【世界を見ると、アメリカの大統領・トラ男の関税攻撃】
このブログだから、生徒の皆さんに役立つことを。
「重要だから、暗記しなさい!」
「これ、試験に出るよ。絶対に出るからな」
「試験が終わったら忘れてもいいから、とにかく暗記しなさい」
というのは、うちの塾では、ありません。そんな小ワザ、裏ワザ、裏街道のような勉強は面白くない。勉強というのはスポーツと同じで…私は「勉強は机の上でやるスポーツですよ」と言っております。
で、ちゃんと基礎基本から確実に。
富士山のように、すそ野を広げて大きく、高く、美しく♪
では、すそ野ですよ。
教科書に関税が出てくるのは、日米修好通商条約のページ。
井伊直弼(彦江藩の御殿様で、江戸幕府の大老。彦根東高校を目指している生徒は、気合を!)、領事裁判権(治外法権)、関税自主権、不平等条約。
そして安政の大獄から桜田門外の変へと、疾風怒濤、激動の幕末。
そうしてみると、関税は日本の歴史をガツンとなぐったハンマーの一つでした。
小村寿太郎。関税自主権を獲得した偉大な外交官です。
九州の宮崎県、飫肥(おび)の人。この小藩の若者たちは、西郷隆盛の西南戦争に参加してしまったから、少ない生き残りの青年だったとか。
私、飫肥の城下町、小村寿太郎の生家のあたりへ行ったことがあります。静かな城下町でした。
小村寿太郎は、日露戦争の講和のためにアメリカへ。
華やかな見送りの人たちを見て、
「しかし、条約を結んで帰って来る時は、激しく非難されるだろう」
と言ったとか。
ロシアとの講和条約が甘くないことを知っていたのですね。
「戦争に勝ったのに、賠償金が取れなかった。どういうことだ!」
と、怒り狂った民衆が暴動を起こした日比谷焼き討ち事件が教科書に出てきます。ポーツマス条約のページにありますよ。
うむむ。アメリカへ交渉に行った赤沢大臣、頑張ってくださいよ。
関税をかけて無理矢理に輸入をおさえこんでも、アメリカには昔のような元気で勤勉な労働者はいないじゃないか。
と、誰かハッキリ言ってくれませんか。
ゴールデン・ウイーク。
じゃあ、今日も朝から自転車で、と思ったのに、雨の音。
じゃあ読書の日にしましょうか。
写真のはじめの紫色の花、わかりますか。
たぶんわからんだろうと。田舎者で雑草に詳しい私も、一つは…?
どちらも道ばたの草ですが、なんと蘭(ラン)です。
蘭といえば値段の高い贈答品にもなっている豪華な花。
それが、道ばた、あぜ道に咲き誇っています。
名前は、はい、書きませーん。
自転車は、アラヤのツバメ号。
明日は走りますよ。ツバメのように、水田の中の野良道をスイスイと。
おにぎりとお茶を持って、さて琵琶湖方面に行くか、山の方へ行くか。
ワクワクのゴールデン・ウイークです。
*お待たせしました。
はじめの花は、トキワハゼ。あとの方は細身で背が高いマツバウンラン。あぜ道も花ざかりです♪