甲子園の高校野球が進む。
というものの、この春は、私、あんまり気合が…。
地元の滋賀県、故郷の岡山県など応援しようかという高校が消えてしまったのです。
お!
それでも石川県の星稜高校が勝ち上がっています。
星稜高校は金沢市。河合塾マナビス金沢東校の近くです。井上先生の話では、星稜高校の生徒も勉強に来て…。
ここは地震とは切り離して、金沢の野球の青春を応援します。
私の世代では、星稜高校といえば対戦相手は和歌山県の箕島高校をお願いしたい。延長の熱戦。
それは無理か。箕島高校、名門なのになかなか出てきませんね。
次は星稜の松井選手か。明徳義塾との対戦でしたか。
いずれも昔の…いや、私、そんな年齢じゃないですよ、念のため。
ここで考察を。
野球部の長髪は、関が原よりも東に多いのじゃないでしょうか。西日本はおおむねクリクリ坊主頭。そんな気がします。
次に、校歌。
校歌は七五調、五七調であるべきです。
(例1)まだ上げ染めし、前髪の、
リンゴのもとに 見えしとき
前にさしたる 花ぐしの
花ある君と 思ひけり。 *島崎藤村 初恋
校歌じゃないですけど。このリズムが美しい。
(例2)雲はわき 光あふれて
天高く 純白の球きょうぞ飛ぶ *ああ栄冠は君に輝く。
次は勇壮ですよ。
(例3)
嗚呼英傑が夢の跡 歴史は遠く三百年
金亀城頭 我立ちて 尚武の風に 嘯けば *うそぶけば
花橘の香に匂ふ 健児の意気は天を衝く
氷刀腰に夜泣いて たぎる正義の血潮あり
*これは彦根東高校の応援歌。
まさに正調。とどろく井伊の赤備え軍団の武勇。
騎馬軍団の蹄の音が響いてきそうです。
また甲子園に響きますよ。
たまたま昨日、教室に来ていた彦根東高校の生徒と話したので。
これが、ポップのような軽い感じの歌になっているものもあります。
「勝ちました〇〇高校の栄誉を称え~」
というアナウンスで、校歌が流れる。わわっ。現代の軽やかな…。
そして脱帽したら長髪、大学生のような選手たち。
うむむ。
そんなところで世相に媚びるな。流されるな。
どうも関が原よりも東、東軍方面が新しい方向に行ってしまうのではないか。関が原よりも西はクリクリ坊主頭と五七調の校歌で伝統を固守する。そういう構図がある…かなあ。
数えてないですからデータが…根拠が…すみません。個人の感想です。
ブツクサ言いながらも、甲子園はいいですね。現代日本の正しい&美しい青春の絵巻物。現代の蒙古襲来絵詞、現代の洛中洛外図屏風です。
頑張れ、高校球児たち。
そして、高校球児に引っ張られて、高校生たちよ、頑張りなさい。
では締めくくりに、今回の甲子園の優勝校を予測しましょう。
あ。
あんまり強豪校、野球有名校はもういいと思います。
じゃあ、石川県金沢市の星稜高校で。
井上先生、一緒に星稜高校を応援しましょう。
しかし、星稜は私の勝手な基準では強豪校、野球名門校ですけど、まあそこはエイヤッ!と井上先生と。
写真は、春を走るおうみ進学プラザ。
クラシックな気合の授業と、最先端AI教育システム『atama+』が春の協奏曲を。
個別指導と河合塾マナビスでは、高校生たちが机の上の甲子園です。