





















冬の読書、硬派の部。
「ソウル発 日本検証」李トヒョン著、講談社。
著者は元・朝鮮日報の日本特派員。慶応大学への留学経験もあり、「それ行け反日、ワッショイ反日!」という論調ではありません。が、日本報告で随分批判された経験があるようで、「こんなに良いところがあるが、やっぱり日本は…」と、一応は…税金を払うような感じで日本の野望を述べています。良い本でした。
次に「帝国の慰安婦」朴裕河著、朝日新聞社。
この人の本は、日本で出版されたものは全部読んでいます。
著者は大学教授で、なんと裁判中。いわゆる「慰安婦問題」を検証した学術書で、「日本の主張に都合の良いことを書いた。ケシカラン!」と、刑事罰に。上告して係争中ですが、はたして無罪判決が出るのかどうか。先進国の基準では「はぁ?学者の研究の内容を問題にして起訴して…それって何?」という珍妙な展開。ガリレオ・ガリレイの地動説裁判のような状況ですが、法律よりも気合。ま、それが韓国ですけど。
しかし、今回は韓国の国内でも学者たちが「この裁判はおかしいぞ」という声明を出して、それを新聞が報道しています。以前ならば「こんな学者は売国奴だ。追放してしまえ。いや、刑務所に入れろ」と新聞やテレビが挙国一致で大バッシングをしただろうけれども、そのあたりは着実に進歩しています。
もう一つ、同じ日の新聞に「今年は韓国人の8人に1人が日本旅行をした」という記事があって、「理由は円安」と。このあたり、まだ新聞も「日本が魅力的だから」とは書けません。が、多くの韓国人が「現実の日本」に触れてしまうと、「挙国一致の反日総動員。さぁ、声をそろえて元気よく行きましょう」は通じなくなりますね。それにしても8人に1人というのはすごい。日本でトラブルに巻き込まれたり、不愉快なめにあったりしなければいいけど。日本旅行、欧米人もアジア方面の人も韓国人も、みんなが楽しめますように。
昨日は南草津教室で中3の授業。
「宇宙と星」で、月の見え方、日食と月食を完了しました。順調。頑固者の私は「やっぱり日蝕、月蝕と書かないとイメージがわかんなあ」と思っております。なんか給食みたいな感じです。
休憩時間に男子生徒がにぎやかに騒いで、隣の教室にまで響いたらしく、個別指導WithUの青年講師に叱られました。申し訳ない。私が気をゆるめていた。休憩時間は遊び時間じゃないですから。ゆったり、のびのび、そして静かに。
写真は自転車でブックオフへ行く道中。紅葉を撮ろうとしたらスズメが。寒くなるよー。元気で暮らしなさいよー。
河合塾マナビス膳所本町校の山塚先生。
山形県天童市から滋賀へ戻って、さぁ、センター試験に向けて指導。リンゴは青森県の進学プラザから届いたもの。大きくて、美味しそうです。
後段は南草津教室です。集団授業も個別指導WithUも、冬期講習会へ勢いをつけますよ。