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【滋賀】 石山寺と湖南の仏像 ―近江と南都を結ぶ仏の道― (大津市歴史博物館)

2008年08月22日 18時15分15秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
8月16日(土)
当日の行程:(JR・堅田駅)…(江若交通バス・堅田駅~佐川美術館) → 【冨嶽三十六景と富嶽百景 北斎 富士を描く(佐川美術館)】 → (江若交通バス・佐川美術館~堅田駅)…(JR・堅田駅~大津京駅) → 【石山寺と湖南の仏像 ―近江と南都を結ぶ仏の道―(大津市歴史博物館)】【弘文天皇長等山前陵】 → 【新羅善神堂】 → 【フェノロサの墓】 → (京阪・皇子山駅~出町柳) → 【五山送り火】


   
              大津市歴史博物館

          

大津市歴史博物館で、企画展「石山寺と湖南の仏像 ―近江と南都を結ぶ仏の道―」を観た。

大津市の南郊を流れる瀬田川流域、田原道沿道の湖南地域は、近江と大和(南都)を地理的に結んでいるだけではなく、文化的にもつないでいたといわれる。
その交流の跡を、仏像を通して辿るというのが、この展覧会の趣旨であるようだ。

方々の仏像がこれだけ集まるというのは、貴重な機会だろう。
飛鳥時代や白鳳時代の仏像から、江戸時代の仏像まで、時代の変遷を見ることもできる。
浄光寺の木造阿弥陀如来立像(鎌倉時代)は、裸形阿弥陀像。
裸形の像に布製の衣を着せ、写実的な表現を目指したのだそうだ。
石山寺の木造二天立像(平安時代・重要文化財)は、截金と銀のあられ文様が施されていて、豪華である。
石山寺の木造大日如来坐像(鎌倉時代・重要文化財)は、快慶作。
この展覧会のポスターやチラシになっているだけあって、存在感ある仏像だった。
大津周辺の地理を勉強していけば、もっと楽しめたかな。

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