62年目の終戦の日に思う

　先の大戦で犠牲になった人、日本人310万人アジアで2000万人と言われています。
　
　これだけの人命を犠牲にした首謀者は誰か！　首謀者のグループは誰、誰なのか！
いまだに、明らかにされていないと思います。
　庶民の世界では、人一人殺しても大罪なのに、肝心なところにメスが入っていません。

　「靖国参拝」が終戦の日に、またも議員バッチをつけた連中によっておこなわれました。「Ａ級戦犯」が合祀されていることが歴然としている「靖国」にです。
　
　終戦にあたってアメリカによる軍事裁判で戦犯として裁かれたのが不満のグループが存在します。「靖国参拝」はその象徴ともいえるでしょう。
　
　いまからでも遅くはありません。大戦の首謀者とそのグループを白日のもとにさらし、独立国・日本の責任で裁いてほしい。
　日本に対するアメリカの原爆投下、この人類史上最大の蛮行を裁いて欲しい。

　首謀者とそのグループに対して、私は叫びたい！！！　戦争で殺された人々の命をかえせ！！！

中年以上の男性に朗報？

　講談社刊・阿部牧郎著「回春屋直右衛門　　秘薬絶頂丸」を読みました。
　江戸時代の庶民の世界を舞台に、性のおおらかさを、えがいています。
　現代のバイアグラに相当する薬を開発し多くのおとこの悩み解消に役立てようと、研究する薬屋の物語です。
　新薬の開発に成功するばかりか、ふるさとの貧乏村にうるおいをあたえることにも成功します。
　つまり、新薬の原料ガマガエルの捕獲保存と工房をふるさとにつくります。
　楽しいおとなの本です。

平和を願って

　出勤して、２Ｆ～３Ｆの階段を上がっているとき、ＡＭ８：１５でした。
　立ち止まり、原爆投下のアメリカに「バカヤロウー」と胸のうちで叫び、頭をたれ犠牲者に哀悼の意をささげ、永遠の平和を願って１分間の黙祷しました。
　
　原爆犠牲者は、戦争を仕掛けた日本のトップグループと、戦争を仕掛けられたアメリカのトップグループによって家畜以下の状態で無残にも殺されてしまいました。
　絶対に赦すことは出来ません。

　国内では餓死者までだしているのに、イラクから、アフガンから喜ばれているからと、庶民の血税をバラマキ、無駄遣いしています。

　国際貢献をいうなら、軍事面ではなく、平和的な貢献で、いくらでもできます。軸足を庶民の世界に置くべきです。

数学の魅力

　新潮社刊・小川洋子著「博士の愛した数式」を読んで、～～～。

　博士が家政婦に、220の約数の和は284、284の約数の和は220、友愛数だ。・・・美しいと思わないかい？　と問いかけます。

　シングルマザーと息子、交通事故で記憶が80分しか持たない博士との物語です。

　家政婦が博士と出会うところから物語は展開していきます。

　数学が美しいもの、素晴しいもの、魅力あるものとして描写され、そこに難しさを感じないで、読み進むことができる、作家の表現力にも舌をまきます。

　家政婦の息子をルートと呼び、ルートをいつくしみ、大切にし、子供は愛情いっぱいに育てなければならない、と訴えているようです。

　読み終わって、清清しさが残る一品だと思いました。

　蛇足ですが、映画では息子が教壇に立ち数学の魅力ある授業を、博士から得た力によって発揮しているのが印象的でした。

オニギリを食いたい

　5号台風の直撃を受けた、被害者のみなさんへ、お見舞い申し上げます。

　さて、北九州市で生活保護を打ち切られ餓死した52歳の男性の日記を、報道から知ることができました。
　「午前二時　腹減った　オニギリ腹いっぱい食いたい。体重も六十八㌔から五十四㌔まで減った・・・」（五月二十五日）
　「午前三時　人間食ってなくてももう十日いきてます　米食いたい　オニギリ食いたい」（五月二十六日）
　「午前三時　腹減った　オニギリ食いたーい　二十五日　米食っていない」（六月五日）
　日記のこの先きの続きは無いとのことです。

　「北九州市での餓死事件は、行政による殺人事件に近い」と宇都宮健児弁護士は、7月末に厚生労働省へ公開質問状をだし、記者会見で、こう発言しました。

　庶民の命や暮らしを軽視、無視はもとより、救いを求める庶民の命をも奪うとは！　
　「選良」の議員バッジのみなさん
　庶民の目線で議論はできませんか
　米のめしをくえない庶民を一人も
　ださない　　餓死者をだすことは
　政治の恥と考えることはできませんか