判だけでなく韓国は外相の訪日を中止しました。
安倍首相は「内政干渉」だと一蹴しました。
安倍首相の時代錯誤の認識ぶりが露呈しました。
侵略戦争を起こしたのは明確に日本です。日本のなかで侵略戦争を起こした権力者と御前会議の軍人がいました。
その犠牲になったのが310万人の同胞とアジア2000万人です。
中国や韓国から宣戦布告され、日本に対する侵略戦争がしかけられ、同胞が殺され、国土を荒らされたのではありません。
靖国神社は、日本の侵略戦争の精神的な旗振りをしたし、戦争犯罪人をまつっているのです。

安倍首相と自民党、憲法を改定して戦争できる日本をめざす勢力は、夢見る好戦者だと思います。夢よもう一度を願っているやからと思っています。キケンな動きだと、痛感します。

ノド元すぎれば熱さを忘れる、という諺があります。

自民党は、3・11の原発事故、戦前の侵略戦争を原発輸出と憲法改悪、靖国参拝によって、諺を現実に近づけとしています。

熱ものに
懲りてなますを吹く
石橋をたたいてわたる

命と安全を守るために、この諺こそ大切にしたいものです。

自民党は、命と安全、暮らしを壊して、一部の奉仕者になるため暴走をはじめています。
近づく夏の参院選では、この暴走にストップをかけようではありませんか!

          ~寅~