「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

地山圧力への対応は! 水源の攪乱と枯渇は孫子の代まで続く!

2013年04月25日 06時57分56秒 | 日記
 今日も松島さんの論文の続きです。特徴的な部分を抜粋してみます。 「中央道恵那山トンネル」掘削時に「熱水変質帯」の影響で<盤ぶくれ>(岩盤膨れ:じわじわとトンネルが潰れる現)が発生し、トンネルガ完全に潰されたことがありました。
 長野県大鹿村「釜沢」と山梨県「新倉」間をトンネルで抜いた場合の排土は東京ドーム1.5倍以上に相当します。河川沿いに土砂を積み上げたり、沢を埋めたりすると、「土石流予備軍」となり、残土問題は遠い将来まで引きづります
 深刻な地下水の攪乱と枯渇が子々孫々まで負の遺産として残ります。近傍の集落はもとより、遠方の集落まで水が枯れるという死活問題が起きるでしょう。地下水異変に対する対策は確立していないのが現状です
 将来にわたる水の重金属汚染があります。南アルプス地域の場合残土からヒ素の発生が心配です。大鹿村釜沢地区には小日影鉱山があって鉱害が発生しています。
 中山間地から盆地部では、人間生活に欠かせない灌漑用水・上水道・生活用水など見えない形で長く人の生活や健康に影響を与えます。トンネルから流出する地下水には重金属などが含まれてしまう可能性があります。それらは岩石中から溶出してきます。
 昭和36年の大水害では、天龍川筋で泥流の海が出現し、扇状地や段丘上では土石流におそわれ、丘陵部や山地では斜面崩壊が一面に発生し、それによる死者は136人にのぼりました。
 論文と資料を2頁づつ貼り付けます。

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